湘北短期大学

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湘北短期大学
湘北短期大学
湘北短期大学
大学設置/創立 1974年
学校種別 私立
設置者 学校法人ソニー学園
本部所在地 神奈川県厚木市温水428
学部 生活プロデュース学科
情報メディア学科
保育学科
総合ビジネス学科
研究科 住居専攻
ウェブサイト 湘北短期大学公式サイト
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湘北短期大学(しょうほくたんきだいがく、英語: Shohoku College)は、神奈川県厚木市温水428に本部を置く日本私立大学である。1974年に設置された。大学の略称は湘北。湘南工科大学とは関係ない。2018年4月現在3学科を擁する日本でも数少ない複合短期大学である。

概要[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

1974年(昭和49年)の開学にあたり、ソニー株式会社ファウンダー、学校法人ソニー学園 理事(当時)の井深大が「私の期待する大学教育」として語った次の言葉を建学の精神とする。

なんとかして有名大学を出ることが、もっと簡単に言えばよい大学へさえ入ってしまえば人生の大半が決まってしまう様な今日の世の中の機構に、私は大変疑問を感じる。ほんとうに世の中の役に立ちその存在に意味のある人は、こんな教育の考え方の中から決して生れてこないだろう。教育は決してだまっていて上から自動的に与えられるだけのものではない。自分で求め何処までも自分で追求して行くのが真の教育の姿ではないだろうか。こんな方向を目指し、どんどん実現して行ける学校がこれからの日本にはどうしても必要であるということから、湘北短期大学が生れることになったのである。実技を通じて智識のみでなく、世の中を活きていく、人を率いて行ける人柄を身につける教育を、私は大いに期待している。

教育および研究[編集]

総合ビジネス・情報学科、生活プロデュース学科、保育学科の4学科と専攻科住居専攻を持つ。

学科の他に、ICT教育センター、グローバルコミュニケーションセンター、インターンシップセンター、リベラルアーツセンターの4センターが設置され、学科を超えて多方面から学生支援を行っている。

学風および特色[編集]

「社会で本当に役に立つ人材を育てる」ことを教育理念に、基礎能力と実践に役立つ専門知識を学ぶ「知識の教育」に加え、人間力を高める「心の教育」に主眼を置き、学生一人ひとりの個性と能力が最大限に発揮できるよう、多面的な学生支援による、きめ細やかな教育を行っている。

沿革[編集]

設置母体である学校法人ソニー学園は、1964年にソニー株式会社の寄付により創設された。ソニー厚木工場(現:厚木テクノロジーセンター)に勤務する若年女子社員への優れた高校教育を提供することを目的に、1965年に「ソニー厚木学園高等学校」を開校したが、時代の変遷とともに、1975年にその役を終え閉校した。

その一方で、高等教育への需要の高まりから、1974年に「湘北短期大学」が開学された。

  • 1974年1月 開設認可(電子工学科I部・同学科II部、生活科学科I部、同学科II部)
  • 1974年4月 開学(電子工学科I部・同学科II部、生活科学科I部、同学科II部)
  • 1979年4月 幼児教育科開設
  • 1979年8月 電子工学科・生活科学科のII部廃止
  • 1986年4月 商経学科開設
  • 1989年6月 電子工学科を電子情報学科に名称変更(1990年4月入学生より変更)
  • 1992年4月 専攻科(生活科学専攻)開設
  • 1995年4月 専攻科(保育専攻)開設。生活科学科を生活科学専攻と住居デザイン専攻の2専攻に分離
  • 1997年12月 専攻科(生活科学専攻)を専攻科(住居専攻)に名称変更(1998年4月入学生より変更)
  • 2002年4月 生活科学科の専攻別学生募集停止をやめ、学科募集に一本化
  • 2002年11月 電子情報学科を情報メディア学科に、生活科学科を生活プロデュース学科に、商経学科を総合ビジネス学科に、幼児教育科を保育学科に変更
  • 2003年3月 専攻科保育専攻を廃止
  • 2013年3月 専攻科住居専攻を廃止
  • 2015年4月 情報メディア学科、総合ビジネス学科を募集停止
  • 2016年4月 総合ビジネス・情報学科を開設
  • 2017年3月 情報メディア学科を廃止

