スリーエフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
株式会社スリーエフ
Three F Co., LTD.
Three-f.jpg
スリーエフの店舗(東京都八王子市・横川町陣馬街道店)
種類 株式会社
市場情報
東証2部 7544
略称 スリーエフ
本社所在地 231-8507
神奈川県横浜市中区日本大通17番地
設立 1981年昭和56年)2月10日
業種 小売業
事業内容 コンビニエンスストアチェーン
代表者 中居勝利(代表取締役社長
資本金 13億9,615万円
売上高 連結243億円
チェーン全店977億円
(2013年2月期)
純資産 連結52億円(2013年2月)
総資産 連結160億円(2013年2月)
従業員数 連結427人、単独419人(2013年2月)
決算期 2月末日
主要株主 株式会社JMK瑞穂 35.06%
菊池淳司 4.99%
主要子会社 スリーエフ・オンライン株式会社 55%
関係する人物 菊池瑞穂(創業者)
菊池淳司(取締役富士シティオ株式会社代表取締役社長)
外部リンク www.three-f.co.jp
テンプレートを表示

株式会社スリーエフ: Three F Co., LTD.)は、神奈川県横浜市中区に本社を置く日本のコンビニエンスストアフランチャイザーである。

概説[編集]

スリーエフ」は、スーパーマーケット「Fuji」の株式会社富士スーパー(現・株式会社富士シティオ)が、1979年昭和54年)8月にコンビニエンス事業としてスタートさせた。同年11月に、神奈川県横浜市磯子区に1号店・栗木店を出店。その後、現在に至るまでに店舗展開。1981年(昭和56年)2月には、株式会社スリーエフを設立して分社化した。本部は神奈川県横浜市中区日本大通に所在する。

かつてはいしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』を引用しながら「ヨコハマ生まれのコンビニ」と宣伝していた時期もあった。現在のキャッチフレーズ「星より明るく、スリーエフ」は、1990年代より使用されているものである(後節の「#歴代のCM」も参照)。

株式会社スリーエフが直営・フランチャイズ展開する店舗のエリアは関東地方南関東)の1都3県(東京都、神奈川県、千葉県埼玉県)に及び、店舗数は2013年(平成25年)2月末日時点で604店舗(撤退した四国地域のエリア・フランチャイズ除く)となっている。店舗フォーマットは標準型店舗である「スリーエフ」の他、インストア・ファーストフード強化型店舗「gooz(グーツ)」、生鮮食品強化型店舗「q's mart(キューズマート)」の3種類が存在する。

かつては四国地方にも出店していたが、2015年(平成27年)1月30日[要出典]をもって撤退した(詳細は後節の「#かつてのエリアフランチャイジー」を参照)。

2016年4月13日、大手コンビニチェーンのローソンと資本業務提携契約締結。ローソンがスリーエフの発行済み株式の最大5%を取得[1][2][3]。これにより、ローソンがスリーエフの発行済み株式の最大5%を取得。また今後は、原材料の共通化や共同仕入れ、商品の共同開発などで両社が協力していくこととなっている。

さらにローソンが30%、スリーエフが70%を出資して、2016年9月1日付で合弁会社を設立し、新しい店舗のブランド「ローソン・スリーエフ」を立ち上げる(なお、同社は手続上、スリーエフの会社分割で設立される)。なお同社は、両社の独自商品などを扱う「ローソン・スリーエフ」という屋号の新しい店舗の運営会社でもある。現在、1都3県におよそ540店舗ある「スリーエフ」のブランドは維持される一方で、そのうち約2割に当たる90店ほどを「ローソン・スリーエフ」ブランドの店舗に順次転換していく。なお、「ローソン・スリーエフ」となった店舗の資産・権利・義務の一部は吸収分割でローソンに譲渡される予定[4]

沿革[編集]

