鬼兵隊

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鬼兵隊(きへいたい)は、空知英秋作の少年漫画銀魂』に登場する架空の武装集団。

概要[編集]

高杉晋助を頭として攘夷浪士で結成された武闘派の攘夷集団。元々は攘夷戦争中に高杉が率いていた義勇軍。戦争終結後に顔ぶれを新たに復活した。

隊士には頭である高杉を始め、河上万斉や岡田似蔵などの人斬りと恐れられる侍などのいずれも戦闘能力に長けている者が多い。

春雨と並ぶ本作最大の敵組織の一つであり、出番こそ多くないが長編などのストーリーの本筋などで何かしらの形で関わっていることが多い。

モデルは奇兵隊

隊士[編集]

声はアニメ版の声優、演は実写映画版の俳優

高杉晋助(たかすぎ しんすけ)
声 - 子安武人桑島法子(幼少期) / 演 - 堂本剛
誕生日:8月10日 / 星座:しし座 / 身長:170cm / 体重:60kg / 年齢:不明(20代)
鬼兵隊の総督。「攘夷志士の中で最も過激で最も危険な男」と称される。左目には包帯を巻いており、包帯の下の目は攘夷戦争の際に朧によって潰されている(『白夜叉降誕』で「黒夜叉」なる天人に左目を斬りつけられるシーンがあるが、あくまで「嘘予告」の内容であるため事実ではない)。
派手な着物を着用し、キセルを咥え、常に薄笑いを浮かべている。どこか正常さを失った狂人のような雰囲気を漂わせているが、同時に様々な危険人物達を惹きつけるカリスマ性も兼ね備えている。剣の腕前も銀時や桂に匹敵する実力で、天人相手にも物怖じすることがない。洞察力にも優れており、他人の心理を的確に読み取ることにも長けている。
下級武士の家の生まれで、作者いわく「ボンボン」[1]。桂と同じ名門私塾・講武館の出身であったが、身分を笠に着て威張り散らす門下生達とはたびたび衝突しており、それが原因で権威に追従する姿勢の父親とも仲がいいとは言えなかった為、屈折した幼少期を送り、「侍」の道にも全くの無関心となっていた。自身が試合で打ち負かした相手の兄に逆恨みされ、その喧嘩の最中に割り込んできた銀時や止めに来た吉田松陽らと出会い興味を抱く。その後、「俺が勝つまで」と半ば道場破りのような形で松下村塾に訪れ銀時に勝負を挑むも、何度も惨敗し、ボロボロになりながら塾生にも後ろ指を指され、父親(声 - 今村一誌洋)にも「一族の面汚し」呼ばわりされる。次に行けば勘当すると言い渡されながらも挑み続けた結果、遂に一本を勝ち取ったことで初めて心からの笑顔を見せ、桂とともに松下村塾に入門し、松陽の元で師事することとなった。しかし、松陽を逆恨みしていた講武館の門下生が父親にあらぬ噂を流した結果、役人によって松陽が追われてしまう事態となり、噂を流した門下生達全員を叩きのめし重傷を負わせた後、桂や銀時と共に役人達を倒そうとするが、松陽に止められ、彼や銀時達と共に旅立つことになった。
松陽が幕府に逮捕された後、彼を救うため銀時らとともに攘夷戦争に参加したが、戦争に負けて仲間たちも処刑され、松陽も自身と桂を助けようとした銀時の手で斬首されてしまう。終戦後は三人それぞれ別々の道を行くことになり、現在は鬼兵隊を復活させて大規模なクーデターを画策している。自分達に剣の道を教えてくれた恩師・松陽を奪った世界に対しての憎しみが行動力の源となっており、それゆえに松陽の斬首刑を命令した徳川定々には銀時と桂以上に並ならぬ憎悪を抱いている。
攘夷戦争時代に経緯は不明だが桂と共に天導衆に捕らわれ「仲間を斬るか師を斬るか」の天秤に掛けられ、銀時が松陽の首を斬ったことに激昂して彼に飛び掛かり、それを阻止しようとした朧によって左目を潰された。
攘夷戦争終結後は京に潜伏し、数々の幕府要人の暗殺を働いている。祭り篇では、幕府に対して恨みを抱いているカラクリ技師、平賀源外を利用して将軍を襲撃することを企てたが、銀時によって一矢報われることになり、引き入れるのはあきらめた。
