週刊ヤングジャンプ

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週刊ヤングジャンプ
WEEKLY YOUNG JUMP
愛称・略称 ヤンジャン、YJ
ジャンル 青年漫画雑誌
刊行頻度 月2回刊 → 週刊(木曜日発売)[1]
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 集英社
編集部名 週刊ヤングジャンプ編集部
発行人 田中純(2013年7月現在)
編集長 嶋智之
刊行期間 1979年5月 -
発行部数 52万部(2018年1月 - 3月日本雑誌協会調べ)
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
ウェブサイト 公式サイト
特記事項 1981年に週刊化。

週刊ヤングジャンプ』(しゅうかんヤングジャンプ、WEEKLY YOUNG JUMP)は、集英社が発行する日本週刊青年漫画雑誌1979年(昭和54年)5月に月2回刊誌『ヤングジャンプ』として創刊し、1981年(昭和56年)の週刊化に伴い誌名を変更。毎週木曜日発売。略称は「ヤンジャン」、「YJ」。

概要[編集]

1979年5月に創刊。『週刊少年ジャンプ』の二代目編集長であった中野祐介が創刊編集長を務めた。現在刊行中の週刊青年漫画誌として最長の歴史を持つ。集英社は青年漫画誌として1969年(昭和44年)より『ジョーカー』を発行していたが同誌は半年で休刊となっており、10年振りとなる青年漫画誌であった[2]

創刊時の編集方針は「(性を内包した)暴力権力(からの解放)」。これは『週刊少年ジャンプ』の三大方針である「友情・努力・勝利」を受け継ぎつつ、少年漫画の枠を取り払った自由度の高い青年誌において何を描くかという視点から生まれたものであり、いずれも想定読者層である10歳代後半から20歳代前半の頃に誰もがぶつかる壁でもあった[2]

週刊少年ジャンプとは同じジャンプ系列の雑誌であるが、編集部同士の交流はほとんどない。元・週刊少年ジャンプ編集長の西村繁男によると「週刊少年ジャンプと週刊ヤングジャンプは集英社内ではライバル関係であり、基本的に互いの編集方針や宣伝には関与しない」とのことである。

表紙は、創刊からしばらくは松下進によるMac Bearイラストであったが、その後1980年代後半には掲載作品、1990年代前半より女性アイドルグラビアに変わり、以降2014年現在に至るまで原則としてグラビアが表紙を飾っている[3]。また、まれに表紙に男性が起用される場合もある(桑田佳祐(1993年1号)、trf(1995年18号)、松坂大輔(2000年16号の第2表紙)、腐男塾の一員(2010年40号)、大谷翔平(2015年17号)など)。2010年代に入り、毎月第3木曜日(月によっては例外あり)発売号については掲載作品のカラーイラスト中心のデザインが用いられるようになった(『ローゼンメイデン』(2013年31号)、『All You Need Is Kill』(2014年15号)、『極黒のブリュンヒルデ』(2014年19号)など)。

漫画だけでなく、グラビア袋とじミュージシャンなどへのインタビュー記事なども誌面に盛り込んでいる。また、広末涼子をデビュー直後からグラビアに掲載し、1996年頃から始まる「広末人気」を強く後押しした。その信頼関係から、1998年マスコミが広末の進学先の大学名に関して取材に躍起になっていた時期に『ヤングジャンプ』のみが、広末自身の心境を吐露した記事を掲載した[4]

1990年代以降、他メディアで取り上げられる作品を多く輩出し、「サラリーマン金太郎」「スカイハイ」「ホットマン」「ミステリー民俗学者 八雲樹」「夜王」「LIAR GAME」「ハチワンダイバー」などの作品はドラマ化、「エルフェンリート」「カッパの飼い方」「GANTZ」「少年アシベ」「B型H系」「キングダム」「極黒のブリュンヒルデ」などの作品はアニメ化、「ALIVE」「スカイハイ」「GANTZ」などの作品は映画化された。

掲載作は「ヤングジャンプ・コミックス」に収録される。

2018年3月29日発売の17号より電子版の配信を開始した[5]

トレードマークキャラ[編集]

初代のMac Bearと2代目Buddy Bearがいる。いずれもクマをモチーフとして松下進がデザインを担当している。初代のデザイン時にモチーフがクマとなったのは、松下にデザインを依頼した角南攻副編集長(当時)の依頼に因る[6]

