みどりのマキバオー

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みどりのマキバオー』は、つの丸による日本漫画作品。および、それを基に製作されたテレビアニメ

概要[編集]

競馬」をテーマにした動物漫画。第42回(平成8年度)小学館漫画賞児童部門受賞。

週刊少年ジャンプ』(集英社1994年50号から1997年18号にかけて第一部(有馬記念まで)が、同年24号から1998年9号にかけて第二部(海外遠征編)が連載された。なお、物語の終盤に連載が打ち切られたため、完結編が『赤マルジャンプ』1998年SPRINGに掲載された。ジャンプ・コミックス全16巻、文庫版全10巻。話数カウントは「週刊○馬」。下品なギャグ色が強い作品であるが、それとは裏腹にシリアスなドラマが展開され、正統派競馬作品として根強い人気がある。

本作は物語序盤では人間と動物(馬やネズミ)の関係は現実世界のそれと変わりないものであるが、物語の途中からは人間と動物が対等に台詞のやりとりをするといった世界となっていく。とくに主人公の馬、マキバオーのパートナーとなる騎手の山本菅助(後述)が登場するころからは、マキバオーたち競走馬やネズミのチュウ兵衛と人間たちが直接会話をする場面が随所に見られる。

週刊プレイボーイ』(集英社)2006年40号(10月16日発売号)には、マキバオーとベアナックルがディープインパクトを観戦する漫画「んあっ!!マキバオーの『凱旋門賞』観戦記なのねっ!」が掲載された。過去には、1996年ブリーダーズカップ・クラシックシガータイキブリザードなどが出走)も「観戦」している。

『週刊プレイボーイ』2007年15号(3月26日発売号)から続編「たいようのマキバオー」が連載開始。

あらすじ[編集]

主人公であるミドリマキバオー(うんこたれ蔵)が、北海道勇払郡鵡川町の「みどり牧場」にて生まれるところから物語は始まる。母のミドリコが借金のカタに堀江牧場(通称・ひげ牧場)に売られたため、たれ蔵は母親に会いたい一心で、みどり牧場から脱出する。道中、とある森の中で後の親分肌となるネズミのチュウ兵衛と出会い、さまざまな困難を経て、母親と再会を果たす。その後、カスケードらライバルとの出会い、競走などによって、たれ蔵は競走馬「ミドリマキバオー」として成長していく。

登場動物・人物[編集]

ミドリマキバオー / うんこ たれ蔵(うんこ たれぞう)
声優 - 犬山犬子[1]
1993年4月4日生まれ。父タマーキン、母ミドリコ、母父マルゼニスキー白毛美浦トレーニングセンター(以下美浦と略す)・飯富昌虎厩舎所属。
本作の主人公。血統的にはサラブレッドだが、豚の胴体にカバの頭を付けたような外見と大型犬程度の体格で、とても馬には見えない容姿を持つ。馬力と心臓[2]が強く、競走馬としての能力は非常に高い。
生まれた当初はその見た目からロバとの混血を疑われ、生産者の源次郎に肉にされる予定だったが、母ミドリコの手助けやチュウ兵衛との出会いにより競走馬としての道を歩み始める。ミドリ牧場で仔馬たちの執拗ないじめに遭うが、のちに克服する。
性格はかなりののんきで調子に乗りやすい。「んあ〜」「〜なのね」が口癖。生まれたばかりのころは臆病で甘えん坊だったが、母との別れやチュウ兵衛や調教師の昌虎により、次第にたくましさを身につけていく。また車や電車に乗ったり椅子に座るなど、人間と同じ仕草ができる。好物はリンゴ。本名の「うんこたれ蔵」は野犬に襲われ脱糞したことからチュウ兵衛が名付ける。並外れた猛ダッシュが売りで、はじめのころは、まっすぐにしか走れないのが欠点であり、曲がりきれずに柵にいつも激突するが、のちに克服しカーブでも曲がれるようになる。
2歳のころにカスケードと対戦、惨敗したことにより打倒カスケードを目指し、3歳夏にデビューして、アンカルジア、ニトロニクスなどの強敵と戦いつつ、同じく打倒カスケードを目指すアマゴワクチンとともに朝日杯3歳S、そして皐月賞日本ダービーでカスケードと戦う。皐月賞ではアクシデントにより2着に敗れるが、ダービーでは大接戦を繰り広げて初の1着同着となる。
ダービー同着直後、チュウ兵衛を失ったことに伴うトラウマにより走れなくなる。しかしのちに復活し、菊花賞を経て有馬記念でライバル、カスケードに引導を渡しついに日本一となる。
(ここから、アニメ版と異なる)有馬記念優勝後、カスケードとの約束を果たすべく、ドバイワールドカップ[3]に参戦、第5レースで世界最強馬エルサレムと戦うが、事故により両前脚を骨折。安楽死も検討されるが、手術により一命を取りとめる。
その後、地方ダートを転戦するもかつての勢いはなく、「すでに終わった馬」とみなされていたが、第一回ジャパンチャンピオンシップ[4]に出走。かつての強敵たち、そして最強馬であり弟のブリッツに挑み、「挑戦する心」を伝える。続編の『たいようのマキバオー』では、「その後はドバイで競走馬兼トレーナーとして活躍した後、モンゴルで余生を送っている」と記載されている。
レーススタイルは差しを得意とし、最後の直線での末脚と持ち前の勝負根性で競り合いを制することが多いが、ダービーでは逃げて勝ち、山本菅助は続編で「どちらかというと先行馬」と述べる。
一般的な競走馬とほぼ同じ大きさの心臓を持ち[5]、そこから強靭な馬力を生み出すが、周囲の器官や筋肉に圧迫され続けているため、常に心房細動の危険を伴う。の大きさから、重馬場のレースでは足を滑らせる弱点も持つ。体の小ささと母親の血統面から短距離向きと思われたが、勝利するG1はいずれもクラシックディスタンス(2400メートル程度)である。
2014年3月には地方競馬を含めた公営競技総合サービスサイト「オッズパーク」のイメージキャラクターに起用され[6]、テレビCMでひさびさに犬山の声によるマキバオーがテレビに登場し、地方競馬場・競輪場・オートレース場では着ぐるみのマキバオーが出演するイベントも行われている。
競走馬のモデルはタマモクロス

マキバオー周辺の人物・動物[編集]

