鈴鹿大学短期大学部
鈴鹿大学短期大学部 | |
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外観(2022年) | |
大学設置 | 1966年 |
創立 | 1913年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人享栄学園 |
本部所在地 |
三重県鈴鹿市郡山町663-222 北緯34度48分31秒 東経136度32分19.6秒 / 北緯34.80861度 東経136.538778度座標: 北緯34度48分31秒 東経136度32分19.6秒 / 北緯34.80861度 東経136.538778度 |
キャンパス | 郡山(三重県鈴鹿市) |
学部 | 生活コミュニケーション学科 |
ウェブサイト | https://www.suzuka.ac.jp/faculty/jc/ |
鈴鹿大学短期大学部(すずかだいがくたんきだいがくぶ、英語: Suzuka Junior College)は、三重県鈴鹿市郡山町663-222に本部を置く日本の私立大学。1913年創立、1966年大学設置。大学の略称は鈴短(すずたん)。
概観[編集]
大学全体[編集]
鈴鹿大学短期大学部は、1966年(昭和41年)に鈴鹿市庄野町(鈴鹿中学校・高等学校と同じ敷地)へ鈴鹿短期大学として設置された[1]。元々は女子学生を対象とした短大だったが、1987年(昭和62年)より一部を共学化、さらに1992年(平成4年度)より完全共学化した。
2012年(平成24年)にキャンパスを鈴鹿国際大学と同じ敷地へ移転した[1]。その後、2015年(平成27年)に名称を鈴鹿大学短期大学部と改名した[1]。郡山キャンパスは、津市との境界付近の丘陵地に位置し、伊勢鉄道伊勢線、近鉄名古屋線の路線沿いにある。伊勢鉄道伊勢線 中瀬古駅から徒歩10分だが、列車は1時間に1本程度である。多くの学生は近鉄名古屋線 千里駅や白子駅よりスクールバスを利用している。
入学志願者減少により、2025年度(令和7年度)の入学生から学生募集を停止する[1]。
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
鈴鹿大学短期大学部の基本理念は、「教えることは希望を語ること、学ぶとは真理を胸に刻むこと」となっている。建学の精神は、「陰徳ある者必ずその栄を享く」となっている。本短大の母体となっている「享栄学園」の名称となった由来になっているものとみられる。
教育および研究[編集]
生活コミュニケーション学を基盤とした教育がベースとなっている。
沿革[編集]
略歴[編集]
鈴鹿大学短期大学部(旧・鈴鹿短期大学)は、皇學館短期大学・高田短期大学とともに1966年(昭和41年)に設立された三重県3短大の一つである。学科体制は、多いときでI部1学科と1学科2専攻、III部1学科となっていた。III部の廃止や商経学科の大学昇格により1学科2専攻に、さらには生活コースの定員の一部を大学へ移管したため一時縮小された。平成16年に保育士コースを設置、平成17年にこども学専攻の分離により1学科3専攻へと再度拡大した。
年表[編集]
- 1966年(昭和41年) 鈴鹿短期大学として開学をする。初代学長に堀敬文が就任する。家政科を置く(当時の在学者数は30人となっている[2])
- 1967年(昭和42年) 家政科を専攻分離する。
- 1969年(昭和44年) 家政科を改称する。
- 1984年(昭和59年) 商経学科を設置する[3]。
- 1987年(昭和62年) 商経学科に男子学生を募集(当年度の男子在籍者数は36人となっていた[4])
- 1991年(平成3年) 学科及び専攻名を変更する。
- 1992年(平成4年) 生活学科を共学(男子19人在籍[5])として、完全共学制に移行をする。
- 1998年(平成10年) 鈴鹿国際大学短期大学部(すずかこくさいだいがくたんきだいがくぶ)と改称をする。
- 2000年(平成12年) 第2代学長に堀敬紀が就任する。
- 2004年(平成16年) 第3代学長に佐治晴夫が就任する。
- 2005年(平成17年) 2004年(平成16年)設置の生活学専攻保育士コースを改組し、生活学科にこども学専攻を増設する。幼稚園教諭免許状の課程を設置する。
- 2006年(平成18年) 鈴鹿短期大学と改称をする。
- 2011年(平成23年) 専攻科健康生活学専攻を設置する。
- 2013年(平成25年) 第4代学長に出雲敏彦が就任する。
- 2015年(平成27年) 鈴鹿大学短期大学部(すずかだいがくたんきだいがくぶ)と改称をする。
- 2015年(平成27年) 専攻科こども教育学専攻を設置する。
- 2015年(平成27年) 第5代学長に市野聖治が就任する。
- 2018年(平成30年)生活コミュニケーション学専攻を廃止する。
- 2019年(平成31年)専攻科の学生募集を停止する。
- 2023年(令和5年)2025年度以降の学生募集を決定[6]。学生募集は2024年度(令和6年度)入学生までとなる。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 三重県鈴鹿市郡山町 663-222
交通アクセス[編集]
象徴[編集]
カレッジマークは、鈴鹿や建学の精神(信頼・誠実)のローマ字頭文字のS、鈴鹿サーキットのコースをモチーフにしたものとなっている。
