花束みたいな恋をした
花束みたいな恋をした | |
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監督 | 土井裕泰 |
脚本 | 坂元裕二 |
製作 |
有賀高俊 土井智生 |
出演者 |
菅田将暉 有村架純 清原果耶 細田佳央太 オダギリジョー 戸田恵子 岩松了 小林薫 |
音楽 | 大友良英 |
撮影 | 鎌苅洋一 |
編集 | 穗垣順之助(J.S.E.) |
制作会社 |
フィルムメイカーズ リトルモア |
製作会社 | 『花束みたいな恋をした』製作委員会 |
配給 |
東京テアトル リトルモア |
公開 |
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上映時間 | 124分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
『花束みたいな恋をした』(はなたばみたいなこいをした)は2021年1月29日に公開された日本映画[1]。 監督は土井裕泰、主演は菅田将暉と有村架純[1]。脚本家・坂元裕二のオリジナル脚本による恋愛映画で、主人公の男女による5年間の恋を描く[1]。略称は「はな恋」[2][3]。
製作[編集]
脚本執筆の段階で主役に有村と菅田の2人を想定していた[1]坂元は「憧れでも懐かしさでもない、現代に生きる人々のためのラブストーリーを描きたいと思った。この物語は2人の男女がただ恋をするだけの映画であるが、出会った2人の5年間の恋模様を純粋に描き出したつもりだ」と意気込みを語っている[4]。
主演を務める有村は映画『何者』以来4年ぶりとなる菅田との共演について「これまでに感じてきたことは互いに存在していると思う。その瞬間に菅田さんと共演できることは大きな意味があると思うし、だからこそ敬意を持って互いに感じるものを示していけたらと思う」と語っている[1]。
また、同じく主演の菅田は坂元の脚本でラブストーリーをやりたいという思いを本人にぶつけたことがあるとした上で、「ずっと待ち焦がれていた本。自分がずっと大切にしてきたものや好きなものを共有できた際にできる心からの叫びといった現代人に存在する繊細な部分が映し出されている」と脚本を絶賛しながら、「浮かれずに丁寧に創造できればと思っている」と撮影を前にした心境を語っている[1]。
あらすじ[編集]
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2015年の東京。大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、ともに京王線明大前駅で終電を逃してしまったことで出会う。深夜営業のカフェに押井守がいることに二人だけが気付いたことで意気投合し、好きな文学や映画、音楽の趣味がまるで似通っていることがわかってゆく。恋人同士になった二人は大学を卒業後フリーターとなり、調布市郊外の多摩川沿いの部屋を借りて同棲生活を始める。イラストレーターを志していた麦だが、生活のために営業職として就職し、二人の日常にはすれ違いが生じていくようになる。
キャスト[編集]
- 山音麦:菅田将暉
- 八谷絹:有村架純
- 羽田凜:清原果耶[5]
- 水埜亘:細田佳央太[5]
- 川岸菜那:韓英恵
- 青木海人:中崎敏
- 恩田友行:小久保寿人
- 原田奏子:瀧内公美
- 羽村祐弥:森優作
- 中川彩乃:古川琴音
- 沖田大夢:篠原悠伸
- 卯内日菜子:八木アリサ
- 本條朱音:萩原みのり
- 嶋村知輝:福山翔大
- ラブホの男性:宇野祥平
- ラブホの女性:佐藤玲
- IT業界男:池田良
- 胃を半分切除したおじさん:水澤紳吾
- 加持航平:オダギリジョー[5]
- 押井守(本人役):押井守[5]
- 土志田美帆:PORIN(Awesome City Club)
- 富小路翔真:佐藤寛太
- エンジニア男:岡部たかし
- 八谷早智子:戸田恵子[5]
- 八谷芳明:岩松了[5]
- 山音広太郎:小林薫[5]
スタッフ[編集]
- 監督:土井裕泰
- 脚本:坂元裕二
- 撮影:鎌苅洋一
- 照明:秋山恵二郎
- 美術:杉本亮
- 装飾:茂木豊
- 撮影効果)
- 音楽:大友良英
- 衣裳:立花文乃
- ヘアメイク:豊川京子
- スクリプター:加山くみ子
- イラストレーション:朝野ペコ
- VFXプロデューサー:赤羽智史
- 助監督:石井純
- 製作担当:宮下直也
- 企画:孫家邦、菊地美世志、那須田淳
- プロデューサー:有賀高俊、土井智生
- インスパイアソング:Awesome City Club「勿忘」(cutting edge)
- 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
- 製作プロダクション:フィルムメイカーズ、リトルモア
- 配給:東京テアトル、リトルモア
- 製作:『花束みたいな恋をした』製作委員会(TBSスパークル、東京テアトル、テレビ東京、ジェイアール東日本企画、フラーム、CBCテレビ、毎日放送、朝日新聞社、KDDI、テレビ大阪、BSテレビ東京、TCエンタテインメント、フィルムメイカーズ、リトルモア)
