やすらぎの郷

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やすらぎの郷
ジャンル テレビドラマ
放送時間 月曜 - 金曜 12:30 - 12:50(20分)
放送期間 2017年4月3日 - 9月29日(予定)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ朝日
製作総指揮 五十嵐文郎(テレビ朝日)
演出 藤田明二
阿部雄一
池添博
唐木希浩
脚本 倉本聰
プロデューサー 中込卓也(テレビ朝日)
服部宣之(テレビ朝日)
河角直樹(国際放映
出演者 石坂浩二
浅丘ルリ子
有馬稲子
五月みどり
野際陽子
加賀まりこ
藤竜也
ミッキー・カーチス
八千草薫
山本圭
常盤貴子
松岡茉優
草刈民代
風吹ジュン
名高達男
音声 ステレオ放送(解説放送実施)
字幕 字幕放送
オープニング 中島みゆき慕情
外部リンク 『やすらぎの郷』公式サイト
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やすらぎの郷』(やすらぎのさと)はテレビ朝日系列帯ドラマ劇場』(おびドラマシアター)枠(毎週月曜 - 金曜12:30 - 12:50)にて、2017年4月3日から放送中の、同枠第1作となる帯ドラマである[1][2]倉本聰のオリジナル脚本作品。主演は石坂浩二で、浅丘ルリ子有馬稲子加賀まりこ五月みどり野際陽子八千草薫藤竜也ミッキー・カーチス昭和を代表する俳優が共演する。

概要[編集]

俳優歌手ミュージシャン脚本家などの昭和世代にテレビの世界で活躍した人物だけが入居する、東京近郊の老人ホームやすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ[注 1])」を舞台に、“家族の絆”・“友情”・“愛情”・“死”などをテーマに、現在のテレビの在り方に対する批判も盛り込み、ユーモラスかつシリアスに描く。

テレビ朝日が設けるシルバー向けの新・帯ドラマ枠『帯ドラマ劇場』の第1作として放送されている作品で[3]、脚本家の倉本聰が「夜のゴールデンタイムに若者向けのドラマが数多く放送され、大人の観るドラマが少ない」として本作を企画、その企画を受け入れたテレビ朝日が「大人のための帯ドラマ」枠を新たに創設した[4]。本作は2クールを予定している[5]

『帯ドラマ劇場』枠としての初回かつ同枠第1作である本作品初回の2017年4月3日放送分の視聴率は8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を記録し、同時間帯[注 2]の前4週[注 3]平均から3.0ポイント上昇、同時間帯の他局の情報・バラエティ番組を上回って、中高齢の視聴者向けの新設枠として好スタートを切った[6][7]

本作初週に限り、後座番組『ワイド!スクランブル・第2部』の冒頭では本作を観た出演者が感想を述べる演出が行われた。

民放製作TVドラマの視聴率が人気作でも10%以下に低迷する斜陽期にも関わらず、週刊新潮週刊文春など一般向け週刊誌を中心に撮影時の秘話や裏話、登場人物のモデルが誰かといった内容が度々記事にされるほど、話題性と注目度で成功を収めた。

尚、栄役の石坂、マロ役のミッキー、大納言役の山本が劇中釣りをしながら雑談するシーンでは演者たちの安全のため背景を別撮りした合成撮影が用いられる。他にもお嬢役の浅丘とマヤ役の加賀が自動車で移動するシーンでも用いられている。

野際陽子が放送期間中の6月13日に死去した為、本作が野際の遺作となり、野際の死去が公表された翌日(同月16日)の第55話において、番組冒頭に 「6月13日、野際陽子さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」というテロップが挿入され、本作の番組ホームページでも同様に野際の死を偲ぶ文章が記載された。

ストーリー[編集]

テレビ業界の黄金期に人気脚本家として活躍した菊村栄は、元女優で認知症を患った妻・律子を献身的に介護したが先立たれる。律子は更年期に入り物覚えが悪いことに悩んでいた時期、ある批評家の酷評が引き金で女優引退を余儀なくされ生き甲斐を失い認知症を発症したのだった。栄は彼女の介護に専念するため、脚本家としては事実上の断筆状態となってしまう。そして、同居しながら介護に一切関わろうとしない長男の嫁との間にも深刻な溝が生じていた。

律子を看取った後、仕事も生き甲斐も失って途方に暮れていたとき、以前に律子と夫婦での入居をすすめられていた「やすらぎの郷」から再び入居の誘いを受ける。テレビ業界では「都市伝説」のように語られていたその施設に半信半疑ながら入居を決めた栄は、そこでかつて一世を風靡した女優たちと再会を果たす。栄にとって憧れの存在でもあり清楚な雰囲気で人気を博した九条摂子、国民的人気女優だった白川冴子、菊村とは仕事の機会が多かった水谷マヤ、亡き律子を知る井深涼子など入居者たちの錚々たる顔ぶれに菊村は驚愕する。

入居者たちは海沿いで風光明媚かつ広大な敷地の中に作られた施設で、元CAで行き届いたサービスを提供する松岡伸子コンシェルジュと呼ばれる女性スタッフや、悉く前科者で「更生中」の男性スタッフから大事に扱われ人生の終末期を謳歌していた。また、それぞれあだ名があり、摂子は「姫」、冴子は「お嬢」、逮捕歴もある個性派男優真野六郎は「マロ」、時代劇の当たり役に由来する「大納言」こと岩倉正臣など様々。栄は「今もって現役」意識の強い女優たちから自分たちを主役にした脚本の執筆依頼を談じ込まれ、現役当時のように「栄ちゃん」「菊村先生」と呼ばれるようになる。そして、夜は「ハッピーちゃん」の愛称で親しまれるバーテンダー財前ゆかりが切り盛りする「カサブランカ」で一杯やりながら噂話や昔話に花を咲かせた。

やがて栄は、施設を運営する「やすらぎ財団」の理事長で施設内の医師でもある名倉修平、加納の娘で総務理事の名倉みどり夫妻から信頼され内々に依頼を受けることになったり、女優たちの持つ意外な一面を知ったり、余計な指摘からちょっとした騒動に巻き込まれるなど、多忙かつ新鮮な毎日に翻弄されるのであった。

登場人物[編集]

「やすらぎの郷 La Strada」の入居者と関係者[編集]

