「犬神家の一族 (1976年の映画)」の版間の差分

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劇中では作曲家[[小杉太一郎]]の唯一の邦楽作品、[[箏曲]]「双輪」が効果的に映画音楽として使われている。この曲は箏曲家山田節子の委嘱により作曲されたものである。市川はその後も「双輪」を大変気に入り、『[[古都 (1980年の映画)|古都]]』(1980年)や『[[竹取物語 (1987年の映画)|竹取物語]]』(1987年)など、以後も箏曲が必要な時にはたびたび使用している{{efn|ちなみにこれらで使われている演奏はすべて山田節子によるものである。}}。TBSのタレント人気調査で3年連続トップになるなど、お茶の間では圧倒的人気を誇りながら、映画ではめぼしい実績を掴みかねていた石坂浩二は、初の大作主演での大ヒットに恵まれた。
劇中では作曲家[[小杉太一郎]]の唯一の邦楽作品、[[箏曲]]「双輪」が効果的に映画音楽として使われている。この曲は箏曲家山田節子の委嘱により作曲されたものである。市川はその後も「双輪」を大変気に入り、『[[古都 (1980年の映画)|古都]]』(1980年)や『[[竹取物語 (1987年の映画)|竹取物語]]』(1987年)など、以後も箏曲が必要な時にはたびたび使用している{{efn|ちなみにこれらで使われている演奏はすべて山田節子によるものである。}}。TBSのタレント人気調査で3年連続トップになるなど、お茶の間では圧倒的人気を誇りながら、映画ではめぼしい実績を掴みかねていた石坂浩二は、初の大作主演での大ヒットに恵まれた。


逆さ死体を演じているのは、[[寺田稔 (俳優)|寺田稔]](猿蔵役)のスタントを務めた[[青木湖]]・湖畔の旅館の主人である<ref>北山美紀・水原文人「メイキング・オブ・犬神家の一族」『プレミア日本版』2002年11月号、[[ハースト婦人画報社|アシェット婦人画報社]]、93-103頁。</ref>。この場面での衝撃体験を語る人は多いが、中でも[[宮部みゆき]]は、[[デンマーク]][[人魚姫]]像日本の湖沼佐清の足のモニュメント掲げるべしの主旨の冗談を述べている<ref>平成お徒歩日記{{要ページ番号|date=2021年5月}}</ref>。
逆さ死体を演じているのは、[[寺田稔 (俳優)|寺田稔]](猿蔵役)のスタントを務めた[[青木湖]]・湖畔の旅館の主人である<ref>北山美紀・水原文人「メイキング・オブ・犬神家の一族」『プレミア日本版』2002年11月号、[[ハースト婦人画報社|アシェット婦人画報社]]、93-103頁。</ref>。この場面での衝撃体験を語る人は多いが、中でも[[宮部みゆき]]は本作を観て以来水辺や湖沼行けば「佐清の足出てきそうだ」と必ず口にするといいこれに対して編集担当者から「全国の湖沼佐清の足の[[オブジェ]]置いて、毎日定時に上下させてはどうか」との冗談を返された旨を、著書で述べている<ref>{{Cite book|和書|author=宮部みゆき|year=1998|title=平成お徒歩日記|publisher=[[新潮社]]|pages=93-94p|isbn=4103750030|ref=harv}}</ref>。


佐清のマスクなどの造形は、東宝特殊美術の[[安丸信行]]が担当した{{R|ALL東宝}}。佐清のマスクの着色は、白と肌色を調合したもので、監督の市川崑の気に入った配色が出なかったため、何度も作り直させられて苦しかったと安丸は述懐している。また、ポスターなどに使用された湖から突き出した佐清の足は、美術助手であった好村直行の足を型取りして造形された。好村は後年、『[[犬神家の一族 (2006年の映画)]]』の美術を担当した[[櫻木晶]]に、本作の足が好村のものであることを驚かれて誇らしい気分になったと述べている<ref>{{Cite journal|和書|date =2017-01-05|publisher =[[洋泉社]]|journal =別冊[[映画秘宝]] 特撮秘宝 |volume =Vol.5|pages=128-129|isbn=978-4-8003-1127-6}}</ref>。
佐清のマスクなどの造形は、東宝特殊美術の[[安丸信行]]が担当した{{R|ALL東宝}}。佐清のマスクの着色は、白と肌色を調合したもので、監督の市川崑の気に入った配色が出なかったため、何度も作り直させられて苦しかったと安丸は述懐している。また、ポスターなどに使用された湖から突き出した佐清の足は、美術助手であった好村直行の足を型取りして造形された。好村は後年、『[[犬神家の一族 (2006年の映画)]]』の美術を担当した[[櫻木晶]]に、本作の足が好村のものであることを驚かれて誇らしい気分になったと述べている<ref>{{Cite journal|和書|date =2017-01-05|publisher =[[洋泉社]]|journal =別冊[[映画秘宝]] 特撮秘宝 |volume =Vol.5|pages=128-129|isbn=978-4-8003-1127-6}}</ref>。