紅桜篇では、幕府の壊滅のために村田鉄矢を使って対戦艦用機械機動兵器「紅桜」を量産し、大規模なテロを画策するも桂一派と万事屋によって阻止される。が、高杉はこの件を利用して春雨に銀時と桂を渡して春雨と結託。この行動が原因で、銀時だけでなく一応の同士であった桂とも徹底的に決裂することになった。
真選組動乱篇では、真選組参謀の伊東鴨太郎を裏で操り、真選組の壊滅計画と春雨の幕府への極秘進出を計画した。その際には初見で伊東の心中を看破し、伊東が真選組を裏切りきれないことも読んで手を打っていた。
かぶき町四天王篇後に地位も名誉も失い、半ば精神崩壊していた華陀を捕縛することに成功し、更には春雨を操るために神威との派閥争いをする阿呆提督と手を組んで神威率いる第七師団を倒した。しかし、本当の目的は春雨の実権そのものを手中に収めることにあり、神威の公開処刑時にクーデターを起こして第七師団を救い、手を組んで阿呆派を一掃。新たな手勢を率いる形で地球に帰還することになった。
その後は、茂茂派と対立している一橋派と接触し、その首魁である一橋喜々を次期将軍として擁立させるべく暗躍を行っており、バラガキ篇では一橋派と繋がりのある見廻組局長・佐々木異三郎と意味深な会話を交わしていた。一国傾城篇の事件後は、天照院・奈落の姿に化けて先代将軍定々の投獄された牢屋に侵入。憎悪と狂気に満ちた表情を浮かべながら、松陽の斬首刑を命令した怨敵である定々を暗殺した[注 1]。また、暗殺の翌日に銀時と擦れ違う形で遭遇している。一橋派とも繋がりがあり、死神篇の終盤に登場した際には喜々と意味深な会話をしていた。
将軍暗殺篇では、徳川茂茂を暗殺を実行に移すべく、事前に三大上忍の一人である藤林鎧門の手引きを受けて神威率いる春雨に伊賀の里を襲撃させ、脅迫する形で伊賀忍者の一部を味方につける。そして暗殺が完了した後、将軍暗殺の罪を伊賀の里に全て着せて始末するのが暗殺計画のシナリオとなっていたようだが、喜々が先走る形で茂茂を毒殺しようとした上に、神威が喜々を茂茂と勘違いして重傷を負わせてしまうなど、作戦開始前から余計な問題が発生してしまう。その後、その混乱に乗じる形で神威と共に部下を率いて将軍の影武者達を襲撃。さらにその後は神威達と合流して伊賀の忍里を再度襲撃し、自身は銀時と対峙するも、壮絶な死闘の最中、朧により背後から錫杖で貫かれてしまう。しかし、銀時の影に隠れた不意打ちで、朧の左目を潰す形で、かつての意趣返しを行い、助けに来た神威とともに伊賀を去ったが、かなりの重傷を負っていたために、宇宙へ上がった後は意識不明の昏睡状態に陥ってしまうことになる。
眠り続けたまま烙陽に潜伏中に春雨の襲撃を受け、鬼兵隊の残党や生き残った第七師団に連れられ辛くも脱出するが、逃げる途中で春雨の攻撃によって道の崩落に巻き込まれ岩場から落下してしまう。しかし神威に救われその直後に目を覚ました。そして奈落に囲まれ追い詰められた万斉を助けると戦線に復帰。銀時、桂、坂本といったかつての戦友と一時的に共闘して春雨の兵器や奈落を一蹴する。以前から疑念を抱いていた松陽の正体と虚との関係を知った上で、「例え元凶である虚が肉体的には松陽と同一人物であろうと、自分たちから『松陽』を奪った者たちが作る世界を破壊するという目的には変わりがない」と断言している。全て片付いた後には銀時と決着をつけることを伝え、銀時を新八と定春に託して彼らを見送った。
出番数はごくわずかだが、読者からは人気が非常に高く、人気投票では第1回、2回は4位、第3回は5位と高順位を獲得している。人気投票篇でこの結果を見た近藤から「何もやってませんよコイツ」と言われている[注 2]
作者の空知英秋は公式キャラクターブック「銀ちゃんねる!」内にて「高杉はボケないので動かしづらい」と述べており、トレーディングカードの属性説明などにも「ギャグを行わない」とあるが、他のキャラクターが彼のシリアスな雰囲気をギャグネタとして使うことがある[注 3]。その一方で桂や坂本の記憶や作戦のために武市が偽造した手紙の中では勝手にヤクルトをメンバーに買ってきたりしていたと改ざんされたり銀時・桂・坂本とともに缶けりをしたりしている。また銀時と不仲になった理由に「遊女を取り合ったことがある」と坂本が語っているが、真実は定かではない。攘夷戦争時代までは銀時に鬼兵隊や自身の身長などをいじられたりとじゃれあう程度に仲は良かった模様。
