多和田葉子

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多和田 葉子
(たわだ ようこ)
YokoTawadaP1040207.JPG
誕生 (1960-03-23) 1960年3月23日(61歳)
日本の旗 日本
東京都中野区
職業 小説家
詩人
言語 日本語ドイツ語
国籍 日本の旗 日本
教育 博士文学
最終学歴 チューリヒ大学大学院博士課程修了
活動期間 1991年 -
ジャンル 小説
代表作 『犬婿入り』(1993年)
『ヒナギクのお茶の場合』(2000年)
容疑者の夜行列車』(2002年)
尼僧とキューピッドの弓』(2010年)
雪の練習生』(2011年)
雲をつかむ話』(2012年)
献灯使』(2014年)
主な受賞歴 群像新人文学賞(1991年)
芥川龍之介賞(1993年)
シャミッソー賞(1996年)
泉鏡花文学賞(2000年)
ドゥマゴ文学賞(2002年)
伊藤整文学賞(2003年)
谷崎潤一郎賞(2003年)
ゲーテメダル(2005年)
早稲田大学坪内逍遙大賞(2009年)
紫式部文学賞(2011年)
野間文芸賞(2011年)
読売文学賞(2013年)
芸術選奨(2013年)
クライスト賞(2016年)
全米図書賞(2018年)
朝日賞(2020年)
紫綬褒章(2020年)
デビュー作 『かかとを失くして』(1991年)
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多和田 葉子たわだ ようこ Yoko Tawada1960年昭和35年〉3月23日[1] - )は、日本小説家詩人

略歴[編集]

東京都中野区生まれ[2]。父は東京・神保町のエルベ洋書店を経営する多和田栄治[3]国立市で育つ[4]東京都立立川高等学校[5]早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業[6]西ドイツハンブルクの書籍取次会社に入社し、ハンブルク大学大学院の修士課程を修了[1]1982年から2006年までハンブルク、2006年よりベルリン在住[7]1987年ドイツにて2か国語の詩集を出版してデビュー[8]2001年、ドイツの永住権を取得。チューリッヒ大学大学院博士課程修了。博士号(ドイツ文学)を取得[9]。著作はドイツ語でも20冊以上出版されており、フランス語英語イタリア語スペイン語中国語韓国語ロシア語スウェーデン語ノルウェー語デンマーク語オランダ語などの翻訳も出ている[10]ドイツ作曲家イザベル・ムンドリー[11]オーストリア作曲家ペーター・アブリンガー[12]とのコラボレーションでも知られる。

受賞歴[編集]

著作[編集]

詩集[編集]

  • 『あなたのいるところだけ何もない』Verlag Claudia Gehrke、1987年
  • 『傘の死体とわたしの妻』思潮社、2006年
  • 『シュタイネ』青土社、2017年
  • 『まだ未来』ゆめある舎、2019年

小説[編集]

  • 『三人関係』講談社、1992年、のち講談社文芸文庫(『かかとを失くして 三人関係 文字移植』)
  • 『犬婿入り』講談社、1993年、のち講談社文庫
  • 『アルファベットの傷口』河出書房新社、1993年、のち改題「文字移植」河出文庫、講談社文芸文庫(『かかとを失くして 三人関係 文字移植』)
  • 『聖女伝説』太田出版、1996年、のちちくま文庫
  • 『ゴットハルト鉄道』講談社、1996年、のち講談社文芸文庫
  • 『きつね月』新書館、1998年
  • 『飛魂』講談社、1998年、のち講談社文芸文庫
  • 『ふたくちおとこ』河出書房新社、1998年
  • 『光とゼラチンのライプチッヒ』講談社、2000年
  • 『ヒナギクのお茶の場合』新潮社、2000年 のち講談社文芸文庫(『ヒナギクのお茶の場合/海に落とした名前』)
  • 『変身のためのオピウム』講談社、2001年 のち講談社文芸文庫(『変身のためのオピウム/球形時間』)
  • 球形時間』新潮社、2002年 のち講談社文芸文庫(『変身のためのオピウム/球形時間』)
  • 容疑者の夜行列車』青土社、2002年
  • 『旅をする裸の眼』講談社、2004年、のち文庫
  • 『海に落とした名前』新潮社、2006年 のち講談社文芸文庫(『ヒナギクのお茶の場合/海に落とした名前』)
  • 『アメリカ 非道の大陸』青土社、2006年
  • ボルドーの義兄』講談社、2009年 のち文芸文庫(『雲をつかむ話/ボルドーの義兄』)
  • 尼僧とキューピッドの弓』講談社、2010年、のち文庫
  • 雪の練習生』新潮社、2011年 のち新潮文庫
  • 雲をつかむ話』講談社、2012年 のち文芸文庫(『雲をつかむ話/ボルドーの義兄』)
  • 献灯使』講談社、2014年、のち文庫
  • 『百年の散歩』新潮社、2017年、のち文庫
  • 『地球にちりばめられて』講談社、2018年、のち文庫
  • 『穴あきエフの初恋祭り』文藝春秋、2018年、のち文庫
  • 『星に仄めかされて』講談社、2020年

