東海大学

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東海大学
湘南キャンパスの欅並木道
大学設置 1946年
創立 1943年
学校種別 私立
設置者 学校法人東海大学
本部所在地 東京都渋谷区富ヶ谷2丁目28番4号
キャンパス 札幌(北海道札幌市)
旭川(北海道旭川市)
代々木(東京都渋谷区)
高輪(東京都港区)
湘南(神奈川県平塚市)
伊勢原(神奈川県伊勢原市)
沼津(静岡県沼津市)
清水(静岡県静岡市清水区)
熊本(熊本県熊本市)
阿蘇(熊本県南阿蘇村)
学部 国際文化学部
生物理工学部
芸術工学部
情報通信学部
文学部
観光学部
法学部
政治経済学部
教養学部
体育学部
情報理工学部
理学部
工学部
開発工学部
海洋学部
総合経営学部
産業工学部
農学部
健康科学部
医学部
情報デザイン工学部(夜間)
短期大学部
研究科 国際地域学研究科
理工学研究科
芸術工学研究科
総合理工学研究科
地球環境科学研究科
生物科学研究科
文学研究科
法学研究科
政治研究科
経済研究科
芸術学研究科
体育学研究科
理学研究科
工学研究科
海洋学研究科
開発工学研究科
人間環境学研究科
健康科学研究科
医学研究科
海洋学専攻科
産業工学研究科
農学研究科
実務法学研究科
組込み技術研究科
ウェブサイト http://www.u-tokai.ac.jp/
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東海大学(とうかいだいがく、英語: Tokai University)は、東京都渋谷区富ヶ谷2丁目28番4号に本部を置く日本私立大学1943年創立、1946年大学設置。大学の略称は東海大(とうかいだい)または東海(とうかい)。

概観

大学全体

大学令によって設立認可されたことから第二次世界大戦後の設立であるが旧制大学である。創立者は逓信省工務局長であった松前重義。第二次世界大戦中、清水では学園閉鎖の危機に陥り、東京の学校法人名教学園(現在の東海大学付属浦安高等学校・中等部)を吸収して以来、東京に本部を置く大学となった経緯を持つ。1960年代に現在メインキャンパスとなっている湘南キャンパスを開設した。2008年4月に同一学校法人であった九州東海大学北海道東海大学を東海大学本体へ併合、さらに東海大学短期大学部高輪校舎を4年制大学へ組織変更したことで、現在は全20学部・10キャンパスの規模となっている。

学部学科においては、現在の広報メディア学科や文明学科など日本ではあまり設置されていない学科が存在している。また、日本でも数少ない北欧言語(デンマーク語スウェーデン語ノルウェー語フィンランド語)の専門学科である文学部北欧学科も設置されている。また、パイロット養成の専攻を全日本空輸の協力によって設置している。

また、全学部全学科に「現代文明論」を必修科目として課している。「現代社会のさまざまな事象を幅広く取り上げることにより、学生に広い視野を身につけさせたい」という創立者の意図によって設置された科目である。創立者存命時は、創立者自らが数千人の学生に対して一度に講義していた歴史があるが、現在は4クラスに分けた約700人ずつの講義になっている。この科目は専門科目に入る前に前期と後期に履修することになっている。

学風および特色

創立者は「戦後資源の乏しい日本の発展には科学技術の開発と平和利用が必要だ」と考え航空科学専門学校を設立した。その経緯から理学・工学・生物学を重視している。「東海」とはアジアの東にある、世界最大の海洋である太平洋を表す。

東海大学には人権委員が組織されており、学生がセクシャルハラスメントを受けた際にはこの組織が対応し、学生の人権保護を進めている。

大規模な学生のプロジェクト活動などに対して、プロジェクトコーディネーターやプロジェクトアドバイザーなどの教職員を配置し、活動資金・活動場所等の支援体制を実現した「チャレンジセンター」がある。プロジェクト活動や対応する授業科目を通して、「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」といった社会的実践力を学生に身につけさせている。

