NASDAQ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NASDAQ
NASDAQ Logo.svg
NASDAQ.JPG
タイムズスクエアNASDAQのビル
種類 証券取引所
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所在地 ニューヨーク市
設立 1971年2月4日 (1971-02-04)
所有者 Nasdaq, Inc.
インベストール 11.5%)
通貨 アメリカ合衆国ドル
上場数 2,900(2017年5月)[1]
時価総額 $8.5 (2014年7月)[2]
ウェブサイト www.nasdaq.com

NASDAQ(ナスダック、National Association of Securities Dealers Automated Quotations)は、1971年に全米証券業協会(National Association of Securities Dealers、略称:NASD)主催で世界初の電子株式取引所として設立された証券取引所である。世界最大の新興(グロース)企業向け株式市場であり、AppleMicrosoftなどのハイテク企業やIT関連企業の割合が高い[3]。世界的にも時価総額でニューヨーク証券取引所(NYSE)と並ぶ規模を誇る[4]

歴史[編集]

証券取引を開始した日時は1971年2月8日。世界初の電子株式市場として、世界中の注目を集めた。

その後自動取引システムを導入し、コンピューターシステムの証券取引市場であることを強調した。それにより多くの企業が集まり、取引高ランキングで世界第3位に入る巨大市場と化した。

2007年5月、スウェーデンの証券取引所運営会社OMXと経営統合で合意。同年末までに新会社「NASDAQ OMXグループ」を発足させると発表した。

2016年アデナ・フリードマンが次期最高経営責任者に指名、アメリカの大手証券取引所運営会社のCEOを女性が務めるのは初めて[5]

注文板[編集]

注文板には3段階のレベルがある。市場参加者識別子(Market Participant Identifier)は金融機関の名称。

  • Level 1 (Nasdaq Basic) - 最良買い気配値、最良売り気配値、その数量[6]
  • Level 2 - 市場参加者識別子別のレベル1の情報
  • Nasdaq TotalView - 全ての買い気配値、売り気配値、その数量、市場参加者識別子[7]

取引時間[編集]

  • プレ・マーケットトレーディング時間 4:00 - 9:30[8]
  • 立会時間 9:30 - 16:00
  • アフターマーケット時間 16:00 - 20:00[9]

取引時間はいずれも米東部標準時(EST)。

立会時間は、東部時間9:30 - 16:00(日本時間23:30 - 6:00、夏時間の場合は22:30 - 5:00)の「一場制」であり、日本のような「前場」・「後場」といった区分は無いが、お昼時は相場の参加者が少なくなるため、取引量が少なくなり、立会時間の午前中に出来高が多い傾向にある。

Tier[編集]

時価総額や流動性などに基づいて3段階のtier(階層)に会社を分類している[10]

  1. Nasdaq Global Select Market (NASDAQ-GS) - 大型株
  2. Nasdaq Global Market (NASDAQ-GM) - 中型株
  3. Nasdaq Capital Market (NASDAQ-CM) - 小型株

それぞれに対して、Nasdaq Global Select Market Composite、Nasdaq Global Market Composite、Nasdaq Capital Market Compositeという株価指数がある。

株価指数[編集]

NASDAQ は多数の株価指数を作っている[11]。主要なものとして以下のものがある。

NASDAQに上場している日本企業[編集]

以下の会社が上場予定。

かつて上場していた会社[編集]

1983年10月6日より外国企業も SEC 登録が必要になったが[20]、下記はそれ以降に上場した企業[21]

初期の NASDAQ は店頭取引市場(OTC)であり、店頭取引銘柄として日本企業も多数扱われていた[23]。歴史的経緯はOTCブリティンボードも参照。

関連する取引所[編集]

日本でも2000年大阪証券取引所と提携した「NASDAQ JAPAN」(ナスダック・ジャパン)市場を開設したが、24時間取引の是非やシステム上の問題なども絡み、2002年12月に提携を解消。後に「ニッポン・ニュー・マーケット ヘラクレス」に改めることとなった。 NASDAQと似ている日本における新興企業向け市場としてマザーズがある。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ NASDAQ Companies - NASDAQ.com”. NASDAQ. 2014年12月14日閲覧。
  2. ^ World-exchanges.org アーカイブ (2011年2月13日) - WebCite
  3. ^ ナスダック(NASDAQ)とは?ダウやS&P500との違いも解説” (日本語). OANDA FX/CFD Lab-education(オアンダ ラボ). 2022年11月1日閲覧。
  4. ^ 参考統計”. 野村資本市場研究所. 2022年11月1日閲覧。
  5. ^ ナスダック、初の女性CEO誕生へ フリードマンCOO指名” (2016年11月15日). 2018年5月26日閲覧。
  6. ^ Nasdaq Basic | U.S. Market Data Solution
  7. ^ Nasdaq TotalView | Full Order Book Depth on Nasdaq
  8. ^ Pre-Market Trading | Premarket Stock Quotes - NASDAQ.com
  9. ^ After Hours Trading | Afterhours Stock Market Quotes - NASDAQ.com
  10. ^ Nasdaq Stock Market Tiers | Nasdaq
  11. ^ Fact Sheet - Index Research & Resources
  12. ^ くら寿司USAが来週米国でIPOへ-社名似た企業にご用心”. ブルームバーグ(2019年7月26日作成). 2019年8月2日閲覧。
  13. ^ メディロム、2020年12月29日にNasdaq新規上場!|株式会社メディロムのプレスリリース
  14. ^ 米国NASDAQ上場と新規株式公開の募集価格のお知らせ - 吉通貿易
  15. ^ ハートコア株式会社の親会社HeartCore Enterprises, Inc.、Nasdaq新規上場のお知らせ
  16. ^ 社員9人で米ナスダック上場 日本のベンチャーWarranteeが進める“無料保険”とは何か(1/3 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
  17. ^ Thunder Bridge Capital Partners Ⅳ, Inc.との統合によるNASDAQ上場子会社への移行について  |コインチェック株式会社
  18. ^ 米証券取引所NASDAQへの上場に関するお知らせ | A.L.I. Technologies
  19. ^ AERWINS Technologies Inc., an air mobility platform company, announces signing of a definitive agreement for going public via a business combination with Pono Capital Corp., a NASDAQ listed company, to become a public company. | Nasdaq
  20. ^ 49th Annual Report of the Securites and Exchange Commisionの13ページ目の Foreign Securites
  21. ^ 米国証券市場ガイド 第3回:日本企業によるNasdaq上場(その2) - Quantum Accounting Inc.
  22. ^ 米国証券取引所法に基づくSEC登録廃止及び継続開示義務の終了のためのForm 15Fの米国証券取引委員会への自主的な提出に関するお知らせ
  23. ^ 米国証券市場ガイド 第2回:日本企業によるNasdaq上場(その1) - Quantum Accounting Inc.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]