基礎データ[編集]

所在地[編集]

神奈川県厚木市温水428

学生数、教職員数[編集]

  • 学生数956人
  • 教職員数78名
  • 非常勤講師数102名

交通アクセス[編集]

最寄り駅は小田急電鉄小田原線本厚木駅

通学用に最寄り駅の本厚木駅南口付近から大学までの間、無料のスクールバスを運行しているほか、湘北短期大学行きの路線バス(神奈川中央交通)も運行されている。

学科[編集]

  • 情報メディア学科(定員 男女100名)
    • オフィスフィールド
    • メディアデザインフィールド
    • ITフィールド
  • 総合ビジネス学科(入学定員 男女140名)
    • ビジネス情報フィールド
    • 経理・金融フィールド
    • ショップマネジメントフィールド
    • オフィスワークフィールド
    • 観光ビジネスフィールド
      • 観光エリア
      • 留学エリア(SELIC)
  • 生活プロデュース学科(入学定員 女140名)
    • ファッションコース
    • フードコース
    • インテリアデザインコース
    • 子どもサービスコース
    • オフィスワークコース
  • 保育学科(入学定員 男女120名)

取得資格について[編集]

正規授業や課外での特別対策講座等によって、積極的な資格取得支援を行っている。また、「資格取得奨励制度」を設置し、在学中に指定した資格を取得した学生を報奨し、奨学金を授与している。

  • 保育学科に在籍して卒業の要件を充足し、かつ教育職員免許法その他に定める科目及び単位を修得することによって得られるもの
    • 幼稚園教諭2種免許状
    • 保育士資格
    • 社会福祉主事任用資格(保育学科のほか、生活プロデュース学科でも取得可)
  • 教育課程に示される建築士科目履修・取得し、かつ卒業後建築実務経験の要件を満たしたものが受験資格を得られるもの
    • 二級建築士受験資格(生活プロデュース学科)

教育[編集]

文部科学省のGP(優れた取組み)に、これまで通算7度(単独申請6度、共同申請1度)のGP選定を受けている。選定数が多いところもにも特色がある。

  • 「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)
    • 平成15年度選定:「短期大学における社会体験教育の多面的展開」
    • 平成16年度選定:「国際交流体験教育の多面的展開」
    • 平成18年度選定:「高大連携による地域教育ネットワークの形成」
  • 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP=共同申請)
    • 平成16年度選定:「大学間連携による教養教育への総合的取組」
  • 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(学生支援GP)
    • 平成19年度選定:「学生の主体的活動を誘発する支援環境の構築」
  • 「質の高い大学教育推進プログラム」(教育GP)
    • 平成20年度選定:「図書館を実践の場とする学科横断PBL教育」
  • 「【テーマA】大学教育推進プログラム」(GP)
    • 平成21年度選定:「現代型社会人育成を俯瞰する入学前教育構築」

学生生活[編集]

サークル・同好会[編集]

  • 体育系:卓球、ダンス、テニス、サッカー、バスケットボール、野球、バドミントン、バレーボール、インディアカ
  • 文化系:絵本、OFC(人形劇)、軽音楽、茶道、服飾、写真、創作手話、吹奏楽部、造形、サウンド研究、調理、メディアアート研究、楽音

委員会[編集]

財務委員会、調査広報委員会、スポーツ大会実行委員会、庶務委員会、クリスマス委員会、福祉委員会、国際交流委員会、湘北祭実行委員会

学園祭[編集]

湘北祭は、毎年秋に2日間の日程で開催される学園祭であり、最終日には花火が打ち上げられる。各種模擬店や保育学科のパフォーマンス、各学科の学習成果の展示、創作手話コンサートなどが見どころ。毎年、子どもから大人まで多くの来場者が訪れる。

スポーツ[編集]

19年度は関東短期大学バレーボール連盟主催の大会で、男子が秋季優勝、女子は春季・秋季とも優勝した実績がある。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者[編集]

