リトルツインズ
リトルツインズ(Little Twins)は、リトルツインズ・プロジェクト製作のアニメ作品。リトルツインズ・プロジェクトとは、ヒーロー・コミュニケーションズ、バンダイ(92年10月以降はバンダイビジュアル。現・バンダイナムコアーツ)、東映動画、ケイエスエスの4社からなる製作委員会。
コロックル島に住む小人たちの生活を描いた作品で、チフル(妹)とタフル(兄)の双子の小人が主人公。
概要[編集]
まず、1992年7月23日にOVAとして発売された。当時のOVAは制作スタッフを売りにすることが多かったが、この作品は、『とんがり帽子のメモル』の美術担当である土田勇の作品というのが宣伝文句になっていた。メモル同様、メインキャラクターが小人である。OVAは夏・冬・春・秋と4部構成で、各部が3巻の計12巻。翌1993年まで掛けて発売された。どれも一話完結形式になっている。
また、1992年6月には「夏休みマンガまつり」の一作として劇場版アニメ『リトルツインズ ぼくらの夏が飛んでいく』が全国松竹洋画系にて公開された。同時上映は『花の魔法使いマリーベル フェニックスのかぎ』、『楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星』で、3本立てだった。
1993年9月〜12月に、テレビ東京系で月曜18時からテレビアニメとして放送されるが、これは、それまでに発表されたOVAと劇場版の計13話をテレビアニメとして再構成して放送したものである。OVAの発売順序は季節の移り変わりの順になっていなかったので、これを時系列順に並べ替えて話数を振り直している。このテレビ版は1997年にNHK BS2でも再放送された。
アニメ以外では、「リトルツインズものがたり」というシリーズ名で、土田勇による絵本がフレーベル館より発売された。『みちくさのてんさい』『こわれたカヤのす』『きえたあしあと』『ちいさなまいご』の4冊で、これもそれぞれ4つの季節のお話となっている。この他、アニメ版絵本13冊(アニメ各話に対応)もある。
また、C・W・ニコルによる朗読CDや、チフルとタフルのキャラクター商品もいくつか発売された。
キャスト[編集]
主役2人の声優は共に当時12歳だった。
スタッフ[編集]
- 企画:末吉博彦、村上克司、江藤昌治
- 原作・総監督:土田勇
- チーフプロデューサー:矢吹公郎
- チーフディレクター:平田敏夫
- 音楽:マシュー・モース
- 作画監督:小松原一男
- 美術監督:門野真理子
- 制作協力:トライアングルスタッフ、オープロダクション
サブタイトル[編集]
以下に挙げるのはテレビ版の放送順序。第7話が劇場版由来の話で、その他がOVA由来の話。全13話。
- 森の神様 フォーラボー
- 風の吹く日の侵入者
- なんて素敵なプレゼント
- 飛べ! グルー
- 祭の夜 オスカが呼ぶ
- 湖が吠えた日
- ぼくらの夏が飛んでいく
- 笛の音は秋風にのって…
- フェアリーリングの真ん中で
- 感謝祭の夜のできごと…
- オスカが家にやって来た
- 明日 天気になあれ…
- 旅立ち
テレビ東京系 月曜18:00枠(テレビせとうち制作枠) | ||
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リトルツインズ
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