校訓は特に定められていないが、創立者松前重義が唱えた「建学の精神」がそれに準じた扱いを受けている。 「若き日に 汝の思想を培え/若き日に 汝の体躯を養え/若き日に 汝の智能を磨け/若き日に 汝の希望を星につなげ」 これは東海大学の前身である望星学塾に掲げられていた言葉であり、そのまま東海大学にも引き継がれた。

教育および研究

平成23年度の科学研究費補助金(新規採択+継続分)は、309件、総額681,565,000円である。[1]

大学の規模が大きく、理工系学生の割合が高いこともあって、「2009 edition of the QS.com Asian University Rankings」によると、東海大学は、Top 200 Universitiesの中で第86位のランキングを記録している。[2]

沿革

年表

  • 1942年 学園を創設
  • 1943年 航空科学専門学校開校
  • 1944年 電波科学専門学校開校
  • 1945年 航空・電波両科学専門学校を合併し東海科学専門学校となる
  • 1946年 大学令による旧制大学として設置認可
  • 1950年 新制大学へ組織変更、文学部および工学部を設置
  • 1960年 代々木校舎にてFM東海(現FM東京)の放送を開始
  • 1962年 海洋学部設置
  • 1964年 理学部設置
  • 1966年 政治経済学部設置
  • 1967年 体育学部設置
  • 1968年 教養学部設置
  • 1974年 医学部設置
  • 1986年 法学部設置
  • 1991年 開発工学部設置
  • 1995年 健康科学部設置
  • 2001年 電子情報学部設置
  • 2006年 電子情報学部を改組し情報理工学部を設置
  • 2008年 九州東海大学・北海道東海大学・短期大学部高輪校舎を吸収統合
  • 2010年 観光学部設置

基礎データ

所在地

  • 高輪キャンパス(東京都港区高輪)
同キャンパスは、2008年3月末まで、旧東海大学短期大学部の高輪校舎だった。
上記2キャンパスは、2008年3月末まで、旧北海道東海大学のキャンパスだった。
上記2キャンパスは、2008年3月末まで、旧九州東海大学のキャンパスだった。

組織

学部

大学院

  • 国際地域学研究科(修士課程)
    • 国際地域学専攻
  • 理工学研究科(修士課程)
    • 電子情報工学専攻
    • 環境生物科学専攻
  • 芸術工学研究科(修士課程)
    • 生活デザイン専攻
  • 総合理工学研究科(博士課程)
    • 総合理工学専攻
  • 地球環境科学研究科(博士課程)
    • 地球環境科学専攻
  • 生物科学研究科(博士課程)
    • 生物科学専攻
  • 文学研究科(博士課程〈前期・後期〉)
    • 文明研究専攻
    • 史学専攻
    • 日本文学専攻
    • 英文学専攻
    • コミュニケーション学専攻
  • 政治学研究科(博士課程〈前期・後期〉)
    • 政治学専攻
  • 経済学研究科(博士課程〈前期・後期〉)
    • 応用経済学専攻
  • 法学研究科
    • 法律学専攻(博士課程〈前期・後期〉)
  • 人間環境学研究科(修士課程)
    • 人間環境学専攻
  • 芸術学研究科(修士課程)
    • 音響芸術専攻
    • 造形芸術専攻
  • 理学研究科(修士課程)
    • 数理科学専攻
    • 物理学専攻
    • 化学専攻
  • 工学研究科(修士課程)
    • 情報理工学専攻
    • 電気電子システム工学専攻
    • 情報通信制御システム工学専攻
    • 応用理学専攻
    • 光工学専攻
    • 工業化学専攻
    • 金属材料工学専攻
    • 建築学専攻
    • 土木工学専攻
    • 機械工学専攻
    • 航空宇宙学専攻
    • 経営工学専攻
  • 体育学研究科(修士課程)
    • 体育学専攻
  • 医学研究科
    • 先端医科学専攻(博士課程)
    • 医科学専攻(修士課程)
  • 健康科学研究科
    • 看護学専攻(修士課程)
    • 保健福祉学専攻(修士課程)
    • 健康科学専攻(博士後期課程)
  • 開発工学研究科(修士課程)
    • 情報通信工学専攻
    • 素材工学専攻
    • 生物工学専攻
    • 医用生体工学専攻
  • 海洋学研究科
    • 海洋工学専攻
    • 水産学専攻
    • 海洋科学専攻
    • 海洋生物科学専攻
    • 産業工学専攻
    • 生産工学専攻
    • 情報工学専攻
    • 社会開発工学専攻
  • 農学研究科(修士課程)
    • 農学専攻

