あまちゃん

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あまちゃん
ジャンル テレビドラマ
脚本 宮藤官九郎
演出 井上剛吉田照幸梶原登城ほか
出演者 能年玲奈
小泉今日子
尾美としのり
杉本哲太
小池徹平
橋本愛
吹越満
塩見三省
でんでん
平泉成
木野花
美保純
片桐はいり
渡辺えり
蟹江敬三
宮本信子
オープニング 大友良英
「あまちゃんオープニングテーマ」
時代設定 2008年夏 - [注 1]
製作
プロデューサー 訓覇圭
制作 日本放送協会(NHK)
放送
放送国・地域日本の旗 日本
公式ウェブサイト
本放送
放送期間2013年4月1日 - 2013年9月28日(予定)
放送時間月曜 - 土曜
7:30 - 7:45(BSプレミアム
8:00 - 8:15(総合
放送分15分
回数156
再放送
放送期間2013年4月1日 -
放送時間月曜 - 土曜
12:45 - 13:00(総合)
23:00 - 23:15(BSプレミアム)/
土曜 9:30 - 11:00(1週間分、BSプレミアム)
放送分15/90分
あまちゃん一週間(ダイジェスト)
放送期間2013年4月7日 -
放送時間日曜 11:00 - 11:54の一部(総合)
放送分20分
5分版ダイジェスト
放送期間2013年4月7日 -
放送時間日曜 5:45 - 5:50
月曜(日曜深夜)0:05 - 0:10
放送分5分
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あまちゃん』は、2013年度(平成25年度)上半期にNHKで制作され、総合テレビBSプレミアムで放送されている連続テレビ小説・第88シリーズの作品である。

概要

NHKが2012年(平成24年)6月4日の記者発表で概要を明らかにした。宮藤官九郎脚本によるオリジナルストーリーで、宮藤がNHKで脚本を手がけるのは、連続テレビ小説以外も含め初めて。

ヒロインの天野アキ役に起用されるのは能年玲奈で、2012年7月26日に記者会見が開かれて発表された[1][2]。東京制作の連続テレビ小説では、『つばさ』以来4年ぶりの(すなわち、総合テレビでの放送時間が現在の8:00スタートに変更されて以降初めての)オーディションを実施し、1953人の中から選ばれたもので、能年は初めてのドラマ主演となる。

物語は大きく2部構成で、前半の「故郷編」では、東北地方三陸海岸にある架空の町・岩手県北三陸市を舞台に、引きこもりがちな都内の女子高生が夏休みに母の故郷である北三陸に行き、祖母の後を追って海女となるが、思いがけないことから人気を得て地元のアイドルとなる姿を描く。後半の「東京編」ではアキが東京に戻り、全国の地元アイドルたちを集めたアイドルグループ「GMT47」(ジモトフォーティセブン)のメンバーとして成長する姿を描く[3][4]。また最終盤では、劇中劇として2011年(平成23年)3月11日東日本大震災東北地方太平洋沖地震)発生の場面を盛り込むという[5]

番組タイトル発表時の記者会見での宮藤の話[6]や放映前に行われた宮藤へのインタビュー[7]によると、本作の発想の核になっているのは「小さな田舎の、地元アイドルによる村おこし」だという。宮藤も東北(宮城県)出身であるが、最初から東北を題材に描こうと思ったわけではなく、具体的な題材を探す中で岩手県久慈市小袖海岸の「北限の海女」や、三陸鉄道北リアス線を使った町おこしなどの存在を知り、「僕(宮藤)から見ると豊富にネタがあるけど、町の人はそれを当たり前に思っている感覚がいいなあ[7]」として、そこからストーリーの軸を定めたという。このような縁もあり、舞台こそ架空の町だが、岩手県久慈市で主なロケが行われるとともに、ストーリーの随所に久慈市を題材とした舞台設定がちりばめられている。ドラマタイトルの『あまちゃん』には、「海女ちゃん」の意味と「人生の甘えん坊(甘ちゃん)だったヒロインの成長を描く」という意味が込められているという[6]

アキ(能年玲奈)以外の主要キャストについては、同年9月6日の記者発表で前半の「故郷編」の主要キャスト(アキの親族と三陸の人々)が[8]、翌2013年(平成25年)1月18日の記者発表で後半の「東京編」の主要キャスト[3]が明らかになった。

反響

  • ビデオリサーチ調べによる初回視聴率は関東地区で20.1%、関西地区で14.6%を記録。関東地区においては前作『純と愛』の初回視聴率(19.8%)を上回り、2006年度下半期の『芋たこなんきん』(20.3%)以来の視聴率20%超えとなった[9]。その後も第5週を除くすべての週で最高視聴率が20%超を記録している。ただし、関西地区では関東地区と比べ平均6.8%を下回る視聴率であり、ドラマ人気の地域差を物語っている[10]
  • 「故郷編」のロケ地となった岩手県久慈市の観光施設には放送開始から多くの観光客が訪れており、初の大型連休となったゴールデンウィーク期間中(4月27日 - 5月6日)は前年同時期の約2倍となる約11万人が訪れた[11]
  • 2013年4月のNHKオンデマンドの総合視聴数ランキングでは、上位20番組中17番組を本作が占めた(上位10番組全てはすべて本作)。これは連続テレビ小説では初めての快挙となる[12]
  • 高視聴率を受け、近畿日本ツーリストではドラマのモデルとなっている岩手県久慈市の観光物産協会や広域観光協議会の協力のもと、2013年6月から9月の予定で同市を巡るツアーを組んだ[13]

