山陽学園短期大学

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山陽学園短期大学
大学設置 1969年
創立 1886年
学校種別 私立
設置者 学校法人山陽学園
本部所在地 岡山県岡山市中区平井1-14-1
学部 健康栄養学科
こども育成学科
ウェブサイト http://www.sguc.ac.jp/
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山陽学園短期大学(さんようがくえんたんきだいがく、英語: San-yo Gakuen College)は、岡山県岡山市中区平井1-14-1に本部を置く日本私立大学1886年創立、1969年大学設置。広島県にある山陽女子短期大学とは別組織。

概観[編集]

大学全体[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 山陽学園短期大学における教育理念は「愛と奉仕」となっている。

教育および研究[編集]

  • 山陽学園短期大学には、栄養士を養成する食物栄養学科と、保育者を養成する幼児教育学科がある。両学科とも附属幼稚園での教育実習が取り入れられている。
  • アメリカでの語学研修が行われている。
  • B棟とC棟が主な短大の学舎となっている。110周年記念館とC棟にはピアノ室が有る。

学風および特色[編集]

  • 山陽学園短期大学は「愛と奉仕」の心を培う教育が実施されている。
  • キリスト教の思想に基づいた教育も行われている。
  • 短大独自のイベントとして、「フレッシュマン・エクスカレーション」・「シャロム会」と称したものがある。

長期履修制度[編集]

  • 山陽学園短期大学には、修業年限(2年)を超えて、2年分の学費で3年間で卒業する長期履修制度がある。
  • この長期履修には2種類のパターンがあり、制度的に設けられた3年間の教育課程を履修する「3年コース」のパターンと、通常の2年コースのままで履修期間を3年にするパターンである。
  • 入学後は、前者のパターンでは履修期間の短縮は不可、後者のパターンでは1年間の短縮が可能である。

沿革[編集]

  • 1886年 山陽英和女学校が創設される。
  • 1892年 山陽女学校と改称。
  • 1898年 山陽高等女学校に改称(現・山陽学園中学校・高等学校)。
  • 1969年 山陽学園短期大学開学。家政科を置く。
  • 1970年 家政科を専攻分離→後に生活学科と改称
    • 家政専攻→後に生活学専攻に改称、1999年 人間文化学科に改組される。
    • 食物栄養専攻
  • 1971年 専攻科家政学専攻設置。
  • 1972年 幼児教育学科を増設:学生数125[1]。専攻科食物栄養専攻を設置。
  • 1975年 専攻科幼児教育学専攻を置く。
  • 1988年 国際教養学科を増設:在学者数は131[2]
  • 1991年 家政学科を生活学科に改称。生活学専攻と生活造形専攻を置く。家政学科食物栄養専攻を食物栄養学科に改組(学生数93[3])。
  • 2003年 人間文化学科と生活デザイン学科(旧・生活学科生活デザイン専攻)を統合させたキャリアデザイン学科を設置。
  • 2008年 キャリアデザイン学科を募集停止[4]
  • 2009年 男女共学となる。
  • 2020年 食物栄養学科を健康栄養学科、幼児教育学科をこども育成学科に名称変更[5]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 岡山県岡山市中区平井1-14-1

交通アクセス[編集]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 健康栄養学科
  • こども育成学科
学科の変遷[編集]
  • 家政科→生活学科
    • 家政専攻→生活学専攻→人間文化学科→キャリアデザイン学科(募集は2008年度まで)
    • 生活造形専攻→生活デザイン学科→キャリアデザイン学科
    • 食物栄養専攻→食物栄養学科→健康栄養学科
  • 幼児教育学科→こども育成学科
  • 国際教養学科:学生募集は1993年度まで

専攻科[編集]

なし

過去にあった専攻科[編集]

  • 生活学・生活造形専攻:2005年廃止[6]
  • 食物栄養専攻:2005年廃止[7]
  • 幼児教育学専攻:2011年廃止[8]
  • 国際教養学専攻:1996年廃止(1994年に山陽学園大学が開学し、国際文化学部開設に伴うものと想定される[9]

別科[編集]

なし

取得資格について[編集]
資格
教職課程

附属機関[編集]

  • 図書館:所蔵資料はおよそ130,000冊。

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

学園祭[編集]

  • 山陽学園短期大学の学園祭は山陽学園大学と合同で毎年、概ね10月に行われている。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

  • 上代淑 - 旧山陽高等女学校・校長

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 本館・A棟・B棟・C棟・D棟・E棟・F棟・G棟・学生会館・学生ホール・110周年記念館・学生寮ほか、大学のシンボル的存在となっている「カリヨンの鐘」がある。

[編集]

  • キャンパスに隣接して「Dormitory」(女子のみ対象)が設けられている[11]

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

アメリカ[編集]

ニュージーランド[編集]

中国[編集]

系列校[編集]

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

  • こども育成学科:保育園をはじめとした保育士として就職する人が最も多く、おおむね3/4程度を占めている。幼稚園教諭に就く人は1割足らずと極めて少ない。
  • 健康栄養学科:概ね半数が栄養士として就職している。
  • 過去にあったその他の学科については、一般企業への就職者が大半となっていた。

編入学・進学実績[編集]

  • 山陽学園大学への編入学制度がある。

附属学校[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 昭和48年度版『全国学校総覧』47頁より
  2. ^ 昭和64年度版『全国学校総覧』72頁より
  3. ^ 平成4年度版『全国学校総覧』78頁より
  4. ^ HOME>沿革>山陽学園の歩み”. 2022年10月1日閲覧。
  5. ^ HOME>沿革>山陽学園の歩み”. 2022年10月1日閲覧。
  6. ^ 平成29年度短期大学機関別認証評価_自己評価報告書・本編.pdf”. 2022年10月1日閲覧。
  7. ^ 令和4年度独立行政法人大学改革支援・学位授与機構認定短期大学・高等専門学校専攻科一覧”. 2022年10月1日閲覧。
  8. ^ 令和4年度独立行政法人大学改革支援・学位授与機構認定短期大学・高等専門学校専攻科一覧”. 2022年10月1日閲覧。
  9. ^ 平成29年度短期大学機関別認証評価_自己評価報告書・本編.pdf”. 2022年10月1日閲覧。
  10. ^ 『’99 全国短期大学案内』(梧桐書院)499頁
  11. ^ 学生生活サポート”. 2022年10月1日閲覧。
  12. ^ 1993年度受験用冊子が、岡山市立図書館に所蔵されている。

外部リンク[編集]