随筆[編集]

外国語版[編集]

  • Das Bad 1989
  • Wo Europa anfängt, 1991
  • Die Kranichmaske, die bei Nacht strahlt1993
  • Ein Gast, 1993
  • Talisman, 1996
  • Ein Gedicht für ein Buch,Fotos Stephan Köhler. Hamburg : Edition Clement-Tobias Lange, 1996
  • Verwandlungen, 1999
  • Spielzeug und Sprachmagie in der europäischen Literatur : eine ethnologische Poetologie, 2000.
  • Das nackte Auge, 2004.
  • Was ändert der Regen an unserem Leben?, 2005.
  • Sprachpolizei und Spielpolyglotte, 2007.
  • Schwager in Bordeaux, 2008
  • Abenteuer der deutschen Grammatik, 2010
  • Fremde Wasser. Hamburger Poetikvorlesungen, 2012
  • Mein kleiner Zeh war ein Wort, 2013
  • Etüden im Schnee, 2014
  • akzentfrei, 2016
  • Ein Balkonplatz für flüchtige Abende, 2016

作品・作家論[編集]

  • 『ユリイカ 詩と批評 総特集多和田葉子』2004年12月臨時増刊号、青土社
  • 『多和田葉子 現代女性作家読本7』高根沢紀子編、鼎書房、2006年
  • 室井光広『多和田葉子ノート』双子のライオン堂出版部、2020年
  • 『多和田葉子/ハイナー・ミュラー演劇表象の現場』谷川道子・山口裕之・小松原由理編、東京外国語大学出版会、2020年
  • 『多和田葉子の〈演劇〉を読む 切り拓かれる未踏の地平』谷川道子・谷口幸代編、論創社、2021年

ディスコグラフィー[編集]

  • 『diagonal』 Konkursbuchverlag、2002年。高瀬アキのピアノ即興演奏と多和田葉子のドイツ語朗読の競演CD

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 多和田葉子(タワダヨウコ)とは - コトバンク
  2. ^ 静岡大学人文社会科学部
  3. ^ 榎本正樹, 近藤裕子, 与那覇恵子『大江からばななまで: 現代文学研究案内』(日外アソシエーツ, 1997)148ページ
  4. ^ 多和田葉子さん(作家)の朗読と講演の会が開催されます | 中央大学
  5. ^ 早稲田ウィークリー
  6. ^ 受賞作品 | Bunkamuraドゥマゴ文学賞 | Bunkamura
  7. ^ 多和田葉子|新潮社
  8. ^ 特別講演会「作家・多和田葉子さんを迎えて 母語の外に出る旅 進化する翻訳」
  9. ^ お茶の水女子大学「ジェンダー研究のフロンティア」 Archived 2011年9月27日, at the Wayback Machine.
  10. ^ Yoko Tawada official homepage
  11. ^ Heft 191/192 YOKO TAWADA Juli 2011”. corinacaduff.ch. 2018年10月25日閲覧。
  12. ^ Peter Ablinger - Opera/Works”. ablinger.mur.at. 2018年10月25日閲覧。
  13. ^ 群像新人文学賞 - 講談社
  14. ^ 犬婿入り(イヌムコイリ)とは - コトバンク
  15. ^ 献灯使 多和田葉子|講談社BOOK倶楽部
  16. ^ 多和田葉子(たわだ ようこ) | 作家紹介 | 翻訳作品紹介 | JLPP 現代日本文学の翻訳
  17. ^ 米最高権威の文学賞 芥川賞作家の多和田葉子さんが受賞”. NHK News Web (2018年11月15日). 2018年11月15日閲覧。
  18. ^ 多和田葉子さんら4氏に朝日賞 特別賞は田沼武能さんに2020年1月1日
  19. ^ 「秋の褒章 775人27団体」『読売新聞』2020年11月2日朝刊
  20. ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日

外部リンク[編集]