あらすじ

東京で生まれ育った天野アキは、2008年夏、祖母の危篤の知らせを受けた母に連れられ、母の郷里である岩手県北三陸市を初めて訪れる。しかし、祖母の危篤は嘘で、海女の後継者不足に悩む地元民たちが、母に白羽の矢を立てた画策であった。海女を継ぐ気が無い母は早々に東京に戻ろうとするが、アキは初めてのものであふれる北三陸市に興味津々で帰りたがらない。祖母ら海女たちの勇姿と過疎化が進む北三陸の現実を知ったアキは、暗く引っ込み思案な今までの自分を払拭し海女になる決意をする。

当初、期間限定の海女活動の予定であったが、母と共に北三陸に留まることとなり活動を継続。観光協会のホームページに掲載された海女活動中の動画がアイドルオタクの注目を浴び、アイドル志望の友人と共に北三陸観光PRの広告塔的存在として、海女のシーズン後も町興しの活動に奮闘する。その一方で、転校先の高校で憧れの先輩と出会ったことをきっかけに、同校の潜水土木科へ転入し、潜水士の資格取得を目指す。

自分の誕生日会での祖父の何気ないひとことにより、母の秘密を知ることとなったアキは、徐々に「アイドル」の世界へ足を踏み入れていく。

登場人物

主人公

天野アキ[注 2](あまの アキ)
演 - 能年玲奈
高校2年生の夏、母・春子に連れられ、初めて春子の実家がある北三陸の袖が浜を訪れる。春子曰く「父親譲りで性格は暗く、地味で協調性が無く、引きこもりがちで目立つことが苦手」だが、北三陸に来て以来そんな性格に変化が生じる。祖母・夏から海に潜ることを勧められ、それまでの自分に決別すべく海女になることを決意する。以前は東京都世田谷区に住んでいたが、いい思い出が一つもない東京に対してあまり良い印象を抱いていない。
春子とともに夏と同居することになり、同年9月に北三陸高校普通科へ転校後、南部もぐりの実習があることと先輩の種市に一目ぼれしたことから、同校の潜水土木科へ8年ぶりの女子生徒として転入。高校生活と海女活動を両立する日々を送るなか、観光協会のホームページ(#外部リンク参照)に掲載された北三陸を紹介するアキの動画が全国的に注目を浴び、親友のユイとともに2人と北三陸鉄道目的でやって来る人々に向け観光PR活動も始め、北三陸鉄道への動員やの町おこしの中心人物となる。2009年3月、北三陸鉄道の起死回生の切り札として、お座敷列車に、ユイと2人のユニット「潮騒のメモリーズ」を結成して[注 3]、歌などを披露。しかし、春子と大吉との当初の約束により、学業専念のため、このお座敷列車イベント終了と同時にアイドル活動(PR活動)を、休止する。その後は、「海女カフェ」を発案する。海女達が一致団結して、漁協組合や観光協会の人々を説得し、ついに、海女カフェは漁協を改装して完成。海開きの日に喫茶店「海女カフェ」がオープンする。
興奮したりショックを受けたりすると感情任せに後先を考えない行動に出たり[注 4]、年上の人物に失礼な発言をしたり、未だにサンタクロースの存在を本気で信じるなど、高校生にしては幼い一面がある。また、「ブス」という言葉に過敏であり、他人から言われると動揺したり激高したりする。

