悪魔の手毬唄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
金田一耕助 > 悪魔の手毬唄
悪魔の手毬唄
著者 横溝正史
発行日 1971年7月14日
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
ページ数 480
コード ISBN 4041304024
ISBN 978-4041304020(文庫本)
Portal.svg ウィキポータル 文学
[ Wikidata-logo-en.svg ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

悪魔の手毬唄』(あくまのてまりうた)は、横溝正史の長編推理小説。「金田一耕助シリーズ」の一つ。手毬唄の歌詞に沿って行われる童謡殺人を描く。

本作を原作とした映画2本、テレビドラマ5作品、ラジオドラマ1作品が、2014年3月までに制作されている。

あらすじ[編集]

昭和30年7月下旬、金田一耕助は1か月ばかり静養できる辺鄙な田舎を探して、岡山県警に磯川常次郎警部を訪ねた。磯川警部は耕助に、岡山兵庫の県境にある寒村、鬼首村(おにこうべむら)[1][2]の温泉宿「亀の湯」を紹介する。磯川の話では、23年前の昭和7年、亀の湯の女主人・青池リカの夫である青池源治郎が殺害され、犯人と目される詐欺師・恩田幾三はいまだに行方不明だという。

亀の湯に滞在した耕助は、リカの息子の歌名雄、リカの娘・里子、村の有力者・仁礼嘉平、庄屋の一族の末裔・多々羅放庵らと顔を合わせる。美男子で歌が上手い歌名雄は村の人気者で、旧家、由良家の娘で美人の泰子と交際しており、嘉平の娘・文子はそれに嫉妬していた。一方、嘉平はリカに歌名雄と文子との縁談を持ち込んでいた。ちょうどその頃、村の若者達の間では、村出身の人気歌手・大空ゆかりが里帰りするという噂で持ちきりとなっていた。実はゆかり(本名:別所千恵子)は、恩田が村の鍛冶屋の娘・別所春江に産ませた子供で、幼少時は「詐欺師で人殺しの子供」として周囲から迫害されていた。

一方、耕助は親しくなった放庵から、手紙の代筆を頼まれる。昭和7年、放庵の元を出奔した彼の5人目の妻・おりんが、復縁を求めてきたのだという。放庵の口述どおり、耕助は復縁を受け入れる手紙を書く。

耕助が亀の湯に滞在して2週間ほど経った8月10日。用事で山向こうの総社の町に向かう途中の耕助は、放庵の5番目の妻、おりんと名のる老婆と峠道ですれ違う。ところが、着いた先の総社の町の宿屋の女将・おいとの話によれば、おりんは昨年、すでに死亡しているという。驚いた耕助とおいとは放庵の草庵を訪ねるが、そこには放庵やおりんの姿は無く、来客があったことを伺わせる2人分の稲荷寿司の皿や濁酒の杯とともに、微量の吐血の痕が残されているのみだった。

8月13日、里帰りしたゆかりを囲んでの、村総出の歓迎会が催される。ところが、ゆかりの元同級生として歓迎会に出席するはずの泰子が見当たらない。夜を徹した山狩りの末、泰子は村内の滝つぼの中で絞殺死体となって発見される。遺体の口には、なぜか漏斗が差し込まれていた。滝の水が崖の途中に置かれたを満たした後、漏斗に注がれるような状態になっていた。

泰子の通夜が行われた晩、今度は仁礼家の娘・文子が行方不明となり、翌朝に村内の葡萄酒工場の中で絞殺死体となって発見される。遺体の腰には竿秤が差し込まれ、秤の皿には正月飾りに使われる作り物の大判小判が置かれていた。

耕助や警察、村人が奇妙な姿の遺体に悩む中、泰子の祖母・五百子は村に古くから伝わる手毬唄を皆に歌って聞かせるのだった。

概要[編集]

宝石』1957年8月号から1959年1月号にかけて連載。

連続殺人事件が村に伝承の手毬唄になぞらえて行われるという趣向は、『獄門島』の俳句見立てた殺人と同一系譜にあるものである。ただし本作の手毬唄は実在しない創作品であるため、これを引っ張り出すストーリー展開にも工夫がなされている。