菊村栄(きくむら さかえ)
演 - 石坂浩二
脚本家。年齢は70代後半。戦時中の疎開時期を除いて東京・杉並の善福寺で生まれ育ち、早稲田大学文学部を卒業後[注 4]に脚本家への道を歩み、テレビの黄金期には数多くのテレビドラマをヒットさせ紫綬褒章を受章するほどの活躍をした。愛煙家で、近年の禁煙ブームに辟易している。性格は表面的には温厚で人当たりが良い一方、頑固な面や執念深い面、猜疑心も強いなど、内面的にはかなり複雑な人物。
「やすらぎの郷 La Strada」に入居するまでは、善福寺に一戸建てを構え、妻の律子、息子の一郎とその嫁の加奈子、孫の梢の5人で暮らしていた。数年前に律子が認知症になってからは、介護と両立させるために在宅での執筆に専念していたが、病状が進むにつれそれすら困難となり、ついには彼女を殺して自らも死のうと考えるまでに追い詰められ事実上の断筆状態となっていた。その矢先に「やすらぎの郷 La Strada」から誘いがあり、夫婦共々入居する決意を固めたが、律子の死により入居は一旦棚上げとなった。それから約半年が経過して心の整理ができたことを機に、単身での入居に踏み切る。
家族は先述の妻と息子の一家の他に、死別した両親と兄がおり、この他に姉と妹と、何人かの甥や姪がいるが、この他に両親に兄弟がいるかどうかといった親族の全容については本人もはっきりと把握してはいない。
「やすらぎの郷 La Strada」ではコテージの203号室に入居するが、かつてそこに入居しており、最後には自殺した栗山たかこの件で幽霊騒動の末、マヤの提案により部屋の模様替えを行い、たかこが使っていた家具の数々をマヤが手放した物に入れ替えた。律子の位牌と遺影は自宅から持ち込んだが、遺影については摂子らが所持していた昔の写真の中にあった、律子が一番輝いていた若い頃の水着姿のブロマイドを譲ってもらい、コテージに改めて飾っている[注 5]。冴子とマヤからは“栄(えい)ちゃん”の愛称で呼ばれ、他の人物からは主に「先生(または菊村先生)」と呼ばれる。また、脚本家としては事実上の引退状態にあるものの、彼ら旧友の俳優陣からは自分のために脚本を書くよう個人的に頼まれている。
「姫」こと摂子からある男性から受け取った遺品について相談され、博学ぶりを見せ「ただのデッサン画」を実は高価なものだと疑ったことで事態をややこしくしてしまった。また話題の新人作家「濃野佐志美」が発表しようとしている作品が摂子と加納にとって苦く辛い過去を暴くものだとして名倉夫妻から正体を含めて内々に相談され、食事に誘って涼子の説得にあたり「作家として人を傷つけるものは世に出すべきではない」と諭した。
秀次の入居が決まった後で六郎と彼に関する話をする中で、「やすらぎの郷 La Strada」に彼と過去に関係を持った女性が何人もいるという話題になり、顔ぶれを説明される中でポロリと律子の名が出たのに反応するも、六郎から違うと言われる。しかし、当の六郎が栄の追及に対し慌てて否定するだけだったことや、後述の律子の過去における行動もあって彼女と秀次の間に何かがあったのではないかとの疑念を抱く。当の秀次は入所予定日に現れず、深夜になって突然栄のコテージを訪ね、律子の位牌に長々と手を合わせた後、無言のまま遺影に見入ってしまうなど不審な行動で栄を更に悩ませ、不眠に悩んで明け方に眠剤を飲んだ栄は起床点呼に遅れ「死んだ」と騒ぎになる。マヤや冴子たちに律子と秀次の関係をはぐらかされ、凉子に真相を聞いた。その中で、律子は秀次にヌードモデルに誘われたが結局何の関係もなかったこと、かつて起こした律子の自殺未遂の原因が凉子に対する罪悪感によるものであって栄が若い女優に慕われた事が直接の原因でなかったことを知る[注 6]
秀次と律子の関係について誤解が解けるや、秀次がギックリ腰を起こしたことで密かに溜飲を下げていたが、病室から逃げ出した秀次にコテージに転がり込まれる。(秀次の項参照)そもそも嫌いな人物だというのに横柄な態度に出られるわ、ソファーで寝るハメに陥るわ、下の世話まで手伝わされるわと散々な目に遭うが、人間としての格の違いで強い態度に出られない。さらに警察に疑いを持たれ、実情は知らない涼子、冴子、マヤからは不本意にも秀次を匿う「真犯人」と勝手に憎まれていた。
郷内の人間が確執がある小春を避ける中彼女と接し、歓迎パーティーにも出席する。その後小春の自殺を受け、彼女の遺体の引き取り人を買って出て一時都会へ戻り、彼女の遠縁である村井や手伝いに来た中山と共に彼女の遺体を荼毘に付す。
菊村律子(きくむら りつこ)
演 - 風吹ジュン
栄の妻。元女優。物語開始の時点で故人。劇団に属する舞台女優として活動し、人気を集めてブレークしたが撮影中の事故で腰を痛めてからは体力が落ち、加齢による心身の衰えもあって集中力や記憶力が低下してゆき、自らが出演した舞台で台詞を全く出せなくなり、その舞台を中断させた上に一部からも批判を受けた事に傷ついた末、その批判を気にする必要はないと励ます栄の言葉も「あなたは書くだけで、人前で演じた事が無いからそんなことが言えるのよ!」と撥ね退けて女優を引退する。
ブレークした全盛期には天然な面を持つことから“トロコ”の愛称で呼ばれていたが、凉子や六郎や秀次は栄との会話の中で律子を“律(りっ)ちゃん”の愛称で呼んでいる。
引退後は専業主婦として日々を過ごしていたが、晩年は認知症を患い、突如として家を出て周囲を徘徊しては栄に家へと戻されるようになり、末期には過去の出演作品を見ても出ているのが自分だと気付かず、栄が誰なのかすらわからなくなるに至った。それでも時々は意識が正常に戻って栄と普通に会話を交わすこともあり、そのような中で「やすらぎの郷 La Strada」への入居の話が舞い込み、栄と共に入居すると決まっていたが、入居を待たずして亡くなった。折しも入居のみならず、金婚式を迎える前であった。
栄は後述の路子との「女の一生」に関する会話の中で、自分と律子の関係について尋ねられた際に「律子の初体験の相手は自分」と口を滑らせている。その一方、栄との結婚後に仕事にて秀次と共演した頃、絵に熱中していたことがあり、これと六郎の発言もあって栄から秀次との間に何かあったのではないかと疑われる。
実際に、夫である栄が若い女優から一方的に慕われ、「この件で律子に心配をさせたくない」という思いからあたかも何もないように装っていた中で彼女からのプレゼントであるペンダントを自宅のピアノに隠していた事に気づいてしまい、栄の糸を察してあくまでも表面上は「全く気付いていない」というふりを通そうとして精神が不安定になっている時期、秀次から執拗にヌードモデルを頼まれていた事があった。だが結局モデルにはならずに途中で思い返して帰ろうとし、その途上で当時秀次と同棲中だった凉子と鉢合わせる。その後涼子に謝罪の電話を掛けたがそこで凉子が何も言わずに電話を切るという、「あなたを絶対に許さない」と激怒しているとも受け取れる反応をしたことで精神的に追い詰められた末、過量服薬自殺を図るが、これに伴い「別れの挨拶」としての電話を掛けた凉子が事情を察し、手を回して病院に搬送したため一命をとりとめている。これが秀次との関係の真相であった[注 7]
すでに没しているが、栄の回想や妄想などにたびたび登場している。
白川冴子(しらかわ さえこ)
演 - 浅丘ルリ子
コテージ108号室の住人で、『緑の天使』でデビューを果たして以来芸能界で活躍してきた国民的人気女優。愛称は“お嬢”。「やすらぎの郷 La Strada」へ入居した栄と、『ゴールデン街の天使』の打ち上げから20年の時を経て再会を果たした。かつて203号室で暮らしていたが、栗山たかこの幽霊と思しき怪現象の末、わずか3ヵ月で部屋を代えた。老いてもなお見栄えには気を遣っており、化粧をしていないすっぴんの顔は誰にも見せない主義。中学卒業後すぐに芸能界へ進んだためか常識には疎く、栄のみならずマヤをも閉口させることも多い。経済観念も破綻しており、絶頂時に稼いだ多額のギャラは「墓まで持って行けないから、お互い連れ合いもいないので生きているうちに使う」というマヤとの合意もあってほぼ使い果たし、現在は困窮している。一体幾つまで生きる人生計画だったのかと栄からは呆れられているが本人は「美人薄命」という理由でもっと早く死ぬものだと考えていた。
かつて人気の絶頂にあった頃は、冴子の誕生日パーティーに呼ばれることが芸能界におけるステータスであったが、彼女の人気に陰りが出だした頃から招待状を出してもそれを受けて出席する人数が減ってゆき、ついには3人しか出席しない事態となりパーティーの中止に追い込まれるが、周囲の手のひらを返したような扱いの違いを前に摂子が提案した「ナスの呪い揚げ」を承諾し、儀式の内容上大勢を呪うことは出来なかったものの、当初予定した384人の呪い揚げ候補を何とか30人にまで絞り込んだ上で実行した。翌日、そのうちの一人が儀式の時間帯に40代の若さで急死したことを知って動揺する。
他の女優たちと同様、小春と確執があり嫌っており、彼女の歓迎パーティーには出席しなかったが、その後考えを改め、小春が去る際には摂子と共に彼女を門で待ち受け和解。涙ながらに去る小春を見送った。
水谷マヤ(みずたに -)
演 - 加賀まりこ
コテージ105号室の住人で、きつい口調が特徴の女優。16歳で『青い果実』でデビューした。喫煙者かつ酒も強く「悪女」といった印象を与える。冴子とはしょっちゅう口喧嘩をしているが、決して仲が悪いわけではなくむしろ良いコンビ。
昔から他者の心を読むのに長けており、それを遠慮なく追及するためどんな男とも長続きしなかった。栄とは仕事上の付き合いが深く、腐れ縁で互いの過去の所行については互いにイヤというほど知っており正に「異性の悪友」。冴子と同じく最終学歴が中卒という身で難しい日本語は苦手。ただ事情通で世間擦れしているため、浮き世離れした面も持つ女優陣の中ではわりと常識派に位置して、したたかな面も際立つ。栄の妻・律子の過去にも精通しているのだが、わりと口が重く大事な秘密は漏らさない。気の置けない存在として栄のコテージには頻繁に出入りしている。
三井路子(みつい みちこ)
演 - 五月みどり
コテージ304号室の住人で、歌手としてデビューし『夜、咲く花』で一世を風靡してから女優へと転身。1990年代に栄が脚本を手がけた『可愛い女』でギャラクシー賞を受賞した。かつて203号室で暮らしていた大女優の栗山たかことは「お姉様」と慕っていた仲であり、彼女と話し合って構想を作った「女の一生」を題材にした、自分が主役の舞台の脚本を書くよう栄に頼む。彼女らが構想を練った「女の一生の3つのターニングポイント」とは、「処女を失う時・男に金で抱かれる時・男に相手にされなくなってから、金で男に抱かれるようになる時」という、栄を仰天させるものであった。
霊感が強いと自称し、203号室での怪現象をたかこや彼女の死後に息を引き取った飼い猫の霊が原因であると主張するが、彼女の霊感絡みの発言の中には脚本を書く気は無いと言う栄に「嘘。書きたいと顔に書いている」と否定したり、怪現象を止める方法として「お姉様の望み通りの脚本を書いて」と頼むという、彼女自身の願望を栄に押し付ける口実じみたものが含まれており、栄からは脅迫かと疑われるなどいささか胡散臭く思われている。しかし彼女自身はこれはあくまでも本物の霊感であると認識しており、霊を慰めるために香を焚いたりしている。秀次がぎっくり腰で倒れた時もおむつを穿かせようとする冴子たちとは異なり、ヴィラの一角で香を焚いていたが後にこれについて「亡くなった大村さんも腰を痛めていたけど、大村さんの霊がまだいたから、秀さんもぎっくり腰になった」と語っている[注 8]
秀次の件が収まったのちにどさくさに紛れて彼のヴィラへ赴き、おむつを取り替えるしたたかさも併せ持つ。
小春の歓迎パーティーに出席した数少ない入居者の一人。
九条摂子(くじょう せつこ)
演 - 八千草薫
ヴィラA号室の住人で、戦前から活躍する女優。戦前はいくつもの映画に出演していたが、戦後はテレビドラマを中心に活躍し、かつて栄が手がけた『祇円物語』で主演女優賞を受賞したことがある。90歳を過ぎても品の良い美しさを保っている。愛称は“姫”。
かつて若手の画家と結婚するも、その結婚生活は夫の薬物中毒死によって数年で破綻しており、それ以外の結婚歴はない。ただし、世間では戦前に関係があるも死別した映画監督の千坂浩二こそが「姫の永遠の恋人」として認識されており、彼女自身も浩二の写真が入ったカメオを大切に身に着けており、なおかつ彼に「処女をあげた」とも冴子らに語っている。普段の生活はガーデニングに精を出す穏やかで慎ましいもので、飲めないため「カサブランカ」に顔を出すことも稀。一回り年下の栄にとって憧れの存在。
故人の意向で贈与された遺品のスケッチ画について摂子から相談された栄は、それが有名画家の大作のもとになったデッサン画でないかと指摘。高額なものでないかと疑い鑑定を依頼する。それと知った摂子は受け取りを拒否し、故人の意向を重んじる遺族と揉めることになってしまう。その後、栄だけに「ホントは欲しかったが、女の意地というものがあるでしょう」と本音を覗かせている。
戦時中、海軍の若手参謀だった英吉からの求めに応じて特攻隊員への慰問の食事会に参加した。隊員たちは思いも掛けぬ計らいに喜んだが、それは翌日に出征し死ぬことが確実であった彼らに対する、いわば「最後の晩餐」であったことを知り、複雑な心境を抱く。さらに終戦後、その時の特攻隊員の母親から「息子は貴方に逢えたことを喜んで戦死を遂げたが、貴方はそのときの食事の味を覚えていますか?」という内容の手紙を受け取り、深い心の傷を負う。