各キャラクターの名前の由来の多くは、実在する競走馬や戦国時代の歴史上の人物、地名などに由来する。

チュウ兵衛
声優 - 千葉繁
通称「親分」。もとは森のねずみで、母を捜すためにみどり牧場を抜け出したマキバオーと森の中で出会い、「うんこたれ蔵」の名を与える。それ以降はマキバオーの親分としてマキバオーの世話を焼く。
物語初期は遊び半分でマキバオーに付き合うが、カスケードとの初対戦での敗北後は、真剣にマキバオーを一流の競走馬に育てるべく、真面目に調教や特訓を行うようになり、時が経つにつれレースに勝つ喜びを見出していく。
レースではいつもマキバオーの頭上に乗り、チームリーダーとして騎手の管助と共にマキバオーを支える。
性格は強気で自信家、そして短気。生意気で毒舌家でもある。しかし一方で面倒見の良い一面も持つ。騎手としての技術は本職の管助には及ばないが、中盤まではチュウ兵衛がいないとマキバオーの精神バランスが取れず、タイムが悪化するなどマキバオーチームの精神的な柱となる。鞭の代わりにマキバオーの頭に噛み付き、その痛みでマキバオーは猛ダッシュが可能となる。
皐月賞での落馬により脊椎を痛め、レースに出られない体となり、一時は調教助手として生きていこうとするが、すでに騎手としての衝動を抑えることができず、ダービーでは条件つきで騎乗する。最後の直線で医師の出した条件を破り、菅助といっしょにマキバオーを追い同着優勝に導くが、その代償として命を落とす。彼の死はマキバオーたちの競馬人生に大きく影響を与え、続編では嶋島から名騎手として「東京競馬場に眠る神」と崇められる。
アニメ版ではダービー後も死ぬことなく騎乗するが、障害未勝利戦で騎乗中に着地の衝撃で古傷を悪化させ、レースに乗れない体となり、断腸の思いでマキバオーを降りてサポートに回る(レース以外では騎乗を続ける)。
飯富 昌虎(おぶ まさとら)
声優 - 飯塚昭三
美浦の調教師でみどり牧場のオーナー飯富源次郎の兄。マキバオーの根性を見出し、鍛え上げる。血統にこだわらず、ただ馬を強くするために厳しく鍛え上げるのを信条としている。
重馬場に弱いマキバオーに対して泥んこ戦法を考えたりするなど、調教師や戦術家としての能力は高いが、その調教方法は馬主からは敬遠されており、預かる馬は年々少なくなっている。
マキバオーと菅助に対しては特に厳格に接しながらも、人一倍期待を寄せるが、時にはハードメニューに耐える彼らを心配したり、自分の調教方法に迷いを感じることもある。
海外遠征時には代表となり、普通とは桁はずれのハードなトレーニングを行う。若いころは世界各国を放浪し、そのときに訪れたモンゴルではモンゴル相撲でアルスラン[8]の称号を得るなど名を轟かせている。騎手の高坂里華は実の娘で、普段は冷たく接しているが、里華のレース時には動揺や興奮を隠せない。
アニメ版ではマキバオーにサッカーボールを後頭部にぶつけられたり(原作では菅助)、寿司を盗み食いされたりしたあとにお返しをする、ややギャグ色の強いキャラクターになっている。
山本 菅助(やまもと かんすけ)
声優 - 桜井敏治
飯富厩舎所属の騎手。マキバオーの主戦騎手。
かってフウリンカザンという馬の主戦騎手だったが、落馬事故でカザンが死亡し、そのトラウマにより騎乗ができなくなる。しかし、マキバオーと出会い騎手として復活することになる。
騎手の中でも小柄な体のため、通常の騎手では乗れないマキバオーに騎乗できる唯一の人間。騎手としての技量はあるが精神的にやや気が弱く、青葉賞ではトラウマから判断ミスを犯し、一時期ふてくされる。
調教や特訓でもマキバオーの乗り役を務めるが、マキバオーの体を常に心配し、函館山では体を気遣うあまり飯富に反して、馬に乗るのを放棄しようとする。
マキバオーに騎乗しているうちに普通の馬に騎乗できるまで回復し、チュウ兵衛を失ったあとは、気の弱さを克服して、マキバオーを支え続ける。
きつつき戦法や菊花賞のハングオンなどを独自の騎乗スタイルを編み出すなど、機転がきく一面もある。マキバオーに乗るようになってからも落馬を3回経験する。
初めてマキバオーを見たときは、マキバオーが自分の飼い犬ヤスケそっくりと言う。続編の『たいようのマキバオー』にも引き続き登場する。
飯富 源次郎(おぶ げんじろう)
声優 - 緒方賢一
北海道鵡川町にあるみどり牧場の牧場主で、マキバオーの生産者。昌虎の弟。借金まみれだが、クラシックを夢見てミドリコに凱旋門賞馬タマーキンの種を付ける。しかし誕生したマキバオーの姿からロバの子と思い、食肉にして処分しようとしていたところを昌虎がマキバオーの素質を見抜き、実力が分かったあとは大事に扱うことになる(マキバオーのおかげで牧場の経営が回復したこともあるため、特に後述のドバイWCでの事故の際は「一生かけてでもこいつの面倒を見なきゃならねぇんだよ!!」と啖呵を切る)。
新馬戦で暴走したマキバオーを受け止め、いい加減な牧場経営が原因でミドリコを手放したことを謝罪する[9]
真冬でもパンツにランニングスタイルという姿が多い。
マキバオーに対する気持ちは実の親のように強く、ほとんどのレースに応援に来る。マキバオーがドバイWCで予後不良とされそうになったときは、号泣しつつ薬殺を拒み治療させる。
続編の『たいようのマキバオー』では、競走馬のオーナーはマキバオーを最後にやめて、ブリーダーとなったことが語られる。
三枝 友則(さえぐさ とものり)
声優 - 石田彰
みどり牧場の従業員。通称「若ぞう」。源次郎がマキバオーの応援に行くときは留守番でテレビでレース観戦するが、よく興奮してテレビを壊す。
朝日杯と菊花賞では馬主代理として観戦するが、朝日杯で3着、菊花賞で4着と、自分が来るとマキバオーが連対できないジンクスに気づき、自らを「疫病神」と思いこみ、その後は応援に行かなくなる(アニメ版では源次郎と一緒にマキバオーのレース観戦に来ることもある)。
性格はやや軽く調子に乗りやすい。菊花賞では管助の早い仕掛けに激怒して、馬主代理として首を宣言するが、その後、管助の判断が正しいことを知り、掌を返して友達呼ばわりする。また初期からマキバオーに少々同情的である。
原作の最終回ではひげを生やしている描写がいくつか見られる。
石原(いしはら)
みどり牧場の従業員。鼻の穴が大きく無精ひげを生やしている。ダービー後のマキバオー放牧中、マキバオー目当てで牧場に来たファンをなだめる(マキバオーを見られなかったファンに腹いせで殴られる)役で初登場。若ぞうに頭が上がらないが、ごく稀に不遜な態度を取ることがある。
アニメ版には登場しない。
続編『たいようのマキバオー』ではみどり牧場に建てられているマキバオーのミュージアムの管理職となっている。その際、偉そうな態度で追い払われた嶋島からも「何であの役立たずの石原が」などと言われる。
ドルジ
声優 - 茶風林
モンゴル人。ツァビデルの馬主で、昌虎とはモンゴル相撲で敗れた関係がある。マキバオーのモンゴル遠征時、ドルジと昌虎との賭けで、マキバオーがツァビデルに負けたため自称マキバオーの馬主となる。有馬記念や海外のレースでは、現地まで応援に駆けつける。
ドリグ
ドルジの息子。ゴンチグの兄。原作ではマキバオーとの一騎討ちやナーダム競馬でツァビデルに騎乗するのみだが、アニメ版ではマキバオーをかけて勝とモンゴル相撲で勝負して勝利するシーンが追加されている。名前はアニメ版で初出。
ゴンチグ
ドルジの息子。ドリグの弟。ナーダム競馬でマキバオーに騎乗する。名前はアニメ版で初出。
宮蔦(みやつた)
声優 - 藤本譲
マキバオーのファンである暴力団組長。八百長競馬を開催し生計を立てている。マキバオーに瓜二つのマキバコを拾い、草競馬を利用してマキバコの名を広める。スランプに陥ったマキバオーを預かり、マキバオー復活の手助けもする。
性格は侠気あふれる厳格な極道だが、マキバオー関連になると我を忘れる傾向があり、有馬記念の投票結果に腹を立て、知らせに来ただけの嶋島を殺そうとする。また源次郎とともに海外の応援にも行く。
前科持ちのため、馬主資格が得られないので源次郎にマキバコを譲るが、マキバコが秋華賞を獲ったときには源次郎、昌虎とともに表彰式に参加する。
アニメではマキバコを第一と考え、マキバオーがミドリコを買い戻したいと交渉に訪ねてきたときは、マキバコのためにミドリコを手放すわけにはいかないと、敵対視する。しかし、マキバオーがマキバコのことを思ってミドリコをあきらめた姿を見て、マキバオーに好意を持つようになる。のちに応援団としてマキバオーの出るレースに観戦し、警備員に注意を受ける。『モンモンモン』でも代議士として登場する。
嶋島 智之(しまじま ともゆき)
声優 - 大川透
『週刊競馬ゴング』のマキバオー担当の記者。当初はマキバオーを競走馬と信じられず、昌虎に名前がしまじまではなく頭がこなごなになると叱られる。
記者としての実力はそこそこあるようだが、モンゴルにマキバオーを追いかけて行って凍死しかける。続編の『たいようのマキバオー』にも登場。
下の名前「智之」は続編『たいようのマキバオー』で初出。
アニメ版では嶋島の役目をオリジナルキャラクターの諸美が担当するので、ライバル誌の記者として登場し、マキバオーに対して敵対的に描かれている。
福々地(ふくぶくち)
声優 - 真殿光昭
『週刊競馬ゴング』の記者。嶋島と同行し、おもに撮影を担当する。
枡田増あきら(ますだます あきら)
『週刊競馬ゴング』の記者。嶋島と福々地がモンゴルに行って行方不明になった際にマキバオーを取材する。

競走馬[編集]