作者によると、元々はヴァン・ダインの『僧正殺人事件』などいわゆるマザーグース殺人事件を知り、そのような作品を書きたいとの希望があった。しかし、二番煎じと批判されることを恐れて諦めていたところ、アガサ・クリスティーが『そして誰もいなくなった』で同じようなことをやっており、それが許されるのだから自分もやってみようと思い立ち、有名な俳句を用いて『獄門島』を執筆した[3]が、童謡殺人という点では満足できず、実在の伝承に基づくものを考えていた。しかし、なかなか都合のいいものが無く苦労していたところ、深沢七郎の『楢山節考』を知り、「無いなら作ればいいんだ」と気がついたという。

山間部の孤立した集落という舞台設定が謎解きに関わり、またサワギキョウオオサンショウウオも登場し、演出に一役買っている。

作品の評価[編集]

登場人物[編集]

金田一 耕助(きんだいち こうすけ)
私立探偵。

警察[編集]

磯川 常次郎(いそかわ つねじろう)
岡山県警警部。
立花(たちばな)
岡山県警警部補、捜査主任。金田一に対して猛烈なライバル心を抱く。
乾(いぬい)
岡山県警刑事、立花の部下。
山本(やまもと)
岡山県警刑事、立花の部下。
木村(きむら)
鬼首村駐在巡査。

亀の湯[編集]

青池 源治郎(あおいけ げんじろう)
鬼首村出身で亀の湯の次男。小学校卒業後に神戸市に出て、「青柳史郎」の芸名で活弁士をしていたが、トーキー映画の登場により仕事の場を失い、23年前の昭和7年に妻子とともに村に帰還、亀の湯の主人となる。同年11月25日(当時28歳)に殺害される。遺体は囲炉裏の中に倒れこんで顔が焼かれ、相好の区別がつかなくなっていた。
青池 リカ(あおいけ りか)
源治郎の妻、亀の湯女将。凛とした京女風の美人。
青池 歌名雄(あおいけ かなお)
源治郎の息子、鬼首村青年団副団長。高校時代は野球でピッチャーをやっていたこともあって、立派な体格をしている。美男子で歌唱力もあり、村の娘たちの人気者。由良泰子と恋仲。
青池 里子(あおいけ さとこ)
源治郎の娘。心臓が弱い。顔の造作そのものは美しいが、生まれつきの左半身の赤痣を気にしてあまり人前に出ない。
お幹(おみき)
亀の湯女中。実家の屋号は「笊屋」。大空ゆかりを嫌っている。

仁礼家[編集]

屋号は「秤屋」。

仁礼 仁平(にれ にへい)
仁礼家先代主人、故人。鬼首村に新しい産業としてブドウの栽培を持ち込み、一代で財産を築く。
仁礼 嘉平(にれ かへい)
仁礼家当主。父の事業をさらに広げ、村の「えらもん」として君臨している。青池リカに、自分の娘の文子と歌名雄との縁談を持ちかける。
次子(つぎこ)
嘉平の妹。神戸に嫁いでいる。
咲枝(さきえ)
嘉平の妹。鳥取県に嫁いでいる。文子の実母。
仁礼 直平(にれ なおへい)
嘉平の息子。
仁礼 路子(にれ みちこ)
直平の妻。
仁礼 勝平(にれ かつへい)
嘉平の息子、鬼首村青年団団長。歌名雄と仲がよい。
仁礼 文子(にれ ふみこ)
咲枝の子だが、嘉平の娘として育つ。しもぶくれの顔にうけ口で八重歯の美人。歌名雄と交際する由良泰子に嫉妬している。実は恩田幾三(後述)の娘である。

由良家[編集]

屋号は「枡屋」。

由良 卯太郎(ゆら うたろう)
由良家先代主人、故人。仁礼家の繁栄に危機感を抱き、対抗策を講じようとする中で恩田幾三に騙され、悲嘆のうちに命を落とす。
由良 五百子(ゆら いおこ)
卯太郎の母。手毬唄の歌詞を知る数少ない人物。
由良 敦子(ゆら あつこ)
卯太郎の妻。仁礼嘉平に対抗意識を燃やしている。
由良 敏郎(ゆら としろう)
卯太郎の息子、由良家当主。風采の上がらない男。
由良 栄子(ゆら えいこ)
敏郎の妻。
由良 泰子(ゆら やすこ)
卯太郎の娘、歌名雄の恋人。純日本式の美人で両親や兄弟とは容姿が全く似ていない。実は恩田幾三の娘である。

