獨協大学

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獨協大学
獨協さくら橋よりキャンパスを望む
獨協さくら橋よりキャンパスを望む
大学設置 1964年
創立 1883年
学校種別 私立
設置者 学校法人獨協学園
本部所在地 埼玉県草加市学園町1番1号
キャンパス 学園町(埼玉県草加市)
学部 外国語学部
国際教養学部
経済学部
法学部
研究科 外国語学研究科
経済学研究科
法学研究科
法務研究科
ウェブサイト 獨協大学公式サイト
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獨協大学(どっきょうだいがく、英語: Dokkyo University)は、埼玉県草加市学園町1番1号に本部を置く日本私立大学である。1964年に設置された。大学の略称は獨協、獨協大。

概観[編集]

獨逸學協會会長・総裁の北白川宮能久親王北白川宮第2代、伏見宮邦家親王第9王子。後に獨逸學協會學校の設立へ尽力した。
前庭に建立された建学の碑。創設者・初代学長の天野貞祐により掲げられた理念が刻まれ、開学に合わせて入魂式が執り行われた。

大学全体[編集]

獨協大学は獨逸學協會ドイツ学の教授を目的として1883年東京都麹町区五番町で創立した獨逸學協會學校を起源とする大学である。学園創立80周年を経た1964年に哲学者の天野貞祐を初代学長へ迎えて開学した。埼玉県草加市学園町に所在し、すべての学部と研究科が全学年を通して同一のキャンパスで修学する。伝統的に外国語教育が重視され、学則(第1章・第1条)においてその趣旨を定めている。語学や経済学、法学などに係る4学部4研究科を置く人文科学・社会科学系総合大学である。

建学の理念[編集]

獨協大学の建学の理念は「大学は学問を通じての人間形成の場である」となっている。カント哲学者である天野貞祐の唱えた物で、ドイツ教養主義による教育哲学が色濃く反映されている。天野は文部大臣時代に戦後の人心の荒廃を憂慮して道徳教育の必要性を唱えたところ、日本社会党などの野党日教組から「反動的な修身教育の復活だ」と糾弾された。一方、獨協学園校長就任後は、国家との結びつきが強すぎた戦前とは違った新しい学校像を築こうとして今度は保守的な教員や出身者からの非難を受けた。獨協大学創立にはこうした時流に対する天野の抵抗の意味もあったとされている。開学当時、建学理念に則って毎講義の遅刻・欠席の確認を厳格に行い、「哲学」の科目履修を必須とした。

教育および研究[編集]

  • 国際交流の拡充とあわせて、学際的な学問の修学機会の提供」を指針とし「国際社会における教養人の育成」を目指している。
  • 語学教育研究」を中心に、最近では「地域政策研究」や「環境問題研究」にも力を入れている。

学風および特色[編集]

  • 獨逸學協會學校の流れを汲む語学教育を標榜しており、「語学教育を重視」する旨を謳った学則(「獨協大学学則」第一章・第一条)から、伝統的に「語学の獨協」と称される。
  • 全ての学部学科で少人数のゼミナール指導や、語学の授業を重視しており、きめ細やかでアットホームな教育を実践している。
  • 全ての学部学科が単一キャンパス内にあるため、他学部の専門科目履修が容易に可能である(外国語学部生が法学部経済学部の専門科目を履修出来るなど)。
  • OB・OGの中には多くの有名人を輩出(出身者参照)しているが、開学時より「入学は比較的容易であるが、卒業が難しい」といわれるように、講義への出席等が悪い場合、留年や退学となってしまうケースがある。体育会等も勉学を疎かにした場合は、留年となってしまうことがあるため、体育会は他大学に比べ劣勢である。

沿革[編集]

創設者・初代学長の天野貞祐第一高等学校校長や文部大臣などを歴任。日本で最初にカントの『純粋理性批判』の翻訳を完成したカント哲学の権威。
獨逸學協會學校初代校長の西周森有礼らと明六社を結成し、機関紙『明六雑誌』を発行。オランダへの留学の後、初めて西洋哲学を日本へもたらした。
獨逸學協會學校第4代校長の大村仁太郎。ドイツ語学の普及に尽力する一方、教育者として家庭教育の重要性を唱え、多数の関連著作がある。

略歴[編集]