初代のMac Bearは松下にとって初めてとなるオリジナルキャラクターであり[7]、創刊からよりしばらくは毎号の表紙を飾っていた。

1999年の『YJ』20周年を期に2代目のBuddy Bearに交代。表紙をグラビアが飾る2014年現在においても表紙と裏表紙に必ず描かれている。

歴代編集長[編集]

  1. 中野祐介(1979年1巻1号 - 1983年)
  2. 角南攻1984年 - 1992年) - 創刊スタッフの一人であり[8]、初代副編集長[6]
  3. 山路則隆(1992年 - 1995年)
  4. 日野義則(1995年 - 2000年)
  5. 古田秀樹(2000年 - 2004年)
  6. 田中純(2004年 - 2009年29号)
  7. 今井孝昭(2009年30号 - 2012年31号)
  8. 嶋智之(2012年32号 - 2013年47号)
  9. 中村泰造(2013年48号[注 1] - 2014年)
  10. 嶋智之(2014年 - 現職)

連載中の作品[編集]

以下、2018年8月9日(2018年36・37合併号)現在連載中の作品。月1連載作品や不定期連載作品も含む。

作品名 作者(作画) 原作など 開始号 備考
りあるリアル いのうえ たけひこ井上雄彦 1999年48号 不定期連載
きんくたむキングダム はら やすひさ原泰久 2006年09号
みなもとくんものかたり源君物語 いなは みのり稲葉みのり 2011年42号
てらふおおまあすテラフォーマーズ たちはな けんいち橘賢一(画) さすか ゆう貴家悠(作) 2012年22・23合併号 ミラクルジャンプ』より移籍
りくとうリクドウ まつはら としみつ松原利光 2014年20号
こおるてんかむいゴールデンカムイ のた さとる野田サトル なかかわ ひろし中川裕(アイヌ語監修) 2014年38号
ふんこBUNGO -ブンゴ- にのみや ゆうし二宮裕次 2015年03号
もとやん元ヤン やまもと りゆういちろう山本隆一郎 2015年23号
きんかえいゆうてんせつ銀河英雄伝説 ふしさき りゆう藤崎竜(漫画) たなか よしき田中芳樹(原作) 2015年45号
かくやさまはこくらせたいてんさいたちのれんあいすのうせんかぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 あかさか あか赤坂アカ 2016年17号 ミラクルジャンプ』より移籍
ふらつくないとはれえとブラックナイトパレード なかむら ひかる中村光 2016年49号 途中から月1連載
れとるとはうちレトルトパウチ! よこやり めんこ横槍メンゴ 2017年26号 ミラクルジャンプ』より移籍
月1連載
すなつくはすえスナックバス江 ふおひとうん しふかわフォビドゥン澁川 2017年33号
たいなあDINER ダイナー かわい たかのり河合孝典(漫画) ひらやま ゆめあき平山夢明(原作) 2017年36・37合併号
せふんす7's -セブンズ- きと しろうキドジロウ 2017年53号
とろけいドロ刑 ふくた しゆう福田秀 2018年05・06合併号
よあけあとのしす夜明け後の静 いしかわ ひてゆき石川秀幸 2018年09号
くのいさのいさのにクノイチノイチ!ノ弐 かなさら しんのすけ金沢真之介 やまもと かすよし山本カズヨシ(ストーリー協力) 2018年10号 「クノイチノイチ!」の続編
ゆうりようしようしよふあみりやん優良少女ファミリヤン かわかみカワカミ 2018年11号
ほくらはまほうしようねんボクらは魔法少年 ふくしま てつへい福島鉄平 2018年13号 月1連載
となりのあくしよ隣の悪女 たまき うあねつさ ちひろ玉木ヴァネッサ千尋 2018年16号
まかせかふく魔風が吹く えんしようし まさき円城寺真己 2018年19号
くつとしよふグッドジョブ もとみや ひろし本宮ひろ志 たかの ひろし髙野洋(原作) 2018年29号 不定期連載
さつきちやんさつきちゃん さのすけさノ助 えむM(ストーリー協力) 2018年30号
はとううきバトゥーキ さこ としお迫稔雄 2018年31号
はなまついはらめくるはる花待ついばら めぐる春 すかわら えつこスガワラエツコ 2018年32号
かくやさまをかたりたいかぐや様を語りたい しいすりい いたG3井田 あかさか あか赤坂アカ(原作) 2018年34号 かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』のスピンオフ作品
ていえんほTIENPO -ティエンポ- いいの たいすけ飯野大祐 2018年36・37合併号