2021年10月9日 (土) 15:12時点における版

金田一耕助 > 石坂浩二の金田一耕助シリーズ > 犬神家の一族 (1976年の映画)
犬神家の一族
The Inugamis
監督 市川崑
脚本
原作 横溝正史
製作 市川喜一
製作総指揮 角川春樹
出演者
音楽 大野雄二
主題歌 愛のバラード
撮影 長谷川清
編集 長田千鶴子
製作会社 角川春樹事務所
配給 東宝
公開
上映時間 146分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 15億5900万円[1]
(1976年邦画配給収入2位)
次作 悪魔の手毬唄
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犬神家の一族』(いぬがみけのいちぞく)は、1976年昭和51年)10月16日[注釈 1]に公開された日本映画横溝正史作による同名の長編推理小説の映画化作品の一作。製作は角川春樹事務所、配給は東宝

概要

1970年代中頃から1980年代中頃にかけて一種のブームとなった角川映画の初作品であり、市川崑監督・石坂浩二主演による金田一耕助シリーズの第1作でもある。金田一耕助を初めて原作通りの着物姿で登場させた映画としても知られる。横溝本人もゲスト出演(民宿・那須ホテルの主人役)している。

市川崑を監督に決めたのは、久里子亭[注釈 2]というペンネームで脚本を書くくらいミステリーが好きで、また「色彩の魔術師」と呼ばれて評価も高かったからだと、角川春樹は述べている[2]

「波立つ水面から突き出た足」のシーンや、不気味な白マスク姿の佐清などの印象的な場面が多く、後に何度もパロディにされている。大野雄二による主題曲「愛のバラード」も有名である。

劇中では作曲家小杉太一郎の唯一の邦楽作品、箏曲「双輪」が効果的に映画音楽として使われている。この曲は箏曲家山田節子の委嘱により作曲されたものである。市川はその後も「双輪」を大変気に入り、『古都』(1980年)や『竹取物語』(1987年)など、以後も箏曲が必要な時にはたびたび使用している[注釈 3]。TBSのタレント人気調査で3年連続トップになるなど、お茶の間では圧倒的人気を誇りながら、映画ではめぼしい実績を掴みかねていた石坂浩二は、初の大作主演での大ヒットに恵まれた。

逆さ死体を演じているのは、寺田稔(猿蔵役)のスタントを務めた青木湖・湖畔の旅館の主人である[3]。この場面での衝撃体験を語る人は多いが、中でも宮部みゆきは本作を観て以来、水辺や湖沼に行けば「佐清の足が出てきそうだ」と必ず口にするといい、これに対して編集担当者から「全国の湖沼に佐清の足のオブジェを置いて、毎日定時に上下させてはどうか」との冗談を返された旨を、著書で述べている[4]

佐清のマスクなどの造形は、東宝特殊美術の安丸信行が担当した[5]。佐清のマスクの着色は、白と肌色を調合したもので、監督の市川崑の気に入った配色が出なかったため、何度も作り直させられて苦しかったと安丸は述懐している。また、ポスターなどに使用された湖から突き出した佐清の足は、美術助手であった好村直行の足を型取りして造形された。好村は後年、『犬神家の一族 (2006年の映画)』の美術を担当した櫻木晶に、本作の足が好村のものであることを驚かれて誇らしい気分になったと述べている[6]

映画は15億6000万円の配給収入を記録し、大ヒットした。批評家やファンからも高い評価と支持を受け、第50回キネマ旬報ベスト・テンで第5位にランクインのほか、第1回報知映画賞作品賞などの各賞を受賞した。キネマ旬報によれば、本作のヒットにより製作と宣伝にコストをかけた邦画の一本立て大作路線が本格的にスタートした[7][注釈 4]