冴子が毎年行っている誕生日バーティーに出席するとの返事を出した数少ない一人であったが、出席者の少なさゆえにパーティーが中止となり、ホテルへの高額なキャンセル料の発生に困惑する冴子への同情と、恩知らずな関係者への憤りから、戦前の映画撮影所で流行っていたという、丑三つ時に恨みのある人間一人に対して一本のナスを揚げてから食べる(あるいは、最低でも一口は齧る)という「ナスの呪い揚げ」の儀式を提案、内緒で協力してくれたスタッフの助力も得て自らのヴィラにて実行した。後日、深夜に大騒ぎしていたことと「ナスを使ってなにかしていた」件についてみどりから追及を受けるも、ボケたふりをして誤魔化すお茶目な一面も持っている。
一方で過去の蟠りに囚われて小春の歓迎パーティーに出席しなかった冴子やマヤ、マロに対しては激怒を露わにした。
その後小春が「やすらぎの郷 La Strada」を去る際には冴子と共に門で待ち受け、彼女に「郷のみんなから」とした餞別を渡して彼女を励まし、見送った。
川添夕子
演 - 松本ふみか
摂子の付き人。彼女からは「夕ちゃん」と呼ばれている。秀次の失踪騒ぎにおいては、誰も傷つけない形で事を収束させる為に「誰も気づかなかったことにすれば良い」という少々無理のある幕引きを提案する。
真野六郎(まの ろくろう)
演 - ミッキー・カーチス
コテージ101号室の住人で、賭博での度重なる逮捕歴を持つ個性派男優。愛称は“マロ”。生まれは秋田県。賭場への出入りは終戦後間もない時期からという筋金入り。老いてもその性分は変わらず、秀次の失踪騒ぎの際には、自らが胴元となり施設内の住人や職員に対して「誰が秀次を匿っているか」を予想する“馬券”を売っていた。一方で本業の俳優業では『山から谷へ』でギャラクシー賞を受賞したことがあるが、本人はこれを受賞した当時について「あの年だけやけにチヤホヤされたが、翌年からはあまり見向きもされなくなった」と語っている。
夜になると「カサブランカ」の常連客として、正臣や栄と盃をかわしている。芸能界での長いキャリアから表には出ない様々な噂話を知っており、酒が入るとそれらをポロリと漏らしたりすることが多く、そのせいで「ナスの呪い揚げ騒動」に巻き添えを食って参加させられたり、栄に律子の件でいらぬ疑いを持たせたりしてしまう。
家族は兄と姉がいるが関係は良くないようで「俺の遺産はあいつらにはあげないよ」と栄や正臣に明言しているが、その総額は30万円とのこと。また、50歳の頃に愛人に産ませた娘がおり、遺産は彼女に全て譲る意向であるが、それが法的に可能か否かについては少々ややこしい(詳細は後述)。
岩倉正臣(いわくら まさおみ)
演 - 山本圭
コテージ201号室の住人で、1970年代に時代劇で人気を博した男優。栄と同じく、妻に先立たれた身である。
自ら主演した東日テレビの「痛快極楽時代劇 幕末大納言」を主軸とする一連の「大納言シリーズ」が大ヒットしたことから、愛称はそのまま“大納言”。同作品には、続編として作られるも当たらなかった「新大納言シリーズ」と、その続編で再びブレイクした「中納言シリーズ」、さらにその続編として作られるも大失敗に終わった「少納言シリーズ」がある。その後、麻布に居酒屋「大納言」を出店するが、あえなく失敗に終わる。
「大納言シリーズ」には思い入れがあるようで、コテージの洗面所の一角には関連グッズと思しき「大納言」と書かれたステッカーを貼っている。また、時代劇に出演した経験や武道の嗜みがあることから、ある程度ながら日本刀の目利きが出来る。
小春の歓迎パーティーでは司会を務めた。
井深凉子(いぶか りょうこ)
演 - 野際陽子[注 9]
コテージ206号室の住人で、女優。かつて栄が手がけた『老女組合』に出演したことがあり、加えて律子を含めた菊村家とは家族ぐるみでの交流があった。体も頭も動かさないと鈍るという考えから、ウォーキングが日課。執筆業という職業病につきもので運動不足気味の栄とは正に対極に位置する溌剌とした女性。小料理屋「山家」の常連客でもある。
秀次とは若い頃同棲をしていた過去を持つ。それ故に秀次の入居に浮き足立つ女優陣の中で唯一人超然と構えていたが、彼の失踪騒ぎの際にはその過去から警察に被疑者として真っ先に疑われ、事実上「家宅捜索」されたことに立腹している。
演者である野際の卓越した演技力に比して出番が少なく、前番組である「徹子の部屋」の司会者で本作のファンであり、野際とはNHKキャスター時代からの親友黒柳徹子から訝しまれていたが肺線ガンでの闘病中で出演が制限され、2017年5月に肺炎併発による緊急入院の後に6月13日6月15日に公表)に他界した。なお、野際の出演個所については、入院した5月8日までに撮影終了をしており、野際の死没後も特に影響はないとしている[8]。またデイリースポーツによると、野際が退院しすぐにでも復帰できるよう、テレビ朝日は複数の台本を準備していたという[9]
濃野佐志美(こいの さしみ)
本屋大賞にも作品がノミネートされるなど、最近注目の新人作家。その正体は謎とされているが、実は凉子のペンネームである。作品の多くは「やすらぎの郷 La Strada」での出来事や入居者たちの過去話を、人名を架空の名前に変えるなどしてフィクション仕立ての小説としたもので、その中にはかつて栄が律子と若い女優との三角関係になったあげく、律子の自殺未遂にまで至った一件を題材にした『壊れたピアノ』もあった。ペンネームの由来は「山家」の名物メニューにして彼女のお気に入りでもある「鯉の刺身」。
女優として脚本家の台本に沿って演じていたことへの反動と、入居者たちから聞き出したネタを眠らせたくないという欲求が執筆業への転身に繋がった[注 10]。姫と英吉の戦時中の秘話をもとにした『散れない桜』を発表しようとした時には、その分野では先輩格の栄の説得を受け、原稿を破棄しろという忠告には従った。逆に栄が律子と秀次の過去に疑惑を向け、故人の秘密を暴こうとした際には「事実は事実だが、唯一無二の真実ではない」と諭す側に回った。
及川しのぶ(おいかわ -)
演 - 有馬稲子
コテージ306号室の住人で、シャンソン歌手。お酒好き。かつて日本人歌手としては初めてカーネギーホールでコンサートを開催した経歴を持ち、さらには今から遡ること40年ほど前に、日本のバラエティ番組の草分け的な存在とも言われた伝説の番組「しのぶの庭」のMCを担当していたが、声が出なくなってからはシャンソン歌手としての第一線からは身を引き、女優業にも手を出すが、栄の手掛けたドラマに出演するものの演技力不足で人気を得られずに終わった。
現在は認知症なのか、酔った勢いで「エディット・ピアフイヴ・モンタンは死んでおらず、まだ生きている」などと訳の分からない話を堂々とする面があり、かつてシャンソンにはまって彼女に夢中になっていた時期もあった栄もその姿にはショックを受けた。一方で歌唱力は全勢期よりも衰えているとはいえ未だ健在で、時折「やすらぎの郷 La Strada」の入居者たちを前に歌を披露することもある。また、ピアノの演奏も出来る。
六郎によれば時折全く正常な様子で会話をしているとのことで、それゆえに彼はそのボケが演技ではないか、また「濃野佐志美」の正体は彼女で、ボケていると思い込んで警戒を解いた入居者たちの会話をしっかり記憶しているのではないかと疑ったが、当の彼女に探りを入れるもそれを伺わせる反応が無かったことから、推理は外れという結論に至った。
犬山小春とは長きにわたり確執があったが、貝田がしのぶを諭してついに和解。小春の歓迎パーティー開催を開こうと提案するまでに至る。その後のパーティーにも出席し、「しのぶの庭」のオープニングテーマ、「花は今開く」を披露した。ところがその後石上の詐欺行為が明るみになり、「しのぶの庭」の復活が嘘であること、そして貝田が自殺未遂をしたことを告げられると、ショックを受け、ピアノを叩き絶叫してしまう。
夫の遺産はいわゆるタックスヘイブンヴァージン諸島で管理されており、パナマ文書の中にあった「S.OIKAWA」の名義からしのぶの口座の存在が明らかになる。他にも施設が入居にあたって申告を求めた資産とは別にタンス預金で貝田が管理している資産があった。詐欺の被害額は3000万円とされる。
石上の詐欺行為が発覚するとショックを受け荒れてしまう。事情聴取を終えて戻ってきた小春が自室にやって来た時も飲んでいた酒を浴びせるなど辛く当たり、怒りのままに「やすらぎの郷 La Strada」の入居者に土下座して謝ってから帰ることを要求した。その後彼女が本当に土下座して帰った後、『カサブランカ』で彼女が騙されていたことを受けて「私、あの娘に悪いことしたのかな」と栄に語った。皮肉にもこれが彼女が認知症が悪化する前に最後に発した言葉となった。
その後この事件のショックで認知症が悪化。当惑する入居者たちの前で「しのぶの庭」を一人で再現し[注 11]、その中で特別ゲストとして小春を紹介、彼女に対する本心を垣間見せた。
貝田英信(かいだ ひでのぶ)
演 - 藤木孝
コテージ306号室でしのぶと共に暮らす。バンド「スウィーティ・ファイブ」のピアニストをしていた。彼女とは籍を入れていないが1972年より事実上の内縁関係が始まり、現在は「ソフレ(添い寝フレンド)」の関係にある。彼女とは敬語で話をしている。また、彼女からは「貝ちゃん」と呼ばれている。
炭鉱業が盛んだったころの北九州に生まれたが、その後の閉山によって家族は離散し、現在連絡の取れる身内はいない。妹も小倉に住んでいたが1971年に亡くなっている。また、バンド時代の彼以外のメンバー4人も、その内3人は既に亡くなっており、残る1人は老衰でとある施設の世話になっている身であり、ほとんど天涯孤独という身。周囲には、自らのことを自嘲も込めてジゴロだと語っているが、伸子ら施設職員からは単にヒモと認識されている。
「やすらぎの郷 La Strada」でしのぶが歌う時は彼がピアノを伴奏するのが常。また、「カサブランカ」にしのぶと連れ立って来店した際、しのぶが「私はいつものテキーラ。こっちはいつものジンジャーエール」と注文していることから下戸である模様。なお、しのぶと違って認知症の気配は無いようで、しのぶが酔った勢いで先述の訳の分からない話をしていた時も否定をすることなく調子を合わせてはいたものの、複雑な表情を浮かべていた。
石上が持ちかけた「しのぶの庭」復活計画に際し、彼に促されるまま関係者への工作資金を提供するが、その話が全て詐欺で資金を持ち逃げされたことを知りしのぶへの責任感や罪悪感から「やすらぎの郷 La Strada」に電話で「しのぶさんには言わないでほしい」と前置きをしてから事情を伝えた上で失踪。木更津の海岸で入水自殺を図るが、近所の漁師に発見され一命は取り留め、施設内の病室棟に入院療養中。
高井秀次(たかい ひでじ)
演 - 藤竜也
栄の入居後からいくらかの時を経てヴィラB号室に新しく入った住人で、任侠映画で一世を風靡した伝説の男優。77歳。「やすらぎの郷 La Strada」の入居者や、非行に走った過去のある一部の職員は親しみと畏敬の念を込めて「秀(ひで)さん(もしくは高井の秀さん)」と呼んでいる。一方で後述の人を引き付ける魅力から、猫を引き付けるマタタビに因んで「マタタビスター」とも称されている[注 12]
俳優業以外では、美大の出身で画力があったことから様々な絵をコンクールに出展し、何度も入選している。その絵の中には、彼独特の人を引き付ける魅力によって、関係を持った女性の“ありのままの姿”を題材にした裸婦画もあったが、十数年前、自らが還暦に近かった頃に描いた絵のモデルが現職大臣の夫人であったことがスキャンダルとなり、世間を騒がせた末に芸能活動を停止することとなった。それからはただでさえマスコミへの露出が少なかったのが、さらに世間から姿を隠した隠者も同然となり、「やすらぎの郷 La Strada」への入居が決まる前のここ数年は海外で暮らしていた。
「伝説の男優」としてのパブリックイメージも手伝って、何かにつけて一挙手一投足を注目され本人も辟易している。「やすらぎの郷 La Strada」への入居に際しても迎えの車を断り、予め手配していた船から沖合でゴムボートに乗り移って施設に面した海岸から上陸。入居を待っていた人々(特に入居者の女性陣)を肩すかしさせた。
しかし、本人も自分のキャラクター性に合わないことを徹底的に隠すなど、やや見栄っ張りな面も持つ。ジムでは早朝トレーニング中に「ぎっくり腰」を起こし(入居者達からは当初心筋梗塞で倒れたと誤解された)、部屋に「私が世話をする」と押しかけて来た女性陣から無理やり紙オムツを着用されそうになるなど落ち着けない状態に置かれ、とうとう一馬に頼んで密かに逃げだすや、栄のコテージに転がり込み、秘密を守れる存在だと勝手に見込んだ彼の寝室を占領してしまう。このことは施設のみならず世間的にも「失踪騒ぎ」となり、警察の捜査対象となる。更に我が物顔に振る舞って室内での喫煙を注意するなどして栄を苛立たせる。また世間的には「寡黙」を通り越して「無口」で通っているが、心を許した相手に対しては饒舌であり、哲学じみた持論を長々と語る。また、発情期の猫の声のような独特のいびきをかく。
犬山小春とは彼女が歓迎パーティーを待つ間に海岸で再会する。その後彼女の「シワだらけ」の顔を描きたいと懇願し、ヴィラ内で彼女の顔を描き始める。その後小春が郷内のフロントで土下座し謝罪した際に現れ、栄と共に彼女を海岸に連れて行き励ます。そこで彼女に「モデル代」として金銭と、「お守り」として不動明王が彫られたペンダントを餞別として渡す。
なお、モチーフにした人物は高倉健であるとされる。[10]
三角寬次
演 - 山谷初男
老優。館内放送のパーソナリティを務める。身寄りがいない。小春の歓迎パーティーに出席していた。
堺田俵介
演 - 毒蝮三太夫
老優。三角同様、館内放送のパーソナリティを務める。毒舌調の語り口が持ち味。
原田
演 - 伊吹吾郎
大部屋俳優。トレーニングジムの常連。
那須
演 - 倉田保昭
元殺陣師。
中井竜介
演 - 中村龍史
元DJ。「やすらぎ体操」の作詞・作曲を担当。

