バイエル (企業)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
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設立 | 1951年12月19日(創業1863年) |
業種 | 化学 |
事業内容 | 医療用医薬品およびその他のヘルスケア製品、農業関連製品ならびに高分子材料を含む広範な製品の提供 |
代表者 |
ヴェルナー・バウマン(CEO) ヴェルナー・ヴェニング(監査役会長) |
資本金 | 192億1200万ユーロ(2011年)[1] |
売上高 |
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営業利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 | 99,820人(2017年)[2] |
決算期 | 12月末日 |
主要子会社 |
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関係する人物 | フリードリッヒ・バイエル(創業者) |
外部リンク |
bayer.de(ドイツ語) [1](日本語) |
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種類 | 完全子会社(株式会社) |
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本社所在地 |
![]() 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 |
設立 |
1911年 フリードリヒ・バイエル合名会社として |
法人番号 | 4010001116708 |
代表者 | ハンス-ディーター・ハウスナー |
資本金 | 1000万円[4] |
売上高 | 284億8500万円(2017年12月31日時点)[4] |
営業利益 | 221億0600万円(2017年12月31日時点)[4] |
経常利益 | 215億1500万円(2017年12月31日時点)[4] |
純利益 | 216億5500万円(2017年12月31日時点)[4] |
純資産 | 1140億7500万円(2017年12月31日時点)[4] |
総資産 | 1990億4700万円(2017年12月31日時点)[4] |
従業員数 |
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所有者 |
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主要子会社 |
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バイエル(独: Bayer AG)は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州レバークーゼンに本部を置く化学工業及び製薬会社(多国籍企業)である。アスピリンやヘロインなどを送り出した世界的な医薬品メーカーとして知られる。
沿革[編集]
- バイエルはフリードリヒ・バイエル及び共同経営者ヨハン・フリードリヒ・ヴェスコットが、1863年にドイツで創業する[6]。
- 最初の主要な製品はアスピリン(Aspirin)であった[7]。これは民間療法で解熱鎮痛薬として用いられていたヤナギの樹皮から抽出した有効成分サリチル酸を副作用の少ない形にしたものである。1899年に、バイエルの商標アスピリンはバイエルのブランドとして世界的に登録されたが、混合物のすべてのブランドを記述するために至る所で広く使われ、バイエルの商標保護が失敗して、「アスピリン」という言葉はアメリカ合衆国内の商標身分を失うこととなった。これは現在薬のすべてのブランドとして幅広く使用されている。しかしカナダなどいくつかの他の国では今までどおり商標として登録されている。
- 1942年に、「Y」を両方で共有する言葉とし、横文字「BAYER」が縦文字「BAYER」と交差する言葉から成る、自社の会社ロゴをバイエル・クロス (Bayer cross) として導入する。
- バイエルはBASF、ヘキストなどの化学企業と共に第一次世界大戦後、フランクフルト・アム・マインを本拠地として1925年に出現したドイツの化学産業の複合企業、IG・ファルベンの一員となった。
- 連合国は第二次世界大戦後にナチス・ドイツによるいくつかの戦争犯罪に関係したIG・ファルベンを解体したが、バイエルは単体でビジネスを再開している。
- ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンは、元々バイエルの従業員が設立したチームであり、スポーツクラブを経て分離独立したチームになった現在でもメインスポンサーを務めている。
- 2015年、高機能ポリマー材料を製造するマテリアルサイエンス部門を分離し、新社名を「コベストロ」とし独立させた[8]。COllaboration、inVEST、STROngの3語を合わせた新しいブランドを立ち上げた。
- 2016年9月、遺伝子組み換え種子の世界最大手モンサントを買収する計画で、モンサント側の合意を得て[9][10]、2018年6月に買収が完了した。買収に当たり、一部種子事業がBASFに譲渡された[11]。
日本における事業[編集]
- バイエルが100%出資するバイエル ホールディング株式会社[12]、[13]及び日本メドラッド社[14]が存在する。このうちバイエル ホールディング株式会社は、日本における以下のバイエルグループ各社の持株会社であり、東京・丸の内オアゾに本社が置かれている。
- バイエル薬品株式会社
- バイエル クロップサイエンス株式会社[15]
バイエル薬品[編集]
詳細は「バイエル薬品」を参照
- バイエル薬品は[16]、大阪市北区のブリーゼタワーに本社がある。
- 滋賀県甲賀市に工場がある。もともと同社が吉富製薬と長く関係を持っていたこともあり[17]、また他には同社と同じくドイツの製薬企業であるSchering AG(2006年にBayer AGと経営統合し、Bayer Schering Pharmaとなる)も関西に日本オフィスとして日本シエーリング(2007年7月1日に旧:バイエル薬品と経営統合し、バイエル薬品となる)を置いていた。
バイエルをめぐる裁判[編集]
ラウンドアップをめぐる訴訟[編集]
2018年にモンサントを買収したバイエルは、モンサントが製造してきたラウンドアップ(除草剤)の発がん性をめぐる、アメリカ国内の訴訟を引き継ぐこととなった。バイエルは、2020年6月までに最大109億ドルを支払うことで、責任も不正行為も認めずにラウンドアップがらみの大半の案件との間で和解を成立させた[18]。
脚注[編集]
- ^ Bayer>Investor Relations>Publications>Annual Report>154Page>Bayer Group Consolidated Statements of Financial Position>Equity attributable to Bayer AG stockholders
- ^ a b c d Five Year Summary | Bayer Annual Report 2017
- ^ a b Bayer Group Consolidated Statements of Financial Position
- ^ a b c d e f g バイエルホールディング株式会社 第12期決算公告
- ^ 主要データ:日本のバイエル
- ^ Bayer AG(ドイツ語)
- ^ バイエルアスピリンの製造は当社が行っていてかつての本品の販売元は明治製菓だったが、2008年9月に佐藤製薬に変わった
- ^ http://www.covestro.jp/ja-JP/Media/NewsOverview/2015/New-name-of-Bayer-MaterialScience
- ^ 日経新聞電子版 独バイエル、6.8兆円買収 米モンサントを 2016/9/15
- ^ ロイター バイエルがモンサント買収で合意、660億ドルに引き上げ 2016/9/15
- ^ “バイエル、モンサントの買収ようやく完了”. 日本経済新聞 (2018年6月8日). 2019年1月18日閲覧。
- ^ バイエル ホールディング株式会社(日本語)
- ^ インテンディス株式会社(日本語)
- ^ 日本メドラッド株式会社(日本語)
- ^ バイエル クロップサイエンス株式会社(日本語)
- ^ バイエル薬品株式会社(日本語)
- ^ 1960年代には、日本でもアスピリンのテレビCMが放映されているが、その当時は吉富製薬が製造し、親会社の武田薬品工業が販売していた
- ^ “独バイエルが109億ドルで和解 除草剤発がん性の米訴訟”. ロイター (2020年6月25日). 2020年6月21日閲覧。
外部リンク[編集]
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