獨協大学は、1883年西周品川弥二郎加藤弘之らによって設置された獨逸學協會學校(ドイツ学協会学校; 現学校法人獨協学園)を起源とする。1885年には後にドイツ帝国帝国宰相となったゲオルク・ミヒャエリスが教頭として着任し、4年に渡って法律学を講義している。1964年、獨協学園は旧制獨協中学卒業生で、第2次吉田内閣で文部大臣を務めた天野貞祐を初代学長に迎え大学を設立した。獨逸學協會學校では、現在の法科大学院と同等の教育を実施していた専攻科を1895年まで設置しており、獨協大学の源流をここに見ることができ、この時点が学園発祥の起源と言える。

1964年に大学が設立された際は外国語学部(ドイツ語学科・英語学科)と経済学部経済学科の2学部3学科体制だった。2年後の1966年には経済学部に経営学科を増設、翌1967年には法学部(法律学科)とフランス語学科を増設した。

「語学の獨協」を謳い、外国語教育を中心に据えて学科を増設してきたが、2004年には法科大学院を新設した。かつて明治時代に九大法律学校と呼ばれていた経緯をふまえて計画されたものであった。

2012年現在、1つのキャンパスに4学部10学科、4研究科を設置している。

年表[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 埼玉県草加市学園町1-1 郵便番号 340-0042
    • キャンパスの名称はとくにない。ちなみに学園町は獨協大学のみで形成されている。
  • 最寄は東武伊勢崎線(スカイツリーライン各駅停車)の松原団地駅。駅ホームには「獨協大学 下車駅」の看板が立てられている。

象徴[編集]

ドイツ公共放送連盟が運営する「Das Erste」で放送された教育番組Die Sendung mit der Maus」の主人公であり、イメージキャラクターを務めるMaus。
  • 校章は、フラクトゥールの“D”を象ったものである。この校章は1999年、創立35周年記念事業の一環として、前身の獨逸學協會學校時代より使われてきた初代校章を元に、グラフィックデザイナーの松永真によって図案化されたものである。
  • 校歌は、「獨協大学校歌」である。作詞は小池辰雄、作曲は萬澤遼による。
  • 応援歌は、「覇者」である。この応援歌は1966年、当時の体育委員会による学内外を対象とする公募によって制定された曲であり、作詞、作曲共に在学生の作品が選ばれた。作詞は谷川正秋、作曲は、野田隆造による。体育会の試合時のほか入学式と卒業式においても歌われる。
  • 1994年に創立30周年記念事業の一環として、キャンパスソング「いつか」が制作・制定された。作詞は一般公募によって選ばれ、作詞は嶋崎千秋、補作詞・作曲は小椋佳、編曲は村田和人、歌唱は須藤薫による。入学式において新入生にこの曲が収録されたCDが配布されていたが現在では行われていない。
  • イメージカラーは「DOKKYOブルー」である。系統色名は「こい紫みの青」であり、このイメージカラーは校章やロゴタイプに使用されている。
  • イメージキャラクターは、「どく太くん」と「Maus」である。
    • どく太くんは創立35周年記念事業の一環として、公募によって制定されたイメージキャラクターである。「Dok+α」というロゴタイプも制定されている。
    • Mausは、1971年より当時の西ドイツで放送された教育番組「Die Sendung mit der Maus(ねずみのばんぐみ)」に登場するキャラクターである。この番組は日本でも「だいすき!マウス」としてNHK教育テレビで放送された。
  • キャッチコピーは、「一生の友達とパスポートのスタンプが増えました。」である。このキャッチコピーは創立50周年を迎える大学の魅力を広くアピールするため、第50回宣伝会議賞を通じて募集され、協賛企業賞として選出されたものである。

教育および研究[編集]

学部[編集]

外国語学部[編集]

獨協大学の伝統と理念を象徴し、大学の中枢を成す学部である。

専攻語の高度な言語運用能力と、深い洞察力を併せ持った「異文化コミュニケーションのスペシャリスト」の養成を目的とする。国際教養学部が「教養教育」を重視しているのに対し、外国語学部では「専門教育・実学」を重視する方向性を持つ。学部内に準備委員会を設け、国際教養学部とのシナジー効果や学科横断的教育等の改革を図っている。設立以来、通訳や教員などの専門職や、全日本空輸や日本航空等の航空業界やJTB等のツーリズム業界には特に多くの人材を輩出している。

  • ドイツ語学科
  • 英語学科
  • フランス語学科
  • 交流文化学科

国際教養学部[編集]