天野家の人々

天野夏(あまの なつ)
演 - 宮本信子 ※語りも担当。
アキの祖母で、通称「夏ばっぱ[注 5]」。「海女クラブ」の会長も務める最年長の現役海女で、本業以外にも「軽食&喫茶リアス」、「スナック梨明日(りあす)」を営み、「リアスのウニ丼」の製造および販売もこなす。
故郷の北三陸をこよなく愛しており、生まれてから一度も外へ出た事がない。同じく北三陸を愛し海女になったアキから「かっけー」と尊敬され馬が合うが、娘の春子に対して素直になれず互いに憎まれ口を叩き合っている。アイドルを志願する若き日の春子を応援していたものの、春子に海女になってもらうことを地元民に切願されて悩んだ末、無言で春子を東京へ送り出した[注 6]。口癖は「来るものは拒まず、去るものは追わず」。
アキに海に潜ることを勧めた。アキが海女になることが決まった日の夜、かつて春子が着ることになっていた半纏(かすりはんてん)を渡した。
夫の忠兵衛とは、新婚夫婦のように仲睦まじい。
天野春子(あまの はるこ)[注 7]
演 - 小泉今日子(若き日の春子:有村架純/少女期:田附未衣愛/幼少期:豊嶋花
アキの母親。父・忠兵衛は職業柄不在がちで、事実上の母子家庭の状況下、海女になることを半ば覚悟しながら育つ。高校時代はツッパリかつマドンナ的な存在であり、髪型を聖子ちゃんカットにするなど流行に敏感だった。数々ののど自慢大会に出場して優勝したり、歌のレッスンを受けたりオーディションに応募するなど、アイドルになることを目指すようになる。
18歳だった1984年の夏、海女としてPRをするよう半ば強要された際に夏が自分の味方になってくれなかったことに憤然とし、北三陸鉄道リアス線開通とオーディション番組への出場権を得たことを機に、高校卒業を待たず、家出同然で憧れの東京へ上京。24年後の2008年夏に、幼馴染の大吉の画策によりアキを連れて帰省した。海女になりたがるアキに最初は反対し夏休みの間だけという条件で承諾したが、後に応援することとなる。実家で夏と同居を始めてから「軽食&喫茶リアス」および「スナック梨明日」で雇われママとして働き始める。
イライラしがちで感情任せの言動が目立ち、理不尽な事でキレる事が非常に多い。夏とは昔から反発しあっているが、忠兵衛とは仲が良い。
黒川正宗(くろかわ まさむね)
演 - 尾美としのり(若き日の正宗:森岡龍
アキの父親。東京で個人タクシーの運転手をしており、1989年に実家に帰ろうとしていた春子を客としてタクシーに乗せたことをきっかけに知り合う。仕事よりも家族のことを優先してきたが、それがかえって家族にマイナスの影響をもたらす。帰省した春子から離婚を切り出されるが受け入れられず、アキの誕生日をきっかけに天野家に住み込んで北三陸のタクシー会社に就職するが、春子と協議した結果彼女の考えを受け止めて離婚に応じ、同じ年のクリスマスの夜にサンタクロースに扮してアキにプレゼントを渡して東京へ戻る。
アキを溺愛しており、中学生まで一緒のベッドで寝ていた。その一方で教育に関しては厳しく、学校や塾をさぼって海女活動を始めたアキを叱責するが、海女仲間の一員として明るく働くアキを見て考えを改める。物静かで暗く基本的には「いい人」だが、その言動はなぜか周囲を苛立たせる。空手の黒帯持ちである。
天野忠兵衛(あまの ちゅうべえ)
演 - 蟹江敬三
アキの祖父。マグロの延縄漁(はえなわりょう)などを行う遠洋漁業の漁師。北三陸高校潜水土木科の第一期卒業生。
仕事上在宅は年10日ほどであり、漁に出ている間は夏により「死んだものと思って」仏壇に写真が飾られているが、その事情を知らなかったアキと春子から帰省当初は本当に死んだと思われていた。帰宅後の健康診断で、心臓が弱くなっていることが判明するとともに長期の漁は命取りであると知り、漁師引退を宣言したうえでスーパーマーケットの鮮魚売り場に再就職するが、漁業への思いが断ち切れず再び漁に戻る。

北三陸の人々

北三陸は岩手県三陸海岸沿いにある過疎化が進む架空の田舎町。世界の中でも最北で活動する袖が浜海岸の「北の海女」と、北三陸鉄道の駅弁である「リアスのウニ丼」が観光資源。名物は「まめぶ」と琥珀

足立家の人々

足立ユイ(あだち ユイ)
演 - 橋本愛
地元でも名の知られた美少女で、アキとは同学年である。
2008年一学期の終業式の日、登校中の北三陸鉄道の中でウニ丼を販売中のアキと出会い、やがて親友となる。将来の夢はアイドルになることで、憧れを抱く東京の事情にはアキよりも通じている。町おこしのイベントである『ミス北鉄☆コンテスト』[注 8]に優勝し、観光協会のホームページに掲載された彼女の動画が注目を浴び、全国から多くのファンが北三陸市を訪れるようになる。程なくアキも全国的に人気が高まり、2人のユニットを「潮騒のメモリーズ」[注 9][注 10]と命名し今後の方針について熱く語るなど、アイドルになるためのキャリアの一環として積極的に観光PR活動に取り組む。アキの活動休止後も一人でミス北鉄での活動を継続し、後にテレビ番組「わんこチャンネル」にもレギュラー出演するなど活躍の場を広げている。
種市から交際を申し込まれ戸惑いを見せるものの、種市の卒業後の転居先がお台場と知り、上京後に遠距離恋愛という形で交際することを約束する[注 11]
足立ヒロシ[注 12](あだち ヒロシ)
演 - 小池徹平
ユイの兄。地元民たちに「足立さん家の息子」と認識されているが、名前を覚えてもらえない[注 13]
父の功とは折り合いが悪く、自宅の薪ストーブの前でいつも居座っていることから「ストーブ」と呼ばれている[注 14]。アキに恋をするが、なかなか距離を縮めることが出来なかった[注 15]。アキが種市に恋していること知り失恋し、職場の同僚のしおりと交際を始める。
自分の居場所を見つけられず、盛岡の大学を卒業後は東京のホテルに就職したが2か月で退職し、北三陸に帰る。いつも入り浸るパチンコ店で知り合って以来、春子には本音をこぼすようになる。漁船監視のアルバイトを始めたがすぐに辞め、アイデアの豊富さとパソコンが得意なことを大吉に見込まれて観光協会のweb担当として再就職。アキとユイが取材を受けたりテレビ出演などをする際にはマネージャー役を務めている。
足立功(あだち いさお)
演 - 平泉成
ユイとヒロシの父。岩手県議会議員を務める地元の名士。北三陸高校の元教師で、春子や大吉の担任をしたこともある。教師時代は春子のようなツッパリ生徒にも大らかな性格だったが、ヒロシにはその言動の一挙手一投足が気になり厳しくあたってしまう。一方、ユイには何の心配もしておらず、積極的に彼女のタレント活動を応援している。北鉄廃線の議題が県議会でのぼったことを受け、起死回生を図ろうと「お座敷列車」のアイデアを提案した。
足立よしえ(あだち よしえ)
演 - 八木亜希子
ユイとヒロシの母。仙台の出身で、短期大学を卒業後に岩手県のテレビ局にアナウンサーとして就職[注 16]。功に見初められ、アナウンサー2年目の1984年に結婚し、翌年ヒロシを出産する。現在は専業主婦。