2006年平成18年)には市川・石坂のコンビでリメイク版が製作された。リメイク版も石坂が金田一を演じている。

ストーリー(原作との差異)

概ね原作通りに展開するが、佐智殺害から真相解明に至るまでの経緯は大幅に改変されている。

まず、佐智の死体を豊畑村の旧宅に戻して生前と同様の縛り上げられた状態にする設定は無くなっている。死体は本宅の屋根に置かれ、行方不明の佐智を探して天井裏に入り込んだ小夜子が、明かり取りの窓を通して発見する。佐清はその後も那須近辺に滞在したため静馬殺害のアリバイが成立してしまう事態にならず、派手な雪中逃走劇を展開する必要が無くなっている[注釈 5]。佐清は珠世を殺害する真似をするのではなく単に珠世に遺書を手渡すために現れ、それにより猿蔵に尾行されて豊畑村の旧宅で警察に逮捕された。逮捕の後、取調室で金田一が佐清の自白を否定して佐武殺しの真相を語り、続いて金田一が松子と1対1で対峙、警察が佐清を連れてきて松子が落ち着いたところで、金田一が全員に真相の全容を説明する。

佐智殺害後、屋敷中の斧(よき)を処分した設定は無く、静馬は手元に偶々あった斧で殺害された。そのため「ヨキケス」の見立ても不要になったが、湖上の倒立死体という状況設定は維持されている。死体を処理したのは佐清で、屋敷近くではなく崖の上から湖に投げ込んだ。佐智殺害で正気を失って徘徊していた小夜子が死体を発見する。

その他、以下のような設定変更がある。

  • 犬神家は製糸業ではなく製薬業であり、佐兵衛が放浪時代に麻薬の知識を得ていた芥子の栽培から始まっている。若林殺害や松子の自殺に使われた毒物は、芥子に由来するものである。
  • 原作では大山泰輔は「神主」で野々宮大弐は「神官」だが本作では神官で統一されている。大山は珠世が佐兵衛の孫だと以前から知っていて[注釈 6]、男色関係のことを古館から聞き出した金田一が問い詰めて聞き出し、それは松子が犯行を自白した際に松子のみに伝えた以外には特に公表されない。したがって、佐智殺害後に静馬が珠世と叔父姪の関係と知って結婚を目指せなくなり窮する設定も無く、珠世が佐清との結婚を迫る松子に佐清は偽者だと断言して拒絶する展開となる。
  • 青沼菊乃と宮川香琴は本作では同一人物とは明らかにされず、香琴は佐智殺害時における松子のアリバイに関する役割を概ね原作通りに担っているのみである。古館弁護士の調査では菊乃は空襲で死亡したという結果であったが、静馬は松子に殺害される直前に自分が9歳のときに死んだと語っており、矛盾している。
  • 佐武殺害時にボートが紛失していたことを猿蔵は警察に申告しておらず、湖畔で遊んでいた少年が血染めのボートを発見して警察に通報する。金田一はボートの位置から柏屋にたどりつき、警察より先行していた。血染めの手ぬぐいを柏屋に残して警察の目を「謎の復員兵」に向けさせようとした設定は無い。
  • 佐武通夜のあと、珠世は自室前の廊下[注釈 7]で小夜子と話しており、自室[注釈 8]へ入ろうとして侵入者と遭遇した。このとき金田一はまだ犬神家を辞去していなかった。
  • 湖底から浮き上がった佐武の死体がどのように発見されたかは明示されず、大山神主が発見した設定ではない。手形照合を思いついたのが珠世だったことは、このときではなく最初から明かされている。
  • 佐智は絞殺されるときの抵抗で松子の指を噛み切っており、ワイシャツのボタンによる負傷ではない。
  • 原作では珠世と共に育った孤児である猿蔵が、本作では全くの出自不明となっている。

