地球環境問題

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地球環境問題(ちきゅうかんきょうもんだい)とは、環境問題の一種で、問題の発生源や被害が特に広域的な(地球規模の)ものを指す。

環境問題の一部は、ごみ問題、局地的な公害のように、やその一部地域内で発生し、比較的完結したものに留まる。これに対し、地球温暖化オゾン層破壊酸性雨のように、発生源や被害地が必ずしも一定地域に限定できないものがある。このような問題が主に地球環境問題に該当する。

主な地球環境問題[編集]

主な地球環境問題として、次のようなものがしばしば挙げられる。

これらは、環境への影響が国境を越えて波及する点も、大きな問題のひとつである。ある国内で環境保護のための法整備を進めても、他国での環境破壊行為によって環境被害を受けることもあるため、地球環境問題は国際的な枠組みでの対策を必要とするのである。

  • 河川の上流地域(例:ネパール)で森林を伐採することにより、上流の山が保水力を失い、下流(例:バングラデシュカルカッタなど)で洪水が発生する。
  • 東欧諸国での、無害化が不十分な排煙によって、欧州全体に酸性雨被害が発生する。
  • 先進国での二酸化炭素排出が地球温暖化を招くことで、島嶼諸国が海面上昇による水没の危機にさらされる。

地球環境問題解決への課題[編集]

地球環境問題は人類に課せられた最重要かつ至難の課題であるといわれる。その理由を列挙すると

  • 問題があまりにも広範かつ多岐にわたり、かつ複雑であること。
  • したがって問題に関しての因果関係や有効な対策が十分に把握されていないこと。
  • 単に表面的な対策だけでは解決不可能で、個人の倫理観ライフスタイルの問題にまで踏み込んで考えなければならないこと。
  • 問題に対する各国の利害が一致せず、特に先進国と発展途上国との利害対立が大きいこと。
  • 地球の人口増加や経済発展と密接な関係があり、しかもそれらと両立させながら解決を図らなくてはならないこと。
  • 一般にはまださほど切実な問題とは受け止められておらず、しかも対策が遅れればかけがえのない地球を回復不能な状態にまで損なう危険があること。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]