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2011年3月16日 (水) 04:52時点における版
久津 知子(ひさつ ともこ、1972年11月23日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士。勝浦修九段門下。女流棋士番号は31。北海道札幌市出身。
棋歴
北海道札幌星園高等学校[1]在学中は、父が経営する将棋クラブと同じフロアに住み、学校以外は将棋漬けの日々だった[2]。
1989年、第25回高校選手権女子個人戦で優勝[3]。1990年、女流育成会に入会し、月に一度北海道と東京の間を往復する。そして、二十歳を迎える1992年の秋にプロデビューし、勝浦修門。女流棋士会からプロへの昇格枠が2名から1名に減らされたことが、かえって将棋への集中につながったという[2]。
1993年度、初参加の第20期女流名人位戦C級リーグで、早速B級に昇格する。その後、不調の期間が続いたが、2000年度、第28期女流名人位戦予選[4]を勝ち抜き、久々にB級復帰。
2003年度、第26期女流王将戦で予選を抜け、本戦でも1勝を挙げる。
第16期(2005年度)女流王位戦で、初のリーグ入り。矢内理絵子に勝利するが、2勝3敗でリーグ残留失敗。
第33期(2006年度)女流名人位戦で2度目のB級復帰。
第3期(2009年度)マイナビ女子オープンで、本戦初出場。
人物
久津は師匠の勝浦修と同じ北海道出身であり、棋士の野月浩貴と金沢孝史も北海道出身で勝浦門である。久津は北海道における将棋の普及に、特別な思いを持っている[2][3]。
なお、北海道出身以外の同門の棋士には、十八世名人の資格を持つ森内俊之と2009年前後から活躍の広瀬章人がいる。
昇段昇級履歴
- 1990年 女流育成会入会
- 1992年10月1日 女流2級
- 1994年4月1日 女流1級
- 2001年4月1日 女流初段