「やすらぎの郷 La Strada」の職員[編集]

松岡伸子(まつおか のぶこ)
演 - 常盤貴子[11]
「やすらぎの郷 La Strada」のコンシェルジュ。入居者の日々の生活全般はもとより、時には財産・遺産の相談にも乗っている。死後のトラブル回避のため入居者に終活も勧めている。
出身地の詳細は不明だが、第35話で他の面々が聞き慣れない言葉を発し、それが北海道の言葉と説明していることから、北海道と何らかの縁がある模様。また、元財務官僚の父がいる。
財前ゆかり(ざいぜん -)
演 - 松岡茉優[11]
「やすらぎの郷 La Strada」内にあるバー「カサブランカ」に勤務するバーテンダー。平成8年(1996年)生まれ。バーの常連客からの愛称は「ハッピー(ちゃん)」。家族は漁師の父と「やすらぎの郷 La Strada」からそう遠くない山中で小料理屋「山家」を営む祖父がいる。
老優たちがカウンターで「密談」を重ねる際は、席を立つ気遣いを見せる。かつてそろばん教室に通っていたらしく、暗算が得意。
加納英吉(かのう えいきち)
かつて芸能界で絶対的な権勢を誇った芸能事務所「加納プロ」の創業者兼会長で、その存在感から「芸能界のドン」とも呼ばれた。
みどりの父(ただし実の親子ではなく、いわゆる婚外子である)。2001年に加納プロを解散してからは表舞台に姿を全く見せず、世間からも半ば忘れ去られていたが、みどりから栄に対して、彼が莫大な私財[注 13]を投じて「やすらぎの郷 La Strada」を作ったことと、百歳近い高齢であるがまだ存命であることが明かされる。ただ、往事を知る人物たちからは芸能界に寄生する「芸能ヤクザ」とみられていた節もあり、どういう意図でこのような慈善事業に乗り出したのかと訝しまれてもいる。
戦時中は海軍軍令部に所属し、若手参謀の一人であった。その時担当していた仕事に、当時人気の役者・歌手・浪曲師らを満州などの前線へ慰問に送り込む「前線慰問隊」の運営もあり、そこでデビューしたばかりの摂子と出会い一目で心を奪われた。しかし、慰問隊に摂子を参加させたことが、後に深い心の傷を負わせることになる。
戦後はその職歴から一時公職追放に遭い、摂子の運転手となって糊口を凌いでいた時期もあった。しかし、ちょうどその時に摂子が先述の「手紙」を受け取り傷ついたのを目の当たりにし、責任を感じて彼女の元を去る。
公職追放の解除後、海軍時代の人脈から政財界へのコネクションを得て、高度成長期にはテレビ局の開設準備にかかわる。そのことがきっかけで、芸能人のマネジメントに乗り出すこととなり「加納プロ」を設立。当時、夫を薬物中毒で失うなど窮地にあった摂子の復活に尽力しただけでなく、後には芸能界を牛耳る一大プロダクションにまで育て上げる。摂子への恋心はその後も終生引きずり、誰とも正式な結婚をしていない。
みどりと修平は栄との会話の中で英吉のことを、前者は「父」、後者は「親父」や「加納のパパ」と呼んでいる。また、高齢ながらも存命だと聞いて驚いた栄が「まだご健在ですか」と言った際に修平が「ご健在といえるかは…」と言葉を濁していたことから、全盛期と比べて心身には衰えがある模様。一方で石上の起こしたしのぶへの詐欺事件については当惑するみどりをよそに「人はすべからくそういうものだ」と一笑に付した。
名倉みどり(なくら -)
演 - 草刈民代[11]
「やすらぎ財団」総務理事。英吉の娘だが、本人曰く「二号さんの娘」。少し気取ったところはあり、口さがない面もあるが根は正直で無闇に人を疑う性格ではない。また、施設職員に対して入居者への表現をたしなめる[注 14]など根っからの常識人ではあるが、医師の妻という身で良い意味でも悪い意味でも世間擦れしていない。
栄に夫婦で「やすらぎの郷 La Strada」に入居する話を持ちかけてきた。律子の死に際しても弔問に足を運び、改めて栄だけでもと入居を勧めた。
栄の入居後は信頼が置け、口も堅いと見込んだ栄をなにかと頼りにしており、事件の穏便な解決や突発的な問題対応で栄に協力や助言を仰ぐことが多い。
慈善事業としての施設運営には誇りを持つ。それゆえに、石上をめぐる一連の詐欺事件では事態の収拾に苦慮し、またしのぶが虚偽の資産申告をしていたことにショックを隠せないなど施設運営に悩む姿を見せた。
名倉修平(なくら しゅうへい)
演 - 名高達男[11]
「やすらぎ財団」理事長。みどりの夫で、過去に明北医大の院長も務めたことがある医師。落ち着いた雰囲気で人当たりの良い名医。普段は「やすらぎの郷 La Strada」の施設医師として、入居者の健康診断といった仕事を週5日で受け持っている。
妻と同様に世間擦れしておらず人間の表裏にはやや疎い。しのぶが石上に詐欺にあった際も、大金をだまし取られたことよりもその大金自体が「自分達を心の底から信頼せず、申告しないで隠し持っていたもの」であることにショックを受けていた。
三枝奈々
演 - 東松史子
伸子の部下。肩書は「アシスタント・コンシェルジュ」。
風間ぬい子
演 - 広山詞葉
みどりの秘書。なお、奈々とぬい子はかつてみどりや伸子と共に、太平洋航空が業務縮小に伴い人員整理をするまでキャビンアテンダントとして勤務していた同僚同士。
宮下一馬
演 - 平野勇樹
総務担当職員。元は小田原暴走族をし犯罪行為にも手を染めたが、現在は更正して真面目で熱心に働いている(但し、現在も保護観察中の身である)。その容姿や気安さもあって入所者からは「カズマ」と慕われ、特に冴子やマヤのお気に入りでよく運転手替わりにされている。なお、彼女らを盗撮したパパラッチを撃退する際には、かつての悪行ぶりを彷彿とさせる手荒な手段を使ったこともある。
秀次の失踪騒ぎの際の共犯者。彼が秀次の頼みを受けて車椅子で、「口が堅くて信頼できる」という考えで栄のコテージに無理矢理運び込んだ。栄とは暗号を決めて秀次の介護や食糧調達に協力するも、不審な行動が正や秀夫にバレそうになるや、保身のために「菊村先生に頼まれたんです」との虚偽の自白をもって栄に責任転嫁した。しかも、マロが胴元となって主催していた、事件の真犯人を当てる賭けには唯一人大穴狙いで栄に賭けていた。
中里正
演 - 加藤久雅
保安部主任。認知症の入居者が徘徊して行方が分からなくなったような場合には、部下を引き連れて捜索する立場の人間。秀次の件で一馬が怪しいと睨み、夜の栄のコテージから合鍵を使って出てきた所を秀夫と共に押さえた。
進藤秀夫
演 - 山下澄人
施設主任。「やすらぎの郷 La Strada」の運営に必要不可欠な発電用のソーラーパネルといったインフラ設備の保守点検を担当する。秀次の件で正と共に、一馬の言い逃れの出来ない現場を押さえて問い詰めた。
橋本忠吉
演 - 納谷真大
食堂主任。秀次の入居が決まった件で、話に夢中になるあまり仕事の手がおろそかになっていた平助と豊を叱責するが、直後に火にかけたフライパンを手で揺すりながら、後述する“ケツササイズ”の動作である尻を振るという、「仕事とケツササイズを両立させるベテランの技」を披露した。
野村伊三郎
演 - 芳野史明
介護主任。
菅野平助
演 - 西岡ゆん
食堂担当職員。同僚の豊とは仲が良い。
村松豊
演 - 福崎峻介
食堂担当職員。秀次が主演した映画を見て、彼の臀部全面に彫り込まれた刺青に憧れ、スポーツジムでお尻の筋肉を引き締めるためにエクササイズならぬ“ケツササイズ”に熱中していた過去がある。
冲正之
演 - 熊澤洋幸
保安部職員。
千倉和夫
演 - 森谷勇太
保安部職員。
竜村剛
演 - 橋爪遼
若手の介護士。なお、演者の不祥事により2017年6月4日付で(実質的には第45話〈同月2日放送〉をもって)降板。番組公式サイトからも役柄及び氏名が削除され、すでに収録済の出演シーンについても今後一部カット・編集される。
荒木実
演 - 関健介
若手の介護士。
正岡治
演 - 池田絢亮
若手の施設担当職員。
田辺三郎
演 - 湯川尚樹
若手の施設担当職員。