  • 初代:鳩山道夫(1974年度 - 1975年度)
  • 2代:塚本哲男(1976年度 - 1985年度)
  • 3代:藤村安志(1986年度 - 1988年度)
  • 4代:宮武和也(1989年度 - 1994年度)
  • 5代:宮岡千里(1995年度 - 2000年度)
  • 6代:山田敏之(2001年度 - 2005年度)
  • 7代:米澤健一郎(2006年 - 現職)

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 1号館:理事長室、法人本部、健康相談室、事務室、講師控室、会議室、CALL演習室、デザイン演習室、調理室、情報メディア演習室、造形室、研究室など
  • 2号館:ML教室、幼児体育室、ピアノ練習室など
  • 3号館:学生ホール、三省堂書店、製図室など
  • 4号館:映像教室、図書館、セミナー室、第1~第4OA教室、オフィスワーク演習室、和室など
  • 5号館:キャンパスレストラン、体育館、シャワー室など
  • 6号館:イベントホール、大教室、大会議室、インターネットカフェなど
  • 7号館:MLレッスン室、ピアノ練習室、表現体育室など
  • テニスコート

対外関係[編集]

相互点検・評価[編集]

  • 松本大学松商短期大学部:2000年から、松本大学松商短期大学部(長野県松本市)との相互点検・評価活動を実施。これを機にした、各学校行事における学生・教職員の相互交流が行われている。

海外大学との姉妹校提携[編集]

オーストラリア[編集]

  • 国立ニューカッスル大学
    ニューカッスル大学(NCU)とのエクスチェンジプログラムが盛んで、毎年、NCUから湘北短大へは英語教員や短期留学生が訪問、湘北短大からNCUへは、短期研修や留学クラス学生を派遣している。特に、NCUの短期留学生の来日時にはユニークな学生交流プログラムが実施されている。
  • 国立オーストラリアンカソリック大学 

アメリカ[編集]

カナダ[編集]

台湾[編集]

  • 嶺東技術学院
  • 親民工商専科学校

関連施設[編集]

  • 社会福祉法人湘北福祉会「あゆのこ保育園」
    社会福祉法人湘北福祉会は、学校法人ソニー学園湘北短期大学を母体として、2004年に設立された。湘北短期大学保育学科では、「あゆのこ保育園」と連携したカリキュラム(保育ボランティア、子育て支援体験、出張公園、他)が取り入れられ教育の実践に活かされている。

社会との関わり[編集]

  • インターンシップ
    ソニーグループをはじめとする各企業でのインターンシップ(企業実習)が盛ん、毎年100名を超える学生が参加している。
  • 高大連携プログラム
    2002年4月にスタートした高等学校との教育交流協定「湘北カレッジ・パス・プログラム」は、高校生の進路選択の機会を広げること、大学高校間の交流により、双方の教育の活性化を図ることを目的に、地域の教育文化の核となることを目指している。2009年での連携校は27校を数える。
  • 厚木市民大学教養講座
    厚木市主催の厚木市民大学教養講座を毎年開講し、多くの市民が受講している。
  • 厚木市内店舗・事業所のホームページ制作
    情報メディア学科では、厚木商工会議所と連携して、厚木市内の店舗・事業所のウェブサイトの企画制作をする取り組みを行っている。
  • 子ども向けワークショップ
    厚木市子ども科学館を会場に、地域の子どもたちに科学のおもしろさを知ってもらうことを目的に、情報メディア学科と保育学科の学生たちが湘北で学んだ知識や技術を生かして、子ども向けワークショップを開催している。
  • あつぎテクノフェスタ
    厚木市主催の『あつぎテクノフェスタ』に本学の情報メディア学科の学生らが参加している。
  • 湘北ジュニアサイエンスプログラム
    青少年の理科離れ現象の改善にささやかながら寄与しようという意図に基づき、厚木市内の小学校や中学校で理科の体験教室を実施している。
  • 図書館相互利用
    厚木市立中央図書館と厚木市内の大学図書館との相互利用ができる。
  • クリーンキャンペーン
    本厚木駅からキャンパスまでを道のりを清掃しながら通学する、全学の取組みを年に4回ほど実施している。

卒業後の進路について[編集]

編入学・進学実績[編集]

参考文献[編集]

公式サイト[編集]