専門職大学院

専攻科

  • 海洋学専攻科
    • 海技専攻(1997年4月学生募集停止)

別科

  • 日本語研修課程
  • 乗船実習課程

短期大学部

附属機関

  • 学校法人直轄研究所・センター
    • 教育開発研究所
    • 総合科学技術研究所
      • 国際政策科学研究センター
    • 現代文明論研究センター
    • エクステンションセンター
    • 情報技術センター
    • 宇宙技術センター
    • 沖縄地域研究センター
    • 地震予知研究センター
    • 海洋生物センター
    • フロンティアリサーチセンター
    • JICA業務支援室
      国際協力機構の委託事業を行う。ラオス国立大学工学部情報化対応人材育成機能強化プロジェクト事業を受託契約。
  • 東海大学出版会
  • 大学研究所・研究センター
    • 文明研究所
    • 知的財産戦略本部
      • 未来科学技術共同研究センター
        • 糖鎖工学研究施設
    • 総合医学研究所
    • スポーツ医科研究所
    • 海洋研究所
    • 教育研究所
  • 海外交流拠点
    • パシフィックセンター(ハワイ・ホノルル市)
    • ヨーロッパ学術センター(デンマーク)
    • 松前武道センター(オーストリア)
    • 海外連絡事務所
  • 教育支援施設・センター
    • 付属図書館
    • 総合教育センター
    • 外国語教育センター
    • 課程資格教育センター
    • 留学生教育センター
    • 松前記念館
    • 放射線管理センター
    • スポーツ教育センター
    • 保健管理センター
    • 教育支援センター
    • 総合情報センター
    • チャレンジセンター
    • サテライトオフィス
  • 博物館
  • 研修施設
    • 望星学塾
    • 三保研修館
    • 三保スポーツセンター
    • 嬬恋高原研修センター
    • 山中湖セミナーハウス
    • 不知火研修センター
    • 銀嶺荘
    • 白樺山荘
  • 大学関係施設
    • 松前重義記念館
    • 松前会館
    • 学園史資料センター
    • 国際友好会館
    • 同窓会館
    • 東海大学校友会館
    • ホテルBOSEI(オーストリア・ウィーン市)
八王子病院

研究

年度別 行政機関採択事業/ 教育GPほか [3]


21世紀COEプログラム

  • 1件採択
  • 2002年
生命科学
ヒト複合形質の遺伝要因とその制御分子探索

私立大学学術研究高度化推進事業

  • 学術フロンティア推進事業
    • がん、免疫不全、難治性遺伝病などに対する新しい細胞移植治療法の開発プロジェクト
  • ハイテク・リサーチ・センター整備事業
    • 統合的ケミカルグライコバイオロジー研究の神経科学、生体防御、創薬研究への展開
    • 発生工学によるヒト疾患モデル動物開発の医科学分野への展開
    • 海洋学分野におけるハイテクとバイオ基盤技術の開発
    • 発生工学を用いたヒト疾患モデル動物の開発・臨床応用
    • 糖鎖工学の産業および医療への応用

