岡崎女子短期大学

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岡崎女子短期大学
向かって右の建物は1号館
大学設置/創立 1965年
学校種別 私立
設置者 学校法人清光学園
本部所在地 愛知県岡崎市中町1丁目8番地4
北緯34度57分18.14秒 東経137度11分08.13秒 / 北緯34.9550389度 東経137.1855917度 / 34.9550389; 137.1855917座標: 北緯34度57分18.14秒 東経137度11分08.13秒 / 北緯34.9550389度 東経137.1855917度 / 34.9550389; 137.1855917
学部 幼児教育学科
現代ビジネス学科[1]
研究科 幼児教育学専攻
ウェブサイト 岡崎女子大学|岡崎女子短期大学オフィシャルサイト
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岡崎女子短期大学(おかざきじょしたんきだいがく、英語: Okazaki Women’s Junior College)は、愛知県岡崎市中町1丁目8番地4に本部を置く日本私立大学1965年創立、1965年大学設置。大学の略称は岡短(おかたん)。

5号館。体育室

概観[編集]

大学全体[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 岡崎女子短期大学における建学の精神は「理性と伝統の上に立った自由と創造は、教育の生命である。この精神に基づいて、本学は心身ともに、健全にして、高き知性と豊かな情操をもって、国家社会の発展に貢献する、有能な女性の育成を目的とする。」となっている。

教育および研究[編集]

  • 岡崎女子短期大学における教育
    • 幼児教育学科
      • 第一部:保育者のエキスパートを育てる学科。岡崎女子短期大学附属幼稚園の第一早蕨幼稚園・第二早蕨幼稚園・嫩幼稚園などでの教育実習なども取り入れられている。
      • 第三部:働きながら学ぶ人のための課程で、午前に2コマ受講するタイプとなる。Ⅰ部と学習内容は基本的に同じであるが1日の授業時間が短いので修業年限は昼間部3年制となっている。
    • 現代ビジネス学科(経営実務科):「人事管理論」・「秘書実務」・「金融論」・「経営実務演習」など一般企業や官公庁などのビジネス現場に役立つ専門科目が中心。旅行・イベント分野、教育分野、流通販売分野、製造分野などの各分野からインターンシップ先を学生自らが選択するシステムもある。

学風および特色[編集]

  • 岡崎女子短期大学には、全国の短大でも少数の三部課程が設置されている。

沿革[編集]

  • 1965年 - 岡崎女子短期大学開学。保育科を設置(学生数79[3])。
  • 1969年 - 保育科を以下の通りに改める。
    • 幼児教育学科
      • 第一部
      • 第三部:新設
  • 1974年 - 初等教育学科を増設する[4]
  • 1986年 - 経営実務科増設される(学生数138[5])。
  • 2002年 - 人間福祉学科が増設される。
  • 2010年8月1日 - 2011年度入試から人間福祉学科の学生募集を停止することを決定した[6]
  • 2012年 - 2013年度より短期大学の定員を100名減らすと同時に、四年制の岡崎女子大学を設置することを申請した。これに対し11月1日、大学設置・学校法人審議会により2013年4月の認可答申が出される。ところが翌日11月2日、田中眞紀子文部科学大臣の判断により、大学新設は認められないこととなった(このとき田中が不認可としたのは、岡崎女子大学、秋田公立美術大学札幌保健医療大学の3大学)[7]。しかし11月8日には、田中眞紀子文部科学大臣が決裁し文部科学省から翌春の開設を正式に認可した旨の連絡が、電話で伝えられた[8][9][10]。(詳細は大学新設不認可問題参照
  • 2013年 - 4月1日より経営実務科を現代ビジネス学科に名称変更。
  • 2017年(平成29年)4月1日、名古屋女子大学短期大学部教授の林陽子が学長に就任。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 愛知県岡崎市中町1-8-4

交通アクセス[編集]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 幼児教育学科
    • 第一部
    • 第三部
  • 現代ビジネス学科[1]

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • なし
取得資格について[編集]
  • 幼児教育学科(第一部・第三部)では、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が取得できる。
  • 人間福祉学科では、介護福祉士資格を取得することができた。
  • ちなみに、過去にあった初等教育学科では、幼稚園教諭二種免許状のほか小学校教諭二種免許状が取得できる教職課程が設置されていた。