その他の人物[編集]

第1週[編集]

中山保久(なかやま やすひさ)
演 - 近藤正臣
テレビ局勤務を経て、定年退職後もフリーのテレビディレクターとして活動している。栄にとっては、かつて共にテレビの黄金期を築いた”戦友”的存在でもある。高齢の身ではあるが、仕事を頼まれると断れない性分で、今なお現役。栄から「やすらぎの郷 La Strada」への入居の経緯を聞かされ、自分もテレビ業界には少なからず貢献したという自負も手伝って「じゃあ、俺にももうすぐ誘いがあるな」と期待するが、その直後に「テレビ局に勤務して給料を得ていたものは対象外」であることも知り、少し凹んでいた。
その後第55話(2017年6月16日放送分)にて、小春の遺体を引き取った栄を手伝い、彼と村井と共に彼女の遺体を荼毘に付す。
侘助(わびすけ)
演 - 小松政夫
栄の小学校時代の同級生で、居酒屋「侘助」を営む。年老いても料理の腕は衰えていないが、お客からの注文をすっぽかすなどやや物忘れが激しい。
おかみ
演 - 福井裕子
「侘助」のおかみ。
玉子(たまこ)
演 - 野村麻純
侘助の孫で、「侘助」の従業員。
菊村梢(きくむら こずえ)
演 - 山本舞香
一郎と加奈子の娘で、栄と律子の孫。律子亡き後の菊村家においては最も祖父の栄を大切に思う人物で、仕事や用事で手の離せない両親が夕食を作れない代わりに出前を頼んだのを「断って、私が作る」と言い張るという、祖父に似た頑固な気性の持ち主。
菊村加奈子(きくむら かなこ)
演 - 森上千絵
一郎の妻で、菊村家の嫁。栄が家を引き払う最後の夜を前に、会合があるとの理由で家を離れた。栄によると、律子が認知症になっていた頃は夫と同じく自らも仕事をしていたことから、彼女の介護には非協力的であった。
菊村一郎(きくむら いちろう)
演 - 水津聡
栄と律子の息子。栄が「やすらぎの郷 La Strada」に入居するのに伴い、自分達菊村家の面々が長年暮らしてきた東京の家を譲られる(ただし家への愛着は薄く、その後すぐに売却の手筈を整えていた)が、栄が家を引き払う最後の夜を前に、仕事があるとの理由で家を離れた。栄によると、律子が認知症になっていた頃は自らも仕事があったことからあまり協力することは出来なかったものの、それでも妻に比べれば協力的であったとのこと。
住職
演 - 坂本長利
栄が「やすらぎの郷 La Strada」に入居する直前、遺言書を託す。
隣人
演 - 清野佳津美[注 15]
菊村家の隣家に住む女性。栄が加奈子から譲ってほしいと頼まれた律子の遺品の着物を、「他に世話になった人はいる。その方々に渡す」と譲るのを断った後、その中の一着を律子に捧げるかのごとく庭で燃やした際、「何か燃やしているんですか。庭でたき火をするのは禁止ですよ」と塀越しに尋ねる。しかし栄は律子を思ってか黙ったまま何も答えず、その場にいた梢も何も言えなかった。
大村柳次郎(おおむら りゅうじろう)
かつて時代劇を中心に映画やドラマで活躍した男優。過去に映画で共演したことのある秀次や大納言などの俳優陣にとっては大先輩に当たり、彼らは尊敬の念を込めて「大村の御大」と呼んでいる。認知症の妻と共に「やすらぎの郷 La Strada」のヴィラB号室に入居していたが、栄が入居する数日前に102歳で亡くなり、入居したその日に葬儀が営まれた。栄はこの葬儀を終えて戻ってきた冴子たちと、何年ぶりかで顔を会わせることとなった。
名倉夫妻によると生前の彼は足が不自由ながらも認知症の妻に付き添っていたというが、摂子によると自身が認知症になっていた頃は、彼女を昔の交際相手と勘違いして、尻を触ったという。
出身は茨城県で、同郷の横山大観と父親が縁があったのがきっかけで自身も縁があり、彼からもらったという絵について生前に摂子に語っていた。死後、遺族の柳次がそれを形見分けとして摂子に譲るが、栄がそれを莫大な価値がある名作の下絵ではないか、その場合はたとえ下絵であっても数千万円の価値があると評したことで冴子やマヤまで巻き込んだ騒動になってしまう。結局その絵は摂子と柳次のどちらも受け取らず、栄の提案で「やすらぎ財団」を通して詳細な鑑定をしてもらった後に、真偽に関係なく柳次郎ゆかりの品として施設内に展示するという運びとなった。
六郎によると、かつて映画界で活躍していた頃は主人公の正義役を演じていたことから「自分は芝居の中では決して死なない」という信念を抱き、映画の衰退によってテレビに活躍の場を移してから、そこで殺される役を任された時はどんなに演技の中で斬られても中々死なず、ようやくシナリオを受け入れて倒れてから監督がカットの合図を出した際には付き人がすぐさま駆け寄って涙を流したという、頑固なまでのこだわりを持った人物だったとのこと。
彼の死後、利用していた部屋は孫の柳次によって遺品が整理されてから、新たに入居する秀次が暮らす場所となった。その後、失踪騒ぎを終えて戻ってきた秀次が、天井の一部に不自然な形状があることに気付いたのがきっかけで、屋根裏に隠されていた柳次郎直筆の遺書と、遺品の日本刀が発見された。日本刀については正臣の鑑定により妖刀の異名を持つ「村正」で、かつて主演作のリハーサル時にこれを手にした柳次郎が相手役の大部屋俳優を誤って斬ってしまい、周囲が柳次郎を守るために事実は隠蔽したものの、斬られた俳優は最終的に死亡していたといういわく付きの一品であるとされた。またこれにより(遺族から相続手続きの一切を委任されていた)財団の代表者である名倉夫妻も手続のやり直しを余儀なくされることとなった。
柳次郎の妻
夫と共に「やすらぎの郷 La Strada」に入居した女性で、柳次の祖母。高齢で認知症の身ながら、夫亡き後も未だ存命である。屋根裏から見つかった夫の遺書によると、夫が自分とは別の女性との間に作っていた2人の隠し子については承知していたとのこと。