  • 言語文化学科

1999年に外国語学部に言語文化学科が設立され、その後2007年に外国語学部から独立する形で新設された。

複数言語の運用能力と幅広い教養を併せ持った「異文化コミュニケーションのジェネラリスト」の養成を目的とする。「英語+その他1言語(中国語・スペイン語・韓国語から1言語選択)」という形で2言語を同じ比重で学ぶ。また、「スペイン・ラテンアメリカ研究」「中国研究」「韓国研究」「日本研究」「多言語間交流」「多文化共生」「国際交流」「宗教・文化・歴史」「日本語教育」「教育科学」「自然・環境」「多言語情報処理」の12分野から幅広く学ぶ。これらの科目郡は全学共通カリキュラムとしても開講されているので他学部生も履修できる。

経済学部[編集]

経済学科は開学当初から設けられ、のちに経営学科を設置し、2012年度まで2学科体制だった。獨協学園が100周年を迎えるのを機に、2013年度に新規に国際環境経済学科が創設された。

経済の専門知識と外国語の運用能力を持った人材の育成を目的としている。自動車工場、証券取引所草加市の地場産業の見学、現役のジャーナリストや経済人の講演会などを積極的に取り入れ、ビジネス最前線を肌で感じる機会を設けている。経済アナリストの森永卓郎が教授として所属している。

  • 経済学科
  • 経営学科
  • 国際環境経済学科 

法学部[編集]

法的思考力と外国語の運用能力を持った人材の育成を目的としている。

裁判の傍聴や模擬裁判など、大学での講義と現実の社会とを結びつけた学習を取り入れている。

  • 法律学科
  • 国際関係法学科
  • 総合政策学科

大学院[編集]

附属機関[編集]

図書館[編集]

11555m^2の敷地に約83万冊の図書、1130の閲覧席、114のPC設置席を有する。研究個室やキャレルコーナー、グループ利用席、共同学習室なども利用することができる。AVコーナーブースでは図書館所蔵のAV映像資料、AV音声資料、附録のCDなどを閲覧できるほか、衛星基幹放送を利用してCNNBBCKBS、ドイツ国営放送、アルジャジーラ等の番組を視聴できる。発話トレーニングブースでは発音練習、発話練習等の自習に使用される。また、蔵書検索の使い方、データベースの利用方法、レポート・論文の作成法、図書館ツアーなど様々なガイダンスを実施している。

国際交流センター[編集]

学生の留学支援のほか、海外大学との学術交流や国際シンポジウムの開催等を行っている。

教育研究支援センター[編集]

一般授業に対するTA制度の導入や学部学科の行うFD活動に対する支援などを行う。

新たな教育支援に取り組み、内容をさらに充実させる為に、外国語教育研究所、情報センター、教育支援室、教務部、総務部で分散して行われていた教育支援業務を集約し拡充する事を目的に2010年9月に設立された。

地域総合研究所[編集]

地域問題における研究・調査を行う為の組織。

グローバル化格差社会高齢化等の問題に対して、地域が直接対応をしなければならない時代背景に答える形で設立された。東京・埼玉・千葉などの関東を主なフィールドとして調査・研究を行っていく。その成果は大学教育や講演会の他、地域への政策アイディアの提供等を通じて還元され、外部からの受託研究にも対応するシンクタンク的な機能を目指す。県からの期待も大きく、行政との新たな協力体制が期待される。

環境共生研究所[編集]

環境問題における研究・調査を行う為の組織。

環境問題自然だけでなく、社会制度や人間活動も大いに影響していると考え、自然科学のみならず、人文科学社会科学の観点からの研究に重点を置く点に特色がある。地域総合研究所と同様にシンクタンク的な機能を目指し、その成果を大学教育や講演会などで、教育として還元していく。

外国語教育研究所[編集]

外国語教育の目的・内容・方法をさまざまな角度から検討する組織。

具体的な研究課題は「外国語の言語能力とその運用に関する基礎研究」「教材開発」「評価研究・学習指導」「各種メディア利用・コンピュータ支援教育」「文化リテラシー・言語ポートフォリオ」「複言語社会を見据えた専門教育と外国語教育の接点」などである。以前は学生などへの外国語学習支援も行っていたが、支援業務は教育研究支援センターへ移管し、現在は研究業務に特化している。

情報学研究所[編集]