附属機関[編集]

  • 図書館

研究[編集]

  • 以下の研究論文がある(一部紹介)
    • 「岡崎女子短期大学の教育力と地域貢献のあり方に関する調査研究」
    • 「ビジネスインターンシップが就職選択に及ぼす影響」
    • 「介護福祉士養成短期大学学生における介護実習前・中・後におけるSTAによる不安の変化」ほか

教育[編集]

  • 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
    • 経営実務科の「産学コラボレーションによる総合体験型授業」において採択されている。このプログラムが採択されたのは、中部地方の短大では初めてのものとなっている。
  • 特色ある大学教育支援プログラム
    • 「心に届く子育て支援能力を育む幼児教育祭」の取組において2007年度採択されている。
  • 私立大学研究ブランディング事業

学風および特色[編集]

  • コミュニケーション・ワークショップ
    • 入学して間もない4月に2日間にかけて行われ、クラス単位で歌やダンス、手話などを練習し発表したり、クラス対抗運動会などを通じて、これからの学生生活のなかでともに学んだり、夢をめざす仲間との団結力を高めていきます。
  • 幼児教育祭
    • 保育者をめざして学んだことの集大成として2日間にわたって行われ、日頃の学修成果や培ってきたチームワークを生かし、表現活動に工夫をこらします。

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

  • ダンス部、バレーボール部、バドミントン部、卓球部、バスケットボールサークル、テニスサークル、ソフトボールサークル、陸上同好会、児童文化研究部はとぽっぽ、Hobbit、Music Band、託児ボランティアサークルすくすくラビッツ、茶道部など
  • 特にダンス部は「全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」や「アーティステック・ムーブメント・イン・トヤマ」等に出場し、優秀な成績を収めている。
  • 上記の他に新入生歓迎会やクリスマス会などのイベントを企画・運営する学友会や大学祭の企画・運営を行なう大学祭実行委員会がある。

大学祭[編集]

  • 岡崎女子大学と岡崎女子短期大学の大学祭は丘咲祭(おかざきさい)と呼ばれ、11月に開催されている。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

出身者[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 1号館~7号館
  • 大体育館・小体育館
  • 学生ホール
  • SKホール
  • ピアノ個人レッスン室
  • パソコン教室
  • カフェテリア
  • 子ども図書室
  • ラーニングプラザ
  • hyggeエリア(あそびの箱・ともそだち広場・おはなしの森) ほか

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

付属学校[編集]

  • 岡崎女子短期大学付属嫩(ふたば)幼稚園 - 1926年4月1日創立。岡崎市魚町1-8。
  • 岡崎女子短期大学付属第一早蕨幼稚園 - 1962年3月1日創立。岡崎市欠町字狐ヶ入21番地。
  • 岡崎女子短期大学付属第二早蕨幼稚園 - 1973年4月1日創立。岡崎市洞町八王子10-1。
  • 幼保連携型認定こども園たかねこども園 - 2022年4月1日豊田市より移管。豊田市和会町鳥手167。


脚注[編集]

  1. ^ a b 2013年度より経営実務科より名称変更。
  2. ^ 『岡崎女子短期大学創立四十周年記念誌』岡崎女子短期大学、2005年11月5日、75頁。 
  3. ^ 昭和41年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)34頁より。
  4. ^ 昭和50年度版『総覧』(45頁)にはまだ記載なし。
  5. ^ 昭和62年度版『総覧』)61頁より。
  6. ^ 人間福祉学科の学生募集停止について
  7. ^ 読売新聞 2012年11月2日夕刊19面
  8. ^ 3大学を正式認可=来春開校へ-文科省”. 時事通信時事ドットコム2012/11/08-12:08. 2012年11月8日閲覧。
  9. ^ 岡崎女子大学の基本情報|情報公開|大学案内|岡崎女子大学
  10. ^ 竹内雅紀 (2012年11月9日). “「岡崎女子大」認可 来春開学へ 関係者は安堵の表情”. 東海愛知新聞. http://fmokazaki.jp/tokai/121109.html 2017年6月11日閲覧。 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]