第2週[編集]

千坂浩二(ちさか こうじ)
戦前に活躍した映画監督。自らが手がけた作品に出演した摂子とは私生活でも恋愛関係になるが、戦時中に徴兵され、出征先のアッツ島で所属部隊が玉砕、自らも戦死した。その後、摂子は女優業を続けるものの、彼以外の人物がメガホンを取る映画には全く出演しなかったことから、世間の男性諸氏から「姫の永遠の恋人」として認識されるようになった。

第3週[編集]

大村柳次(おおむら りゅうじ)
演 - 久保隆徳
柳次郎の孫で、遺族を代表して彼が晩年を過ごした「やすらぎの郷 La Strada」に遺品整理のためやって来た。茨城県出身。「じっちゃん」と呼んでいた祖父とは異なり、芸能界には入らず大豆農家を営み、地元の名産品である納豆を生産している。また、ネギやメロンも栽培している。頑固な性格は祖父譲りで、形見分けとしてが摂子に譲った絵が莫大な価値があると知らされても「一度譲った物は受け取れない」と言い張り、「こんな高価な物は受け取れない」と主張する摂子と譲り合いのまま平行線になるという事態になったが、最後には栄による先述の解決策を受け入れ、帰宅の途についた。

第4週[編集]

栄の母
栄の母親で、律子にとっては姑。現在は故人。かつて栄が手がけたテレビドラマ「さよなら」が大ヒットし、そのドラマの中で姑が嫁に発した言葉がその年の流行語にまでなって栄は得意になっていたが、彼女自身はその言葉を栄が「私が律子さんにそんな言葉を言っていると思っていて、そこから発想した」と思い込んでおり、栄とこの件について会話をするまでの2年間苦悩していた。この苦い経験から栄は物書きとしての責任を痛感し、「自分が書いた作品がたとえ100万人を感動させたとしても、1人を傷つけてはいけない」と悟った。なお、栄によると先の会話の時点で既に精神を病んでいたとのこと。
後に第28話で、栄が入居時に持ち込んだ私物の中に、彼女の遺影と思しき写真が、彼女の夫にして栄の父の遺影と思しき写真と共に登場した。

第5週[編集]

宮本かげろう(みやもと -)
お笑い芸人で俳優としても活動している。42歳。なお、宮本かげろうの名は芸名で、本名は宮本敏幸。冴子の誕生日パーティーへの出席を断った中の1人で、呪いの対象を絞り込んだ30人の中にいたが、折しも彼を「ナスの呪い揚げ」に処しているのと同時刻に、飲みに行った友人と店を出た帰りの途中で急死した。
笹野健介(ささの けんすけ)
演劇評論家。かつて律子が舞台劇の最中に台詞を忘れて舞台を中断させた際、老いた彼女の出演自体がミスキャストであると新聞紙上で酷評し、律子が女優業を引退する一因を作った。その後、「ナスの呪い揚げ」を終えた後で節子らが持ち寄った昔の写真の中に、若かりし日の律子の映った物があったのがきっかけで、昔の律子に思いを巡らせていた栄はこの件に対する怒りを覚え、自らが彼を呪い揚げに処す様子を妄想した。

第7週[編集]

溝口(みぞぐち)
演 - 布施博
秀次の失踪騒ぎの時に事情を聞きに訪れた、地元警察署の署長。当該週以降も「やすらぎの郷 La Strada」で警察沙汰になるような事件が起こると訪れる。普段は柔らかい物腰だが犯罪者に対しては遠慮が無く、石上の詐欺事件に関するみどりとの会話の中では彼を「石上の野郎」呼ばわりしている。

第8週[編集]

柳矢(りゅうや)
屋根裏で見つかった柳次郎の遺書に記されていた、彼の一人目の隠し子。昭和14年(1939年)生まれ。柳次郎は遺書の中で彼に「横山大観のスケッチ」を譲ると記しており、そのスケッチこそかつて柳次が摂子に形見分けとして譲ろうとして騒動となった一品であったのだが、修平によると遺書が発見された時点において肝心の品は鑑定作業に当たっていた学者と鑑定士の意見が対立して、真贋の結論が出る目処が立っていないという。
柳蔵(りゅうぞう)
屋根裏で見つかった柳次郎の遺書に記されていた、彼の二人目の隠し子。平成4年(1992年)生まれ。生年から換算して柳次郎が70代半ばで作ったという計算になり、医者でもある修平は「本当ならギネスブックものだ」と驚いた。柳次郎は遺書の中で、屋根裏に隠していた遺品のうち日本刀を譲ると記している。
六郎の娘
六郎が外に作った愛人との間に儲けた娘。六郎は自らの遺産を全て彼女に譲る意向で、既にそれを明記した遺書も作成しているが、彼女自身を認知してはいないので、「遺産を譲られると遺書に書かれただけの、認知されていない婚外子」という、遺産相続の法規上いささかややこしい立場にある。

第9週[編集]