データをより有用な情報にするための研究を行う。具体的な研究課題は「データベースに関する研究」「セキュリティに関する研究」「情報検索に関する研究」「情報倫理に関する研究」「eラーニングに関する研究」「モバイルラーニングに関する研究」「試験データの評価法に関する研究」など。前身の情報センターの支援業務が教育研究支援センターに移管したのに伴い設立された。

地域と子どもリーガルサービスセンター[編集]

子供が抱えている問題(虐待やいじめ)に関する相談を受け止め、解決のための支援をする権利救済機関。問題解決のために当事者間の調整を図るとともに、行政機関、医療機関、民間団体などとも連携して対応している。「獨協地域と子ども法律事務所」が併設されており、法的解決の必要な問題について支援を行ってる。

教育[編集]

  • 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
    • 教育高度化推進プログラム
      • 公設法律事務所を活用した臨床法学教育
      • 子どもの救済・支援リーガルセンター構想
  • 大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム
    • 学士力育成に資するEGAP英語教育の充実
  • 大学教育・学生支援推進事業就職支援推進プログラム
    • キャリアカウンセリングの強化と地域の協力を得た就職支援

学生生活[編集]

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体育会[編集]

獨協大学では体育会活動がサークルなどに比べ活発に行われている。獨協大学体育会には硬式野球部やサッカー部、男子ラクロス部、ラグビー部、それ以外にも多くの団体が所属している。例えば、硬式野球部は首都大学野球の二部リーグ、ラグビー部は関東大学4部リーグ、男子ラクロス部は関東学生一部リーグに所属している。多くの団体は天野貞祐記念館アリーナや獨協大学人工芝グラウンド、獨協大学越谷グラウンドで活動をしている。

学園祭[編集]

獨協大学の学園祭は「雄飛祭」と呼ばれ、例年11月3日(文化の日)を含んだ3〜4日間を開催期間としていたが、近年では10月末〜11月初旬の土・日曜日の2日間の開催となっている。雄飛祭実行委員会が中心となって運営を担当し、参加団体は體育会や愛好会サークルゼミなどである。大学を囲む伝右川レガッタに乗って競う大会(體育会主催)の他、種々のイベントが催される。かつては最終日の夜に花火の打ち上げが行われていたが、2006年度以降、人工芝グラウンドへのリニューアルに伴い終了となった。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

  • 獨協大学の同窓会組織は「獨協大学同窓会」と称し、地域支部7・県支部15から構成される。

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 使用学部:外国語学部、国際教養学部、経済学部、法学部
  • 使用研究科:大学院外国語学研究科、経済研究科、法学研究科、法務研究科
  • 使用附属施設:図書館、国際交流センター、教育研究支援センター、地域総合研究所、環境共生研究所、外国語教育研究所、情報学研究所、地域と子どもリーガルサービスセンター
  • 交通アクセス:東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)松原団地駅西口より徒歩約5分

花栗町と栄町の2つの町にまたがって建設された大学は、「大学が栄えるように」との縁起を担ぎ、所在地を栄町とした。その後、市町村改編などにより複雑化した住居表示を見直す審議委員会が開かれ、校地も評議の対象となった。議論の末、当時審議委員会副委員長を務めていた新井義春元草加市議会議員の提案によって「学園町」が新たな所在地として採用され、1987年4月1日、住居表示実施により成立した。「学園町」は町域の全てが大学の敷地であり、人口・世帯数は0である。また、街区符号・住居番号は「1-1」しか存在しない。

天野貞祐記念館[編集]

創立40周年を記念して建設された複合施設。地上5階建て、高さ33m、延床面積約29,500㎡で学内最大の建物である。外観はドイツの国会議事堂をモデルにしている。建物は主に西側の図書館ゾーン、東側の教室ゾーン、中央のインターナショナル・コミュニケーション・ゾーン(ICZ)で構成され、図書館ゾーンでは蔵書約78万冊のうち、約38万冊を1階から3階の開架書架に、残りを4階にある自動書庫に配置している。教室ゾーンには各種規模の教室と大講堂のほか、保健センター、キャリアセンター、国際交流センター、カウンセリングセンター、獨協歴史ギャラリー、カフェテリア「STYLE CAFE」などが設置されている。ICZには多言語文化コミュニケーションゾーン、言語を中心としたコミュニケーションゾーン、マルチメディア工房・マルチメディア工房スタジオなどが配されている。また、外国語教育研究所が4階に入居している。日本建築家協会優秀建築選2008、2013年度草加市まちなみ景観賞受賞。

