東京女子医科大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
東京女子医科大学
大学本部
大学本部
大学設置 1950年
創立 1900年
学校種別 私立
設置者 学校法人東京女子医科大学
本部所在地 東京都新宿区河田町8番1号
キャンパス 河田町キャンパス(東京都新宿区)
大東キャンパス(静岡県掛川市
白河セミナーハウス(福島県西白河郡西郷村
学部 医学部
看護学部
研究科 医学研究科
看護学研究科
ウェブサイト 東京女子医科大学公式サイト
テンプレートを表示

東京女子医科大学(とうきょうじょしいかだいがく、英語: Tokyo Women's Medical University)は、東京都新宿区河田町8番1号に本部を置く日本私立大学である。1950年に設置された。大学の略称は女子医大、女子医、TWMU。

概観[編集]

女性医師・吉岡弥生1900年明治33年)に創設した「東京女医学校」を前身とし、世界的にも珍しい女子大学としての医科大学となっている。教育・研究の特色として、従来の常識にとらわれない自由な発想を特色とする。

この大学は多くの医療施設を有することでも知られ、東京女子医科大学病院のみならず、心臓病センターや消化器センター、脳神経センター、糖尿病センターなど、多様な専門病院を持つ。

早稲田大学との間で医工連携における協定を締結し、共同研究施設や共同専攻大学院などを開設している。

沿革[編集]

年表[編集]

1930年竣工の東京女子医科大学病院1号棟(新宿区河田町)
  • 1900年12月5日 - 東京至誠医院の一室に東京女医学校創立。
  • 1903年 - 東京女医学校は麹町区飯田町の東京至誠医院内から牛込区市ヶ谷河田町の陸軍獣医学校跡地に移転。
  • 1908年 - 河田町に東京女医学校附属病院を設置。
  • 1910年 - 同窓会として「校友会」を設立。後の至誠会の前身となった。
  • 1912年 - 東京女子医学専門学校に昇格(通称「東京女子医専」)。
  • 1920年 - 東京女子医学専門学校は文部省指定学校となり、卒業生は無試験で医師免許取得ができるようになった。
  • 1923年 - 校友会は「至誠会」となり、「至誠会病院」を開院。
  • 1929年 - 至誠会が北多摩郡千歳村に「至誠会病院千歳村分院」を開設(現在の至誠会第二病院)。
  • 1934年 - 荒川区尾久に東京女子医学専門学校尾久病院を設置(現在の東京女子医科大学東医療センター)。
  • 1947年 - 東京女子医科大学予科(大学令による)を開設。
  • 1950年 - 東京女子医科大学医学部(大学令による)を開設。
  • 1952年 - 東京女子医科大学(学校教育法による)を設置。
  • 1955年 - 日本心臓血圧研究所(後の心臓病センター)開設。
  • 1969年 - 看護短期大学を設置。詳細は、東京女子医科大学看護短期大学の記事を参照。
  • 1998年 - 看護学部設置。
  • 2002年 - 「東京女子医大事件」発生。
  • 2002年7月 - 厚生労働省より「特定機能病院」の指定が取り消された。
  • 2006年 - 千葉県八千代市に東京女子医科大学八千代医療センターを設置。
  • 2007年 - 厚生労働省より「特定機能病院」の再承認を受けた。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学部
  • 医学部
    • 一般教育系
    • 基礎医学系
      • 解剖学
      • 解剖学・発生生物学
      • 第一生理学
      • 第二生理学
      • 生化学
      • 薬理学
      • 第一病理学
      • 第二病理学
      • 微生物学免疫学
      • 国際環境・熱帯医学
      • 衛生学公衆衛生学(第一)
      • 衛生学公衆衛生学(第二)
      • 法医学
      • 医学教育学
    • 臨床医学系
      • 内科学(第一)(呼吸器内科)
      • 内科学(第二)(高血圧・内分泌内科)
      • 内科学(第三)(糖尿病・代謝内科)
      • 内科学(第四)(腎臓内科)
      • 循環器内科学
      • 消化器内科学
      • 神経内科学
      • 血液内科学
      • 精神医学(神経精神科)
      • 小児科学
      • 皮膚科学
      • 放射線腫瘍学
      • 画像診断学・核医学
      • 外科学(第一)(呼吸器外科)
      • 外科学(第二)(一般外科)
      • 消化器外科学
      • 脳神経外科学
      • 整形外科学
      • 眼科学
      • 耳鼻咽喉科学
      • 産婦人科学
      • 麻酔科学
      • 泌尿器科学
      • 心臓血管外科学
      • 形成外科学
      • 歯科口腔外科学
      • 救急医学(救急医療科)