石上五郎(いしがみ ごろう)
演 - 津川雅彦
元「Bテレビ(略称:Bテレ)」の敏腕プロデューサーで、あだ名は「デメ金の石上」。テレビ黄金期に数々の人気番組を手掛けた後にハワイへと渡り、現地でも成功を収め、ハリウッドともコネを持つ。ハワイ暮らしが長いせいか「ミーは(=私は)」など、会話が時折英語混じりになる。
小春を伴って「やすらぎの郷 La Strada」を訪れる。その目的は、視聴率低迷にあえぐBテレの社長・今田からコンサルタントとして招聘され、起死回生の策として高齢者をターゲットにした新企画を提案。往年の人気番組であった、及川しのぶが司会進行を務めたバラエティ番組「しのぶの庭」を40年ぶりに復活させるにあたり、彼女の健康状態などを見極めるためだ──と栄には吹聴していたが、後にそれらは全て作り話であったことが明らかになる。
石上の本当の目的はしのぶの隠し資産で、その管理をしていた貝田に「しのぶの庭」の復活という作り話をでっちあげ、金を騙し取ることであった。かつて様々な極秘事項が記された「パナマ文書」が公開された時、そこにしのぶの名があったことから彼女に「結構な資産を持つ金持ちの老女」として目をつけ、貝田に「健康面で不安のあるしのぶのための、ひつような予算」と称して金をだまし取るべくテレビ局の一室に彼を誘い出し、あたかも「しのぶの庭」の復活のための打ち合わせと称して関係者であるかのように装った仲間と共に言葉巧みに金を出させてから、頃合いを見て彼1人だけをその場に残して全員が金を手に去るという「籠脱け詐欺」を行った。
なお、「しのぶの庭の復活云々」に関する話を栄にした際に、当の彼から「こういうのは財団を通す決まりになっている」と言われて「わかってるよ」と言いながら話を続ける一方で、名倉夫妻らに詳細な話を持ちかけた様子が見られなかったことから、しのぶと貝田から金をだまし取れるかどうかを判断すべく2人の現状について探りを入れつつ、この2人をいざという時は守る立場にある名倉夫妻らに腹の内を見抜かれて詐欺計画が失敗に終わる危険性を避けるべく狡猾かつ用心深く動いていた模様。詐欺の発覚後もいち早く日本を離れ、ハワイの自宅ももぬけの殻であったことからそこ以外のどこか国外に逃亡していると警察は推測している。
また、溝口によると詐欺的行為に及んだことは今回が初めてではなく、Bテレ在籍時にも悪徳プロデューサーとして名を馳せており、活躍の裏ではあくどい横領事件も起こしていたという。
犬山小春(いぬやま こはる)
演 - 冨士眞奈美
翌第10週、第11週にも登場する。
かつて人気を博した演技力抜群の女優で、栄も一時期彼女を自分が手がけた作品に積極的に起用していたが、撮影現場で監督そっちのけで、自分に同調した面々と一緒になって共演者たちに演技指導を行うような、自由奔放な言動が災いして日本のテレビ界から事実上追放され、渡米。ハリウッドで女優としての再出発を目指すも、実力の違いを見せつけられて断念。その後はニューヨークに居を移し、アルバイトなどをしながら下積み修行に明け暮れるが成功には至らず、渡米していた石上のもとに身を寄せる。及川しのぶとは歌劇団時代の同級生。
「やすらぎの郷 La Strada」への入居を希望しているが、財団側の審査により入居不可という判断を下されている。
その後貝田に諭され会いに来たしのぶと和解、歓迎パーティーを開かれ歓迎されるが、彼女に蟠りを持つ俳優たち(冴子やマヤも含む)が出席せず、ごく小規模なものとなった。それでもニューヨークで出会った一人の紳士の話をし、栄を含む出席者の喝采を浴びた。
ところがその後石上の貝田としのぶに対しての詐欺行為が発覚。石上との共犯を疑われ、秀治のヴィラに一晩泊ったのち、警察の任意同行に困惑のまま応じた。その後郷内に戻ったのち、しのぶから詐欺行為を罵倒され、栄やマロ、冴子やマヤの居るフロントで土下座して謝罪。その後その場に現れた秀治と栄と共に海岸へと行き、二人に慰められる。そしてその日のうちに、ほとんどの入居者から無視され正に石持て追われるように「やすらぎの郷 La Strada」を去ってゆくが、最後まで付き添った栄と、更に門で待ち受けていた摂子、彼女の叱責を受けて改心した冴子の二人にも送られ、涙を見せながら郷を去っていった。
その後、事件の影響でしのぶの認知症が悪化。「しのぶの庭」を再現する中でメインゲストの「美空ひばり」とは別に海外から駆けつけたゲストとして小春を紹介しており、しのぶの本心を垣間見せることになった。
その翌日、新宿のビルの屋上10階から投身自殺。彼女が日本を離れてからの30年もの年月は無情にも、多くの人々の中から「かつて犬山小春という女優が存在した」という事実を忘却の彼方へと追いやっており、大手新聞各紙は彼女が女優であったことには全く触れず、小さく社会面の片隅に「老女の自殺」と報じたのみであり、スポーツ新聞の芸能欄に至っては全く取り上げていなかった。これを目にした冴子や凉子らは「小春が女優だったのに気付かないんじゃなくて、彼女の事をもう誰も知らないのよ」と結論付けたが、直後に凉子は自分の知り合いの記者に電話をかけてちゃんとした記事にしてもらおうと思いつくも、その記者が既に退職しているのを思い出し、もはやマスコミ関係者の中に彼女が女優として活躍していた当時を知る者がもういないという現状にため息を吐いた[注 16]。その死は「やすらぎの郷 La Strada」内の入居者に大きな衝撃を齎した。
その後遺体は栄と遠縁である村井に引き取られ、中山の手助けの下、火葬場で荼毘に付された。享年79歳。

第10週[編集]

今田(いまだ)
Bテレの社長。石上の動きに疑問を抱いたみどりからの電話に対し、「石上とはコンサルタント契約など全く結んでいないし、そもそもここ10年以上会ったことすらない」と、彼の話を全面否定する。

第11週[編集]

村井(むらい)
演 - 坪井優樹
小春の遠縁。小春の亡くなった弟の娘の別れた夫の息子にあたる。22歳。小春と面識がなく、いきなり彼女の訃報を聞かされて戸惑う。栄と中山の協力の下、二人と共に小春を火葬場で弔う。

老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」[編集]

東京から車で1時間半ほどの場所にある、静かで小さな入り江を見下ろす海岸沿い[注 17][注 18]に佇む老人ホーム。外界から遮断されるが如くに存在するその施設は、テレビ業界では半ば都市伝説のように語られている。

芸能界のドンと呼ばれた加納英吉が、かつてテレビ界で活躍するも年老いて仕事も無く苦労している、あるいは金銭面での困窮こそないが孤独を託つといった状態にあるフリーの人々(栄のような脚本家や、俳優・歌手など)らに対して、その功績に報いるために作り上げた場所である。入居に際して食費や光熱費の負担は一切無い[注 19]。入居は施設を運営する「やすらぎ財団」の審査を通過した人間に、財団側から入居を勧誘するという形をとっている。その条件は上記の通り「テレビ界で一時代を築いた芸能人や制作者」であるが、かつてテレビ局の社員として働いていた経験のある者は審査対象そのものから除外される。その理由は「テレビが昔に比べて人々を沸かせなくなった責任は、テレビ局そのものにある。そこで働き、禄を食んだ者も同罪である」からとされている。なお、入居に際しては「財団に対し、施設の場所やその存在を無暗に放言しない旨の誓約書を差し入れる」「入居前に所属していた事務所との契約を解消する」「入居時の資産状況を財団に申告し、その管理については、財団が紹介する大手銀行との間で信託契約を結ぶ」ことが条件となっている。栄も、古くからの縁から保久にだけ入居の経緯を話したものの「今の話は誰にも言わずに、忘れてほしい」と頼んでいる。但し「入居=業界からの引退」ではなく、希望すれば仕事を続けることも出来る。その場合は財団内に設置された「芸術委員会」を通すことになる。これは、施設の開設当初に興味本位や売名行為といった思惑から入居者の経歴に不釣合いな依頼が多々持ち込まれたことから、予め仕事の内容を委員会で確認し、問題のない依頼だけを入居者に紹介するためである。

元々ゴルフ場として作られた物件をリーマン・ショックの際に英吉が買収、2011年に現施設へと衣替えした。そのため、敷地面積は東京ドームの約30個分という広さで、施設内には食堂やスポーツジム、温泉を利用した大浴場、古い映画やテレビ番組を観賞できる映写室など様々な施設が充実しており、認知症を含めた病人に対する医療設備やスタッフも完備している。また、ゴルフ場時代の名残もあり、敷地内の長距離移動に際してはカートが利用される。喫煙については特に規制されてはいないが、最低限のマナーとして副流煙を嫌う人には気を遣い共存するようにとされている。入居初日にこれらの説明を聞かされた栄は笑顔で「まさに至れり尽くせり、夢のような施設」と絶賛した。

入居者の暮らす部屋は、主要施設が集まる中央棟の中に作られたマンションタイプの個室(30室)と、敷地内に点在する一戸建てタイプのコテージ(15棟)・ヴィラ(2棟)の総計47室が設置されている。各部屋と中央棟の館内放送室との間には入居者の安否を確認するためのホットラインが設置され、入居者は毎朝6時からの館内放送「やすらぎアワー」開始時に(もちろん、早起きした場合はそれ以前でも構わない)部屋からホットラインのボタンを押すことで身に異常が無いことを知らせるシステムとなっている。施設内には風力発電や太陽光発電の設備もあり、施設内の電気のほとんどはそれら自然エネルギーで賄われる。なお、入居者が眠りにつくのが早く、朝起きるのも早い高齢者という関係と、夜間には「カサブランカ」のような各所が営業を終わり、電力需要も減少することから電力供給量も必要最小限レベルに下げられる。なお、このような状態でも電気に関係なく夜間の照明を確保する必要から、施設内の各所にアルコールランプが置かれており、緊急時には職員用の懐中電灯もある。もっとも、深夜帯に夜更かしをすること自体は制限されていないが、騒音が外に漏れて他の入居者からの苦情が発生するような場合は、施設側から当事者に注意がされる。

施設の存在については、入居者たちが好奇の目で見られるのを防ぐために、詳細な情報は公開されていない。外界との出入りも原則として施設の正門のみに制限され、入居者が外出したり職員が街に必要物資を買出しに出るなどの場合も正門から車やバスで出入りする様式となっており、栄も入居に際しては車で入っている他、外部からの届け物に関しても同様である。ただし例外として、秀次の入居時だけは沖合の船からエンジン付きのゴムボートで入江から「上陸」するという方法を使った。

従業員は、みどりや伸子といった一部の女性は太平洋航空をリストラされた元キャビンアテンダントという経歴を持つ。また、理事の一人が元検事総長という関係で、医師や看護師を除いた男性従業員の多くは前科のある訳ありの者で、この施設自体が刑務所からの出所者を受け入れる更生施設としての隠れた側面も持つ。

「やすらぎ体操」[編集]

「やすらぎの郷 La Strada」内で行われている体操。毎朝6時から流れる館内放送「やすらぎアワー」の中で放送されている。

第25話(2017年5月5日放送)のエンディングで「第一体操」が放映され、5月9日よりyoutube動画が公開された。

出演[12]
パフォーマー:東松史子、広山詞葉(それぞれ、劇中出演役の「三枝奈々」「風間ぬい子」名義)
作詞・作曲・振り付け:中村龍史(劇中出演役の「中井竜介」名義)
ピアノ:有馬稲子(劇中出演役の「及川しのぶ」名義)
歌唱:おかえいり

放送局・配信元[編集]

  • 上記以外に番販遅れネット局あり。

放送日程[編集]