中央棟[編集]

本部棟の跡地へ1981年に竣工した中央棟。法人本部や事務局、教員研究室などの中枢機関が集積する。

法人本部や事務局、教員研究室で構成され、1階にはDOKKYO ADMISSIONS OFFICE「DAO」(入試課)、講師室、エクステンションセンター、教育研究支援センター、2階には総合企画課、入試課、総務課、会計課、施設事業課、情報基盤整備課、教職員食堂などが設置されている。DOKKYO ADMISSIONS OFFICEでは入試課職員に加えて学生スタッフが待機し、入学希望者の大学生活や受験勉強などに関する質問や相談、キャンパスツアーに対応している。4階から9階は教員の研究室となっている。

東棟[編集]

最先端の省エネルギー・環境技術を導入した東棟。平成21年度国土交通省「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」採択。開学時に最初の講義が行われた2棟の跡地に建設された。

延床面積約15,000㎡、地上5階建ての教室棟である。外観はドイツのペルガモン博物館をモデルにしている。開学時に最初の授業が行なわれた2棟の跡地に建設された。小教室、大教室、実習用特殊教室、PC教室、防音教室、など計65の教室や、教育支援を行うヘルプデスク、学生ラウンジなどを有する。3階の屋上庭園は、100種類を超える草木や野菜が植えられ、屋上には太陽光発電、GHP室外機発電などの分散型発電を設備している。また、光ダクトや自然換気窓、井水冷熱、地中熱を利用した空調方式を採用するなど環境に配慮した省エネルギー・省CO2推進施設となっている。2011年埼玉県環境建築住宅賞優秀賞(一般建築部門)受賞。国土交通省平成21年度(第1回)「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」採択。

学生センター[編集]

地上6階建て、延床面積約1万m²の学生センターは、埼玉県の「水辺再生100プラン事業」として大学周辺を流れる伝右川の親水護岸工事と併せて建設された。学生ラウンジや、イベントホール、フリースペース、トレーニングルーム、音楽スタジオ、茶室、演劇ホール、武道場、各部室、愛好会ロッカー室などを備える学友会活動の中心となっている。1階には学生課、サブウェイ獨協大学店、2階には文化祭実行委員会、学友会総務部長室事務課、3階には学友会本部、卒業アルバム編集委員会が入居する。また、学生センターにはグラウンドに隣接する別館があり、シャワールーム更衣室弓道場が設置されている。2013年度グッドデザイン賞、2013年度草加市まちなみ景観賞受賞。

35周年記念館[編集]

1階は体育館アリーナと多目的スペース、各種大学生協などで構成され、セブン-イレブン7FS獨協大学35記念館店や、書店(丸善)の「ぶっくぎゃらりぃDUO」、旅行代理店(東武トラベル)、自動車教習所専門学校・卒業時装等斡旋サービス、アパート斡旋サービス(アローエステート)を行う「サービススポットDUO」、理容室「バーバー獨協」などが出店する。2階には約200名を収容可能な小講堂の他、約2000の座席を備える学生食堂(グリーンハウス)があり、晴天時にはテラスの利用ができる。また、食堂にはパンやスナック菓子、飲料などの売店が併設されている。3階は音楽練習室を有する。

グラウンド[編集]

グラウンドには第5世代と呼ばれる最新のドイツ製人工芝が敷設されている。芝の枝葉部分は65ミリで、外周には一周約630mのランニングロードが設置されている。

2007年3月にリニューアルされたグラウンドは、体育科目や学友会活動のみならず、地域住民の心身の健康維持・増進を目的とした施設となっている。総面積は約29,000㎡に及び、グラウンドには2005 FIFA U-17世界選手権横浜みなとみらいスポーツパークで採用された第5世代と呼ばれる最新のドイツ製人工芝が敷設されている。人工芝のの枝葉部分は65ミリで、サッカー(68m×105m)、ラクロス(男子:55m×100m、女子:60m×100m)、ラグビー(70m×120m)、アメリカンフットボール(48m×109m)、野球フットサル(18m×38m×3面)、テニス(10.97m×23.77m×4面 ※公式2面)、アーチェリー(90m、70m、60m、50m、30m)、陸上競技(300mトラック2レーン、150m陸上直線走路3レーン)に対応する。また、グラウンドの外周には一周約630mランニングロードが設置されている。