封切り[編集]
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作品の評価[編集]
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- 2021年1月第5週公開映画の初日満足度ランキングにおいて一位を獲得した。[6]
- 公開後4週連続で動員数一位を獲得し、2021年2月21日時点で公開初日からの累計は動員131万人、興収は17億円に達した[7]。
作中に登場する人物・作家・作品[編集]
- 天竺鼠
- 穂村弘
- 長嶋有
- いしいしんじ
- 堀江敏幸
- 柴崎友香
- 小山田浩子
- 今村夏子
- 『ピクニック』
- 小川洋子
- 多和田葉子
- 舞城王太郎
- 佐藤亜紀
- 野田サトル
- 『ゴールデンカムイ』
- ほしよりこ
- 市川春子
- 『宝石の国』
- 滝口悠生
- 『茄子の輝き』
- 小川哲
- 近藤聡乃
- 西村ツチカ
- 朝井リョウ
- 『何者』
- 阿佐田哲也
- 『麻雀放浪記』
- 荒木飛呂彦
- 梅佳代
- 『じいちゃんさま』
- 奥田英朗
- 『イン・ザ・プール』
- カート・ヴォネガット
- 『タイタンの妖女』
- 角田光代
- 『空中庭園』
- 川島小鳥
- 『未来ちゃん』
- ジョージ朝倉
- 『溺れるナイフ』
- 杉浦日向子
- 『東のエデン』
- 手塚治虫
- 『アドルフに告ぐ』
- 中野正貴
- 『TOKYO NOBODY』
- 花沢健吾
- フィリップ・K・ディック
- 藤子・F・不二雄
- 『異色短編集 ミノタウロスの皿』
- 松本大洋
- 『青い春』
- 三浦しをん
- 宮沢賢治
- 『銀河鉄道の夜』
- 村上春樹
- 『海辺のカフカ』
- 『地球の歩き方』
- きのこ帝国
- 「クロノスタシス」
- フレンズ
- 「NIGHT TOWN」
- 『菊地成孔の粋な夜電波』(TBSラジオ)
- ウィスット・ポンニミット
- cero
- 羊文学
- 長谷川白紙
- 崎山蒼志
- 『毛皮のヴィーナス』
- 『自由が丘で』
- 『希望のかなた』
- 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
- 『シン・ゴジラ』
- 「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
- 劇団ままごと
- 『わたしの星』
- SMAP
- 「たいせつ」
- 「パズル&ドラゴンズ」
脚注[編集]
- ^ a b c d e f “有村架純&菅田将暉:ダブル主演映画「花束みたいな恋をした」製作決定 「東京ラブストーリー」「Mother」脚本家のオリジナル”. まんたんウェブ (MANTAN). (2019年10月30日) 2021年1月30日閲覧。
- ^ “菅田将暉、傑作と話題の『はな恋』感想に見た恋愛の面白さと現状への思い”. マイナビニュース (2021年2月5日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “「はな恋」コンビ再び! 菅田将暉と有村架純が4月スタート連ドラでも〝濃厚共演〟”. 東スポ (2021年2月5日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “有村架純&菅田将暉、坂元裕二ワールドへ! 映画「花束みたいな恋をした」製作決定”. 映画.com. (2019年10月30日) 2019年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g “菅田将暉×有村架純ダブル主演作の新キャストが一挙解禁、押井守は“神”に”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2020年10月12日) 2020年10月12日閲覧。
- ^ “【発表】映画『花束みたいな恋をした』初日満足度ランキング1位獲得”. FILMAGA. 2021年2月27日閲覧。
- ^ “興行収入20億円へ!『花束みたいな恋をした』大ヒット”. 映画ログプラス. 2021年2月27日閲覧。
- ^ “菅田将暉&有村架純「花束みたいな恋をした」を観たら気になる、麦と絹の本棚 : 映画ニュース” (日本語). 映画.com. 2021年2月12日閲覧。
- ^ “菅田将暉&有村架純『花束みたいな恋をした』2人を繋いだポップカルチャーとは?” (日本語). cinemacafe.net. 2021年2月12日閲覧。
外部リンク[編集]
- 映画『花束みたいな恋をした』公式サイト
- 映画『花束みたいな恋をした』公式 (@hana_koi_jp) - Twitter
- 【公式】花束みたいな恋をした (mugikinu) - Instagram
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