  • ここで性別表記がない馬はすべて牡馬(男馬)である。馬齢は連載当時の表記(当歳を1歳とする)のもの。
  • 文中の「ワールドカップ」 (WC) は実在するドバイミーティングの一環で行なわれるドバイワールドカップではなく、作中で「競馬のワールドカップ」として制定されている架空のレースシリーズである。アニメ版ではその代替レースとして、アメリカのムハンマド競馬場で「世界最強馬グランプリ(GP)」が行われる。
  • 本作品で現役だった馬の代表産駒など、一部『たいようのマキバオー』に関する記述を含む。
カスケード
声優 - 玄田哲章
父はサンデーサイデンス、母はヒロポン、母父はダンキチ。青鹿毛。美浦・榊原厩舎所属。本多リッチファーム産。
マキバオーの最大のライバルとなる競走馬。名牝馬ヒロポンの初仔として産まれるが、難産によりヒロポンは死亡し、カスケードが生まれて初めて目にしたのは母の亡骸であった。以後、感情を捨て去りひたすら最強を目指す。馬体の完成が早く2歳時(現在の表記で1歳)に人を乗せて調教ができるほどで、そのときに本多リッチファームを訪れたマキバオーと競走するが、レベルの違いを見せつけ完勝。さらに3歳のデビュー前に函館競馬場で二冠馬ピーターIIとの2000mマッチレースでは敗れはするものの、ピーターIIを引退に追い込むほどの激走を演じる。3歳秋にデビューし、府中と京都を連闘しながらも、危なげなく2連勝する。2戦2勝で迎えた朝日杯3歳ステークスでは一時脱落しかけるが自らの力を覚醒させ、激しく競り合うマキバオーとアマゴワクチンを最後の一瞬で突き放してレコードで勝利。
当初はマキバオーを歯牙にもかけていなかったが、朝日杯以降はマキバオーをライバルと認め、数々の名勝負を繰り広げる。4歳時はドバイでの調教にてエルサレム、カントナと並び世界4歳馬の10傑に選ばれるが、ハードな調教によるコンディション不調とマキバオーの急成長により皐月賞では大苦戦後、判定で勝利する(マキバオーサイドの事故がなければ完全に負けていたとカスケード自身も認める)。その後、自らの弱点を克服するため、NHKマイルカップに出馬。外国産馬最強のニトロニクスを「三の脚」で下し、マキバオーとの決戦、日本ダービーに挑み、王者の誇りを守るため、陣営から指示された「大外から抜きさる」戦法を無視して、マキバオーと大接戦を繰り広げ、ダービー史上初の同着となる。ダービー後は海外に渡り凱旋門賞に挑むが、マリー病を患い、敗退。帰国後は自身の魂を引き継がせるため、病に身を侵されつつも有馬記念に参加、最大のライバル、マキバオーに夢を託して満足した顔で敗れ去る。引退後は種牡馬として生活する。
レーススタイルは追い込み型で、後方より「黒い旋風」と呼ばれるすさまじい切れ味の末脚で差し切るのを得意とする。皐月賞までは競り合いが苦手な面もあったが、NHKマイルでのニトロ戦以降、その弱点を克服する。
性格は重厚かつ寡黙で三歳の若駒時にすでに古馬同然の風格を漂わせる。周囲からは無敗馬と言われるが、ピーター II、チュウ兵衛など自らを負かした相手は去って行くため、自身は「いつも負けっぱなし」と言う。
アニメ版では「マリー病」という名称ではなく「全身に痺れを伴う激痛が走る病気」となっていて、1年以上安静にしていれば治る可能性があると診断される。そのため引退はせず、5歳時の有馬記念に出走する。
  • 作品中の異名:「黒い殺し屋」「黒い帝王」「漆黒の帝王」
  • 戦績:9戦7勝(7-0-0-2)(うち海外2戦1勝)<4歳時の有馬記念終了時(アニメ版ではNHKマイルC出走はない)>
  • 主な勝ち鞍:朝日杯3歳ステークス、皐月賞、NHKマイルカップ(アニメ版では出走せず)、日本ダービー、ニエル賞
  • 代表産駒:トータルケイオス(かしわ記念佐賀記念)、ブラックレイン(ジャパンカップ2着)、フラットビッキー(佐賀記念2着)、ファムファタール(牝馬)(桜花賞、日本ダービー)
  • 受賞:1995年JRA賞最優秀3歳牡馬、1996年JRA賞年度代表馬・最優秀4歳牡馬(1995年と1996年のみ判明)
アマゴワクチン
声優 - 松本保典
生年月日・1993年4月1日。父はホラフキー、母はメリークリスマス、母父はカツラダヨー。栗毛栗東トレーニングセンター(以下栗東と略す)・立原久雄厩舎所属。主戦騎手・山中馬之助。馬主・尼子晴義。生産者・守山牧場。生産地・北海道新冠町。
二冠馬ピーター II の全弟。スタミナと長距離に強い適性を持つ。デビュー時は自分に自信がなく敗退を続けていたが、故障した兄ピーター II より三冠の夢を託され、打倒カスケードを目指し朝日杯でマキバオー、カスケードと対決し、カスケードには2着に敗れるが、マキバオー、カスケードを含んだ三強として認められる。4歳時は共同通信杯4歳ステークスで骨折し、完全に仕上がることなく臨んだ皐月賞ではマキバオーらのスタミナを奪うペース操作を行うが、最後の直線でカスケード、マキバオー、サトミアマゾンに勝負を挑もうとしてジョッキーに制止され、着外に終わる。その後は脚を治療するため放牧に出され、日本ダービー出走は断念。復帰戦は兄が骨折した函館記念。この函館記念と、兄も出走するはずだった神戸新聞杯を連勝して菊花賞に挑み、地元の利と長距離適性を生かしてマキバオー、サトミアマゾンを下し、ついに悲願を達成する。
有馬記念後はドバイへの海外遠征に参加。桁違いの長距離(4000メートル)レースでエルサレムと対戦するが、トゥーカッターの援護を受けたにもかかわらず海外勢の桁違いのスタミナを見せ付けられ、4着に終わる。その後は有馬記念3着、翌年(6歳)の天皇賞(春)を優勝、天皇賞(秋)はブリッツと大接戦の末2着、有馬記念5着、7歳の宝塚記念(6着)後の調教中に屈腱炎を発症し引退する。引退後のシンジケートは一口1000万で組まれる。続編の『たいようのマキバオー』では、カスケード同様に種牡馬として名前が登場するが、すでに死亡していることになっている。作中では馬主が尼子であるために名前がつけられた。
アニメ版では菊花賞の最後の直線で一気に先頭に立つも、マキバオーの勝負根性で並ばれた際に「兄弟(合わせて)三冠を諦めるのか」と山中に叱咤激励されてマキバオーを突き放すシーンが追加されている。
最終回では5歳時の有馬記念でもマキバオー、カスケード達との競走に挑む。
性格は冷静沈着で、マキバオーともよく談笑するなど親しみやすい性格だが、その内には熱い闘志を秘めている、また兄と同じく血統的に脚部不安の傾向がある。
長距離適性とスタミナを活かし、レースでは逃げをとることが多く、変幻自在のペースでライバルを翻弄する。差すこともできなくはないが、カスケードやマキバオーに比べて切れは劣るようではある。体重が重く、坂を少し苦手としている。勝利するG1はいずれも長距離で直線で坂のない京都である。ダートレースには出ないが、適性があるようなやり取りがたまにある。
  • 作品中の異名:「三冠相続人」「不屈の闘将」「ペースのマジシャン」
  • 戦績:11戦5勝(5-2-0-4)<4歳時有馬記念終了時>
  • 主な勝ち鞍:函館記念、神戸新聞杯、菊花賞、天皇賞(春)
  • 受賞:1996年JRA賞最優秀父内国産馬
ニトロニクス
声優 - 石井康嗣
父はプレゼントクレヨー、母はグリセリン、母父はジュンチャンデリーチ。鹿毛。栗東・小田厩舎→美浦・柴田厩舎所属。
パワーに秀でた外国産馬で、重馬場を得意とする。雨の札幌3歳ステークスを圧勝したあと、函館三歳ステークスでマキバオーと対決する。得意の不良馬場で有利にレースを進めるが、マキバオーの泥の中を走る作戦と最後の100m追い込みで敗れる。
騎手が乗り替わった京成杯3歳ステークスでマキバオーに敗れたあとは、外国産馬ゆえ当時のクラシックには出走できず別路線を歩むが、NHKマイルカップでカスケードに完敗し、ジャパンカップを制覇したのち、有馬記念で因縁のカスケード、そしてマキバオーと再戦する。ドバイでの海外遠征にも参加する。
性格は豪快かつ見た目によらず気さくだが、気性が荒い面があり、他の馬に挑発されると怒り狂うことも多い。しかしそれがレースで不利に働くことは少ない。負けん気も強く、マキバオー並の勝負根性を持つ。外国産馬のため、連載当時の規定でクラシックは出走できずとなり一種の劣等感を抱える。
競走スタイルは先行・追い込みどちらも可能で、距離もマイルからクラシックディスタンスまで幅広い適性がある、特に卓越したパワーを生かせるダートや重馬場では世界の一流馬に匹敵する実力を持ち、芝でもマキバオーたち三強に劣らない。マキバオーとの併せ調教では、負けん気の強いマキバオーにも「とてもダートではニトロにはかなわない」と言われる。
海外遠征では第1レースを持ち前のパワーで勝利し、第4レースにも出走し、不良馬場をはるかに超える泥沼と化したダートで世界の一流馬相手に4着に入る大健闘をする。
ドバイへの海外遠征後はマイル路線に競走の場を移す。続編『たいようのマキバオー』では他のライバル同様に種牡馬入りしている。
アニメ版の最終回では5歳時の有馬記念に出走する。
アンカルジア
声優 - 亀井芳子
栗毛。美浦・馬場厩舎所属。牝馬で3歳時にマキバオーやニトロニクスと同じレースに出走し、マキバオーたちと親しくなる。
競走スタイルは俊敏でスピードを生かした中・短距離を得意とするが、クラシックの桜花賞・オークスでは自身の勢いに欠け、それぞれビーナスハリケーン、スーパースナッズの2着に敗れる。秋華賞は最後の直線でチュウ兵衛の天からの声に発奮し、勝利する。有馬記念の出走後、牝馬では唯一、ワールドカップに挑戦する。チュウ兵衛とは喧嘩友達のような間柄で良き理解者となる。ニトロニクスとともに、勘助、マキバオーを「期待している」と賞賛する。チュウ兵衛に「いなかルジア」となじられるが、逆にチュウ兵衛を「出っ歯」と逆なでする。馬名は読者公募で選ばれた。
クラシックでは敗れるたびにレーススタイルを変えたことから、脚質は自在性があるようである。桜花賞(1600m=マイル)は短くオークス(2400m=クラシック・ディスタンス)は長いと言うことから、中距離辺りが得意。[要検証 ]
  • 作品中の異名:「銀(シルバー)コレクター」
  • 主な勝ち鞍:フェアリーステークス、秋華賞
  • 受賞:1996年JRA賞最優秀4歳牝馬
ベアナックル
声優 - 長嶝高士
生年月日1993年3月11日。 父カツラデエース (カツラギエース) 、母クウェーヴァー、母の父トーニョーボーイ。父内国産馬であり、九州産馬。鹿毛。栗東・鍋島成雄厩舎所属。主戦騎手・江里口信夫。馬主・龍造寺信隆。生産者・百武牧場。生産地・鹿児島県垂水市。
九州出身の「史上最強の駄馬」。性格に難があり、青葉賞までは負けが多かったが、マキバオーをラスト1ハロン11秒という驚異のタイムで、差し返して勝利する。ダービーではスタートで立ち上がって致命的な大出遅れをしたにもかかわらず、5馬身差の3着に突っ込んでくる。京都新聞杯でスタート直後に騎手を振り落とし、それを知らずに先頭でゴールイン。菊花賞では外埒蹴りに失敗して股間を埒に激突させ、競走中止。有馬記念は調教師の意向で回避することになっていたが、手書きのゼッケンや鞍を装着し無理やり出走しようとして係員につまみ出される。その後、勝利したマキバオーの健闘を称えて握手をしようとするが、体を縛られて再度係員につまみ出される。京都金杯を大差勝ちしたあと、マキバオーたちのドバイ遠征に勝手に付いていくが、飛行機の乗り換えのために降りたシンガポールでマキバオーと観光に出かけ、飛行機に乗り遅れ置いてけぼりを喰らう(マキバオーは間に合う)。しかし、遠征先のドバイまでインド洋を泳いで渡り、その途中猫の大群に襲われるも倒し、これを自分の子分にする。