教育

採択されたプロジェクト

学生生活

学園祭

学園祭は毎年各キャンパスで行われている。ゆかりある鉄舟寺にて採火された火を「建学の火」として、毎年各キャンパスの建学祭実行委員会が主催となって割り当てられた距離を歩き(東海大学学生会全学統一企画「ただひたすらに歩く会」)、各キャンパスへシンボルの灯火として運んでいる。最終的に「建学の火」は湘南キャンパスの建学祭の開祭式で聖火のように燈される。また、2008年度には、新たに統合した北海道・九州の二組のキャンパスが本州(清水・沼津・湘南・伊勢原・代々木)と独立して「ただひたすらに歩く会」を実施すること、高輪キャンパスが代々木キャンパスと合同で参加することが東海大学学生会全学代表者会議で決定された。歩く会についてはその存在意義が以前から疑問視されており、各校舎との対立も懸念されていた。当時の全学代表者会議に於いて「ただひたすらに歩く会」の開催を否決されたことで、2009年度からは事実上廃止となった(但し採火式は継続された)。採火式は東海大学の前身である航空科学専門学校が、現在の静岡市清水区三保に開校した当時、この鉄舟寺に学生寮があったことから始まる。

建学祭

建学祭は、1955年より湘南キャンパスで毎年秋に行われる学園祭であり、最終日には花火が打ち上げられる。東海大学の建学記念日は11月1日。コンサートやダンスや野外ライブなども開催され、毎年建学祭のテーマを設定して開催している。また、敷地が隣接する東海大学医療技術短期大学の飛鴎祭も同日に行われている。

伊勢原祭

伊勢原祭は、伊勢原キャンパスで毎年行われている学園祭である。 但し、伊勢原校舎については、同一敷地内に医学部付属病院及び付属本田記念幼稚園がある為、湘南キャンパスの様な賑やかな物ではない。

代々木建学祭

代々木建学祭は、代々木キャンパスで毎年行われている学園祭である。

海洋祭

海洋祭は、清水キャンパスで毎年行われている学園祭である。

フェスタあしたか

フェスタあしたか(1991-1992年は愛鷹祭)は、沼津キャンパスで毎年行われている学園祭である。1993年には「地球環境基金の募金」を東海大学建学祭全学統一企画として実施したが、その事務局が置かれた。 毎年、JR東海が主催するさわやかウォーキングの目的地となっており、愛鷹山の中腹にあるにも関わらず、学内関係者だけでなく、一般来場者が訪れていた。 沼津校舎に学部を置く開発工学部が2009年に募集停止に伴い生徒数が減少し、祭りの体裁維持が困難になったため、2011年をもって終了。

東熊祭

東熊祭は、熊本キャンパスで毎年行われている学園祭である。

湘南フィルムフェスティバル

湘南フィルムフェスティバルは、映画監督などを招き講演会や座談会とあわせ上映会を行っている。湘南キャンパスを文化の発信地にしようと2001年より開催されている映画祭の一つである。

スポーツ

学内奨学金

入試出願時申請奨学金

  • 一般入学試験成績優秀者奨学金

入学後公募奨学金

  • 「松前重義記念基金」学部奨学金
  • 「松前重義記念基金」自己研鑚奨学金
  • 「松前重義記念基金」建学記念奨学金(建学記念論文)
  • 大学院奨学金
  • 法科大学院奨学金, 第一種奨学金・第二種奨学金・第三種奨学金
  • 医学部奨学金
  • 望星奨学金(健康科学部看護学科)
  • 「松前重義記念基金」河上益夫・内田荘祐奨学金(工学部材料科学科)
  • 東海大学・ANA航空操縦士養成貸与奨学金(工学部航空宇宙学科)
  • 応急奨学金
  • 佐藤兼蔵貸与奨学金(医学部・健康科学部)
  • 東海大学後援会(校友会)奨学金
  • 留学生奨学金
  • 佐藤兼蔵研究研修奨学金

大学指定者奨学金

  • キャンパス間留学奨学金
  • 国際交流奨学金
  • 留学生特別奨学金
  • 「松前重義記念基金」松前重義留学生奨学金
  • 航空操縦学留学奨学金(工学部航空宇宙学科)
  • 医学部特別貸与奨学金(特定地域医療機関従事者指定)