海女とその家族

今野弥生(こんの やよい)
演 - 渡辺えり
大吉同様、海女の後継者問題に頭を悩ませている。カタカナ語が苦手で、頑張って使おうとするが上手く言えない。「北三陸の越路吹雪」と呼ばれる程の歌唱力の持ち主で、歌唱力に難があるアキとユイ[注 17]に対して歌のレッスンを行なう。
今野あつし(こんの あつし)
演 - 菅原大吉
弥生の夫。町の商工会長で、洋服ブティックを営んでいる。
長内かつ枝(おさない かつえ)
演 - 木野花
夏に次ぐ年長の海女で、弥生同様海女の後継者問題に頭を悩ませている。六郎とは結婚と離婚を繰り返し、2008年の時点では内縁の仲である。
長内六郎(おさない ろくろう)
演 - でんでん
漁協の組合長。元漁師。
長内克也(おさない かつや)
演 - 小林優斗
長内夫妻の息子。地引き網の漁師であったが、1992年、女の子のサンダルを海に取りに行こうとし、波にのまれて亡くなった。
熊谷美寿々(くまがい みすず)
演 - 美保純
若い頃は東京から追っかけがやって来るほどの人気海女であった。過去に何度も駆け落ちをし、逃避行先の韓国済州島で海女をしたこともある。冷え性に悩まされている。水口琢磨に気がある。
安部小百合(あんべ さゆり)
演 - 片桐はいり
海女活動と兼業で漁協の事務員をしており、アキが海女になるまでは最年少の海女であった。春子の高校時代の同級生であり、春子とは逆に地味な高校生活を送っていた。春子が北三陸を去った6年後に大吉と結婚するが、半年で離婚。
郷土料理・まめぶを愛してやまない。2008年9月、まめぶの東京進出計画に声がかかり、その手始めに栃木の大手百貨店の岩手物産展で勤めるため、海女を引退して北三陸を離れた。

その他の北三陸の人々

大向大吉(おおむかい だいきち)
演 - 杉本哲太(若き日の大吉:東出昌大
北三陸駅の駅長。春子の幼馴染で、春子よりも2歳年上。小百合と結婚し離婚した過去がある。
北の海女」の後継者不足を危惧し、春子に跡を継いでもらおうと考え、彼女に夏の危篤を知らせる嘘メールを送って帰省させる。海女の後継ぎ問題も含めて北三陸市の活性化のために奔走するが、時に度が過ぎた行動に出ることがある。船酔いを起こすため、漁師は断念し地元第三セクター鉄道会社「北三陸鉄道」(北鉄)に就職。
春子に対し密かに恋心を抱いている。それ故に、春子の夫である正宗や春子に好意を寄せようとする男たちに敵愾心を露にするなど、かなり嫉妬深い。酒に弱い体質であり、梨明日ではウーロン茶を飲んでいる。
吉田正義(よしだ まさよし)
演 - 荒川良々
北三陸駅の副駅長。大吉の職場の後輩で、駅員の仕事以外に「リアス」の店番もしている。
基本的におとぼけたキャラクターであるが、周囲が気を遣って言わないことを敢えてボソッと呟く一面もある。
菅原保(すがわら たもつ)
演 - 吹越満(若き日の菅原:落合モトキ
観光協会長。大吉の高校時代の後輩で、春子とは同級生。春子に想いを寄せて交換日記をしたこともあったが、春子には思い出どころか存在さえも忘れられていた。
協会長になった2007年より北三陸市のジオラマ製作に没頭している[注 18]。パソコンが苦手で、観光PRのためのホームページ作成を億劫がっていた。大吉とは犬猿の仲で、北三陸の活性化事業を巡ってよく対立する。
栗原しおり(くりはら しおり)
演 - 安藤玉恵
観光協会の職員。ウェブ検索ができる程度だが、「パソコンが自分よりもできる」と協会長の保に驚かれている。周囲に乗せられて嫌々ながら『ミス北鉄☆コンテスト』にエントリーした。
職場で一人で踊る姿を見られたことをきっかけにヒロシと心の距離が縮まり、交際を始める。
小田勉(おだ べん)
演 - 塩見三省
「リアス」の常連客で、北三陸が日本有数の産地とされている琥珀の掘削職人[注 19]。「リアス」や観光協会の話合いで琥珀の話をすると、いつも大吉に軽くあしらわれ話をそらされるのが常だが、その大吉から「数年後に琥珀の時代が必ず来る」と言われており、深く感激している。
ヒビキ一郎(ヒビキ いちろう)
演 - 村杉蝉之介
アイドルオタクカメラ小僧。個人ブログを開くユイに興味を持ち東京から北三陸を訪れる。
海女訓練中のアキを盗撮していたところを春子に見つかり町中の騒動になってからは、アキに対して冷静な評価をしつつ邪険な態度を取っていたが、後に観光協会のホームページに自身が撮影したユイの動画を掲載することを強く勧め、ユイを目当てに北三陸に多くの人々が訪れるきっかけを作る。以後、観光PRに励むアキとユイの人気を分析し、北三陸の集客活動に関して地元民にアドバイスをする。周囲からは稀に「じひびき」と名前を言い間違えられている。
種市浩一[注 20](たねいち こういち)
演 - 福士蒼汰
北三陸高校潜水土木科の3年生。硬派な性格で南部もぐり[注 21]が得意。卒業後は東京の建設会社への就職が内定し、羽田空港新滑走路拡張工事に携わることが決まっている。勉強はあまり好きではない。一人称は「ずぶん(自分)」だが、ユイに対しては「俺」と言うこともある。
アキから思いを寄せられるが、アキと出会う以前から密かにユイに片思いしている。ユイに告白し交際することになった事情もあり、卒業直前に交際を申し込んできたアキを振る。
磯野心平(いその しんぺい)
演 - 皆川猿時
北三陸高校潜水土木科の教師。潜水土木科に転入してきたアキに南部もぐりを教える。巨漢に太いもみ上げが特徴で、いつも竹刀を持ち歩いている。
北三陸市長
演 - 北見敏之
春子が上京した1984年当時の北三陸市長で、第6話で組合長の六郎たちと共に天野家を訪問し、観光PRのために高校生の春子に海女になるよう懇願する。その際に翌日(1984年7月1日)の北三陸鉄道開通[注 22]により北三陸と東京が繋がることを説明するが、結果的にこれが春子が翌日上京するきっかけとなる。
花巻珠子(はなまき たまこ)
演 - 伊勢志摩
小百合の退職に伴い呼ばれた漁協の後任事務員。袖が浜生まれで、2人の娘を育てる出戻りのシングルマザー。
毒舌家であるが働き者で性格は悪くなく、漁協や海女たちとは円滑な関係である。物事に例えた突っ込みを時折言い誰も理解出来ずにいるが[注 23]、「分かる奴だけ分かれば良い」と思っている。
花巻鈴(はなまき すず)
演 - 小島一華
珠子の娘。
花巻琴(はなまき こと)
演 - 吉村美輝
珠子の娘。
鈴木
演 - 大方斐紗子
北三陸鉄道を利用する老婦人。お座敷列車初日に乗り損ねたため、最終で運行したお座敷列車の特別便に海女クラブや観光協会のメンバーらとともに乗り込んだ。
桜庭
演 - 山谷花純
坪井
演 - 久野みずき
上記2名はアキのPR活動がきっかけで北三陸高校潜水土木科に進学した女子新入生。後に「海女カフェ」の従業員としても働く。