また、以下のような原作に無い要素が追加されている。

  • 原作では特徴的な描写が無い那須ホテルの女中・はるが金田一の周囲に頻繁に登場する。金田一は彼女を通してホテル常連の薬学専門家に若林が殺害されるときに吸っていた煙草の分析を依頼し、芥子由来の毒を吸って死亡したことを明らかにする。
  • 原作では故人となっている松子の母親が登場する。幼少の松子を遺して犬神家を去ったが、松子に接触して金銭をせびる行為を繰り返しており、その過程で松子が若林に煙草を渡すところを目撃していた。
  • 原作では強調されていない遺言公表時の小夜子の反応が「あたしのことなんか何にも書いてないじゃない」という科白により描写されている。
  • 原作では描写がない静馬が佐清に代わって復員する回想シーンがある他、東京の仮面師が石膏で静馬の顔の型を取りながら、型にドロドロの樹脂を入れて固めた後、ベリベリと不気味な音を立てながら完成したゴムマスクを剥がしていく描写がおどろおどろしく描かれている。
  • ビルマ戦線で「どえらい傷」を負った静馬の素顔は原作では顎の辺りは無傷で鼻の代わりに赤黒い肉塊があるとされているが、本作では右側の顎の下にまで焼け爛れた傷があり、鼻も完全になくなっている。ただし、東京の仮面師が静馬の顔型を取るシーンでは鼻が確認できる。
  • 事件のすべてが様々な偶然の集積で、その偶然を巧みな筬にかけてひとつの筋を織り上げていった静馬の並々ならぬ知恵は軍隊時代に戦場で習得した生きるために必要不可欠な知恵であるとされているなど、本作の設定で佐兵衛が財を成した犬神家の麻薬同様、戦争が起因している。
  • 事件解決後のエピソードが追加されている。皆で金田一を駅まで見送ろうとしていることを古館弁護士から聞いた金田一は、見送られるのは苦手だと言って予定より早い列車で旅立つ。

出演者

以下はノンクレジット[要出典]
  • 柏屋の女房:沼田カズ子
  • 渡辺刑事:角川春樹
  • 東京の仮面師:岡本健一
  • 犬神奉公会の人:北島和男
  • 警察官:宮本茂
  • 野々宮大弐:那須清
  • 犬神佐兵衛の若い頃:阿部義男
  • 犬神佐兵衛の少年時代(写真):三ツ矢雄二
  • 犬神松子の少女時代:勝山美香子
  • 冒頭の佐兵衛の生涯を写真で振り返るシーンにおいて、「大正八年」の写真の中で佐兵衛(三國連太郎)の隣でグラスを高く上げている人物は監督の市川崑である。

スタッフ

受賞

ロケ地

  • 那須の街並みは長野県上田市で撮影された。
  • 湖の風景は長野県の青木湖木崎湖で撮影された。
  • 金田一耕助が投宿する「那須ホテル」は長野県佐久市にある「井出野屋旅館」で撮影された。
  • 信州那須神社は、長野県大町市にある国宝仁科神明宮で撮影された。

その他

  • 角川映画の海外セールスは、配給が東宝でも松竹でも関係なく、本作も含め以降、ほぼ全て東映国際部が担当している[9]。成果については不明。
  • 1978年(昭和53年)1月16日TBS系列「月曜ロードショー」にてテレビ初放送、視聴率40.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)

関連書籍

  • 18人の金田一耕助(1998年3月1日、光栄、山田誠二著)
  • 金田一です。(2006年12月1日、角川メディアハウス、石坂浩二著)
  • KADOKAWA世界名作シネマ全集 23 「犬神家の一族」「人間の証明」(2007年6月1発行、角川書店)- DVD付大型本
  • シネアスト 市川崑(2008年6月4発行、キネ旬ムック シネアスト)
  • 市川崑のタイポグラフィ : 「犬神家の一族」の明朝体研究(2010年7月12日発行、水曜社小谷充著)
  • 映画秘宝EX 金田一耕助映像読本(2013年12月16日発行、洋泉社MOOK 映画秘宝 EX)
  • 角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年(2014年2月21日発行、KADOKAWA/角川マガジンズ中川右介著)
  • すべては、角川映画からはじまった。(2014年10月27日、KADOKAWA、中川右介著)
  • 完本 市川崑の映画たち(2015年11月12発行、洋泉社、市川崑・森遊机共著)
  • 市川崑と『犬神家の一族』(2015年11月13日発行、新潮社春日太一著)
  • 角川映画 1976-1986(増補版)(2016年2月25日発行、角川文庫、中川右介著)
  • 昭和40年男 2016年8月号(2016年7月11日、クレタパブリッシング

