かいじ (列車)

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かいじ
E257系「かいじ」(2006年11月)
E257系「かいじ
(2006年11月)
運行鉄道事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
列車種別 特急列車
運転区間 東京駅新宿駅 - 甲府駅
経由線区 中央本線
使用車両
(所属区所)
E257系電車松本車両センター
運転開始日 1988年3月
備考 2009年10月現在のデータ

かいじとは、東京駅新宿駅 - 甲府駅竜王駅間を中央本線経由で運行する東日本旅客鉄道(JR東日本)の特別急行列車である。

本項では横浜駅 - 松本駅間を横浜線・中央本線経由で運行するはまかいじなどとともに、中央本線の東京駅 - 甲府駅間の区間優等列車の沿革についても記述する。

目次

[編集] 概要

1961年10月に新宿駅 - 甲府駅間で準急「かいじ」として運転を開始した。1965年10月に名称が「アルプス」に変更し一度廃止されたが、同年12月に新宿駅 - 松本駅間を中央本線・篠ノ井線経由で運転する急行列車に再び「かいじ」の名称が使用されるようになった。1980年代後半になるにつれ、定期列車の本数が減少し、1986年11月1日に再び廃止された。

その後、1988年3月13日に特急「あずさ」のうち、甲府駅発着列車を「かいじ」として分離し現在に至っている。

「かいじ」の列車名は、甲斐国へ通じる路である甲斐路(御坂路)を走る列車であることが由来している。

[編集] 運行概況

特急「あずさ」と比較すると停車駅が多く、所要時間が長い傾向にある。基本的に、新宿駅 - 甲府駅間で運転されているが、朝の上りおよび夕・夜間の下り列車の一部が運転区間を延長し、東京駅や竜王駅発着で運転されている。

2011年3月12日現在、定期列車は12往復が約1時間間隔で運転されている。このほか、多客期には臨時列車も運転されている。

[編集] 停車駅

東京駅 - (四ツ谷駅) - 新宿駅 - (三鷹駅) - 立川駅 - 八王子駅 - (上野原駅) - 大月駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 竜王駅

[編集] 使用車両・編成

2011年3月12日現在
PJRPJRNC
かいじ
← 東京・新宿
甲府・竜王 →
付属編成 基本編成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

定期列車は全てE257系電車が使用されており、基本的に3 - 11号車の9両編成で運転されているが、115・124号のみ1・2号車を連結した11両編成で運転されている。

臨時列車は183・189系電車も使用され、時刻表には「一般型車両で運転」と表記される。主に田町車両センター大宮総合車両センター長野総合車両センター所属車が使用されている。

過去には、183系電車や、165系電車(急行時代)、115系電車(急行時代)も使用されていた。

[編集] 担当乗務員区所

[編集] 特別企画乗車券

特別企画乗車券として、本列車群のみ使用可能な4枚つづりの回数券であるかいじ料金回数券が通年発売されていたが、「あずさ」や「スーパーあずさ」にも利用可能な中央線料金回数券の発売開始に伴い、2009年9月末をもって廃止された。

[編集] 臨時列車

183・189系 「はまかいじ」

横浜駅 - 松本駅間では、特急「はまかいじ」が1996年4月27日より土・休日(一部をのぞく)に運転されている。下り列車が朝、上り列車が夕方の運転である。横浜駅周辺から中央東線沿線への旅客を意識したダイヤだが、一時は朝の上りおよび夕方の下り列車を加えた2往復運転されていた。2往復運転されていた期間のうち、2号および3号は1999年7月4日 - 2001年9月に磯子駅、2001年10月6日 - 2002年11月24日には鎌倉駅を横浜側の起終点としていた。

当初は甲府駅発着だったが、1998年頃より松本駅まで運転区間が延長された。

京浜東北線根岸線を経由することから、デジタルATCが搭載されている田町車両センターの185系電車(B3 - B5編成)に限られ、7両編成で運転されている。2000年ゴールデンウィークから2002年頃にかけて運転されていた「はまかいじ」2・3号には、ATCが搭載されている長野総合車両センターの183・189系電車N101編成が充当されていた。