大学関係者と組織

大学関係者組織

  • 東海大学同窓会は地域別・専攻別、海外支部などを擁し、会員数が33万人に達している。また、現役学生の保護者を会員とする東海大学後援会も設けられ、卒業後の保護者を対象とする白鴎会がある。これらを合わせて東海大学校友会と称している。また、霞ヶ関ビル35階に東海大学校友会館があり、レストラン、婚礼式場、大小宴会場・会議室が設置されている。

大学関係者一覧

施設

キャンパス

札幌キャンパス(旧北海道東海大学)

札幌キャンパス

旧北海道東海大学、旧東海大学札幌教養部、旧東海大学海洋学部の敷地・設備を引き継いでいる。

  • 使用学部:国際文化学部、生物理工学部
  • 使用研究科:大学院国際地域学研究科、理工学研究科、総合理工学研究科、地球環境科学研究科、生物科学研究科
  • 使用付属施設:なし
  • 交通アクセス:札幌市営地下鉄南北線真駒内駅より「じょうてつ」バス(南96番または環96番)乗車(約20分)。「東海大学前」下車、徒歩すぐ

旭川キャンパス(旧北海道東海大学)

  • 使用学部:芸術工学部
  • 使用研究科:大学院芸術工学研究科、地球環境科学研究科
  • 使用付属施設:
  • 交通アクセス:JR函館本線旭川駅より「東海大学」行き、または「忠和5条1丁目」行きバス乗車(約20分)。「東海大学」(1号館前)または「忠和5条1丁目」(大学入口)下車

代々木キャンパス

代々木キャンパス2号館

大学本部はこのキャンパスにある。東海大学の校歌はこの代々木をベースにしている。初期のFM東海の放送を行ったX館(2号館)が敷地中央にある。 キャンパスは新制東海大学が渋谷区富ヶ谷の名教学園敷地を購入するところから始まり、1955年から7年間にわたり、同大学の教授でもあった建築家山田守の設計によって1~4号館までの4つの校舎を完成させている。 その後、代々木が手狭になったため、メインキャンパスを現相模高校敷地に移転し、さらに湘南キャンパスに移転した。 しかし、メインキャンパスが湘南キャンパスに移転後も1980年代までは工学部の7学科の4年生は代々木キャンパスが所属キャンパスで、実際に一部の講義が代々木で行われるとともに研究室も一部は代々木にあった。そのため学生は代々木と湘南の両キャンパスに通学していた。

高輪キャンパス(旧東海大学短期大学部・高輪校舎)

高輪キャンパス

現在、再開発中で完成は2011年を予定

湘南キャンパス

湘南キャンパス入り口
  • 使用学部:文学部、法学部、政治経済学部、教養学部、体育学部、情報理工学部、理学部、工学部、観光学部
  • 使用研究科:大学院文学研究科、政治学研究科、経済学研究科、法学研究科、人間環境学研究科、芸術学研究科、体育学研究科、理学研究科、工学研究科、総合理工学研究科、地球環境科学研究科
  • 使用課程:別科日本語研修課程
  • 使用附属施設:なし
  • 交通アクセス:小田急小田原線東海大学前駅下車、徒歩約15分/小田急小田原線東海大学前駅から、『秦野駅行き』または『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐ/JR東海道線平塚駅から、『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車、徒歩約5分

東海大学のメインキャンパスで、陸上競技場・球場・テニスコート・屋内プール・サッカー場・ラグビー場・アメフト場などの多くのスポーツ施設が集まる。建設は1962年より開始され、グランドデザインおよび初期の校舎設計は同大学教授でもあった建築家山田守が行った。なお、これらはDOCOMOMO135選に選定されている。湘南キャンパスはISO140012003年に修得。

伊勢原キャンパス

伊勢原キャンパス・医学部付属病院(遠景)右側が医学部の建物で、左側が新しくできた医学部付属病院。

沼津キャンパス

  • 使用学部:開発工学部
  • 使用研究科:大学院開発工学研究科、総合理工学研究科、地球環境科学研究科、生物科学研究科
  • 使用附属施設:なし
  • 交通アクセス:JR東海道線原駅から、『東海大学行き』バスにて約25分