教育および研究[編集]
現在にある学科[編集]
過去にあった学科[編集]
- 家政学科第三部
- 生活コミュニケーション学科生活コミュニケーション学専攻
- 2018年(平成30年)に廃止。
専攻科[編集]
- 健康生活学専攻
- 学士(教育学)と養護教諭一種免許状を取得することができる。
- こども教育学専攻
- 学士(教育学)と幼稚園教諭一種免許状を取得することができる。
取得資格について[編集]
- 民間資格等の一部
- 音楽療法士2種
- 全国音楽療法士養成協議会認定資格:全専攻
- レクリエーション・インストラクター
- 公益財団法人日本レクリエーション協会認定資格:全専攻
- ピアヘルパー受験資格
- NPO法人日本教育カウンセラー協会認定資格:全専攻
- 食生活アドバイザー検定
- 家庭料理技能検定2級・3級
- 協会認定栄養士実力試験認定証
- 養護教諭一種免許状:健康生活学専攻(専攻科)
- 幼稚園教諭一種免許状:こども教育学専攻(専攻科)
- 養護教諭二種免許状:生活コミュニケーション学専攻
- 栄養教諭二種免許状:食物栄養学専攻
- 幼稚園教諭二種免許状:こども学専攻
過去にあった取得資格について[編集]
附属機関[編集]
- 生活コミュニケーション学研究所
研究[編集]
- 『鈴鹿短期大学紀要』
- 『生活コミュニケーション学研究所年報』
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
鈴鹿大学短期大学部のクラブ活動には、栄養学や調理関係、ペット関係の同好会などの文化系クラブのほか、テニスなどの体育系クラブがある[12]。
学園祭[編集]
学園祭は「鈴大祭」という名称(平成26年度までは「鈴短祭」)で、系列校である鈴鹿大学と共同で、概ね10月に行なわれる。
ゲストや学内サークル等によるライブイベントの他、各専攻の学問内容の特色を生かした模擬店や企画展(食育や健康教育、学校犬によるショー、親子連れのためのイベント等)も開催される[13][14]。
施設[編集]
キャンパス[編集]
国際文化ホール[編集]
座席数250の多目的ホール。入学式・卒業式の他、授業や様々なイベントに使用される。
図書館[編集]
鈴鹿大学と共用で、短大の所蔵資料数は、30,000冊以上となっている。
体育施設[編集]
- 体育館
- トレーニング室・更衣室・シャワールーム完備
- グラウンド
- テニスコート
学生食堂[編集]
- 売店
健康管理センター[編集]
- 保健室
- 学生相談室
- ほっとルーム
- サポートルーム
対外関係[編集]
2016年3月に「高等教育コンソーシアムみえ」を締結。
系列校[編集]
- 鈴鹿大学 (旧・鈴鹿国際大学(1994年4月 - 2015年3月))
- 学校法人愛知享栄学園
- 学校法人鈴鹿享栄学園
卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
編入学・進学実績[編集]
参考文献[編集]
- 『全国学校総覧』昭和42年度版〜
- 『短期大学一覧』1955年度版〜1979年度版
- 『全国短期大学一覧』1980年度版〜1985年度版
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(財団法人文教協会)昭和49年度版〜
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部入学案内』小冊子[15]
脚注[編集]
- ^ a b c d “令和7年度から学生募集を停止 鈴鹿大学短期大学部”. 伊勢新聞. 2023年12月3日閲覧。
- ^ 昭和42年度版『全国学校総覧』36頁より
- ^ 昭和60年度版『全国学校総覧』54頁には、商経学科の在籍者数が公表されていない(「-」が記されている)昭和61年度版『全国学校総覧』61頁には在籍者数が「66」と表記されている。
- ^ 昭和63年度版『全国学校総覧』63頁より
- ^ 93年度版『全国学校総覧』73頁より
- ^ “鈴鹿大学短期大学部の学生募集停止について”. 鈴鹿大学短期大学部. 学校法人享栄学園. 2023年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ 『全国短期大学受験案内'75』(晶文社)349頁
- ^ 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』118頁
- ^ ただし昭和60年度版『全国学校総覧』54頁には、「家政学科三部」の欄には「-」と表記されている昭和62年度版同書(62頁)には「休校中」とあり、その翌年と翌々年ともに「休校中」と表記されている。そのことから考えると、1985年度から事実上廃止されていたことが考えられる。
- ^ “取得できる資格”. 鈴鹿大学短期学部. ク (2018年6月11日). 2018年5月21日閲覧。
- ^ かつて存在していた家政学科第一部と第三部にも設置されていた。
- ^ a b c d e f g 『鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部』入学案内冊子より。
- ^ 鈴鹿大学鈴大祭Facebookページ
- ^ 鈴鹿大学鈴大祭Twitter
- ^ 三重県立図書館に一部所蔵あり。