岩手の人々

池田一平(いけだ いっぺい)
演 - 野間口徹
テレビ局「岩手こっちゃこいテレビ」のディレクター。薄いサングラスがトレードマーク。地域情報番組「5時だべ! わんこチャンネル」内で、アキとユイを起用した北三陸の紹介コーナーを企画・製作した。その後も取材のため北三陸を訪れている。
福田萌 (ふくだ もえ)
演 - 福田萌(本人役)[20]
情報番組「5時だべ! わんこチャンネル」[20]の司会者。第35話、第52話に登場。
スーパー主任
演 - 須藤公一
忠兵衛の再就職先であるスーパーマーケット「サンデイマーケット」の主任。部下となった元漁師の忠兵衛に、鮮魚製品の値下げシール貼付の業務を「できねえ」と抗議されたり、勤務中に勝手に早退されたりして、振り回される。
トシちゃん似の男
演 - 原俊作
第9週に登場。失恋のショックで一時的にイベントのお座敷列車に乗るのを拒否した(表向きは体調不良で出演を取りやめていた)アキの代役で呼ばれた、田原俊彦のそっくりさん。トシちゃんの他にはマッチのモノマネもできるらしい。お座敷列車当日アキが復活し代役は不要となったが、それと同時に、北三陸鉄道側に存在を忘れられ、副駅長に「あんた誰?」などと言われる。[要検証]

東京の人々

水口琢磨(みずぐち たくま)
演 - 松田龍平
通称「ミズタク」。芸能事務所「ハートフル」のスカウトマン。大学で考古学を専攻していると嘘をつき、偵察のために琥珀職人の勉に弟子入りし、喫茶リアスに出入りしていた。アキとユイについて荒巻の関係者に内密に連絡した。
鈴鹿ひろ美(すずか ひろみ)
演 - 薬師丸ひろ子
清純派の大女優。アイドルであった頃の1986年[21]正月、海女を題材とした青春映画『潮騒のメモリー』で主演を務めるとともに主題歌を歌い、大ブレイクした。
荒巻太一(あらまき たいち)
演 - 古田新太
通称「太巻」。アイドルを手がける芸能プロデューサー。北三陸でアキとユイの偵察をする水口から情報を仕入れている。
入間しおり(いるま しおり)
演 - 松岡茉優
小野寺薫子(おのでら かおるこ)
演 - 優希美青
友人
演 - 藤江れいな星名利華中島かれん宮城美寿々
第6話に登場。アキが東京にいた時のクラスメイトで、アキを「地味」「暗い」などと揶揄していた。

スタッフ

オープニング

物語の主要な舞台である岩手県の空撮映像(三陸鉄道や三陸海岸、川・山・港など)が映し出され、随所にアキが飛び跳ねるシーン(学生服、絣半纏、私服)が挿入される。2010年以後から採用されているアバンタイトルから始める回もある[注 24]