尚沼津キャンパスは2013年をめどに廃止予定である

清水キャンパス

  • 使用学部:海洋学部
  • 使用研究科:大学院海洋学研究科、総合理工学研究科、地球環境科学研究科、生物科学研究科
  • 使用課程:乗船実習課程
  • 使用附属施設:なし
  • 交通アクセス:JR東海道線清水駅から、『東海大学三保水族館行き』、『三保車庫行き』または『折戸車庫行き』バス(約20分)で「東海大学・海技短大前」下車、徒歩約2分

東海大学が設置された最初のキャンパスはここである。

  • 海洋調査研修船, "望星丸"

熊本キャンパス(旧九州東海大学)

  • 使用学部:総合経営学部、産業工学部
  • 使用研究科:大学院産業工学研究科、総合理工学研究科、地球環境科学研究科
  • 使用付属施設:
  • 交通アクセス:熊本駅からJR豊肥本線で5つ目(熊本駅より約13分)の東海学園前駅下車、徒歩すぐ。熊本交通センターBホーム14番のりばより九州産交バス供合線(子11・13系統)に乗車、「東海学園前」バス停下車、徒歩1分。

阿蘇キャンパス(旧九州東海大学)

  • 使用学部:農学部
  • 使用研究科:大学院農学研究科、生物科学研究科
  • 使用付属施設:
  • 交通アクセス:熊本駅からJR豊肥本線の阿蘇・大分方面行きで立野駅(最寄駅)下車。肥後大津駅よりスクールバスを運行

かつて存在したキャンパス

福岡キャンパス

  • 使用学部:工学部(教養部)

1990年3月に廃止され、跡地は東海大学福岡短期大学に転用された。


対外関係

他大学との協定

日本国内

日本国外

姉妹校

  • 国際武道大学
    • 創立者がともに松前重義である関係で姉妹関係を持つ。

系列校

学校法人東海大学が設置している系列大学は以下の通りである。

高輪校舎は、2008年4月より東海大学本体へ統合の上、4年制大学の学部へ改組。

2008年4月より、下記の系列大学は、東海大学本体へ統合された。

社会との関わり

ル・マン24時間レース

Tokai University Courage-Oreca LC70 2009 1000km of Okayama (Race 1)
ル・マン24時間レース参戦用実験車STUDYCAR

東海大学では2003年 - 2012年にかけてル・マン24時間レースへの参戦を目標としたプロジェクトが実施され、工学部動力機械工学科が中心となって車両の設計を行った。同レースへ大学が参戦した事例は過去に存在しなかったため、世界でも類を見ない試みであった。2008年には本選に出場したが、ギアトラブルにより5時間残しての棄権となった。2009年はスポンサーが集まらなかったため、岡山国際サーキットで開催されたアジアン・ル・マン・シリーズに出場した。また、2010年は中国・広東省の珠海国際サーキットで開催されたアジアン・ル・マン・シリーズに出場し、総合14位、クラス5位になった。なお、同プロジェクトの主導者であった林義正が2012年3月に退官するのに伴い、2012年1月に富士スピードウェイでテスト走行を行ったのを最後にプロジェクトが終了している。

ソーラーカープロジェクト

2009年度の優勝車である"Tokai Challenger"