マキバオーが毒リンゴで体調を崩したため(自らは10個食するがまったく影響なし)WC予選の第4レースに出場。ゲートに髪が引っ掛かり大幅に出遅れるが、大量の水撒きによって途中からかなり緩くなったダートをサブマリンのように泳ぎ勝利を収める。WC予選第5Rにもマキバオーとともに出走し、大逃げを披露する(マキバオーとエルサレムにこそ抜かれるが、他の世界一流馬を相手にせず、アナウンサーに「後続馬は前に全くついていけない」と言わせる)。遠征後は活躍の場をそのまま海外に移し、WWAA(世界野生動物協会)の名誉会長となる。他の馬よりも一回り大きいライオンのような風貌になり、ジャパンチャンピオンシップでは全盛期をとうに過ぎているにもかかわらず世界の強豪相手に逃げ粘り、ブリッツ、マキバオー、エルサレムに続いて4着に入る。競馬のないさまざまな国に遠征し親善大使的な活躍を見せ、行く先々でニャンちゅうなどのさまざまな動物達を子分にする。
マキバオー同様、人間と同じ仕草をするなどギャグ色が強いキャラクターであるが、その実力はワールドクラスで、ツァビデルも早くからその才能を見抜き、日本最強馬と評するが「頭に致命的欠陥があり、勝負に全力を使えないため勝てる馬ではない」とも言う。なお、生まれ故郷である九州には彼の偉業を讃える銅像が建っていることが続編『たいようのマキバオー』で描かれているが、その風貌はすでに馬とは呼べない姿となっている。全兄に『モンモンモン』に登場するサンダーボルトがいる。
アニメ版では伝説の野生馬・トリニダードについての新聞記事を読み、マキバオーたちより先にアメリカに渡るが、着いた当日に全財産を置き引きされ、バスの車掌のアルバイトをして生活していたところで偶然マキバオーたちと出会い、行動をともにするようになる。メキシコでエスメラルダという人間と結婚し、一時マキバオーたちと別れるが、すぐに捨てられ、農耕馬としてブラジルの鉱山に売り飛ばされて、さらわれてきていたマキバオーたちと再会する。その後鉱山を脱出し、世界一決定戦に闖入するが、観客席にエスメラルダ似の女性を見つけ、観客席に飛び込み、睾丸を蹴られて競走中止となる。その後、5歳時に有馬記念に出走。
性格は努力嫌いの目立ちたがり屋で、ほぼまともに調教やトレーニングをしたことがなく、厩舎関係者からも見放されていた。マキバオーとともに人間的な仕草をするコメディリリーフでもある。
大逃げを得意としており、はまったときは直線でそこから差し馬の末脚以上の豪脚で押し切ることがある。しかし致命的な出遅れから追い込んで勝つこともある。距離はマイルからクラシックで勝つが、菊花賞では大回りしながらも直線手前で騒ぐ元気がある。ダートの適性はあるようだが、重馬場で荒れた馬場や先行馬の泥をかぶることが苦手のようである。泳ぐほどの不良だと逆に力を発揮するようである。[要検証 ]
上記のように非常にかかりやすい性格かつ、レース中は騎手の指示をまったく効かずに暴走するため、ほとんどの騎手が騎乗したがらない。唯一乗れる主戦騎手の江里口でさえ、「しんどい」「騎手としての手腕を全然発揮させられない馬」と評する。
  • 作品中の異名:「肥前の熊」(戦国時代の武将龍造寺隆信の別称から由来)「史上最強の駄馬」
  • 主な勝ち鞍:青葉賞、京都金杯
トゥーカッター
声優 - 福田信昭
父はブラリアンズタイム (ブライアンズタイム) 。母はケイヨーコスモス。栗東・黒田高良厩舎所属。
「西の将軍」と呼ばれるマキバオーたちより一歳年上の古馬。 全体的に能力が高いが特に長距離に高い適性を持つ。デビューが遅れたために4歳春の舞台は踏めず、上がり馬として菊花賞に優勝するが、二冠馬ピーター II のいないレースのため、世間からの評価は冷めたものだった。
ピーター II との戦いが叶わない替わりに宝塚記念でカスケードとの対戦を望むが、海外遠征で回避され、ようやく有馬で初対決となる。
有馬にはジャパンカップを回避して万全の態勢で臨むが、当のカスケードがすでに故障していることを知り、ワクチンやニトロが語る「王者の誇り」を一蹴、残された者の意地をかけてマキバオー、ワクチンに次ぐ3着となる。
その後、ドバイ遠征に参加。ワールドカップ第2Rで、ワクチンに力を蓄えさせるため自身が力を使い果たし、再起不能に追い込まれ引退する。
当初の性格は実力こそあるもののピーター II、カスケードなど競馬界の話題をさらっていた馬たちと戦えなかったことで、やや屈折した面を見せるが、有馬記念以後は年上らしく落ち着いた性格で、ワクチンとともに日本チームの精神的柱になる。
競走スタイルは中間地点からじっくりと先頭をうかがう形で、経験豊富さを生かし、他の馬込みを利用することもある。長距離適正のほか、坂道や馬群のかわし方なども得意である。
  • 主な勝ち鞍:菊花賞、宝塚記念、天皇賞(秋)
  • 代表産駒:フラッシュライト(ダービーグランプリ3着)
  • 受賞:1996年JRA賞最優秀5歳以上牡馬
モーリアロー
声優 - 山田雅人
父はサンデーサイデンス。母はボウアンドアロー。栗毛。栗東・吉川厩舎所属。生産者・毛利牧場
関西弁を喋る逃げ馬。スプリングステークスでマキバオーと対戦する。
経営難の小さな牧場が起死回生の手段として、サンデーサイデンスの種をつけて生まれたが、バブル崩壊により牧場が倒産、牧場主一家は離散するという過去を持つ。
兄弟のように親しい牧場主の息子、テルのために賞金を稼ぐべく、他の馬の妨害などあらゆる手段を用い勝利していた。
共同通信杯でワクチンを骨折させたあと、スプリングステークスにてマキバオーと対決し、自身の卑劣さを強く指摘され大敗を喫するも、直後、テルとともに牧場主と再会し改心する。
皐月賞以降は真面目にレースに参加するが、菊花賞後は別路線を歩むことになり、その後のレースシーンには登場しない。
性格的にはかなり陽気で、同じサンデーサイデンス産駒でもカスケードとはえらい違いとワクチンに評される。
脚質・戦法的には逃げ・先行型であり、2000mまでの短・中距離を得意とする。それ以外の戦法が全くできないわけではなく、菊花賞ではマキバオーたちを倒すために控える競馬をする場面もある。
続編『たいようのマキバオー』では種牡馬入りしている。
アニメ版の最終回では5歳時の有馬記念に出走。
  • 作品中の異名:「浪速の超特急」「悪魔のラッキーホース」
  • 主な勝ち鞍:共同通信杯、弥生賞
  • 代表産駒:ブロークンボーン
サトミアマゾン
声優 - 伊藤栄次
父はミルジョージ。母はアマゾンフルーツ。船橋・正木厩舎所属の地方馬。青毛
地方代表馬として中央クラシック戦線に参戦する。一番強い馬をマークし、その馬を限界近くで差すという戦法から「ヒットマン」の異名を持つ。地方馬としての誇りが高く「地方所属馬の実力を見せる」という志を持ってクラシックロードに臨む。
弥生賞ではモーリーアローの妨害により2着となり、皐月賞ではマキバオーを徹底的にマークするもののワクチンの仕掛けた乱ペースにより、3着にとどまる。
日本ダービーはマークしたカスケードがマキバオーと警戒しあっている隙を狙うも4着。菊花賞ではトレードマークのメンコとブリンカーを外し、これまでと異なる逃げの戦法を取る。アマゴワクチンには敗れるものの、一度は差されたマキバオーを再び差し返し、2着となる。菊花賞後は地方に戻る。ドバイWCでは戦線離脱したワクチンたちの補欠馬として呼ばれようとするが、ベアナックルの到着と自身がレース明けだったこともあり実現せずに終わる。その後は船橋で他の馬とともにWCをTV観戦する。
レーススタイルは前述の通り、マークした相手を差し切るという戦法を取ることが多いが、日本ダービーでマスタングスペシャルを差し返すことや菊花賞の大逃げなど、力ずくの競馬もできなくはない。
なお、続編の『たいようのマキバオー』では後日談が特別読切として掲載された。菊花賞後は有馬記念に臨む予定だったが(ただし、『みどりのマキバオー』では菊花賞後は地方に戻ると発言し、矛盾している)、ダートの方が分が良いという馬主の意見と、中央の活躍で率いてきた大観衆を放って行けないという本馬の意向から東京大賞典に出走。同年のJRA4歳馬最優秀ダートホースに選ばれているラブリィブラリィ(『みどりのマキバオー』では地方ダート戦で連勝している様子や前述の最優秀ダートホースでの馬名の登場がある)を返り討ちにしたのち、翌年の帝王賞マイルチャンピオンシップ南部杯でも快勝し公営競馬の英雄となる。その後は定年の10歳まで現役を続けたのち、種牡馬入りする。
アニメ版の最終回では5歳時の有馬記念に出走する。
作中では数少ない実在の種牡馬の産駒。実際の船橋競馬場内にある「船橋競馬ミュージアム」には、並みいる実在の強豪馬に並ぶ形でサトミアマゾンが顕彰馬扱いされ、登場する場面が描かれた作品が展示されている。
  • 作品中の異名:「ヒットマン」「南船橋の奇跡」
  • 主な勝ち鞍:セントライト記念、東京大賞典、帝王賞、マイルチャンピオンシップ南部杯
  • 代表産駒:アマゾンスピリット(ジャパンカップダート、南関東三冠など)
マキバコ
声優 - 大谷育江
父はサンデーサイデンス、母はミドリコ、母父はマルゼニスキー。マキバオーの半妹・ブリッツの双子の姉。美浦・飯富昌虎厩舎所属。
マキバオーの妹として生まれる。容姿はマキバオーに瓜二つ。頭と尻尾にリボンを付けている。ひげ牧場で生まれるも、マキバオーに似ていたことから外に放り出され、宮蔦に拾われて育つ。草競馬で人気を博していたが、3歳の夏に中央の競走馬となることを決意しみどり牧場に預けられる。
幼少時の体験と極道育ちであるため、性格がかなりひねくれており、話し方も喧嘩腰で、気性も荒く昌虎ですら手を焼く。
レースではリカを主戦騎手にしているが、喧嘩が絶えない。ただ観客にリカが野次られて激昂するなど、仲間意識はある。
自身のレースでもその気性の荒さから、リカの指示を無視して、なかなか未勝利戦すら勝つことができなかったが、オークス当日の未勝利戦でマキバオーの言葉でリカとの折り合いをつけて、ようやく初勝利を掴む。
その後は秋華賞を制覇して、繁殖馬入りする。本田にはブリッツ打倒を期待されるが、作中で対戦することはない。引退後はマキバオーに瓜二つの子供(続編の主人公ヒノデマキバオーの兄)を産むが、子育てを母のミドリコに任せて宮蔦の草競馬に参加する。血統的には良血だったのだが、母ミドリコのように目だった成績を残した馬を出すことはできずに終わる。
アニメ版ではミドリコの愛や匂いを知っているマキバオーをひどく憎んでいるため、兄として認めず、宮蔦の元にミドリコを引き取りに来た際にマキバオーが親子3頭で暮らそうと提案するが、ミドリコを賭けて勝負をしたいと言って断る。マキバオーとの必死の競り合いの最中に兄同様のマスタング走法を編み出すが敗れる。勝負に負けたのでミドリコと一緒に暮らすことをあきらめようとするが、マキバオーが小切手をなくしたと嘘をついたため、ミドリコと一緒に暮らすことになる。マキバオーの小切手をなくしたといったのは、マキバコとミドリコを引き離したくないマキバオーの思いやりだと感じ、和解して兄として認める。有馬記念後、マキバオーの海外武者修行に一緒についていく。その後、拉致されたときに出会ったフライドチキン(トリニダード)に惚れ、彼のことを「チキン様」と呼ぶようになる。宮蔦のもとで中央競馬進出に向けてレースの練習をするが、競走馬としての活躍シーンはない。
続編『たいようのマキバオー』の主人公ヒノデマキバオーは、マキバコの最後の産駒という設定である。
  • 主な勝ち鞍:秋華賞
  • 代表産駒:ヒノデマキバオー(帝王賞
ブリッツ
父はサンデーサイデンス、母はミドリコ、母父はマルゼニスキー。マキバオーの半弟・ マキバコの双子の弟。所属厩舎不明。
マキバオー・カスケード両方の弟としてひげ牧場で生まれる(厳密にはカスケードの弟ではない)。マキバコとは反対に堀江に馬格が良いなどと期待されていた。マキバオーの半弟ではあるが、兄マキバオーとは性格も容姿もまったく似ていない。580kgを超す非常に大柄な馬体。
3歳のデビュー前のときに偶然出会った、当時重賞勝利のないアマゴワクチンに対して馬鹿にする発言をしたり、デビュー時に一緒に走っている他馬を見下す発言をするなど、いわゆる唯我独尊タイプの性格である。
デビュー戦では圧倒的1番人気となるが、スタートに失敗し出遅れて最後尾からのレースとなる。しかしそこから強引に馬込みをこじ開け、最後の直線前にはすでに先頭に立ち直線でも圧倒的な末脚を繰り出して、2着サジテリアスに15馬身差かつレコードタイムで勝利する。その後も無敗で朝日杯3歳ステークスを勝利し翌年のクラシック三冠を制するなど、圧倒的な実力でG18冠(クラシック三冠・宝塚記念・有馬記念・ジャパンカップ・春秋の天皇賞)を制覇して日本競馬史上最強馬となる。