学生食堂[編集]

学生食堂は、35周年記念館2階でグリーンハウスへの委託により運営されている。約2000の座席を有し、晴天時にはテラス席の利用も可能である。営業時間は日曜日・祝日および夏季・冬季休業期間の一部を除く8:30から17:30(土曜日は15:00)まで。大学名を冠した「獨協ランチ」や、大学学食ランキングで全国1位を獲得したカレーライス、ラーメンなどに加え、朝定食の販売を行っている。食堂内にはパンやスナック菓子、飲料などの売店が併設され、昼休み時間には弁当販売が行われている。また、中央棟2階に教職員を対象として教職員食堂が設置されているが、12:45から14:00までの時間であれば学生も利用できる。この他、学生センター1階ではサブウェイ獨協大学店が、天野貞祐記念館1階ではカフェテリア「スタイルカフェ」が出店し、店内に約60、オープンテラスに約20席の座席が設置されている。

講堂[編集]

大講堂は天野貞祐記念館3階に位置する。収容人数は504人で、三層分の高さを有する階段状の円形講堂となっている。プロジェクターや大型映写幕等の高度なAV設備を備え、講演会や学会など様々な催しが可能である。また、コンサートなどの音楽イベントにも対応できるよう、可変式残響反射板が設置されるなど音響性能にも配慮されている。35周年記念館2階には小講堂が設置され、約200名を収容できる。

[編集]

「敬和館」と呼ばれる女子学生寮が運営されている。「敬和館」という名前には大学創設者の天野貞祐の、人間関係を律する基本的なあり方と考えられる「敬して和する」精神に由来し、命名されている。東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)松原団地駅より徒歩2分の大学直近の地に、地域と子どもリーガルサービスセンター、獨協地域と子ども法律事務所、社会人向け大学院教室を含む地上10階建ての総合教育施設として2012年2月に竣工した。

学外施設[編集]

  • 越谷グラウンド
  • 天野貞祐記念球場
  • 獨協学園新甲子セミナーハウス
  • 館山海の家
  • 日新寮

対外関係[編集]

地方自治体との協定[編集]

  • インターンシップの実施に関する協定書(2003締結)
    • 八潮市
  • 確認書(2004年締結)
    • 草加市
  • そうか産学行連携(2004年締結)
    • 草加市
  • 獨協大学図書館と草加市立中央図書館の協力に関する確認書(2005年締結)
    • 草加市
  • インターンシップに関する協定書(2005年締結)
    • 越谷市
  • 草加市・獨協大学協働宣言(2007年締結)
    • 草加市
  • 草加市・獨協大学基本協定(2007年締結)
    • 草加市
  • 獨協大学法科大学院リーガルクリニック1の実施に関する協定書(2008年締結)
    • 草加市
  • インターンシップ実習に係る覚書(2009年締結)
    • さいたま市
  • 草加商工会議所、獨協大学及び草加市連携事業に関する覚書(2010年締結)
    • 草加市
  • 草加市役所における獨協大学専任職員派遣研修に関する協定書(2010年締結)
    • 草加市
  • 松原団地駅西側地域まちづくり連携協力協定(2010年締結)
    • 草加市
  • 研修職員の取扱いに関する協定書(2010年締結)
    • 草加市
  • 獨協大学インターンシップに関する覚書(2010年締結)
    • 鴻巣市
  • エクスターンシップの実施に関する協定書(2010年締結)
    • 草加市

他大学との協定[編集]

他大学との交流[編集]

  • 上智大学-外国語関連著書や教材を共同で開発中
  • 成蹊大学-ラクロスを通じて定期戦が行われている。

交換協定校[編集]


系列校[編集]

以下の学校は全て学校法人獨協学園の設置している大学・高校・中学である。

社会との関わり[編集]

地域貢献[編集]

獨協大学、草加市、草加商工会議所の三機関は地域活性化のため「そうか産学行連携」を行っている。「草加市周辺の地域開発・大型商業施設建設による市内経済への影響調査事業」や「瀬崎地区まちづくり調査」、「草加地場産業展IN雄飛祭」など相互協力による各種動向の調査・集計・分析や学園祭における地場産業品の展示・販売、草加市観光基本計画書に基づく、観光の施策を推進するための意見交換などが行われている。また、地元草加市のみならず、埼玉県はじめ、近隣自治体との連携事業を推進するため、公開講座「けんかつオープンカレッジ」を開催しているほか、草加市に隣接する足立区の住民に多様な学習機会を提供するため足立区生涯学習センターと提携し、毎年連携講座を開講している。