  • 放送期間は制作局のテレビ朝日基準。
放送期間 演出 備考
01週 001 - 005話 2017年04月03日 - 04月07日 藤田明二
02週 006 - 010話 04月10日 - 04月14日
03週 011 - 015話 04月17日 - 04月21日 阿部雄一
04週 016 - 020話 04月24日 - 04月28日 池添 博
05週 021 - 025話 05月01日 - 05月05日 唐木希浩
06週 026 - 030話 05月08日 - 05月12日 藤田明二
07週 031 - 035話 05月15日 - 05月19日 阿部雄一
08週 036 - 040話 05月22日 - 05月26日
09週 041 - 045話 05月29日 - 06月02日 池添 博
第10週 046 - 050話 06月05日 - 06月09日
第11週 051 - 055話 06月12日 - 06月16日 唐木希浩
第12週 056 - 060話 06月19日 - 06月23日
第13週 061 - 065話 06月26日 - 06月30日

総集編等[編集]

(注)いずれも2017年に放送。

  • 『スペシャルサタデー第1部1・やすらぎの郷スタートSP 大女優ここだけの話 今しか聞けない女子会トーク』
    • 4月1日(土曜日)9:55 - 10:45(テレビ朝日・大分朝日放送の2局同時ネット。このほかテレビ朝日フルネット系列局の一部とBS朝日でも同月3日午前までに遅れネット)
  • 『スペシャルサタデー第1部・やすらぎの郷総集編 #1~#5』
    • 4月8日(土曜日)9:55 - 11:40(テレビ朝日のみ。熊本朝日放送でも当日午後に遅れネット)。本編終了後に、倉本聰・松岡茉優・山下澄人の三者によるプレミアムトークを放送。
  • 『スペシャルサタデー第1部・今からでも間に合う!一挙放送!!・やすらぎの郷・ゴールデンウィーク特別編・前編』
    • 4月29日(土曜日・祝日)10:00 - 11:40(テレビ朝日・北海道テレビの2局同時ネット)。第1・2週を中心に一挙放送。
  • 日曜ワイド・今からでも間に合う!一挙放送!!・やすらぎの郷・ゴールデンウィーク特別編・後編』
    • 4月30日(日曜日)10:00 - 11:50(テレビ朝日系列フルネット24局で同時ネット)。第3・4週を中心に一挙放送。
  • 『日曜ワイド・やすらぎの郷 第5週特別編』
    • 5月7日(日曜日)10:00 - 11:50(テレビ朝日系列フルネット24局で同時ネット)。第5週の総集編を放送。
  • 『スペシャルサタデー第1部・やすらぎの郷 5月総集編』
    • 5月27日(土曜日)10:00 - 11:40(テレビ朝日・北海道テレビの2局同時ネット)。第5 - 8週を中心に一挙放送。
  • 『スペシャルサタデー第1部・やすらぎの郷 6月総集編』
    • 6月24日(土曜日)10:00 - 11:40(テレビ朝日・北海道テレビの2局同時ネット。長崎文化放送でも当日昼に時差ネット)。第9 - 12週を中心に一挙放送。

スタッフ[編集]

関連商品[編集]

シナリオ[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ イタリア語で「」の意。
  2. ^ (枠縮小前の)『ワイド!スクランブル・第2部』の冒頭20分。
  3. ^ 2017年3月6・13・20・27日。
  4. ^ ただし本人によると、毎日講義に出席するような、模範的な大学生ではなかったとのこと。
  5. ^ 変な下心はなく、ここ数年の認知症となった律子の介護の中で、彼女の輝いていた若い頃を栄自身がいつの間にか忘れていたため、このブロマイドはある意味「かつて確かにあった、壊れていなかった頃の律子」の象徴であった。
  6. ^ それまで栄は律子の自殺未遂の原因が自分が若い女優に慕われた事が原因だと誤解しており、第一報を聞いた際に執筆の為缶詰になっていたホテルから慌てて駆け付けたほど心の奥底で罪悪感を感じていた
  7. ^ 濃野佐志美こと凉子の『壊れたピアノ』という作品はこの一連の出来事をフィクションとして執筆したものであり、タイトルは律子がピアノの中から発見したペンダントを元の位置に戻そうとして誤ってピアノを壊してしまい、栄の目を盗んでこっそりと修理業者を呼んでピアノを直してもらったという一件に由来する。
  8. ^ 路子自身は霊に気付いた時点で香を焚いておきたかったが、名倉夫妻がこの手のことに興味が無い手前、香を焚くのを秀次が実際にぎっくり腰になるまで見送っていた。
  9. ^ 放送期間中の2017年6月13日に死去、テレビドラマは本作が遺作となった。
  10. ^ 凉子本人が栄に語ったところによると、小説を執筆すること自体は「濃野佐志美」を名乗る前の現役女優時代から既にしていたとのこと。
  11. ^ 当初は自分が「やすらぎの郷 La Strada」にいることをはっきり理解していたようで、「時間が迫っているのに、テレビ局からの迎えの車がまだ来ない」と言っていたが、途中から自分がテレビ局のスタジオの中にいて、あたかもカメラを向けられて「しのぶの庭」収録の本番の真っただ中であると錯覚していた。
  12. ^ ただしこの名には、秀次が任侠映画で演じた「股旅者」に由来するという名という、全く異なる由来を持つ同音異義語の名があるという側面があり、実際摂子はこちらの方が由来であるという旨を語っている。
  13. ^ 倉本によれば、施設の建設および運営をはじめとする諸費用は2兆円を要したという設定になっているという。(週刊文春2017年5月4・11日号より)
  14. ^ 例として、貝田を「ヒモ」呼ばわりする伸子らに彼の事は「ジゴロ」と説明しているが、その理由は本人曰く「ジゴロは上品。ヒモは下品」とのこと。
  15. ^ 映像内に姿は登場せず、声のみの出演。
  16. ^ なお、小春に親族がいるかどうかを警察から問い合わせを受けたみどりらは彼女がかつて所属していた事務所に連絡をするが、「30年前のことを知る者は、皆が既に辞めていてわからない」との返答を受けた。
  17. ^ 詳細な立地は明かされていないが、警察の協力が必要な事態(秀次の失踪騒ぎなど)が発生した際に神奈川県警のパトカーが往来していることから、神奈川県内のどこかと考えられる。なお、同県内で「静かで小さな入り江を見下ろす海岸」という立地が成立する場所は、真鶴半島三浦半島のみに限られる。
  18. ^ 理事長室の本棚には「西湘町史」が置かれている(第53話)。この町名は架空のものだが、西湘とは神奈川県の相模湾沿岸部の湘南地方より西の地域一帯の総称である。
  19. ^ 施設内のバー「カサブランカ」のみ有料。しかし、価格は街中の同種施設と比べても低廉に設定されている

出典[編集]

  1. ^ テレ朝 勝負の大幅改編、力込める総合編成局長「大きなチャレンジ」 Sponichi Annex 2017年3月7日発行、同日閲覧。
  2. ^ 今週の徹子の部屋 2月2日(木)- テレビ朝日(ウェブアーカイブ) 2017年1月29日閲覧。
  3. ^ “石坂浩二&浅丘ルリ子、31年ぶり元夫婦共演!情報番組からシニア層奪う”. サンケイスポーツ. (2016年6月30日). http://www.sanspo.com/geino/news/20160630/geo16063005050014-n1.html 2016年7月1日閲覧。 
  4. ^ “テレビ朝日、シニア世代向けに帯ドラマ枠を新設 第1弾は倉本聰氏オリジナル作品”. オリコンスタイル. (2016年6月30日). http://www.oricon.co.jp/news/2074293/full/ 2016年7月1日閲覧。 
  5. ^ 情報番組に負けん!石坂浩二、テレ朝の昼ドラで激戦区“殴り込み” SANSPO.COM 2017年2月1日発行、同日閲覧。
  6. ^ シルバー層向け新ドラマ「やすらぎの郷」 横並びトップの8・7%の好発進 Sponichi Aneex 2017年4月4日発行、同日閲覧。
  7. ^ “シルバー狙い大当たり『やすらぎの郷』初回8.7%の好発進”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年4月4日). http://www.oricon.co.jp/news/2088607/full/ 2017年4月4日閲覧。 
  8. ^ 野際陽子さん遺作、撮影完了していた!羽田美智子「私の芸能界の母」(2017年6月17日 産経新聞Iza!)
  9. ^ 野際陽子さん死去 復帰に備えテレ朝は複数の台本用意…ドラマ「やすらぎの郷」(2017年6月15日 デイリースポーツ)
  10. ^ 週刊文春2017年5月25日号記事より。
  11. ^ a b c d “シニア世代向け帯ドラマに常盤貴子、松岡茉優、草刈民代ら出演決定”. ORICON STYLE. (2016年12月22日). http://www.oricon.co.jp/news/2083437/full/ 2016年12月22日閲覧。 
  12. ^ オリコンニュース2017年5月9日分記事
  13. ^ “中島みゆき“大人連ドラ”主題歌担当 倉本聰氏が強烈オファー 「マッサン」以来”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2017年3月2日). https://www.daily.co.jp/gossip/2017/03/02/0009960374.shtml 2017年3月2日閲覧。 
  14. ^ やすらぎの郷 上 第1話〜第45話(ヤスラギノサト)”. 単行本. 双葉社. 2017年2月27日閲覧。
  15. ^ やすらぎの郷 中 第46話〜第90話(ヤスラギノサト)”. 単行本. 双葉社. 2017年6月13日閲覧。

外部リンク[編集]

テレビ朝日系列 帯ドラマ劇場
前番組 番組名 次番組
(枠設置前につきなし)
やすらぎの郷
テレビ朝日系列 月 - 金曜日12:30 - 12:50枠
ワイド!スクランブル・第2部
※12:30 - 13:45
【20分繰り下げ・短縮して継続】
やすらぎの郷
【ここから『帯ドラマ劇場』枠】
トットちゃん!