5歳時の秋の天皇賞ではアマゴワクチン、ジャパンカップではニトロニクスと、ワールドカップ遠征組をも打ち負かす。(無敗馬という描写はないものの)国内に敵がいないほどの実力であり、マキバオーやエルサレム、ベアナックルらが出走したジャパンチャンピオンシップでは、マキバオーたち古馬を「過去の馬」と思っていたり、最後の直線手前にエルサレムらに並びかけたときでも「さっさと殿堂にでも入っちまいな」と吐き捨てる。結局このレースではエルサレム・マキバオーらとの叩き合いの末1着で勝利するが、表情は必死の形相であった。
姉マキバコと直接対決を匂わせる描写があったり、ワールドカップにも出走するプランもあったが、いずれも結局実現には至らない。
続編『たいようのマキバオー』では、これほどの実績を持った馬にしては数回名前が挙がっている程度で、種牡馬となったのかなど存在自体が一切謎のままである。
アニメ版には登場しない。
  • 作品中の異名:「電撃」
  • 主な勝ち鞍:朝日杯3歳ステークス(以上3歳)、皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念(以上4歳)、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念(以上5歳)、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、ジャパンチャンピオンシップ(以上6歳)
  • 受賞:1996年JRA賞最優秀3歳牡馬(判明分)
ミドリコ
声優 - 有馬瑞香
父はマルゼニスキー。栗毛。現役時代は桜花賞を勝利したが、オークスは脚部不安で回避、エリザベス女王杯ではカスケードの母であるヒロポンに大敗し、それ以後レースに勝てず引退。みどり牧場で繁殖牝馬となるが借金の形にひげ牧場に売られる。ひげ牧場が潰れたあと、どこかに売られ行方知れずになる。のちにみどり牧場に戻り、マキバコの仔馬を育てる。最終回(完結編)では、続編の主人公ヒノデマキバオーの兄と思われる仔馬と戯れているシーンがある。
アニメ版ではひげ牧場が潰れたあと、宮蔦に引き取られ、マキバオーとマキバコがミドリコを賭けて勝負をし、マキバオーが勝利する。しかし、マキバオーは母親との思い出がまったくないマキバコと母親を引き離すのが耐えがたく、鼻の穴に小切手を隠して引き取るのを諦め、マキバコとともに暮らすことになる。その後、有馬記念で美浦に向かう際に、宮蔦がミドリコをマキバオーに引き合わせ、再会を果たす。マキバオーがミドリコを探す過程で見つけた馬が、実は「シドリコ」だった。
繁殖牝馬としてもきわめて優秀で、作中に描かれているだけでも三頭ものGIホース(しかも一頭は無敗のクラシック三冠を含む8冠馬)を産んでいる。
  • 主な勝ち鞍:桜花賞
  • 代表産駒:ミドリマキバオー(日本ダービー、有馬記念)、マキバコ(秋華賞)、ブリッツ(クラシック三冠など8冠)
ヒロポン
父はダンキチ。カスケードの母。外国産馬だったため、クラシックは不出走だったが、エリザベス女王杯(不良馬場)でミドリコに大差をつけて「すごく早いタイム」でレコード勝ちする。有馬記念2着を最後に引退。繁殖入りしてカスケードを出産するも、難産で死ぬ。
ピーター II
声優 - 小杉十郎太
父はホラフキー、母はメリークリスマス、母父はカツラダヨー。正式表記は「ピーターツー号」。アマゴワクチンの全兄
皐月賞、日本ダービーを制した二冠馬。三冠を期待されていたが、カスケードとのマッチレースで無理をしたことが原因で、直後の函館記念でレース中に故障。
その後全弟アマゴワクチンに3冠の夢とトレードマークのシャドーロールを受け渡し引退、種牡馬入りする。その際、自身も二冠を制するGI馬でありながら、「アマゴ」の冠名を持っていないのは、自分よりお前のほうが期待されているからだ、とアマゴワクチンを諭す。
競走スタイルはスタミナに富んだ先行馬で緩急自在の「ピーター II ペース」で他馬を翻弄して勝つスタイルを得意としている。ただしマッチレースでは当時の日本レコードを更新しているように、スピードが出せないわけではない。
カスケードにとっては初めて敗北した馬であり、その後もことあるたびにピーター II の名が出てくるなど、強い影響を残す。
ツァビデル
声優 - 大塚明夫
モンゴルの馬。前後の足を同時に動かす側対歩という走法で走る。小柄だがナーダム3連覇。モンゴルに来たマキバオーに直接勝負を挑まれ、圧倒的な強さで打ち負かす。その後マキバオーに調教される前の本来の走りを思い出させる。誤解により仲間の馬から爪弾きにされていたが、のちに信頼を回復し、再びリーダーとなる。有馬記念対策に牧場主のドルジらと来日し、マキバオーにレースの流れを読むことを教える。昼間は酒ばかり飲んでいる。
  • 作品中の異名:「天馬」
エルサレム
声優 - 大川透
父はニンジンスキー (ニジンスキー) 。母はブライトンシャドウ。
UAEが誇る世界最強馬。イギリスダービーキングジョージ、凱旋門賞など世界のビッグタイトルを無敗で制している。
凄まじいスタミナと能力を持ち、凱旋門賞ではカスケード、ワールドカップではワクチン&トゥーカッター、マキバオーなどを打ち負かす。
脚質は先行、追い込みどちらも可能な万能型で、他馬をはるかに凌駕するスタミナで圧倒的なレースを展開する。
ワールドカップ後は凱旋門賞を三連覇したあと、マキバオーとの再戦を望み、引退を伸ばしてジャパンチャンピオンシップに来日、ブリッツに敗れるもピークを過ぎた馬としては好成績を残す。
引退後は日本の本多リッチファームで種牡馬入りをするが、産駒成績は振るわず日本から再輸出されたことが『たいようのマキバオー』にて描かれている。
血統やレース戦績、産駒成績などからモデルはラムタラ
  • 作品中の異名:「ブラック・フライデー」「聖馬」
  • 主な勝ち鞍:イギリスダービー、キングジョージ、凱旋門賞(欧州三冠
  • 代表産駒:シバノーブレスト
ストーンド
ドバイWCフランス代表馬。世界10傑の1頭。ニトロとよく似たアメリカ血統で、パワーに秀でた先行馬タイプ。Bグループ予選第2Rでワクチン・トゥーカッターコンビ、第4Rではニトロを圧倒するが、どちらのレースもエルサレム、ベアナックルには及ばず2着止まり。
アポー
ドバイWCフランス代表馬。成績は32戦7勝であり、低成績の理由は失格覚悟で他の馬を妨害して仲間を勝たせる「潰し屋」であるため、自らが勝つことを目的にレースをしていない。
WC第1レースでもニトロに標的を定め、仲間のアスピラシオンとともに追いつめるが、マキバオーの手助けとニトロのパワーの前に失敗する。
容貌も血統も優れていない丈夫なだけの馬であり、自分を買ったオーナーの望むとおり、潰し屋として生きていたが、その生き方を否定したニトロを「お前らは恵まれている」と逆上し、使命を忘れて真剣勝負を繰り広げる。結果は6着とポイント圏外に落ちるが、レース後に罵声や物が飛んでこないことに満足する。「アポー」はフランス語でおとりの意味。
アスピラシオン
ドバイWCフランス代表馬。一昨年の仏ダービー馬で全盛期の活躍はカントナを上回っていた。アポーと組んでWC第1レースに出馬してニトロを罠に嵌めるが、マキバオーの助けによりペースを狂わされ、第1レースはアポーすら下回る大惨敗を喫す。
その後、第5レースにも出馬するが、敗退する。
コメート
ドバイWCフランス代表補欠馬。関西弁で話す。マキバオーほどではないがかなり小柄な馬体で、一説にはクォーターホースの血が混じっているらしい。WC以前の戦績は11戦2勝だが、じつは負けのほとんどは騎手が彼の動きについていけなかったためであり、その2勝は1000mのワールドレコードを記録している。短距離での加速力は目を見張るものがあり、ストーンドに「スプリント戦で奴に勝てる馬はいない」と言わせるほど。600mという世界最短レースとなったBグループ予選第3Rでは、ラチ上に飛び乗って疾走するという離れ業を行い、マキバオーを失格に追い込んだ上で優勝する。スタートでマキバオーを騙すなど性格は悪く、気性も激しい。動作が俊敏なので、ジョッキーはこの馬に乗るためにロデオで特訓をつんでいる。
スイッチスタイル
ドバイWCアイルランド代表馬。WC前は12戦中10勝もの戦績を残しているが、敗れた2戦はどちらもエルサレムが制しており、以来打倒エルサレムへの強い執念を燃やす。WCでは予選Bグループ第2Rに初登場。早くもエルサレムとの直接対決となるが及ばず、エルサレム、ストーンドに次ぐ3着となる。第4Rではベアナックルの猫かきに破れ、第2R同様ストーンドに次ぐ3着に終わる。
プレミア
父はブラリアンズタイム。GIレースのない夏場に実力をつけた晩成の上がり馬。菊花賞でマキバオーに先着し(3着)、翌年の天皇賞(春)を制するなど、作中では長距離での活躍が取り上げられる。
日本馬では唯一マキバオーに勝ち抜けする馬でもある。続編である『たいようのマキバオー』では、1巻で嶋島が「種牡馬として成功したのはカスケードとプレミアぐらい」と述べる。
スーパースナッズ
声優 - 高乃麗
マキバオーと同じタマーキン産駒。伏兵扱いだったオークスで、アンカルジアをハナ差で抑えて優勝する。障害未勝利戦を経て、牝馬でありながら菊花賞に挑戦、一流の牡馬を相手に5着に入る。目標タイムどおりに正確に走るレースを信条とする。
原作ではいわゆる戦闘機械のような扱いだが、アニメ版では瞳が描かれていて、台詞や感情変化もある。所属は楠厩舎とされている。障害未勝利戦でもマキバオーと対戦し、敗れる。
ドラゴ
美浦・直江厩舎所属。4歳時の有馬記念でトゥーカッターを破り、5歳時には毎日王冠でニトロニクスを破り、ともに優勝する。鞍上・小島は鞭を乱打するため「鬼」とあだ名されている。続編である『たいようのマキバオー』では、種牡馬として名前を連ねている。
  • 代表産駒:ペイルライダー
ペインキラー
5歳時のオールカマーでトゥーカッターを負かす。有馬記念のパドックや本馬場でニトロニクスと喧嘩をする。
グレイテストボギー
宮蔦が催している草競馬の競走馬。もともとは中央所属で、ステイヤーズステークスにも勝利しているれっきとした重賞馬。
やや斜に構えた性格だが、面倒見がよく、チュウ兵衛を失ったマキバオーをスランプから立ち直らせる役割も果たす。
宮蔦所属馬の中ではマキバコに次ぐ実力の持ち主であり、復活したマキバオーや思いを吹っ切って燃えたマキバコと真剣勝負で競り合えるほど。
アニメ版では1994年の天皇賞・秋の勝ち馬で、非常に高い能力を持つと言われたが、馬主の不祥事により引退に追い込まれる。その後マキバコの中央競馬進出に向けての練習相手として、宮蔦に引き取られる。
ヒゲサンダー
声優 - 大川透
堀江(ひげ)牧場の馬。マキバオーの新馬戦で1番人気になるも、堀江に脅されマキバオーの進路を妨害して失格。メンコにはひげ牧場のマーク(○に金)が書かれている。その後は登場しない。
ヒゲノロマン / ヒゲサイクロン / ヒゲトルネード
声優 - 大川透 / 稲葉実 / 山野井仁
堀江牧場の馬。3頭出しでマキバオーの京成杯3歳ステークスに出走し、堀江の指示により自らの勝利などに構わず終始マキバオーを取り囲む妨害をするが、マキバオーの再三の体当たりによってヒゲサイクロンが戦意喪失したため作戦は失敗(アニメ版では戦意喪失する馬はヒゲサイクロンではなくヒゲノロマンになっている)。
アニメ版では、日本ダービー後の行方不明のミドリコ探索の最中のひげ親子主催のばんえい競馬や、海外編のメキシコでのひげ親子主催の草競馬においてもマキバオーと勝負する。原作とは異なり、ヒゲサンダー同様メンコ(覆面)を装着している。
サジテリアス
ブリッツと同じ新馬戦に出走する馬。3番人気で鞍乗の菅助にも素質馬として期待されていたが、結果的にはブリッツに15馬身という大差をつけられて2着となる。その後、翌年の日本ダービーに出走登録をする。