過去の連載作品[編集]

発行部数[編集]

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 1,136,666部[9]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 1,081,459部[9]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 1,006,875部[9]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 967,250部[9]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 939,896部[9]
発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 935,417 部 920,834 部 900,917 部
2009年 851,667 部 838,334 部 820,834 部 805,834 部
2010年 770,834 部 755,000 部 746,154 部 738,334 部
2011年 723,084 部 675,637 部 682,084 部 675,834 部
2012年 662,500 部 650,000 部 636,667 部 624,167 部
2013年 611,667 部 602,500 部 599,167 部 598,462 部
2014年 598,182 部 598,334 部 591,667 部 588,462 部
2015年 577,273 部 574,167 部 564,167 部 563,462 部
2016年 561,250 部 553,333 部 550,000 部 546,250 部
2017年 535,000 部 532,500 部 534,167 部 530,833 部
2018年 522,500 部

派生誌・増刊号[編集]

『YJ』は集英社における青年漫画誌の源流であり、同社の多くの青年漫画誌が『ヤングジャンプ増刊』として始まっている。このため派生誌の単行本もヤングジャンプ・コミックスレーベル下からの発行となっている。

ただし、青年漫画誌の中でも『スーパージャンプ』は『YJ』創刊後に『週刊少年ジャンプ』の増刊号として始まっており、『YJ』からの派生誌ではない。このため単行本もヤングジャンプ・コミックスからではなくジャンプ・コミックスからの発行となっている。

2011年1月13日、休刊した月刊ヤングジャンプに代わって、新たな兄弟誌『ミラクルジャンプ』が創刊された。

増刊号[編集]

派生誌[編集]

webYJ[編集]

『webYJ(Web YOUNG JUMP)』は、ヤングジャンプ公式サイトの略称。かつて、サイト内で本誌連載作品の新エピソード連載が行なわれていたが、現在は『となりのヤングジャンプ』にウェブ上での新作発表の場を譲り、webYJの「オンラインマンガ」は専ら本誌作品の試し読みおよびMANGAグランプリ入賞作品発表の場として運用されている。

以下は『webYJ』で連載された漫画作品の一覧である。

となりのヤングジャンプ[編集]

となりのヤングジャンプは、ヤングジャンプのウェブコミック配信サイト。略称は「となジャン[10]

連載作品[編集]

新人賞[編集]

以下の2賞の新人賞を開催している。新原作大賞の募集は不定期であり、2011年末に締め切られた第6回の応募数は約500作[11]

  • ヤングジャンプ月例 MANGAグランプリ(漫画部門・GAG部門・プロネーム部門)
  • 新原作大賞 〜プロ漫画人への道〜

脚注[編集]

注釈[編集]

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出典[編集]

  1. ^ 基本的に木曜日発売。ただし、木曜日が祝日の際は水曜日発売となる。
  2. ^ a b この段落は、角南攻「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第2回」『週刊ヤングジャンプ』2009年7号(1月29日号、31巻5号、通巻1424号)集英社、434 - 435頁を参照。
  3. ^ この段落は、「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第1回」『週刊ヤングジャンプ』2009年6号(1月22日号、31巻4号、通巻1423号)集英社、424 - 425頁を参照。
  4. ^ 週刊ヤングジャンプ1998年10月29日46号「REAL 広末涼子ロングインタビュー」より
  5. ^ ヤンジャン電子版の配信がスタート!今号表紙の逢田梨香子デジタル写真集も”. コミックナタリー (2018年3月28日). 2018年4月21日閲覧。
  6. ^ a b 「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第1回」『週刊ヤングジャンプ』2009年6号(1月22日号、31巻4号、通巻1423号)集英社、424 - 425頁。
  7. ^ ススム・マツシタ エンタープライズ (2004年2月10日). “『ヤングジャンプ』のカバーを飾り続けたMac Buddy Bearの軌跡!” (日本語). Susumu Matsusita Enterprise. 2009年1月27日閲覧。
  8. ^ 角南攻「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第2回」『週刊ヤングジャンプ』2009年7号(1月29日号、31巻5号、通巻1424号)集英社、434 - 435頁。
  9. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
  10. ^ モバイル版でのお気に入り追加時のアイコンを参照
  11. ^ 『週刊ヤングジャンプ』2012年28号406頁より。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]