モデルは、奇兵隊を創設した長州藩士、高杉晋作
3年Z組銀八先生
3巻挿絵と、小説本編ではリターンズから登場。銀魂高校の不良グループのリーダーで、制服の下に黒味が掛かった赤いシャツを着て左目には包帯の代わりに眼帯を付けている。リターンズまで停学処分を受けていた。河上から鬼兵隊という名のバンドに誘われているが、“そろばんに通っている”という理由で断っている。岡田からは「晋ちゃん」と呼ばれている[注 4]。リターンズで3Z小説本編に初登場し、かなりボケを連発している。小説版のみボケキャラが故に、土方から「ボケ主体の銀八シリーズじゃ動かしづらいと大崎からクレームがきている」と言われてしまう。アニメ版のショートアニメ『冷血硬派 高杉くん』にも3年Z組の生徒として登場している。
ゲーム
銀時vs土方!? かぶき町銀玉大争奪戦!!』ではサブイベントクリア後の裏ボスとして登場。彼のみ体力と精神力を表す数値が「???」としか表示されない。また強力な喧嘩銀玉(攻撃用アイテム)を所持しており、その強さは通常ボスをも上回る。
銀さんと一緒! ボクのかぶき町日記』では春雨ボスに協力し、僅かではあるが登場。銀時ルートの終盤にて原作に先駆け、銀時とも剣を交えるシーンがある。交戦中に銀時と共に再び幕府を潰そうと勧誘する場面もあるが当人には断られ、春雨ボスのクーデター失敗後に再び再戦出来る日を楽しみにしているとつぶやきながら彼の元を去っていった。宣伝やパッケージには高杉ルートがあるかのような記載があったが彼のエンディングルートは存在しない。
銀魂くえすと 銀さんが転職したり世界を救ったり』では一定の条件を満たすとかぶき町モード第11話で土方と対戦することになる。もちろん持っている銀玉も強く、HPなども高い。だがレベルが高ければ一発で倒すことができるため『かぶき町銀玉大争奪戦』ほど苦戦はしない。また、23話では30連戦の最終戦で柳生敏木斎と星海坊主と共に登場する。
河上万斉(かわかみ ばんさい)
声 - 山崎たくみ
誕生日:5月20日 / 星座:おうし座 / 身長:179cm / 体重:67kg
人斬り万斉の異名をとる剣豪。鬼兵隊の事実上のNo.2で、隊中で彼のみ高杉を「晋助」と呼び捨てにしている。サングラスヘッドホン革ジャンという現代風のいでたちに似合わず一人称は「拙者」で語尾に「~ござる」を付けるなど、侍のような口調でしゃべる。背中に三味線を背負っており、刀もその裏に入れている。三味線の弦はトラップとしても使用可能で鉄のような硬度を誇り、人体を切り裂くほど鋭い。真選組動乱編で銀時と対戦した際、銀時の動きを封じるのに使用されたことがある。
その一方で、音楽プロデューサーつんぽとしての顔も持ち、お通に楽曲を提供している。常にヘッドホンを着けて音楽を聴いているため(ほとんど寺門通の曲を聴いている)、人の話を聞いていないような素振りを見せる。音楽用語で人の「魂の響き」を形容する。
鬼兵隊の中では最も穏健派に近い人物であり、敵でも力量や心意気を認めた人物を見逃すなど義理堅い面がある。攘夷活動でも与えられた役目とその手段が気に入らなければ、たとえ高杉の命令であっても自らの判断でその役目を遂行するなど、己の手段に独特のこだわりを持つ。しかし敵には容赦せず、伊東を使った自分達が企てている計画にいち早く気付いた山崎を襲撃したり(山崎の心意気が気に入ったため、命は奪わなかった)、一時は利用するため手を組んだ伊東すらも真選組壊滅のための手駒として利用するという高杉の意に従い暗殺しようとするなど、冷酷な面も持ち合わせている。最初は真選組に加担していた銀時のことを「過去に縛られた生きた亡霊」と蔑んでいたが、戦いを通じて銀時の信念を知ったことで、山崎と同様に彼を認めたようである。
基本的にシリアスキャラだが、烙陽決戦篇では珍しくボケ役に回るシーンもあり、「廃屋が全て爆発したのは万斉の指からレーザービームが出ていたせい」という銀時の冗談を真に受け、自らの指を詰めようとしていた。