オープニングテーマは大友良英作曲のスカチャンチキの要素を取り入れた[22]曲調のインストゥルメンタル。テーマ曲が歌ではないのは2010年度下期の『てっぱん』以来で[注 25]、オープニングテーマをインストゥルメンタルとした理由について、大友は自身のブログで劇中に新旧さまざまな歌が出て来る(後述)ことを踏まえたものであるとした上で「毎日聴いてもあきない、その上元気が出る『みそ汁』みたいな感じで作りました」とコメントしている[23]。なお月曜日のみ、キャストに加えてスタッフのクレジットを表示するため、オープニングテーマは他の日よりも長く編曲も違う展開になる別バージョンが流れる[24]

このテーマ曲は番組公式サイト内でストリーミング配信されているほか、5月10日より月曜日使用のロングバージョンが配信限定でリリースされ、配信開始日のレコチョク着うたデイリーランキングで1位を記録し[25]、5月15日 - 21日集計の週間ランキングでは2位[26]、翌週の5月22日 - 29日では1位を記録した[27]。ランキングの関係者によればインストゥルメンタルはトップ10に入ることも異例であるが、1位を獲得するに至っては史上初のことである[28]

エンディング

「まだまだあまちゃんですが」と題し、就労してまだ日が浅いが、仕事を極めるために積極的に取り組む人たちを、一般公募で寄せられた写真で紹介する。

音楽

オープニングテーマを含めた大半の劇伴は大友作曲のオリジナルで構成される。その曲数は放送開始前の時点で130曲に上るが[23]、放送開始後も作曲が続行されており、5月時点ですでに200曲を超えるという[29]。テーマ曲とこれらの劇伴は、大友や江藤直子(Giulietta Machine)、近藤達郎、長見順高井康生かわいしのぶナスノミツル水谷浩章芳垣安洋坂田学など23人のメンバーに、佐々木次彦指揮による22人編成のストリングスセクションを加えた「あまちゃんスペシャル・ビックバンド」によって演奏されている[23][30]

劇伴は通常の場合ドラマの放送前には完成しているものだが、本作では本編の制作と同時進行で、4月の放送開始後も制作が進められているため、視聴者の反応を参考にすることができているという[24]。前半分の録音は2012年9月から2013年1月にかけNHK506スタジオなどで行われた[30]

挿入歌「潮騒のメモリー」

  • 「潮騒のメモリー」(作詞:宮藤官九郎、作曲:大友良英/Sachiko M、歌:小泉今日子[21]
第7週「おらのママに歴史あり」より使用。本作において重要な役割を果たす楽曲であることが示唆されている[31]

使用楽曲

本編では、以下の様々な形態で楽曲が使用されている。

実在の楽曲とその歌手の映像

時代背景を説明する場面にあたり、当時の実在の楽曲とその歌手の映像、もしくはレコードジャケットが登場する。これらの多くは脚本の宮藤の指定によるものであるという[24]。番組内で登場する楽曲は以下の通り(歌手の五十音順)。

登場人物が歌唱

劇中では登場人物が様々な楽曲を歌うシーンが登場する。なお、劇中で歌われるカラオケのトラックはすべてオリジナルの音源で、スナックの設定や時代背景などを考慮して制作されている[24][30]

これ以外にも、安藤睦夫作詞作曲の「南部ダイバー」が、北三陸高校潜水土木科の生徒たちに歌い継がれている曲として、生徒達やアキ、種市、OBの忠兵衛らによって度々歌唱されている。[注 27]

BGM

器楽演奏によるアレンジや、洒落の効いた挿入曲の使用が認められる。

  • アキが種市と一緒にいる夢の中 -「君に、胸キュン。」(YMO)
  • 忠兵衛が登場するシーン -「星めぐりの歌[22]宮沢賢治作詞・作曲)
  • 北鉄25周年お座敷列車運行時 -「銀河鉄道999」(ゴダイゴ
  • ヒロシのBGM -「ガラスの部屋」(お笑い芸人ヒロシがネタで用いるBGM)
  • 漁協の建物を海女カフェにリフォームするシーン -「Inscrutable Battle」(松谷卓:『大改造!!劇的ビフォーアフター』オープニングテーマ)
  • 完成した海女カフェを披露するシーン - 「TAKUMI/匠」(『大改造!!劇的ビフォーアフター』でリフォームの完了した住居を披露するときのBGM)[注 28]

放送日程

  • サブタイトルは全て『おら○○○』で統一されている。
放送日 サブタイトル 演出 週間最高視聴率
1 2013年4月1日 - 4月6日 おら、この海が好きだ! 井上剛 20.1%
2 2013年4月8日 - 4月13日 おら、東京さ帰りたくねぇ 20.6%
3 2013年4月15日 - 4月20日 おら、友だちができた! 吉田照幸 22.0%
4 2013年4月22日 - 4月27日 おら、ウニが獲りてぇ 井上剛 20.9%
5 2013年4月29日 - 5月4日 おら、先輩が好きだ! 梶原登城 19.5%
6 2013年5月6日 - 5月11日 おらのじっちゃん、大暴れ 吉田照幸 20.4%
7 2013年5月13日 - 5月18日 おらのママに歴史あり 梶原登城 20.8%
8 2013年5月20日 - 5月25日 おら、ドキドキがとまんねぇ 吉田照幸 20.2%
9 2013年5月27日 - 6月1日 おらの大失恋 西村武五郎 21.6%
10 2013年6月3日 - 6月8日 おら、スカウトされる!? 梶原登城
11 2013年6月10日 - 6月15日 おら、アイドルになりてぇ!
(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ[34]