  • 看護学部
    • 基礎科学系
      • 生化学
      • 生理学
    • 臨床医学系
      • 内科学
      • 外科学
    • 人文社会科学系
      • 心理学
      • 社会学
      • 英語
    • 看護学系
      • 基礎看護学
      • 看護管理学
      • 小児看護学
      • 地域看護学
      • 成人看護学
      • 老年看護学
      • 母性看護学
      • 精神看護学
      • 看護職生涯発達学
      • 認定看護師教育センター
大学院
  • 医学研究科
  • 看護学研究科
医療施設
センター
  • がんセンター
    • 病院部門
    • 研究部門
研究施設
  • 先端生命医科学研究所
  • 総合研究所
  • 総合医科学研究所
  • 実験動物中央施設
学習施設
  • 図書館
  • 医療人統合教育学習センター
専門学校
  • 東京女子医科大学看護専門学校
男女共同参画推進局
  • 女性医師・研究者支援センター
  • 女性医師再教育センター
  • 看護職キャリア開発支援センター


研究[編集]

21世紀COEプログラム[編集]

  • 2003年
    医学系
    • 再生医学研究センター(細胞シート工学を基盤とする臓器再生医療の発展)

グローバルCOEプログラム[編集]

  • 2009年
    学際、複合、新領域
    • 再生医療本格化のための集学的教育研究拠点

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

河田町キャンパス[編集]

  • 使用学部:医学部、看護学部(2-4年次)
  • 使用研究科:大学院医学研究科、看護学研究科

大東キャンパス[編集]

  • 使用学部:看護学部(1、4年次)

その他[編集]

  • 2002年6月、前年に行われたある手術で人工心肺装置の操作を担当した助手が業務上過失致死容疑で、そして患者のカルテを改ざんした講師が証拠隠滅容疑で逮捕されるという事件が発生した[1][2]
  • 2008年、仮眠中の女性看護師に暴行目的で注射針を刺しけがを負わせたとして、強姦致傷と傷害の疑いで東京女子医大病院の30代の心臓血管外科医が逮捕された[3]
  • その他、週刊誌等にはたびたび告発記事が掲載されている[4]
  • 2014年2月、人工呼吸中の小児には使用が禁止されている鎮静剤プロポフォールを2歳男児に投与し、その後死亡する医療事故が発生[5]。6月に医学部長や理事長が会見を開き、謝罪した[6]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 平柳利明『東京女子医大事件』新風舎, 2004, ISBN 4797443545
  2. ^ 鈴木敦秋『明香ちゃんの心臓―〈検証〉東京女子医大病院事件』講談社, 2007, ISBN 4062133229
  3. ^ 元東京女子医大医師を逮捕 女性に注射、強姦致傷容疑 - 47news 2008/02/18(共同通信)
  4. ^ 週刊ポスト 2005年3月4日号、週刊文春 2009年1月29日号、12月3日号、12月10日号、12月17日号、2010年2月11日号、2014年4月24日号など
  5. ^ 東京女子医大:2歳児遺族に「投与中止後に透析なら生存」 毎日新聞 2014年7月2日
  6. ^ 禁忌薬の投与事故、女子医大が謝罪会見 m3.com 2014年6月12日

関連文献[編集]

  • 猪口修道『東京女子医大ガン治療チーム』講談社, 1995, ISBN 4062079313
  • 大川智彦『がん・放射線治療照射法マニュアル―東京女子医大ではこう行っている』金原出版, 1996, ISBN 430707047X
  • 平柳利明『東京女子医大事件』新風舎, 2004, ISBN 4797443545
  • 鈴木敦秋『明香ちゃんの心臓―〈検証〉東京女子医大病院事件』講談社, 2007, ISBN 4062133229

公式サイト[編集]