  • 1979年(昭和54年)
    • 8月 - 富士スーパー(現在の富士シティオ)の事業部としてコンビニエンスストア事業に進出。
    • 11月 - 1号店の栗木店(横浜市磯子区)オープン。
  • 1981年(昭和56年)2月10日 - 株式会社スリーエフを設立。
  • 1982年(昭和57年)4月 - フランチャイズ1号店の野毛店(横浜市中区)オープン。
  • 1988年(昭和63年)3月 - POS(販売時点情報管理システム)実験開始。
  • 1989年(平成元年)
    • 6月 - 総店舗数が100店達成。
    • 11月 - 本店を横浜市中区日本大通17番地に移転。
  • 1991年(平成3年)8月 - EOB(電子発注システム)導入。
  • 1992年(平成4年)6月 - 総店舗数が200店達成。
  • 1994年(平成6年)2月 - 総店舗数が300店達成。
  • 1995年(平成7年)8月 - 総店舗数が400店達成。
  • 1996年(平成8年)3月 - 第一次T-TIMES(経営総合情報システム)本格稼動開始。
  • 1997年(平成9年)7月14日 - 日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年(平成10年)
  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)
    • 2月 - 総店舗数が600店達成。
    • 3月14日 - 四国4県について株式会社サニーマートとエリアフランチャイズ契約。
    • 8月 - 第二次T-TIMES本格稼動開始。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
    • 2月19日 - 「gooz」(グーツ)1号店のいちょう並木通り店オープン(神奈川県横浜市中区日本大通15)
    • 11月15日 - プロミス株式会社と提携し、店内のe-TOWERにて新規お申し込みの取次開始。
    • 11月30日 - 横浜市内の4店舗でSuicaの使用を開始。
  • 2005年(平成17年)
    • サニーマートがコンビニエンス事業を「株式会社スリーエフ中四国」として分社。
    • 5月20日 - 「gooz」(グーツ)渋谷3丁目店オープン。
    • 5月27日 - 実証検証を進めてきた「q's mart」(キューズマート)のモデル店舗が東京都世田谷区にオープン。
    • 8月31日 - 8都県市と「災害時における帰宅困難者支援に関する協定」を締結。
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
    • 2月15日 - 関東地区の全店でEdy(現・楽天Edy)取扱い開始。
    • 9月1日 - スリーエフ中四国がミニストップと四国地区において業務提携を締結。
  • 2011年(平成23年)
    • 2月3日 - 「スリーエフ Bake&Book&Cafe」(スリーエフB.B.Cafe)が小田急線相武台前駅南口(神奈川県座間市相武台3-4851-1)にオープン。事前告知のオープン予定日(2月10日)よりも1週間早まった。
    • 7月29日 - ミニストップと定温商品の共同配送事業と有事における相互支援体制に関する業務提携を締結。
  • 2014年(平成26年)
    • 10月27日 - 四国地方エリアフランチャイズ「株式会社スリーエフ中四国」との間で、2015年2月末付けをもって契約を終了すると発表。
    • 12月 - 株式会社スリーエフ中四国を株式会社サニーマートに吸収合併させ、四国内のスリーエフはサニーマート直轄による運営となる[5]
  • 2015年(平成27年)
    • 1月28日 - 高知県・徳島県のスリーエフ全店舗の営業を終了[要出典]
    • 1月30日 - 愛媛県のスリーエフ全店舗の営業を終了し四国から撤退[要出典]
    • 9月1日 - ローソンが提携すると報じられる。ローソンがスリーエフの株式5%を取得する方向で協議。10月までに業務提携の契約書提出され、11月までに具体的な業務提携が実施される予定[6]
    • 11月28日 - ローソンとの資本提携に基本合意[7]
    • 12月30日 - ローソンとの資本提携締結を延期[8]
  • 2016年(平成28年)
    • 4月13日 - ローソンとの資本業務提携契約締結[9]。ローソンがスリーエフの発行済み株式の最大5%を取得。
    • 5月27日 - ローソンがスリーエフが展開する12店舗を譲り受けると発表。なお、この12店舗は7月より屋号は順次ローソンに切り替わる[10]。両社は、今回の12店の引き継ぎは90店のブランド変換とは別に行うとしている。
    • 8月4日 - スリーエフが運営する千葉県と埼玉県の87店舗について、9月から順次「ローソン・スリーエフ」のダブルブランドに転換すると発表。これとは別に13店舗については、9月から屋号を順次、スリーエフからローソンに切り替える[11]
    • 9月1日 - (予定)全店舗およそ540店舗のうち約90店舗の運営について、新設分割にてローソンとの合弁会社(完全子会社として設立と同時に株式30%をローソンに譲渡、スリーエフ70%出資となる)として分離し、屋号を「ローソン・スリーエフ」に転換するとともに、当該店舗の資産・権利・義務の一部を吸収分割でローソンに譲渡予定[12]