別所家[編集]

屋号は「錠前屋」。

別所 辰蔵(べっしょ たつぞう)
仁礼家の葡萄酒酒造工場工場長。飲んだくれで金に汚く、春江や千恵子から嫌われている。
別所 蓼太(べっしょ りょうた)
辰蔵・春江の父、千恵子の戸籍上の父。
別所 松子(べっしょ まつこ)
辰蔵・春江の母、千恵子の戸籍上の母。
別所 五郎(べっしょ ごろう)
辰蔵の息子、鬼首村青年団団員。歌名雄や勝平と仲がよい。
別所 春江(べっしょ はるえ)
千恵子の母。村に滞在していた恩田の世話をするなかで関係を持ち、千恵子を産む。
別所 千恵子(べっしょ ちえこ)
春江の娘。「グラマー・ガール」と呼ばれる国民的人気女優歌手。芸名は「大空ゆかり」。蓼太や松子のために、村に「ゆかり御殿」と呼ばれる大邸宅を建設する。実の父親は詐欺師で殺人犯と疑われる恩田幾三で、そのために幼少のころから村内で迫害されてきた。

その他[編集]

日下部 是哉(くさかべ これや)
大空ゆかりのマネージャー。
本多(大先生)
医者だが現在は引退している。昭和7年の事件時、青池源治郎の遺体を検死する。
本多(先生)
大先生の息子、医者。
本多 一子(ほんだ かずこ)
本多(先生)の妻。
多々羅 放庵(たたら ほうあん)
庄屋の末裔だが現在は没落している、本名は多々羅一義。妻を7回も取り替えたり、芝居に入れあげたりと、放蕩三昧の人生を送っている。鬼首村の手毬唄を発掘し、民俗学の雑誌に投稿する。
おいと
総社の町の旅館「井筒」の女将。放庵の知人でおりんの遠縁の親戚。
栗林 りん(くりばやし りん)
多々羅放庵の5番目の妻。通称「おりん」。昭和7年、放庵の元から出奔する。
恩田 幾三(おんだ いくぞう)
別所千恵子の実の父親。村に輸出用のクリスマス飾りのモール作りの内職を仲介する。青池源治郎殺害事件の容疑者。
その正体は、殺害された青池源次郎、本人。源次郎は、前述の仲介業を故郷の村人に斡旋するべく帰還するが、村の中でも下民として幼少期を過ごした彼は、村人に軽んじられることを警戒して「恩田幾三」の偽名を使う。十年以上前に村を出た彼の顔を覚えているものはおらず、逆に村の権力者の娘たちとねんごろになり、次々に彼女らと肉体関係を持っていく。一方で彼は、青池源次郎として妻子とともに帰郷。以後、亀の湯主人・青池源次郎と「恩田幾三」の一人二役の生活を始める。しかし、世界恐慌の煽りで仲介先の事業は失敗、詐欺師の疑いを向けられ始めた彼は逃亡を図るが、その際に起きたトラブルが原因となり、ある人物に殺害される。
「恩田」は別所春江との間に千恵子をもうけるとともに、村人には秘密にされているが、仁礼咲枝との間に文子を、由良敦子との間に泰子を遺している。

映画[編集]

1961年版[編集]

1961年11月15日に公開された。東映、監督は渡辺邦男、主演は高倉健

原作の設定とは人名や血縁関係などにかなりの差異が見られる。もともと用意されていた脚本を監督の渡辺邦男が没にして、脚本家の結束信二に全面的な書き直しを命じた。結束は没になった脚本を渡され、全く原作を読まずに書いたと述懐している。最終的には監督の渡辺が手を入れて完成した。なお1976年以降、映画「犬神家の一族」の成功で横溝正史ブームが起こった頃、女性週刊誌が歴代の金田一役の俳優を紹介し、インタビューを収録した。高倉は、「記憶にありません。とにかくあの頃は、次々といろいろな作品に出ていました」と答えている。