停車駅
横浜駅 - 新横浜駅 - 町田駅 - 橋本駅 - 八王子駅(中央線ホーム) - 大月駅 - 勝沼ぶどう郷駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 韮崎駅 - 小淵沢駅 - 富士見駅(下りのみ) - 茅野駅 - 上諏訪駅 - 下諏訪駅 - 岡谷駅 - 塩尻駅 - 松本駅

[編集] 中央東線甲府駅以東区間優等列車沿革

[編集] 急行「かいじ」の運行開始と廃止まで

  • 1961年昭和36年)10月:サンロクトオのダイヤ改正により、新宿駅 - 甲府駅間で準急「かいじ」が運転開始。
  • 1962年(昭和37年)12月:「かいじ」に富士急行河口湖駅発着の準急「かわぐち」が新宿駅 - 大月駅で併結開始。
  • 1965年(昭和40年)
    • 10月:「かいじ」が「アルプス」に変更され、「かいじ」が廃止。
    • 12月:新宿駅 - 松本駅間を中央本線・篠ノ井線経由で運転する急行「かいじ」が運行開始。
      • 基本的には、上り・下りとも甲府駅周辺と東京とを結ぶようにダイヤ設定されていた。
  • 1968年(昭和43年)10月:ヨンサントオのダイヤ改正により、「かいじ」は新宿駅 - 甲府駅間を中央本線経由で運行する急行列車になる。
    • 定期列車は2往復、臨時列車として3往復を運行する(臨時列車のうち2往復は毎日運行)。また、毎日運行される列車は新宿駅 - 大月駅で急行「かわぐち」を併結していた。
  • 1970年(昭和45年)10月:「かいじ」が近郊形電車である115系電車を使用して下り1本増発。
  • 1972年(昭和47年)10月2日:下り最終および上り始発の「あずさ」が甲府駅発着となる。現行「かいじ」の源流と言うべき列車といえる。
  • 1976年(昭和51年)11月:近郊形電車が使用された下り1本を快速列車に変更。
  • 1978年(昭和53年)10月:ゴーサントオのダイヤ改正により、季節列車3往復を快速に変更し、定期列車2往復の運転になる。
  • 1982年(昭和57年)11月:「かいじ」「かわぐち」定期列車1往復の運転になる。
  • 1985年(昭和60年)3月:「かいじ」「かわぐち」が臨時列車化。
  • 1986年(昭和61年)11月:「かいじ」「かわぐち」が廃止される。なお、列車名は廃止されたが、列車自体は臨時快速列車として運転された。新宿駅発着の「ホリデー快速河口湖」は「かわぐち」の名残である。

[編集] 特急「かいじ」

183系あずさ色「かいじ」
  • 1988年(昭和63年)3月:エル特急「あずさ」の甲府駅発着列車が「かいじ」として分離。指定席券発券時の誤記や誤乗車防止のため、列車の号数を「あずさ」は1号、「かいじ」は101号からとした。
  • 1996年(平成8年)4月:横浜駅発着の「はまかいじ」運行開始。
  • 2001年(平成13年):竜王駅改良工事完成に伴い、上り始発列車と下り最終列車を竜王駅まで乗り入れ。特別企画乗車券「かいじきっぷ」廃止。
  • 2002年(平成14年)12月1日:「かいじ」のエル特急の呼称が廃止される。
  • 2005年(平成17年)12月10日:下り最終列車を新宿駅始発から東京駅始発へ変更。
  • 2006年(平成18年)4月28日:事前に指定を受けた座席を利用した場合に限るが、「かいじ」「はまかいじ」の座席指定席での車内改札を原則省略。
  • 2007年(平成19年)3月18日:全列車全席禁煙となる。

[編集] 列車名の由来

五十音順
  • 「かいじ」:甲斐路から。
  • 「かわぐち」:河口湖から。
  • 「はまかいじ」:従来から運行されていた「かいじ」に横浜発着の意味合いである「ハマ」を冠する。

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