発売履歴

発売日 レーベル 規格 規格品番 タイトル サイズ 備考
ポニー VHS VAF-1109 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1)
1984年3月21日 パイオニア LD FH090-34KD 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1)
1989年12月27日 東宝 VHS TG-4011 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1)
1991年10月25日 パイオニアLDC LD PILD-1061 犬神家の一族 劇場公開版(1.5:1) ネガテレシネによる高画質デジタル(D2)ニューマスター仕様により再発
2000年8月25日 角川映画 DVD KABD-78 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1)
2003年3月21日 角川映画 DVD KABD-550 角川映画クラシックスBOX〈70年代ミステリー編〉 スタンダード(1.33:1) 人間の証明」「金田一耕助の冒険」との3枚セット
2006年12月8日 角川エンタテインメント DVD DABA-0312 犬神家の一族 コレクターズ・エディション(初回限定生産) 劇場公開版(1.5:1) HDテレシネによるニューマスターをさらにレストアした究極のデジタルリマスター版で、特典ディスク付きの2枚組
2007年7月6日 角川エンタテインメント DVD DABA-90361 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1) 廉価版
2007年7月6日 角川エンタテインメント DVD DABA-0358 犬神家の一族 完全版 1976&2006(初回限定版) スタンダード(1.33:1) 1976年版と2006年版のセット
2011年1月28日 角川映画 DVD DABA-0765 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1) デジタル・リマスター版
2012年9月28日 角川書店 Blu-ray DAXA-4250 犬神家の一族 劇場公開版(1.78:1) 角川ブルーレイ・コレクション、デジタル・リマスター版
2016年1月29日 KADOKAWA / 角川書店 DVD DABA-91102 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1) 角川映画 THE BEST
2019年2月8日 KADOKAWA / 角川書店 Blu-ray DAXA-91502 犬神家の一族 スタンダード(1.33:1) 角川映画 THE BEST、廉価版

脚注

注釈

  1. ^ a b 日比谷映画劇場で先行上映。
  2. ^ クリスティのもじり。
  3. ^ ちなみにこれらで使われている演奏はすべて山田節子によるものである。
  4. ^ ただし、1980年には1本立てイコール大作のイメージは無くなり、観客側も1本立ての物珍しさに慣れてしまい、製作側も勝負作でない、大作でない1本立てを作成するようになった[8]
  5. ^ 季節も原作の10~12月ではなく9月ごろ。
  6. ^ 文殻を整理していて発見した設定は原作と同じ。
  7. ^ 原作では自室の居間部分。
  8. ^ 原作では自室の寝室部分。
  9. ^ クレジットでは三国連太郎。
  10. ^ a b c ノンクレジット。

出典

  1. ^ 中川右介『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』KADOKAWA、2014年、280頁。ISBN 978-4-04-731905-9
  2. ^ 現代ビジネス』 (2016年9月18日). “日本映画に革命を起こした『犬神家の一族』はここがスゴかった”. 現代ビジネスプレミアム 本/教養. 講談社. 2019年10月26日閲覧。
  3. ^ 北山美紀・水原文人「メイキング・オブ・犬神家の一族」『プレミア日本版』2002年11月号、アシェット婦人画報社、93-103頁。
  4. ^ 宮部みゆき『平成お徒歩日記』新潮社、1998年、93-94p頁。ISBN 4103750030 
  5. ^ 「特撮映画以外の造形」『オール東宝怪獣大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK 別冊映画秘宝〉、2014年4月27日、280頁。ISBN 978-4-8003-0362-2 
  6. ^ 『別冊映画秘宝 特撮秘宝』Vol.5、洋泉社、2017年1月5日、128-129頁、ISBN 978-4-8003-1127-6 
  7. ^ 「1979年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報1980年昭和55年)2月下旬号、キネマ旬報社、1980年、119頁。 
  8. ^ 「1980年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報1981年昭和56年)2月下旬号、キネマ旬報社、1981年、113頁。 
  9. ^ 「日本で一番タキシードの似合う男? 東映常務・国際部担当東映貿易(株)社長・福中脩」『AVジャーナル』1993年6月号、文化通信社、95頁。 

関連項目

外部リンク