キャスト

1977年版[編集]

1977年4月2日に公開された。東宝、監督は市川崑、主演は石坂浩二

この作品では、季節が夏ではなく冬に変更(撮影時期に合わせたもの)されているほか、おりんの名前がおはんになっている。同時期の東宝配給作品『はなれ瞽女おりん』(市川と親しい長谷部慶治の脚本でもある)に遠慮したものと思われる。また、劇中には米映画『モロッコ』の一場面が登場する。

金田一が汽車の発車間際に磯川に「…(犯人)を愛してらしたんですね」と問いかけるが、汽笛に邪魔され伝わらないという『望郷』風のラストは、原作(汽笛の邪魔は入らない)の京都駅から伯備線総社駅に場所が変更されており、駅名を肯定の返事(そうじゃ)に引っ掛けた演出という指摘もある。実際、駅名「そうじゃ」を記したポールが画面中央で強調されている。

捜査主任立花役をシリーズレギュラーの加藤武が演じるほか、20年前の事件の未亡人への想いから再捜査の依頼者であり、金田一とは旧知の間柄の設定で磯川警部役に若山富三郎が配され、ダブル警部体制となっている。このシリーズは金田一を孤独な狂言回しとして徹底しており、加藤武の警察幹部も毎回初対面の別人として出てくるため(ただし口癖や仕種などはすべて共通)、シリーズを通して最初から金田一の知人として登場するのは、この磯川警部と『病院坂の首縊りの家』の老推理作家(横溝正史)のみである。

テレビドラマ[編集]

1971年版[編集]

おんな友だち』は、日本テレビ系列の「火曜日の女シリーズ」(毎週火曜日21:30 - 22:26)で1971年6月22日から7月20日まで放送された。全5回。

金田一は登場しない。

キャスト

1977年版[編集]

横溝正史シリーズI・悪魔の手毬唄』は、TBS系列1977年8月27日から10月1日まで毎週土曜日22:00 - 22:55に放送された。全6回。

毎日放送大映京都映像京都 脚本:田坂啓 監督:森一生

撮影がかなり進行した時点で急遽放映の1回延長が決定。そのため最終回脚本が2回分に書き直され、謎解き部分が非常に丁寧な作品となっている。

キャスト

1990年版[編集]

名探偵・金田一耕助シリーズ・悪魔の手毬唄』は、TBS系列1990年10月5日に放送された。

TBS東阪企画映像京都(協力:京都映画) 脚本:峯尾基三 監督:関本郁夫

「青池」姓の読み方は原作では「あおいけ」であるが、このテレビドラマでは「あおち」と発音していた。

キャスト

1993年版[編集]

横溝正史シリーズ・悪魔の手毬唄』は、フジテレビ系列2時間ドラマ金曜エンタテイメント」(毎週金曜日21:00 - 22:52)で1993年9月24日に放送された。

「青池」姓の読み方は原作では「あおいけ」であるが、このテレビドラマでは「あおち」と発音していた。

キャスト

2009年版[編集]

金田一耕助シリーズ・悪魔の手毬唄』は、フジテレビ系列2009年1月5日に放送された。

比較的原作通りの展開となっているが、登場人物がやや省かれて少なくなっている。また、ラストの謎解きのシーンが原作とはやや異なった形になっている。

ゆかり御殿が描かれる唯一の映像化作品である。また序盤で横溝正史が『そして誰もいなくなった』や『僧正殺人事件』を眺めながら童歌を口ずさむシーンが入れられている。

また、稲垣吾郎の金田一耕助シリーズは今までの金田一の映画およびドラマへのオマージュが多々あり、この作品でも市川崑監督の映画版において大空ゆかり役であった仁科亜季子が出演している。

なお、「青池」姓の読み方は原作では「あおいけ」であるが、このテレビドラマでは「あおち」と発音していた。

キャスト

ラジオドラマ[編集]