かつてのエリアフランチャイジー[編集]

株式会社サニーマート→株式会社スリーエフ中四国
2001年平成13年)3月に、四国ホットスパーを展開していた株式会社サニーマートとエリアフランチャイズ契約を締結し、ホットスパーをスリーエフに転換する形で、四国での店舗展開を行った。その後、2005年(平成17年)に株式会社スリーエフ中四国として分社化した。
2014年10月までに高知県(66店舗)、愛媛県(14店舗)、徳島県海部郡海陽町の1店舗のみ)で展開してきたが[13]、同年10月27日にはスリーエフはそれぞれの本部がある関東・四国との間で、競争激化の中で合理性・効率性を欠くことなどを理由として、四国地方エリアフランチャイズであるスリーエフ中四国との契約を2015年2月末をもって終了し、高知県を中心とした四国地方から撤退することを発表した[14]。その後、2015年1月30日[要出典]をもって四国内店舗の営業を終了している。
一方、スリーエフ中四国側はコンビニ事業を継続する方針を表明し[13]、2014年10月28日、親会社であるサニーマートがローソンとの合弁会社設立による基本合意を締結[15]、2015年2月6日にはスリーエフから転換された店舗のうち高知県内の10店舗を『(サニーマート運営の)ローソン』として鞍替えオープンし[16]、3月末までの間に順次ローソンとしてオープンしている[17]。また、愛媛県と徳島県の店舗の扱いに関しては、ローソンが同年12月17日、2015年2月以降にサニーマートよりスリーエフの愛媛・徳島両県に所在する全店舗に関する権利義務の一部承継を行うと発表し、これら2県のスリーエフを順次ローソンへ転換の上、ローソン本体直轄として運営していく方針である[18]

サービス[編集]

現金以外の使用[編集]

現状と課題

現在、QUICPay(ごく一部の店舗で試験導入はあった)、クオカードが利用出来ない。QUICPayはファミリーマートローソンストア100ココストアでも導入されたため、スリーエフ以外で使えないのは新潟、千葉、栃木(新小山市民病院店を除く)のセーブオン(拡大予定)くらいである。このようにスリーエフは決済手段の多様化に遅れをとっている。また皮肉にもこれまでiDや交通系電子マネーなどが使えなかった四国の方が、ローソンへの鞍替えと同時にiDや交通系電子マネー、さらにはQUICPay、クレジットカードも導入することとなり、逆転されていた。 現在もなおQUICPayの導入予定はない。

銀行ATM[編集]

過去にはイーネットの他にタウンネットワークサービスをスリーエフとスルガ銀行が共同で設置していた(イーネットと違い、スリーエフ独自展開でスルガ銀行が管理)。またもともとあったイーネットのATMを撤去し、スルガ銀行が管理するタウンネットワークサービスATMへ切り換えた店舗もあった。

特徴のある店舗[編集]

  • 東洋英和女学院大学店 - 東洋英和女学院大学 横浜キャンパスの敷地内に設置。
  • gooz Express - 圏央道狭山PA(内回り)に設置。2008年7月18日開業。上述の「gooz」型店舗。
  • Y150未来店 - 2009年に横浜市で開催の開国博Y150・ベイサイドエリア内に設置された、期間限定(4月末〜9月末)の店舗。
  • 万世本店 - 肉の万世とのコラボ店舗。万世の商品(精肉含む)も置かれている。従業員の制服も万世のものを着用している。

歴代のCM[編集]