その他の人物[編集]

本多平七郎(ほんだ へいしちろう)
声優 - 加賀谷純一
カスケードの馬主。トレセン並の施設を持つ「本多リッチファーム」の社長でもあり、多くの有力馬を所有する。ヒロポンの血を継ぐカスケードを名馬にすることに心血を注いでいる、初期は嫌味な性格が目立つが、海外遠征時は日本チームを金銭面で全面サポートする。
服部政人(はっとり まさと)
声優 - 大滝進矢
美浦の騎手。ニックネームは「半蔵」。リーディングジョッキーであり、カスケードの主戦騎手である。マキバオーがワールドカップ第5戦でエルサレムと勝負をするときに、菅助にカスケードの凱旋門賞のときに使用した鞭を託す。騎手引退後は調教師となる。登場する人物の中で数少ない、口がたらこ唇ではない人物。
堀江信彦(ほりえ のぶひこ)
声優 - 渡部猛
早来町にある堀江牧場のトップ。通称「ひげ」。ポリシーは金儲け主義、弱い馬は食って供養するというもの。何度も源次郎やマキバオーにちょっかいを出す。しかしマキバオーが日本ダービーを勝利するころには牧場は倒産し、堀江は失踪する。
当時の週刊少年ジャンプ編集長と同名であり、作中での失踪は、現実における編集長更迭と、時期を同じくしている。
アニメ版では牧場倒産後、ギャンブルは胴元が一番儲かるという考えのもと、借金取りから逃げ回りながら自分たちが優勝するように仕組んだHRAという不正草競馬を主催し、賞金につられた参加者からの参加費で儲ける。ミドリコの捜索中や、借金取りから逃げた先のメキシコでトリニダードを捜索中にマキバオーたちに見つかり、その際は賞金や情報を賭けて勝負をし、ありとあらゆる妨害を行うがことごとく失敗して敗れ、賞金を払わず逃げようとするところで制裁されるというパターンとなっている。
原作では弱い馬は食って供養すると言う信念があるが、HRAを主催できなくなるからという理由で処分するつもりはまったくない模様である。
滝川正和(たきがわ まさかず)
服部と双璧を成す実力を持つ騎手。「平成の天才」と謳われる若い天才ジョッキー。ニトロニクスが函館3歳ステークスでマキバオーに敗れたあとの京王杯3歳ステークスで木曽政義から乗り代わり、その後の主戦騎手となる(騎手が変わってからニトロニクスは関西馬から関東馬になる)。菊花賞では小早川からの乗り替わりでモーリアローに騎乗。続編の『たいようのマキバオー』にも登場。
山中馬之助(やまなか うまのすけ)
栗東の騎手。ピーターIIやアマゴワクチンの主戦騎手を務める。共同通信杯4歳ステークスでの故障を抱えて出走した皐月賞では、ワクチンの脚を思いやり鞭を打たないなど、馬に対して熱い一面を持つ。海外ではあわやベアの乗り役にされそうになり、管助に押しつけようとする。続編の『たいようのマキバオー』にも登場。
アニメ版では、マキバオーに並ばれ弱気になったワクチンを一喝して力を引き出す。
江里口信夫(えりぐち のぶお)
栗東・鍋島厩舎所属の騎手。ベアナックルの主戦騎手だが、いつも暴走するのでほとんどのレースでは何もできず振り回されている(作中描かれているだけでも2回の落馬を経験)。ダービーでのベアの激走を実感するまではベアを「アホ馬」としか見ていなかったが、その後「最強の駄馬」として認める。手を焼いているがベアのことを知り尽くしているため、他の騎手からはベアを乗りこなせる唯一の人間と認められている。海外ではベアと一心同体になる騎乗を見せる。
木曽政義(きそ まさよし)
声優 - 千田光男
美浦の騎手。元飯富昌虎厩舎所属だったが、昌虎のハード調教に反感を持ちフリーになる。ニトロニクスの函館3歳ステークスまでの騎手を務めるが、1番人気を背負うもマキバオーに負けたことで滝川正和と交代させられる。マキバオーに敗れたあとは漫画・アニメともに二度と登場することはない。
アニメでは、原作では描かれていなかった昌虎との確執の詳細が描かれている。内容は、大好きだったスーパーコンコルドという馬で人馬ともに初めての重賞に挑んだ。そのレース中に故障が発生し、コンコルドは安楽死処分となる。昌虎はコンコルドの故障は木曽の騎乗ミスだと考えたが、木曽は自身の騎乗ミスを認めず昌虎のハード調教にあったと考え、昌虎に悪意を持ったというものである。しかし源次郎の視点ではコンコルドの脚の弱さを知っていた昌虎は木曽に前半はペースを抑えて乗るように指示をしたが、スタート直後いれ込んだコンコルドを木曽が制御しきれず故障につながったと評する。コンコルドが予後不良となった同じ日に菅助はフウリンカザンに騎乗しており、突然の転倒による落馬により気絶する。意識を取り戻したときにはカザンは予後不良により処分されていた。コンコルド、カザンがともに昌虎の管理馬であり木曽からの入れ知恵もあったことから、菅助は一時は昌虎に対し不信を抱くも、カザンが突然転倒したのはレース中、風に乗って飛んで来た新聞紙が後ろ脚に絡まったことでカザンが動揺し転倒したものであったと知り、また、昌虎は人一倍馬の体のことを思い大切にしていることを知り、ふたたびマキバオーに搭乗し、昌虎のために戦うことを決意する。木曽は激戦の末にマキバオーが倒れたことで自分の意見が正しかったと確信するが、軽傷で済んだマキバオーを見たことで昌虎の本心を知り、誤解は解かれる。
高坂里華(こうさか りか)
馬場厩舎の専属の女性騎手。昌虎と別れた妻との娘である。マキバコに騎乗するが、しょっちゅうマキバコと喧嘩することになる。その後はレースのためにマキバコとともに走り、秋華賞に勝利する。アニメ版には未登場。
ゲーハー
モブキャラクターとして登場する、競馬ファンの男たち。マキバオーが登場するととくに熱狂する。全員坊主頭でたらこ唇。興奮状態だと全裸になる。目当ての馬が競走中止したりすると暴れる。また、初めから全裸の場合もある。これは、モブキャラクターにいちいち服を描くのが面倒だからだという。若造は彼らを見ても「みんな素っ裸で、熱気ムンムンだ」とあまり気にしない。
海外のゲーハーは、眉毛の色や顔の造形で日本のゲーハーと描き分けられている。競馬場でレースを観戦する客や、牧場に見学に訪れるファンは大半がゲーハーだが、ごくまれに、服を着ており坊主頭でもない普通の人間が観戦していることもある。