東日本大震災に対する支援活動[編集]

東日本大震災に際して、学友会本部の学生が主体となり、被災者にむけた義援金募集活動と教材・図書等の募集が行われた。寄付金は総額214,036円となり全額日本赤十字社に寄託された。教材・図書等はダンボール19箱分が寄付され被災地である宮城県気仙沼市の学習塾に送付された。

各種弁論大会の開催[編集]

獨協大学では各種弁論大会が開催されている。天野杯全日本大学生英語弁論大会、天野杯ドイツ語弁論大会は日本各地の大学生を対象とした全国規模の学生スピーチ大会であり、英語弁論大会は日本で文部科学大臣杯が授与される数少ないスピーチ大会の一つであることから全国三大スピーチコンテストの一つに数えられている。外国語学部では、英語を用いて自らの考えを発表する場を高校生に授け、英語によるコミュニケーション能力の向上や高等学校における英語教育推進の一助になるべく「全国高校生英語プレゼンテーションコンテスト」を開催している。録音されたプレゼンテーション及びパワーポイントスライドによる予選審査の後、本選出場者が選考される。本選出場者には指定学科の公募制推薦入試等の出願資格が授与され、本選上位入賞者には賞状及び副賞が授与される。また、高等学校においてドイツ語を学習する生徒のドイツ語、ドイツ文化に対する関心の向上や交流機会の創出、ドイツ語学習の充実を目的に「全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト」を実施しており、部門別の予選審査を通過した本選出場者にはドイツ語学科の公募制推薦入試の受験資格が授与される。本選では各部門の第1位から第3位に賞状と副賞が贈られる。

国際共同研究[編集]

国際交流センターでは、1986年に実施されたエセックス大学、デュースブルク=エッセン大学との三大学合同国際シンポジウムの成果を引き継ぎ、広く国際交流を推進するために、国際規模で時宜に適したテーマを議論し、その成果を「獨協国際交流年報」に掲載することにより、教育および学術の充実並びに発展に寄与することを目的として、年に1回「獨協インターナショナル・フォーラム」を実施している。また、教職員と外国の研究者との共同研究を促進し、あわせて国際的な学術の交流と発展に寄与するため、教職員が海外の外国人研究者と協力して特定の主題について研究を行う共同研究に対して、国際共同研究助成費を支給している。

天文・宇宙Week[編集]

世界で初めて地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンに成功した小惑星探査機はやぶさ」の実際に展示されたカプセル。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)による小惑星探査機「はやぶさ」カプセル等の展示協力機関に選定され、2011年5月19日から23日まで国際教養学部主催の「獨協大学 天文・宇宙Week」が開催された。オープニングセレモニーでは、梶山皓学長の挨拶、立川敬二宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長による講演の後、テープカットが行われ、世界初の地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンに成功し、ギネス世界記録にも認定されたた小惑星探査機はやぶさのインスツルメントモジュール、搭載電子機器部、パラシュート、エンジニアリングモデルなどの特別展示が行われた。このほか、佐藤勝彦自然科学研究機構機構長をはじめとした天文・宇宙科学分野における研究者やエンジニアによる総計21に上る講演、シンポジウムが開催され、来場者は5日間で約18,000名を数えるなど国内で行われた一般向け展示会では最大規模の天文・宇宙催事となった。また、翌年の2012年1月8日には天野貞祐記念館大講堂にて「獨協大学 天文・宇宙Week特別企画」が開催され、はやぶさプロジェクトマネージャーの川口淳一郎宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授による特別講演が行われた。この様子はニコニコ生放送でライブ中継され約4万人が視聴している。講演後には、映画『はやぶさ遥かなる帰還』の原作者である山根一眞経済学部特任教授の進行のもと、川口教授と、同作品主演で川口教授役を演じた俳優渡辺謙、作品を企画した東映株式会社の坂上順エグゼクティブプロデューサーと同社菊池敦夫制作部長を交えたトークイベントが行われ、この模様はスポーツニッポンの他、毎日新聞デジタルMANTANWEB、映画.comニュース、シネマトゥデイでも紹介された。

脚注[編集]

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