  • ブルー・ライト・ヨコハマ』を使用したCM(1990年代前半)
    同曲を使用して、「ヨコハマ生まれのコンビニ」ということを強調したCM。最後には「エブリフレッシュ スリーエフ」という音声が入る。
  • 荻野アンナ出演のCM(1990年代前半)
    上記と同様、「ヨコハマ生まれのコンビニ」ということを強調したCM。最後には同じく「エブリフレッシュ スリーエフ」という音声が入る。
  • オリジナルのテーマソングを使用したCM(1990年代)
    1990年代には、関東地方を中心に「丸々心キラキラ」や「星より明るく、スリーエフ」等のフレーズを使用したテーマソング・BGMとともに、全編CGを用いたCMを長期に渡って放送していた(このBGMは今でも店内で流れている)。
    なお、「星より明るく、スリーエフ」というフレーズはその後もしばらく使われていたが、最近のCMでは「星より明るく」の部分が省かれ、ややテンポの速い「スリーエフ」という音声が流れるのみとなっている。
  • チェキッ娘出演のCM(1998年-1999年)
    • 「天然志向サラダ」編
    • 「割子そば」編
    • 「中華街風肉まん」編
    • 「片手でごはん」編

歴代の看板・ロゴ[編集]

  • 初代のロゴは数字の「3」の右斜め下に「F」が3つ並んだものだった。
  • 1988年1月にCIを導入して以降は、緑の丸と赤いハート、青い星が並んだ現在のロゴを使用している。
  • 2015年にオープンした店舗では、緑・赤・青の三本線が均等に振り分けられ、三本線は中心寄りとなった新しいデザインの看板が登場している。この看板では、上記の現ロゴの下に「スリーエフ」と表記され、さらにその下には「Three-F」という英語表記もされているが、2015年10月以降にオープンした店舗では、看板が元のデザインに戻っている。

関連会社[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社スリーエフと株式会社ローソンの資本業務提携契約締結のお知らせ(スリーエフ公式サイト・プレスリリース 2016年4月13日、同4月14日閲覧)
  2. ^ 資本業務提携契約、合弁会社設立及び運営に関する事業統合契約の締結について|ローソン(2016年4月13日)
  3. ^ “ローソンとスリーエフ、資本業務提携 一部店舗を新ブランドに”. 日本経済新聞. (2016年4月13日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL13HBR_T10C16A4000000/ 2016年4月17日閲覧。 
  4. ^ 株式会社スリーエフと株式会社ローソンによる合弁会社設立及び運営等に関する事業統合契約締結のお知らせ(スリーエフ公式サイト・プレスリリース 2016年4月13日、同4月14日閲覧)
  5. ^ 株式会社サニーマートと株式会社ローソンによる合弁会社設立について 株式会社ローソン 2014年10月28日
  6. ^ ローソン、スリーエフと提携 地域密着戦略へカジ(日本経済新聞 2015年8月31日)
  7. ^ 株式会社スリーエフと株式会社ローソンの資本業務提携に係る基本合意書締結のお知らせ(スリーエフ公式サイト・プレスリリース 2015年11月28日)
  8. ^ 株式会社ローソンとの資本業務提携の締結時期延期に関するお知らせ(スリーエフ公式サイト・プレスリリース 2015年12月30日)
  9. ^ 株式会社スリーエフと株式会社ローソンの資本業務提携契約締結のお知らせ(スリーエフ公式サイト・プレスリリース 2016年4月13日、同4月14日閲覧)
  10. ^ ローソン、スリーエフの12店舗譲り受け 日本経済新聞 2016年5月27日
  11. ^ ローソン、スリーエフとポプラとの連携強化日本経済新聞 2016年8月4日
  12. ^ 株式会社スリーエフと株式会社ローソンによる合弁会社設立及び運営等に関する事業統合契約締結のお知らせ(スリーエフ公式サイト・プレスリリース 2016年4月13日、同4月14日閲覧)
  13. ^ a b スリーエフが第2の拠点、四国から撤退 エリアFC会社との契約終了で 産経ニュース 2014年10月27日
  14. ^ スリーエフ、有力運営会社と契約終了 80店失う 日本経済新聞 2014年10月27日
  15. ^ スリーエフ、四国撤退へ まず高知の66店、ローソンに(朝日新聞デジタル 2014年10月27日)
  16. ^ 高知県内の“サニー”ローソン まず10店が開店(高知新聞 2015年2月6日)
  17. ^ 【高知県】サニーマートの運営するローソンが2015年2月6日(金)より順次オープン(株式会社ローソン 2015年1月20日)
  18. ^ ローソン、愛媛と徳島の「スリーエフ」16店舗を承継 時事通信 2014年12月17日

外部リンク[編集]