アニメ版[編集]

1996年3月2日から1997年7月12日までフジテレビ系で全61話が放送された。制作はスタジオぴえろ(現・ぴえろ)。

ローカルセールス枠のため、一部の系列局は遅れネットとなり、また福島テレビ福井テレビ山陰中央テレビサガテレビテレビくまもとテレビ大分テレビ宮崎沖縄テレビでは未放映であった。

アニメ版では競馬記者が若い美人記者であったり、飯富勝や本多麗、堀江ヒゲ治といった子供が登場したりと、原作と比較してよりファミリー向けになっている。また、日本ダービー以降は大幅にアニメオリジナルの演出が入り、有馬記念に勝利したあとはアメリカ遠征という、完全オリジナルストーリーで最終回を迎える。

原作と違って、フウリンカザンの転倒理由が単なる「事故」から「観客の新聞が飛んできて足に絡まったため」に変更、木曽と昌虎の仲たがいが解消する、ミドリコが途中でマキバオーの元へ戻ってくる、「チュウ兵衛が死亡しない」といった変更点がある。 チュウ兵衛が死亡しない点に関しては、当初アニメ版「みどりのマキバオー」は3クール・年内いっぱいの放送予定、つまりダービーが最後の戦いとなる予定であり、アニメ版はファミリー向けでありなおかつ最終回でキャラクターが死ぬと後味が悪くなるため、チュウ兵衛が死なないストーリーとなった。ところが半年分の放送延長が決定したため、チュウ兵衛をそのまま調教助手のような立場で出さざるをえなくなった事情がある。[要出典]

有馬記念に勝利したあと、マキバオーはアメリカのムハンマド競馬場で行われる「世界最強馬グランプリ」に出走し、トリニダードに勝利する。その後カスケードら戦友とともに、ふたたび見慣れた中山競馬場に並び、アニメ版は終了する。

同じフジテレビ制作のスーパー競馬が協力に携わっており、アナウンサーの福井謙二三宅正治青嶋達也がオープニング主題歌やナレーターとして出演しているのも特徴。

2006年6月にカートゥーン ネットワークで放送。

2009年2月20日にDVD-BOXバンダイビジュアルより発売された。

2008年11月30日よりCS・ファミリー劇場で放送(毎週日曜18時 / 水曜26時)

2010年1月5日より独立U局サンテレビジョンでも放送(毎週月 - 木7:30)

2011年2月7日よりCS・フジテレビONEで2話ずつ放送。

2012年2月6日よりCS・キッズステーションにて放送。

アニメオリジナルキャラクター[編集]

飯富勝(おぶ まさる)
声優 - 高山みなみ
飯富源次郎の息子。マキバオーと仲良し。麗にほれるが結局恋は叶わずじまい。アニメ版における「ミドリマキバオー」の名付け親。
本多麗(ほんだ うらら)
声優 - 白鳥由里
本多平七郎の娘で高飛車な性格。カスケードに惚れ込んでいる。勝の片想い相手。
堀江ヒゲ治(ほりえ ヒゲはる)
声優 - くまいもとこ
堀江信彦の息子。勝をからかっていじめている。マキバオーが日本ダービーを勝利する頃には牧場は倒産。以後は親子そろって借金取りからの逃亡生活を続ける。父の言葉の語尾を繰り返して言うのが口癖。
胸尻諸美(むねじり もろみ)
声優 - 深雪さなえ
競馬記者。原作における嶋島の役割を担っており、マキバオー陣営に好意的。
フライドチキン(トリニダード)
声優 - 大川透
アメリカのホースマフィア主催の八百長競馬の競走馬で、八百長をすることは頑なに拒んでいる。正体は伝説の野生馬トリニダードであり、マキバオーと同じマスタング走法の使い手である。アメリカの高地で密猟者たちの罠にかかり殺されそうになるところをマフィアに助けられ、フライドチキンと名を変え所有馬となる。その際、マスタング走法を封印し、伝説の野生馬であることを隠すようになった。ドナテロスという妹がいるが、ドナテロスは密猟者の銃弾が脚に当たりよろけて谷川に落ち、生き別れとなる。
ラスベガスでマフィアに連れ去られたマキバコを追ってきたマキバオーたちとアジトで出会う。捕われたマキバコと助けようとするマキバオーを見て、妹のことを思い出す。その後の草競馬でボスにマキバコを人質にとられ、八百長を余儀なくされるが、マキバオーたちの助けによって、辛くも八百長をせずに済む。
アメリカの地方競馬代表として世界最強馬グランプリに参加する。その前夜、死んだと思っていたドナテロスが生きていてマキバオーたちとともに行動していることを知り、ボスに、優勝賞金と自由の取引を持ちかける。ドナテロスと昔のようにともに暮らすために、封印していたマスタング走法でマキバオーとマッチレースを繰り広げるが、接戦の末2着に終わる。しかし、自分が伝説の野生馬であることが世界中に知られたがために八百長には使えないということで自由にさせてもらえる。
ドナテロス
声優 - 津村まこと
トリニダードの妹。アメリカの高地で2頭で暮らしていたところを、密猟者の銃弾が脚に当たりよろけて谷川に落ち、生き別れとなる。そのときの精神的なショックで眼が見えなくなる。その後、ブラジルで重労働をさせられているところをマキバオーたちに助けられ、世界最強馬グランプリに兄が出走するという情報を聞き、ともに行動するようになる。レース中に、トリニダードのマスタング走法の音を聞き、兄の存在を知ることで眼が見えるようになる。
タイガーベットシン/ドラドラザブッチャー/ジャイアントバーバ
宮蔦と麻雀をする乱暴だけが取り柄の荒くれ馬たち。マキバコを賭けたレースで糞をまき散らしたり、飛び蹴りやひじ打ちなどを行ったりしてマキバオーを勝たせないように妨害する。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

放送リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 美術 放送日
1 生まれてオドロいた! 橋本裕志 阿部紀之 若林厚史 高田茂祝 1996年
3月2日
2 うんこたれ蔵! 高柳滋仁 井上敦子 高橋忍 3月9日
3 鬼の調教師! 西園悟 立花源十郎 崔ふみひで 工藤英昭 3月16日
4 カスケード登場! 橋本裕志 高橋資祐 新房昭之 高橋資祐 高田茂祝 3月23日
5 だめになる! 水野和則 鈴木藤雄 高橋忍 3月30日
6 立つんだたれ蔵! 西園悟 阿部紀之 山口頼房 若林厚史 工藤英昭 4月6日
7 誰がのるの?! 橋本裕志 高柳滋仁 井上敦子 高田茂祝 4月20日
8 みどり牧場の王様 西園悟 阿部紀之 千葉道徳 高橋忍 4月27日
9 強くなるぞっ!! 立花源十郎 崔ふみひで 工藤英昭 5月4日
10 嵐のデビュー!! 橋本裕志 高橋資祐 牧野滋人 鈴木藤雄 高田茂祝 5月11日
11 つっこめ!たれ蔵!! 水野和則 神戸洋行 高橋忍 5月18日
12 どっちが強いの!? 西園悟 山口頼房 井上敦子 工藤英昭 5月25日
13 黒い殺し屋! 高柳滋仁 若林厚史 高田茂祝 6月15日
14 甘ったれるな〜!! 橋本裕志 高橋資祐 水野和則 高橋資祐 高橋忍 6月22日
15 もう迷わない! 立花源十郎 崔ふみひで 工藤英昭 7月6日
16 はかったな!! うえだしげる 山口頼房 千葉道徳 高田茂祝 7月13日
17 けちらせ!泥んこ!! 西園悟 牧野滋人
阿部紀之
牧野滋人 井上敦子 高橋忍 8月10日
18 行け!!バレリーナ作戦 水野和則 若林厚史 工藤英昭 8月17日
19 カスケードデビュー!! 橋本裕志 阿部紀之
山口頼房
山口頼房 陳将吾 高田茂祝 8月24日
20 魔のトライアングル 西園悟 高柳滋仁 河村明夫 高橋忍 8月31日
21 根性200%!! 立花源十郎 崔ふみひで 工藤英昭 9月7日
22 ハハキトク 橋本裕志 高橋資祐 水野和則 高橋資祐 高田茂祝 9月14日
23 試練の雨!朝日杯の朝!! 西園悟 うえだひでひと 西田正義 高橋忍 9月21日
24 1600Mのサバイバル!! うえだしげる 山口頼房 千葉道徳 工藤英昭 9月28日
25 三強激走!!勝つのは?! 橋本裕志 阿部紀之 牧野滋人 井上敦子 高田茂祝 10月5日
26 勝負あり?!菅助涙のムチ!! 高柳滋仁 若林厚史 高橋忍 10月12日
27 白い草原、モンゴルへ! 西園悟 立花源十郎 崔ふみひで 工藤英昭 10月19日
28 原野の一騎討ち!! 橋本裕志 西村聡 吉川博明 高田茂祝 10月26日
29 目覚めろ!!野生の力!! 西園悟 山口頼房 河村明夫 高橋忍 11月2日
30 たれ蔵・命がけの疾走!! 橋本裕志 高橋資祐 阿部紀之 高橋資祐 工藤英昭 11月9日
31 猛突進!!怒りの死闘!! 水野和則 千葉道徳 高田茂祝 11月16日
32 悪魔のラッキーホース 西園悟 立花源十郎 崔ふみひで 高橋忍 11月23日
33 反則あり!アローの執念!! 橋本裕志 高柳滋仁 井上敦子 工藤英昭 11月30日
34 対決!危険なレース!! 西園悟 西村聡 吉川博明 高田茂祝 12月7日
35 激突!!傷だらけの根性!! 橋本裕志 阿部紀之 水野和則 若林厚史 高橋忍 12月14日
36 2つの罠!皐月賞スタート!! 高橋資祐 高柳滋仁 高橋資祐 工藤英昭 12月21日
37 起こせ!!白い奇跡!! 西園悟 水野和則 若林厚史 高橋忍 1997年
1月11日
38 戦慄!!見えない敵!! 橋本裕志 立花源十郎 崔ふみひで 高田茂祝 1月18日
39 激闘!!日本ダービー!! 西園悟 山口頼房 鈴木藤雄 工藤英昭 1月25日
40 届け!!日本一のゴールへ!! 橋本裕志 高柳滋仁 井上敦子 高橋忍 2月1日
41 母を訪ねてばんえい競馬 西園悟 西村聡 竹下健一 吉川博明 高田茂祝 2月8日
42 宿敵・ヒゲ親子の野望 阿部紀之 水野和則 河村明夫 工藤英昭 2月15日
43 マキバコからの挑戦! 橋本裕志 立花源十郎 崔ふみひで 高橋忍 2月22日
44 さらばおかーちゃん!! 水野和則 若林厚史 高田茂祝
高橋忍
3月1日
45 山奥の秘密特訓!! 西園悟 高橋資祐 高柳滋仁 高橋資祐 工藤英昭 3月8日
46 異変?!たれ蔵大変身?! 山口頼房 鈴木藤雄 高橋忍 3月15日
47 発走!!決意の菊花賞!! 橋本裕志 西村聡 竹下健一 吉川博明 高田茂祝 3月22日
48 先手必勝!!菅助の大勝負!! 高柳滋仁 井上敦子 3月29日
49 崩壊!!黒い帝王伝説!! 西園悟 立花源十郎 山口頼房 木村正人 高橋忍 4月5日
50 新コーチ・ツァビデル!! 水野和則 若林厚史 4月12日
51 激突!!決戦の有馬記念!! 橋本裕志 阿部紀之 山口頼房 鈴木藤雄 工藤英昭 4月19日
52 命がけのラストスパート!! 高橋資祐 高柳滋仁 高橋資祐 高橋忍 4月26日
53 注げ全力!!最後の決着!! 西村聡 竹下健一 吉川博明 高田茂祝 5月10日
54 はらぺこ!たれ蔵裁判 阿部紀之 阿部紀之
水野和則
高柳滋仁
竹下健一
立花源十郎
井上敦子
高橋資祐
若林厚史
吉川博明
崔ふみひで
鈴木藤雄
工藤英昭 5月17日
55 アメリカのマキバオー!! 高柳滋仁 佐藤真二 高橋忍 5月24日
56 とらわれのマキバコ!! しぎのあきら 竹部和仁 井上敦子 5月31日
57 発見?!幻の最強馬!! 西園悟 水野和則 鈴木藤雄 工藤英昭 6月7日
58 恐怖のマグネット作戦!! 田所良彦 山沢実 高橋忍 6月14日
59 大暴れ!!アマゾン脱出!! 上村修 伊達勇登 佐藤真二 6月21日
60 史上最大のレース!! 立花源十郎 崔ふみひで 工藤英昭
高橋忍
7月5日
61 走れ!!世界のマキバオー!! 高橋資祐 水野和則 高橋資祐 高田茂祝 7月12日

