蝙蝠と蛞蝓

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金田一耕助 > 蝙蝠と蛞蝓

蝙蝠と蛞蝓』(こうもりとなめくじ)は、横溝正史の短編推理小説。「金田一耕助シリーズ」の一つ。探偵小説誌『ロック(The Lock)』(筑波書林)昭和22年9月号に掲載された。

角川文庫人面瘡』(ISBN 4-04-130497-0)1997年発行に収録されている5話の短編推理小説の1編である。

金田一耕助が登場する作品の一つで、角川文庫版で28ページの短編である。舞台は戦後間もない日本の平凡なアパートで、蝙蝠とは主人公が金田一耕助につけたあだ名、蛞蝓は主人公が被害者につけていたあだ名である。[1]

あらすじ[編集]

アパートに住む主人公は隣に引っ越してきた金田一耕助のことがなんとなく気に入らない。主人公は裏に住む女を殺してその罪を金田一にかぶせてしまう事を想像して小説の下書きにしたためる。しかしこれは単なる想像で本気で殺人を犯す気は無くやがてその事も忘れていた。ある日主人公が帰宅すると裏に住む女が殺されていて主人公は殺人の嫌疑をかけられる。なぜか殺人の物証もあり、小説の下書きの事も主人公には不利な材料になる。主人公は連日警察の取り調べを受けていたが、ある日、取調室に金田一耕助が現れる・・・[1]

主な登場人物[編集]

金田一耕助
私立探偵。湯浅の隣人。
湯浅 順平
アパートの住人。作中の「俺」。
お加代
アパート経営者・剣突剣十郎の姪。
山名 紅吉
アパートの住人。
お繁
アパートの裏に住む女。湯浅曰く「蛞蝓女史」。
剣突 剣十郎
アパートの経営者。お加代の叔父。

漫画[編集]

JETの作画で『ミステリーDX』(角川書店)1999年8月号に掲載された。JETが漫画化した他の金田一シリーズと共に以下のコミックスに収録されている。

脚注[編集]

  1. ^ a b 横溝正史「蝙蝠と蛞蝓」角川文庫『人面瘡』金田一耕助ファイル6、角川書店、1996年、pp.237-264