関連番組

サウンドクリエーターズ・ファイル「あまちゃん」直前スペシャル(NHK-FM、2013年3月24日放送)
通常はクリエーターやアーティストがマンスリーDJを務める(2013年3月はONE OK ROCK)が、この週に限り宮藤官九郎と皆川猿時がDJを担当。能年玲奈・大友良英がゲストで出演(他に平岡拓真がゲストで出演)[35]。オープニング曲のフルコーラスも初公開された[36]
あなたが主役 50ボイススペシャル『あまちゃんボイス』(NHK総合、2013年3月28日放送)
出演者やスタッフ、ロケ地の岩手県久慈市の人々の声を集めて放送。
おやすみ日本 眠いいね!(NHK総合・NHK-FM、2013年3月31日深夜放送)
宮藤がホスト役を務める不定期放送の深夜番組で、企画VTR「眠れる声の美女」に能年と橋本愛が出演。
あさイチ(NHK総合、2013年4月5日5月24日放送)
毎週金曜日放送のコーナー「プレミアムトーク」に小泉今日子(4月5日)、宮藤(5月24日)がゲストで生出演し、本作の話題を中心にトークを展開した。小泉の出演回では能年と宮藤がVTRで出演。
土曜スタジオパーク(NHK総合、2013年4月6日放送)
「土曜スタジオパークin岩手」と題し、岩手県久慈市文化会館アンバーホールからの公開生放送。能年と宮本信子が出演。
スタジオパークからこんにちは(NHK総合、2013年4月8日4月30日5月9日5月27日放送)
NHKスタジオパークからの公開生放送で、小池徹平(4月8日)、美保純(4月30日)、杉本哲太(5月9日)、木野花(5月27日)がゲストで出演し、本作の話題を中心にトークを展開した。杉本の出演回では能年がVTRで出演。
まだ間に合う!『あまちゃん』(NHK総合、2013年5月5日放送)
第5週「おら、先輩が好きだ!」までのダイジェストと能年へのインタビューを交えた番組撮影風景、及び今後の一部予告。
鶴瓶の家族に乾杯(NHK総合、2013年5月13日5月20日放送)
収録当時の2013年3月に海女漁をしている場所へ行きたいと、小池が笑福亭鶴瓶とともに三重県志摩市を旅した。スタジオトーク時には、能年から小池へのメッセージVTRが流れた。
SWITCHインタビュー 達人達NHK Eテレ、2013年5月25日放送)
本作で登場する天野家の10代の春子の部屋で、異なる分野で活躍する"達人"の宮藤と葉加瀬太郎が「脚本家の妄想力 バイオリニストの爆発力」と題して、時折、聞き手を交代しながらトークを展開した。

その他

  • 北三陸の人々が驚いたときに「じぇ」という言葉を発する場面を多用している。これはロケ地である岩手県久慈市小袖地区で実際に用いられている感嘆詞で、宮藤がロケハンに行った際に、海女が発した言葉を面白いとの理由で脚本に採用したもの[37]だが、基本的に小袖地区の漁師仲間でのみ交わされる方言であり、久慈市内でも他地域ではほとんど使われていない。なお、岩手県内の他地域においては同様の感嘆詞として盛岡市周辺で「じゃ」、宮古市周辺で「ざ」が使われており[38]、岩手県のローカル番組名[注 29]にも用いられている。