1991年よりソーラーカーの開発が始まり、2006年からは東海大学チャレンジセンターのプロジェクトの一つであるライトパワープロジェクトとして活動を行っている。世界最高峰のオーストラリア大陸3,000km縦断ソーラーカーレースであるワールド・ソーラー・チャレンジ2009への出場に向けて、シャープより高性能な太陽電池[4]パナソニックよりリチウムイオン電池、ミシュランより低転がり抵抗タイヤ、ミツバよりダイレクトドライブモータの供給を受けるなどの協力を受け、ソーラーカー「Tokai Challenger」を開発した。砂嵐に見舞われるなどの気象条件を克服し、全行程を平均速度100.54km/hで走行して総合優勝した。2位は2001年以降4連覇を達成していたオランダのデルフト工科大学Nuna5、3位はアメリカのミシガン大学en:Infinium。日本の大学として初めての優勝であり、1996年には本田技研工業のソーラーカー「ドリーム」が優勝した例がある。この模様はNHKのワンダー×ワンダー(2010年1月23日放映)など数多くのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで報道された。2010年には南アフリカ共和国で開催されたFIA(国際自動車連盟)公認のサウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジにTokai Challengerが出場し、総走行距離4061.8kmを45時間5分で走破し、平均速度90.1km/hの記録を樹立して国際大会二連覇を達成した。当チームが取材協力したコミック『曇天・プリズム・ソーラーカー』が、集英社ジャンプスクエアに連載されるなど社会に大きな影響を与えている。 2011年ワールド・ソーラー・チャレンジでは再びチャレンジセンターのTokai Challengerが優勝した事により2連覇の偉業を達成した。[5]

東海大学学生ロケットプロジェクト

東海大学学生ロケットプロジェクトは、学生が机上の勉学では学べない宇宙理工学の知識・技術を修得し、将来の宇宙技術者を養成することを目的として1995年に航空宇宙学科が設立し、2006年度からは東海大学チャレンジセンターのプロジェクトの一つとして活動を行っている。大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)に加盟。秋田県能代市および北海道大樹町での小型ハイブリッドロケット打ち上げ実験や、アラスカ大学との共同打ち上げ実験を実施している。2002年3月には観測ロケット2号機の打ち上げに成功し89kmの高度に到達した。

FM東海

代々木校舎に遠隔地教育を目的として開設したFM東海は現在のTOKYO FMの母体となっている。

国際環境研究会 SEE Project

国際環境研究会SEE Project(シープロジェクト)[6]は、環境問題に関する個人レベルでの国際協力を可能にすることを念頭に、若年層同士の国際環境交流によるパートナーシップの構築を目的として、2007年1月に東海大学理学部化学科関根嘉香研究室内に設立された。2007年5月からは、東海大学チャレンジセンターのユニークプロジェクトとして活動を行っている。東海大学理学部化学科の学生を中心とし、教養学部人間環境学科、文学部アジア文明学科や同心理・社会学科、工学部応用化学科や同医用生体工学科、政治経済学部経済学科などの学生がこれまで所属した。韓国ソウル市の漢陽大学校において毎年、東海大学日韓こども環境交流プロジェクトを主催し、韓国の中高生や大学生と環境問題をテーマに相互交流している。これまでこのプロジェクトに参加した韓国人生徒は述べ200名を越え、2009年以降は東海大学ソウルオフィスとの共催、在大韓民国日本国大使館公報文化院の後援を受けている。2012年からは東海大学日韓こども環境交流プロジェクトに英名(Tokai University International Partnership Program for Environmental Communication)が付記され、プロジェクトの愛称が頭文字をとってTIPEC(ティペック)とされた。2008年10月には東京都立つばさ総合高等学校のISO講演に講師として招かれるなど、活動のユニーク性が注目されている。環境問題を環境科学実験を通して見つめることに主眼を置くため、近隣の中学校、高校から環境科学実験教室の依頼も多数ある。また、実験技術や機材の提供を行ったことのある経験を踏まえ、これまでの経験や開発した技術が幅広く利用されることを期待し、2012年1月より環境教育教材開発プロジェクトを始動。

附属学校

学校法人東海大学は、附属学校を「付属」と表記している。そのため、本稿では以下、附属と記すべきところをすべて付属と表記している。

学校法人東海大学では、設置している教育機関を東海大学の付属学校としている。また、付属学校に準ずる扱いをしている別学校法人運営の連携・提携学校も存在している。これらは正確には付属ではないが、付属と同じ扱いを受けている。

提携学校系列

東海大学菅生高等学校・中等部を運営する学校法人菅生学園は以下の学校を系列校として設置しているが、これらの系列教育機関は東海大学の付属校や提携校ではない。

脚注

公式サイト


Template:東京12大学広報連絡協議会


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