1976年8月NHKラジオ第1放送で日曜日をのぞき毎晩15分ずつ全12回に亘って放送。

前年8月の『悪魔が来りて笛を吹く』に続く金田一耕助シリーズ第二弾。金田一役に緒形拳、磯川警部に岡山県出身の長門勇と豪華キャストが起用された。長門勇は、翌年TBSで放映された「横溝正史シリーズ」で日和警部を演じた。リカ役にNHK連続テレビ小説うず潮』で主役を演じた林美智子。ほかに当時、若手女優として活躍していた鶴間エリ三谷幸喜脚本の舞台公演やテレビドラマで活躍している劇団「文学座」の小林勝也

原作に忠実な展開だが、伏線に関する変更がある。原作では、自分の容姿を隠すために人前では頭巾をかぶっていた里子が、文子の通夜の席に頭巾を脱いで参列し、最後の謎解きで、里子が偶然に犯人の正体を知り自分の容姿が動機と考えて、自分は何も気にしていないと犯人にメッセージを送っていたと説明がされる。ラジオドラマでは、金田一が里子に「頭巾をとって前向けに生きるように」とアドバイスしたことがきっかけとなる。この場面に続けて「今、思うと、このことは、犯人へのささやかな勝利だったといえるかもしれません」という意味のナレーションが流れる。また、ラストで金田一が乗る列車が走り去る音とともに「時は流れましたが、今もリカの命日に墓参りに来る人がいます。それは岡山県警を定年退職した磯川警部、その人なのです。」という意味のナレーションが流れる。

多々羅放庵は、原作では最後まで好人物として描かれているが、ラジオドラマでは、最終回に回想シーンがあり、青池源治郎の殺害の後、「わしは何も見ていないよ」と意味ありげに笑い、犯人から沈黙と引き換えに金品を強請っていたかのようなキャラクターに描かれている。

語り手の中西龍が、被害者に、「犯人は誰だったんですか?」とか「あなたが犯人では?」と質問したりする息抜きのシーンがあった。

漫画[編集]

かなりオカルト方向にデフォルメされたストーリーとなっている。
  • 悪魔の手毬唄(1998年) JET・著 横溝正史原作

脚注[編集]

  1. ^ 鬼首村の読み方を尋ねた金田一に、「オニコウベ村」と読むがふつう詰まって「オニコベ村」と呼ぶと磯川警部は答えている。
  2. ^ 鬼首村は『夜歩く』の後半の舞台としても登場しているが、所在地(『夜歩く』の鬼首村は岡山県と鳥取県の県境)や村の権勢家などが異なる同名の別の村である。
  3. ^ a b 真説 金田一耕助』(横溝正史著・角川文庫、1979年)を参照。
  4. ^ 1位から5位までの作品は、1.『獄門島』、2.『本陣殺人事件』、3.『犬神家の一族』、4.本作品、5.『八つ墓村』。
  5. ^ 他の横溝作品では、『獄門島』が1位、『本陣殺人事件』が7位、『八つ墓村』が44位、『蝶々殺人事件』が69位に選出されている。
  6. ^ 他の横溝作品では、『獄門島』が1位、『本陣殺人事件』が10位、『犬神家の一族』が39位、『八つ墓村』が57位に選出されている。

関連項目[編集]

  • 屋号
  • 童歌(手毬歌)
  • 人間椅子 (バンド) - 江戸川乱歩に傾倒するバンド。アルバム『人間失格』には題をこの作品から取ったと思われる「悪魔の手毬唄」という曲がある。また同アルバムに収録されている「あやかしの鼓」という曲では、この作品の章題である「生きているのか 死んでいるのか」というフレーズが使われている。
  • 岩崎正吾 - 作家。著作『探偵の夏あるいは悪魔の子守唄』(旧題『横溝正史殺人事件あるいは悪魔の子守唄』)という本作のパロディ作品がある。舞台の八鹿村(「八馬鹿村」とも呼ばれる)に伝わる子守唄に見立てられて竹のお大尽、梅のお大尽(小梅佐兵衛)、獄門寺の和尚らが殺され、これを雇われ探偵のキンダイチが捜査する。「八馬鹿村子守唄」考を投稿した矢鱈放言、キンダイチが鬼首峠でおりんと名乗る老婆に出会い、佐兵衛にその話をすると30年前に死んだはずだと騒ぎ出すなど、本作を中心に横溝作品を意識した趣向が散りばめられている。