将軍暗殺篇の後、春雨の攻撃を受けたところを坂本率いる快援隊に救われ、初めのうちは抵抗を感じながらも彼らと行動を共にする。喜々の艦隊を占領したときは、家臣に理不尽な命を下そうとした彼を殴り飛ばした。烙陽に着いた後は銀時、桂、坂本を始めとする面々の戦いぶりを目の当たりにして彼らを見直すようになり、銀時や新八を救う場面も見られた。次々と襲い来る春雨の兵隊達との戦いを新八らと潜り抜けるが、奈落と対面したところで新八を突破させる為に時間稼ぎを引き受け、とどめを刺されそうになった時、目覚めた高杉に間一髪で救われた。
アニメでは、動乱篇で負ったケガが原因[注 5] でお通の新曲の制作を延期するハメになってしまい、そのせいでお通自身が新曲を制作することになった。なお、裏の仕事が鬼兵隊ということもあり、沖田や山崎にも面が割れていたため、表の仕事のつんぽとしてはマスコミ関係などで顔出しはしておらずプロフィールも一切非公表である模様。また、お通とも直接会ったことはない。[2] また同様の理由から、河上とつんぽが同一人物であること自体も、ごく限られた人物以外には知られていないと考えられる。
年賀状の回では、来島・武市と一緒に「大河 奇兵隊出るかな(アニメでは「出てたね」)」と大河ドラマに便乗した内容の年賀状を万事屋に送っていた。
『3年Z組銀八先生』では、3巻挿絵と、小説本編ではリターンズから登場。高杉率いる不良グループの一員で、制服の代わりに青色のシャツを着ており、ズボンにはチェーンを付けている。挿絵では髪の色が青色ではなく茶色になっている。三味線ではなくギターを所持している。「鬼兵隊」と名付けたバンドで活動するために高杉を誘っている(しかし高杉にはそろばん塾に通っているという理由で拒否されている)。アニメ版のショートアニメ『冷血硬派 高杉くん』にも3年Z組の生徒として登場している。
ショートアニメ『金魂』ではスナイパーとして登場。松平片栗虎を暗殺していた。
名前のモデルは、肥後藩出身で佐久間象山暗殺の下手人、河上彦斎。表の顔である「つんぽ」の名前の由来はシャ乱Qのメンバーで音楽プロデューサーのつんく♂
来島また子(きじま またこ)
声 - 早水リサ / 演 - 菜々緒
誕生日:1月8日[注 6] / 星座:やぎ座 / 身長:165cm / 体重:48kg
鬼兵隊の紅一点。二丁の拳銃(回転式拳銃)を武器に戦う拳銃使いで、「紅い弾丸」の異名を持つ美少女。上がへそ出し仕様の和服(原作は赤、アニメではピンク)で、下がミニスカートという、かなりセクシーな服装である[注 7]。長い金髪をの左側でハーフアップにしてまとめている。目は若干ツリ目。
「~ッス」という語尾を付ける癖があり、性格は短気で攻撃的。戦闘でも臆せず攻撃を仕掛けることが多いが、落ち着いている時は常識人らしい言動が目立つ。紅桜編では神楽に唆されて高杉にパンツを見せようとしたり、変装した武市を高杉だと勘違いして抱きつくなど、少々抜けた部分もある。高杉を「晋助様」と呼んで心から崇拝する。
年賀状の回では、河上・武市と一緒に「大河 奇兵隊出るかな(アニメでは「出てたね」)」と大河ドラマに便乗した内容の年賀状を万事屋に送っていた。
『3年Z組銀八先生』では小説本編ではリターンズから登場。高杉率いる不良グループの一員で、3巻挿絵では高杉のことを「先輩」と呼んでいたが後に小説に登場した際は本編同様「晋助様」と呼んでいた。ボケを連発する高杉達に対してツッコミをすることが多い。フェニックスでは他のメンバーと同じくボケることも多い。
ショートアニメ版『金魂』でも女子高生として制服姿で登場したが、アニメガイドブックの登場人物欄では赤いチャイナ服を着ている。武市と共に「万事屋晋ちゃん」で高杉の助手を務める。
名前のモデルは、幕末に禁門の変を主導した長州藩の来島又兵衛
武市変平太(たけち へんぺいた)
声 - 茶風林 / 演 - 佐藤二朗
誕生日:9月27日[注 8] / 星座:てんびん座 / 身長:178cm / 体重:68kg
