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マヨラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マヨラーとは、マヨネーズを好物とする人を意味する、日本語の新語、俗語。マヨネーズを大量にかけたり、マヨネーズをあまり使わない食品にも使う人を指して用いられる。「ゲテモノ食い」「味音痴」の意味が込められることもある。『現代用語の基礎知識1998年版』に若者言葉として掲載された。

マヨラー人口増加の要因として、日本人和食離れが挙げられる他に、関連企業によるイメージ戦略の成果だと指摘する声がある[1]

語源

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マヨネーズ(フランス語: mayonnaise)の略語「マヨ」に「~する人」を意味する英語接尾辞「-er」を加えたものである。「マヨ」に続く子音nからすると本来は「マヨナー」となるのが正しいが、1990年代半ば当時の

といった語尾が「ラー」の流行語が続いた流れを受け、「マヨラー」という語尾使いが普及していった[5]。同様の例として、「キティラー」(ハローキティのグッズを集める人々)などがある[5]

派生語にケチャップ好きを意味する「ケチャラー」がある。

マヨラーの例

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マヨネーズを直接吸って単体で食べる(飲む)以外の用途で、「かける(食材と同時に摂取する)」用途で使用する食材を以下に列挙する。

ご飯ピラフチャーハンカレーライス冷やし中華カップラーメンめんつゆ刺身洋菓子納豆など。

単にマヨネーズを大量または幅広い食品にかけるだけでなく、スパイスとブレンドした、多様なマヨネーズを購入・自作する人や、を漬け込んで柔らかくしたり、卵焼きなどの生地に混ぜて調理することで、ふっくらとした食感にしたりと万能調味料の様に使う人もいる。中にはフェイスパック頭髪ケアなどに使う愛好者もいる[6]

マヨラーは、野菜が見えなくなるほど大量にマヨネーズをかける。『脳と味覚』の著者山本隆の説によると、マヨネーズに含まれる大量の油分が元となって、快楽物質であるβ-エンドルフィンが出るため、マヨラーが生まれるとの事。その一方で、ねっとりとした独特の舌触り、酢の風味が残る味などが原因で、マヨネーズが苦手だという人も存在する。

脚注・出典

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  1. ^ 食べもの文化 (302) 2002-03
  2. ^ 1995年/ファッション産業年表 - ファッションビジネス学会
  3. ^ シャネラーとは - コトバンク/大辞泉
  4. ^ 第13回 1996年 - 新語・流行語大賞/ユーキャン
  5. ^ a b c d 『辞書には載らなかった 不採用語辞典』 飯間浩明 PHP研究所 2014, p56
  6. ^ 「帰ってきたマヨラー/ウルトラ調味料 髪にも指にも」『日経MJ』2018年4月25日(トレンド面)。

関連項目

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  • ツナマヨネーズ - コンビニの人気商品であるツナマヨおにぎりはマヨネーズかけご飯をヒントに開発された。