放送局[編集]

放送対象地域 放送局 系列 ネット形態 備考
関東広域圏 フジテレビ フジテレビ系列 制作局
北海道 北海道文化放送 同時ネット
岩手県 岩手めんこいテレビ
宮城県 仙台放送
秋田県 秋田テレビ 遅れネット
山形県 さくらんぼテレビ 同時ネット 1997年4月開局から
新潟県 新潟総合テレビ
長野県 長野放送
静岡県 テレビ静岡
富山県 富山テレビ 遅れネット
石川県 石川テレビ
中京広域圏 東海テレビ 同時ネット
近畿広域圏 関西テレビ
広島県 テレビ新広島
岡山県
香川県
岡山放送
愛媛県 テレビ愛媛 遅れネット
高知県 高知さんさんテレビ 同時ネット 1997年4月開局から
福岡県 テレビ西日本
長崎県 テレビ長崎
鹿児島県 鹿児島テレビ 遅れネット

特記事項[編集]

  • ベアナックルの子分にニャンちゅうが登場する(文庫版にニャンちゅうの著作権に関する但し書きあり)。
  • ミドリマキバオーの鼻の部分をサングラスに見立てると、タレントのタモリの顔のようになると、『笑っていいとも』で紹介されたこともある。
  • 吉本新喜劇座員の吉田裕は、その表情から『マキバオー』といじられるギャグがある。
  • コミックス裏表紙のJC(ジャンプ・コミックス)のロゴマークには、「ジャパンカップ」という手書き風の文字が書かれている。
  • 本作は当時同時期にて連載されていた『幕張』でもギャグとして扱われ、作者つの丸も登場するが、パロディの域からの逸脱行為とも見做されかねない『幕張』の作者木多康昭の暴挙に対してつの丸はコメント欄で、「『幕張』には正直迷惑している。しかし怒ったら奴の思うツボなのも分かっている…」と苦言を呈した。しかし実際には現在も仲間として飲みに行くことがある。
  • モーリアローを演じた山田雅人はのちに、2003年から2010年にかけて東海テレビ放送の『DREAM競馬』→『競馬beat』で司会を担当している。[11]
  • 作中の「第63回 日本ダービー」ではマキバオーがスタートから先頭に立ち、最後はカスケードと競り合いGI史上初の1着同着となるという描写がされている(実際の競馬では2010年に行われた第71回優駿牝馬にてアパパネサンテミリオンが1着同着となったのがJRAGI史上初の1着同着決着である)が、連載中(アニメ放映中)には、第30回スプリンターズステークスで優勝馬フラワーパークと2着エイシンワシントンがハナ差 (1cm) という日本のG1史上最小着差となる決着や、翌年の第64回日本ダービーではサニーブライアンがスタートから先頭に立ち、逃げ切り勝ちをする(この時の実況はアニメと同じ三宅正治アナウンサー)ということが実際にあった。
  • 「第63回 日本ダービー」が行われた週は作中の「第63回 日本ダービー」でミドリマキバオーとカスケードが並んでゴールし日本ダービーの翌日に2頭同着となる話が連載された。作中の「第63回 日本ダービー」では1番人気カスケード(3番枠)2番人気ミドリマキバオー(12番枠)だが、実際に行われた「第63回 日本ダービー」でも1番人気ダンスインザダーク(3番枠)2番人気ロイヤルタッチ(12番枠)という偶然が産まれた。この年のダービーを勝ったのはフサイチコンコルドである。

『あしたのジョー』との関係[編集]

上記登場人物の項にて説明のある通り、マキバオーのキャラクターには各所に戦国武将のモチーフが使用されているが、ストーリー展開的には(設定に少々の差異はあるが)、『あしたのジョー』のオマージュとも言える作品となっていると、漫画評論家の夏目房之介は評している。以下、その例。

  • 「ライバルが過酷なトレーニング&減量により、アバラ骨が浮き出るほどの体になる」(力石 / カスケード)
  • 「ライバルとの好勝負直後に、主人公に近しい人物が亡くなる(両者とも単行本8巻で死亡する)」(力石 / チュウ兵衛:敵味方の差はあれど、戦友として見れば同じ境遇である)
  • 「それが原因で主人公は選手生命の危機に立たされるほどの極度のスランプに陥る」(矢吹 / マキバオー)
  • 「スランプに陥った主人公が自らの進む道を探るため、どさ廻りの八百長に身を落とす」(矢吹 / マキバオー)
  • 「不慮の事象による生命の危機を生き抜き、それを強さの拠り所にしている冷徹なライバルが現れる」(金竜飛 / エルサレム)
  • 「しかしそれは勝負の世界と全く関係のないことで、信念のために自ら地獄を体験した者もいる」(力石 / カスケード)
  • 「晴れの大舞台において、自らの仲間が得意としている戦法を次々と繰り出す」(矢吹 / マキバオー)

この点について夏目は、「僕はこれを“真似している”って言いたいんじゃなくて、『あしたのジョー』はバトル漫画の原型なんです。つまり、そこで形作られた手法ってのは既に少年漫画の神話なんです。それを再生産するってのは、やっぱり泣けるでしょう」と発言している[12]

ゲーム[編集]

ゲームボーイ[編集]

1996年12月21日トミーからゲームボーイ版が3,900円で発売。

プレイステーション[編集]

1998年3月19日アクセラより『みどりのマキバオー 黒い稲妻 白い奇跡』のタイトルで発売。対応機種はPlayStation。マキバオーを育て、レースの結果によって物語の進行が変わるシステムになっている。

内容は原作を元に作られているため、アニメに登場する勝などの登場人物が出なかったり、アニメでは死なないチュウ兵衛が死亡する展開がある。なお、エンディングは3つある。「走れマキバオー」もオープニングテーマとして収録。

登場キャラクター[編集]

声がついているキャラクターはマキバオーのみ。

  • ミドリマキバオー(うんこたれ蔵) (声優:犬山犬子
  • チュウ兵衛
  • 昌虎
  • 源次郎
  • 勘助
  • カスケード
  • アマゴワクチン
  • ニトロニクス
  • モーリアロー
  • ベアナックル
  • ミドリコ
  • マキバコ
  • ツーピーコントローラ(ゲームオリジナルキャラクター)

GREE[編集]

2011年2月25日に株式会社ツナミより『みどりのマキバオー 〜みんなで勝負なのね〜』のタイトルで配信開始。アイテム課金制。

パチスロ・パチンコ[編集]

平和より、2010年2月にパチスロ・『みどりのマキバオー』、2011年1月にパチンコ・『CRみどりのマキバオー』がそれぞれ発売。

脚注[編集]

  1. ^ 犬山犬子(現・犬山イヌコ)は、本作品が声優としてのデビュー作である。
  2. ^ 心臓の重さは肉体の4%とのことである。
  3. ^ 作中に登場する架空のレースであり、実際のドバイワールドカップとは無関係である。
  4. ^ 作中に登場する架空のレース。ジャパンカップ有馬記念の二つを融合させたレースとの設定。
  5. ^ 作中では、一般的な馬の心臓の重さは馬体重の1%とされているのに対し、マキバオーの心臓は馬体重の4%の重さを有する。
  6. ^ イメージキャラクターに『みどりのマキバオー』を起用,オッズパーク,2014年3月14日
  7. ^ アニメ版の劇中のみ。アメリカのムハンマド競馬場で行なわれる架空のレースである。
  8. ^ 大相撲大関にあたる。モンゴル語で「獅子」の意味。
  9. ^ ミドリコは最終回で取り戻したことが描かれている。
  10. ^ 第23話以降。
  11. ^ パートナーの女性司会者は清水美紀奥ゆり
  12. ^ 2000年11月2日放送 NHK「BSマンガ夜話」第16弾/第04夜「みどりのマキバオー」より要約。

外部リンク[編集]

フジテレビ 土曜夕方6:30枠
前番組 番組名 次番組
NINKU -忍空-
(1995年1月14日 - 1996年2月24日)
みどりのマキバオー
(1996年3月2日 - 1997年7月12日)
烈火の炎
(1997年7月19日 - 1998年7月10日)