鬼兵隊一の策略家。攘夷浪士の間では「変人謀略家」と呼ばれている。どんな時でも目を見開いた表情を崩さないポーカーフェイスが特徴。常に冷徹だが、真剣での実戦には不慣れで新八との対決時は怖気づいていた(一応互角に戦っていることから必要最低限の実力はある模様)。来島からは「先輩」または「変態」と呼ばれ、よく悪口雑言を言われるが、腐れ縁のせいか行動を共にする場面が多い。鬼兵隊の中では最もボケをかますことが多いが、長編等でシリアスな部分を見せることもある。なお、劇中で謀略家らしいところを見せることはほとんどないが皆無ではなく、同窓会を利用して銀時たちを謀殺するという陰謀を実行したことがある(ただし、失敗している)。頭の回転も早く、将軍暗殺篇では御庭番衆の動きを陽動と見抜き、それを逆手に取ることで銀時達の向かった抜け道を見つけ出したほどである。また春雨の内乱の話では阿呆提督のような無能な人間が操りやすいと発言するなど謀略家の片鱗を見せたこともある。時には正論を言うことも少なくなく、鬼兵隊が春雨に戦いを挑むことに冷静に反対していた。
神楽が鬼兵隊の艦船に単身乗り込んできた際は、星海坊主と神威に対して憎まれ口をたたく彼女の本心を察し、同行させる。その後は神楽やまた子などのメンバーと一緒に烙陽で高杉の捜索を行う。岩場で落下した高杉を目にし、直後目覚めた彼の指示で万斉らと合流した。
武市自身は「子供好きのフェミニスト」だと言っているが、実際は幼い少女に対して並々ならぬ愛情を持っている節があり、そのことでまた子からはフェミニストではなく、ロリコン呼ばわりされている。また『大江戸青少年健全育成条例改正案』に猛烈に反対している。最近[いつ?]では高杉を気取って彼の扮装をし条例反対を叫んでいる[注 9][注 10]
年賀状の回では、河上・来島と一緒に「大河 奇兵隊出るかな(アニメでは「出てたね」)」と大河ドラマに便乗した内容の年賀状を万事屋に送っていた。
『3年Z組銀八先生』では3巻挿絵と、小説本編ではリターンズから登場。高杉の不良グループの一員で、「女子中学生好き」という漫画本編同様子供好きのフェミニストを自称している。アニメ版のショートアニメ『冷血硬派 高杉くん』にも3年Z組の生徒として登場している。髪型は原作と異なり、七三分けになっている。
ショートアニメ版『金魂』ではワンカットのみ登場。坊主頭で茶を飲んでいた。
名前のモデルは、幕末で土佐勤王党の首領を務めた武市半平太
岡田似蔵(おかだ にぞう)
声 - 青山穣 / 演 - 新井浩文
誕生日:12月23日 / 星座:やぎ座 / 身長:180cm / 体重:68kg
人斬り似蔵」と呼ばれる攘夷浪士。盲目ながら抜き身を見せずに敵を斬る、居合い斬りの達人。若い頃に病気で視力を失った代わりに、嗅覚聴覚が人一倍発達している(本人曰く「前よりもいろんなものが見えるようになった」とのこと)。鼻が詰まらないよう洗浄薬(お鼻すっきり)を愛用している。人を斬った時に見える“”を追っているうちに「人斬り」と呼ばれるようになった。生きながらに死に行く魂の輝きを見せる高杉に魅せられている。
橋田屋の用心棒として働いている時に、銀時と剣を交えるが刀を折られ敗北する。その後しばらく身を潜めていたが、村田鉄矢製作の対戦艦用機械機動兵器「紅桜」を用いて銀時と再戦し、一度は銀時に重傷を負わせ追い詰めるものの、その際に激昂した新八に右腕を切り落とされ逃走した。その後桂一派が攻め込んできた際にたった一人で戦艦二隻を落とすが、この頃から紅桜を制御しきれなくなり始めていた。後の銀時との再戦でついに紅桜に精神と肉体を支配されて暴走、最後は銀時によって倒される。その後の消息は分からなくなっており、生死は不明。だがその後、河上万斉の死に際のシーンにて他の死んだ鬼兵隊のメンバーと共に登場している為、死亡したと思われる。
実写版では、倒されるシーンにて、原作では紅桜が消滅しただけに対し、こちらでは似蔵の肉体も消滅している。
名前のモデルは、幕末に活躍した土佐藩士の岡田以蔵
『3年Z組銀八先生』3巻挿絵と、小説本編ではリターンズから登場。高杉にはパシリとして扱われており、コロッケパンを買いに行かされている。このコロッケパンを武器にして、対立する不良グループを瞬殺した。ここでは高杉のことを「晋ちゃん」と呼んでいる。盲目ではない模様。