脚注

注釈

  1. ^ 1984年のほか、春子の幼少時、1981年、1989年などの回想シーンもある。
  2. ^ 番組冒頭のキャスト紹介の表記に準ずる。ただし、母・春子が記入した離婚届の未成年の子の氏名の欄や、転校・転入した際の自己紹介に「天野秋」の表記がある。転校の際の自己紹介では改姓を知らず「黒川秋」と記している。
  3. ^ 衣装は、絣半纏(かすりはんてん)に赤を基調としたフリルの物を着用。また、鉢巻を意識した「北の海女」と書かれたリボンもつけている。
  4. ^ 潜水士試験合格を種市に報告しようとして誤って実習プールに落ちる、種市に振られたショックで自転車で暴走した挙句防波堤から自転車ごと海に飛び込むなど。
  5. ^ 「ばっぱ」とは「おばあさん」という意味で、ドラマ中の方言として使われている。[14]
  6. ^ この事が原因で、春子から大きく失望されている。
  7. ^ 2008年に帰省した時点では離婚していないため、姓は黒川。
  8. ^ ミスコンの正式名称はNHKホームページに準拠。
  9. ^ 正式に決まるまでの仮称は「JJガールズ」であった。
  10. ^ 「潮騒のメモリーズ」での衣装は、絣半纏(かすりはんてん)に青を基調としたフリルに車掌帽子をイメージした小さい髪留めを使用している。
  11. ^ 「東京に住む彼氏が欲しかった」ことや「アキに対して優越感を味わいたかった」ことが交際を承諾した理由としてアキに話している
  12. ^ 観光協会の名刺での表記は「足立洋」となっている。
  13. ^ 「足立…、誰だっけ?」と言われて「ヒロシです」と返すのがお約束となっている
  14. ^ アキからも同様に「ストーブさん」と呼ばれるようになる。
  15. ^ 春子に根回をしようとして交際を反対されたり、思い切って告白してもいつも間が悪くアキの怒りを買ったりした。
  16. ^ 演じている八木もかつてはフジテレビ所属のアナウンサー(1988年4月 - 2000年3月まで)であった。
  17. ^ 「潮騒のメモリー」を初めて歌ったアキに対して「ジャイアンリサイタル」だと評している。
  18. ^ 保曰く「ジオラマは2015年に完成予定」。現在は観光協会の事務室内に展示してある。
  19. ^ 北三陸市のモデルとなっている岩手県久慈市の主産業も琥珀である。[15]
  20. ^ ロケ地の1つである[16]岩手県立“種市”高等学校には「南部もぐり」を継承する海洋開発科が存在する[17]
  21. ^ 1898年の種市町(現・洋野町)沖での貨客船座礁事故を期に同地に伝わったヘルメット潜水のこと[17]
  22. ^ モデルになった三陸鉄道北リアス線[18]の開通は1984年4月1日[19]
  23. ^ 種市に振られたアキが、自転車ごと海に突っ込んで行ったのを聞いて「E.T.か!?」と例えたり、種市に振られたショックで放心状態のアキが、外は寒いからと夏が着せてくれた半纏を振り払う所作を、歌手の「ジェームス・ブラウンか!?」と例えた。
  24. ^ 2010年以後、東京発の番組ではほぼ全部の回でアバンタイトルを採用していたが、今作品では大阪発と同じように一部の回でアバンタイトルなしで始める場合もある(特に土曜日にアバンタイトルなしの回が多い)。アバンタイトルの場合は冒頭の箇所に「連続テレビ小説」の字幕を出しているが、オープニングタイトルのロゴにも小さくそれが書かれている。
  25. ^ 番組開始当初に限定すれば2011年度上期の『おひさま』もインストゥルメンタルであった(『おひさま』は後半より一部放送日で平原綾香の歌唱によるボーカル入り楽曲を用いている)。
  26. ^ 歌声は演じている有村ではなく小泉のものである。
  27. ^ 元々腕を振りながら歌う曲ではなかったが、最初の歌唱場面収録で能年と蟹江がアドリブで腕を振っていたら、以後の場面では腕振り歌唱が定着した。[32][33]
  28. ^ このシーンでは夏によるナレーションも本家を忠実に再現したものとなっていた。
  29. ^ IBC制作の『じゃじゃじゃTV』および『じゃじゃじゃFriday

出典

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  20. ^ a b オープニングに表示される役名は「司会」であるが、役名、番組名共に出典の福田萌のオフィシャルブログに準拠。以下、サイトおよびそのアーカイブ情報。
    あまちゃん”. 福田萌オフィシャルブログ (2013年5月10日). 2013年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月24日閲覧。
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  29. ^ 朝ドラ「あまちゃん」のサントラ6月に登場! 大友良英がフライング発表”. タワーレコードオンライン. タワーレコード (2013年4月18日). 2013年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月26日閲覧。
  30. ^ a b c 大友良英 (2013年3月31日). “朝ドラ「あまちゃん」演奏メンバー発表”. 大友良英のJAMJAM日記. 2013年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月26日閲覧。
  31. ^ “小泉今日子 : 「あまちゃん」挿入歌を全力歌唱 「17歳のマーメイドな気分で歌いました」”. 毎日新聞デジタル. (2013年5月13日). オリジナルの2013年5月31日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/kARyp 2013年5月31日閲覧。 
  32. ^ 南部ダイバー魂、ここにあり!”. 南部ダイバー魂、ここにあり! スペシャル NHK連続テレビ小説「あまちゃん」. NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 . 2013年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月8日閲覧。
  33. ^ エールと、切なさと、南部ダイバー。”. 能年玲奈のちょびっとトーク スペシャル NHK連続テレビ小説「あまちゃん」. NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 . 2013年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月8日閲覧。
  34. ^ 視聴率データ・週間高世帯視聴率番組10・バックナンバー2013年度(ビデオリサーチ社サイト内)の各リンク先ページから参照
  35. ^ “24日(日)放送!『サウンドクリエイターズファイル ~宮藤官九郎"あまちゃん"直前スペシャル~』”. NHK-FMブログ (NHK). (2013年3月22日). オリジナルの2013年5月時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/liveweb/http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/149967.html 
  36. ^ サウンドクリエーターズ・ファイル[プレイリスト] - NHKサウンドクリエーターズ・ファイル公式サイト2013年3月26日閲覧[リンク切れ]
  37. ^ 朝ドラ「あまちゃん」で広まる「じぇ!」の秘密 流行語大賞も狙ってる?”. ZAKZAK (2013年4月8日). 2013年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月22日閲覧。
  38. ^ 『あまちゃん』で話題の“じぇじぇ” 地元民は殆ど使わない」『週刊ポスト』、小学館、2013年4月29日、2013年5月2日閲覧 

外部リンク

NHK 連続テレビ小説
前番組 番組名 次番組
純と愛
(2012年度下半期)
あまちゃん
(2013年度上半期)
ごちそうさん
(2013年度下半期)
NHK総合テレビジョン 日曜11時台コーナー枠
NHKとっておきサンデー』枠
純と愛一週間
あまちゃん一週間
-
NHK総合テレビジョン 日曜深夜ミッドナイトチャンネル枠(24:05-24:10)
大河ドラマ八重の桜ダイジェスト
※別時間帯で放送
5分で『あまちゃん』
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