関係人物[編集]

神威(かむい)
宇宙海賊・春雨の第七師団団長で神楽の実兄。詳細は銀魂の登場人物一覧#第七師団を参照。
佐々木異三郎(ささき いさぶろう)
見廻組の局長で名門佐々木家の生粋エリート。詳細は銀魂の登場人物一覧#見廻組を参照。
伊東鴨太郎(いとう かもたろう)
詳細は真選組#その他を参照。
村田鉄矢(むらた てつや)
声 - 大西健晴 / 演 - 安田顕
誕生日:4月11日 / 星座:おひつじ座 / 身長:175cm / 体重:62kg
江戸随一の刀匠・村田仁鉄の息子。父の後を継ぎ、妹の鉄子と共に刀鍛冶を営んでいた。人の話を聞かずに大声でしゃべるのが特徴。
父を越えるべく、剣以外のものを捨ててまで、生前父が打った刀「紅桜」を機械と融合させ、対戦艦用機械(からくり)機動兵器として開発した。紅桜に「斬れない物は無い」「自分の全て」と豪語するほどの自信を持っており、それが折れた時自分には刀匠として何も残らないと思っていた。暴走した似蔵の攻撃から鉄子をかばって致命傷を負い、己の過ちを悟ると、鉄子に「いい鍛冶屋になれ」と言い残してこの世を去った。
『3年Z組銀八先生』には銀魂高校の生徒としてリターンズにて登場。妹の鉄子と一緒に万斉プロデュースで吉原商文化祭の音楽コンテストに出場した。
名前の由来は村田銃を発明した村田経芳
平賀三郎(ひらが さぶろう)
声 - 羽多野渉
発明家・平賀源外の息子。父に劣らずかなりのカラクリ好きであったが、源外のカラクリに対する姿勢に反発して家を飛び出し、鬼兵隊に入るも幕府により粛清される。その首は江戸の川原に晒され、それを見た源外の復讐の火種になる。鬼兵隊に入ったのは戦をするのではなく、親子喧嘩するためであったという。高杉によると剣の腕はそれほどでもなかったようだが、機械の扱いには長けていた。源外は彼を亡くした後、自ら造ったカラクリに「三郎」と名づけている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 混乱を恐れた幕府の意向で定々の死は表向き病死として片付けられている。
  2. ^ また銀時も高杉に人気があることに納得していない模様(銀魂キャラクターズブックvol.1より)。
  3. ^ 原作では、長谷川泰三や武市変平太が彼の服装をコスプレする、年賀状の回で銀時が「あけましておめでとう 今年も全てをブッ壊します」と、非常に物騒な内容の年賀状を送りつけてきたのかと想像するなど(実際は来島、河上、武市らの仕業)。アニメではハタ皇子にアテレコされる、第150話の新八が考えた最終回もどきで何故か魔法少女となった新八にモザイクのかかった謎の生物にされる、後述のゲーム『かぶき町日記』の思ヒ出アルバムで神楽・あやめにネタにされるなど。
  4. ^ これらは空知からの設定
  5. ^ 理由は「三味線を弾いてたら銀髪パーマの男にヘリコプターに叩きつけられ、そのままヘリコプターごと地面に叩きつけられて、突き指をした」とされている。
  6. ^ 文化14年1月8日(1817年2月23日)は、モデルとなった来島又兵衛の誕生日。
  7. ^ 原作紅桜篇、アニメ、単行本24巻の表紙でそれぞれ服装が若干異なっていたが、原作310話で再登場した時には24巻の服装に統一されていた。
  8. ^ 文政12年9月27日(1829年10月24日)は、モデルとなった武市瑞山の誕生日。
  9. ^ アニメでは高杉の声になるボイスチェンジャーも使用。『3年Z組銀八先生』のリターンズでも同様のことをしている。
  10. ^ それをやるたびに来島には拳銃で撃たれ、河上には三味線で叩かれている。同窓会の時も高杉の格好で現れた際は銀時から木刀で叩かれ、坂本から拳銃で撃たれた。

出典[編集]

  1. ^ 単行本34巻の質問コーナーより
  2. ^ 単行本第四十四巻の質問コーナーより。

関連項目[編集]