コンテンツにスキップ

越谷市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。218.41.6.171 (会話) による 2012年5月16日 (水) 08:22個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

こしがやし ウィキデータを編集
越谷市
越谷市旗
越谷市章
1955年1月10日制定[1]
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
市町村コード 11222-4
法人番号 6000020112224 ウィキデータを編集
面積 60.24km2
総人口 339,182[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 5,631人/km2
隣接自治体 さいたま市春日部市川口市
草加市吉川市松伏町
市の木 ケヤキ
市の花 キク
市の鳥 シラコバト
越谷市役所
市長 福田晃
所在地 343-8501
埼玉県越谷市越ヶ谷四丁目2番1号
外部リンク 越谷市

越谷市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

特記事項 市外局番:048-9(市内全域・草加MA)
ウィキプロジェクト

越谷市(こしがやし)は、埼玉県の南東部にある人口約33万人のさいたま市川口市川越市所沢市に次いで埼玉県では人口第5位。特例市彩の国中核都市業務核都市に指定されている。

概要

2003年4月1日特例市へ移行した。現在、中核市への要件を満たしている。

越谷市は中核市への移行を検討した結果、現段階においては地方交付税制度の見直し等による財政負担など、メリットよりデメリットが上回るものと判断し、現在取り組んでいる行政改革を最優先課題として取り組むこととし、地方交付税制度や市町村合併の動向を考えあわせて、改めて判断するとしている(2009年5月現在)。ただし、中核市入りを中止したものではなく、中核市入りの計画自体は引き続き行われている。

越谷市企画部企画課中核市準備担当が2011年7月に発表した資料によれば[2] 2015年4月の中核市移行を目指し、2011年度より埼玉県と協議を開始するとのことである。

「国民健康保険発祥」の地

国民健康保険発祥の地の碑

越ヶ谷町1935年(昭和10年)に発足させた一般住民を対象とした日本初の健康保険制度「越ヶ谷順正会」は1938年(昭和13年)の国民健康保険法(旧法)施行よりも3年早く発足している。このため越谷市は「越ヶ谷順正会」を「国民健康保険の発祥」と称しており、国民健康保険法施行10周年を記念して、1948年(昭和23年)には「越ヶ谷順正会」を顕彰する「相扶共済の碑」が現在の市役所敷地内に立てられている。

この制度は、昭和初期の世界恐慌に加えて越ヶ谷町が県立高等女学校(現在の埼玉県立越ヶ谷高等学校)を誘致したことなどから、町の財政が逼迫したことがきっかけと言われている[誰によって?]。町の財政建て直しと滞納税を一掃するために有志が無尽講を設立した。そして病気が貧困の大きな原因となっていることから、その無尽講の利益で設立された。当時、勤労者を対象とした健康保険制度はあったが、農漁業、自営業者を対象とした健康保険制度はまだ無かった。

地理

地勢

河川

元荒川中川綾瀬川古利根川新川平新川間久里川新方川葛西用水路四条排水八条用水、谷古田用水、末田大用水、須賀用水、出羽堀逆川千疋幹排上谷排水四条幹排水路

湖沼

歴史

歌川広重の「武蔵越かや在」。『富士三十六景』より。

越谷市の市域のうち元荒川より南側の地域は古来より武蔵国埼玉郡に属し、1040~1045年(長久・寛徳年間)野与党の一族越ヶ谷太郎や小相模次郎が定住、野与党の氏神久伊豆神社(うじがみひさいずじんじゃ)が建てられたと伝えられる。元荒川以北の地域は戦国期までは下総国葛飾郡下河辺荘のうち新方庄に属する地域で、一帯は南北朝期までは藤原秀郷の子孫である下野国小山氏の一門、下河辺氏によって開発された八条院領の寄進系荘園であった。

江戸時代初期の1683年(貞享3年)また一説によれば寛永年間(1622年-1643年)に太日川より西の地域を武蔵国に編入したのに伴い、元荒川より北の地域が武蔵国に編入された。 江戸時代には、日光街道宿場越ヶ谷宿として栄えた。1625年(寛永2年)に三宮・大道・大竹・恩間が岩槻藩領になり、1662年(寛文 2年)以降、見田方・南百・千疋・四条・麦塚・柿ノ木が東方忍藩領になる。あとの地域はいわゆる「天領」であり、関東郡代の支配地域であった。

市町村名の由来

「越ヶ谷」は「越(腰)の谷」の意で、「こし」は「山地や丘陵地の麓付近」の意、「谷」は「低地」の意であると思われる。つまり、「大宮台地の麓にある低地」を指す地名であると推測される。 「越谷」の地名は、1954年、合併により越谷町が成立した際に、合併前の越ヶ谷町と区別するために「ヶ」を取って「越谷町」としたことに由来する。したがって、旧越ヶ谷町にあたる越谷市の中央部の地名は、現在「越谷市越ヶ谷」であり、それ以外の「こしがや」が付く地名は、越谷町成立以降に出来た地名なので、「南越谷」「北越谷」「東越谷」などのように「ヶ」が入らない。同様の理由で「越ヶ谷高等学校」には「ヶ」が入り、「越谷北高等学校」「越谷南高等学校」などには「ヶ」が入らない。[4]

変遷

人口

越谷市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 139,368人
1975年(昭和50年) 195,917人
1980年(昭和55年) 223,241人
1985年(昭和60年) 253,479人
1990年(平成2年) 285,259人
1995年(平成7年) 298,253人
2000年(平成12年) 308,307人
2005年(平成17年) 315,792人
2010年(平成22年) 326,423人
2015年(平成27年) 337,498人
2020年(令和2年) 341,621人
総務省統計局 国勢調査より


行政

中央市民会館(左)と市役所(右)(2006年10月)

歴代市長

  • 初代 : 大塚伴鹿(1958年11月19日 - 1970年10月1日、3期)
  • 2代 : 島村平市郎(1970年11月19日 - 1973年10月10日、1期)
  • 3代 : 黒田重晴(1973年11月11日 - 1977年11月10日、1期)
  • 4代 : 島村慎市郎(1977年11月11日 - 1997年11月10日、5期)
  • 5代 : 板川文夫(1997年11月11日 - 2009年11月10日、3期)
  • 6代 : 高橋努(2009年11月11日 - )

市の主な施設

  • 北部出張所(恩間)
  • 南部出張所(南越谷一丁目)
  • 中央市民会館
  • 北部市民会館
  • 越谷コミュニティーセンター
  • 男女共同参画支援センターほっと越谷
  • しらこばと職業センター
  • 地域子育て支援センター
  • 収集業務センター
  • 資源化センター
  • 越谷市農業技術センター
  • 越谷市住まいの情報館
  • 教育センター
  • 科学技術体験センター(ミラクル)
  • 越谷市立第一・第二体育館
    • 北体育館
    • 南体育館
    • 西体育館
  • 総合体育館
  • 越谷市民球場
  • 総合公園
  • 緑の森公園越谷市弓道場
  • 越谷市民プール
  • 越谷市立図書館

裁判所

国の出先機関

県の出先機関

  • 越谷県税事務所
  • 越谷県土整備事務所
    • しらこばと公園管理事務所
  • 越谷建築安全センター
  • 越谷児童相談所
  • 食肉衛生検査センター越谷分室
  • 越谷環境管理事務所

その他機関

  • 東埼玉資源環境組合第一工場(清掃工場)

広域行政

  • 東埼玉資源環境組合(草加市、吉川市、八潮市、三郷市、松伏町と共にごみ処理、及びし尿処理を行っている)
  • 埼玉県都市競艇組合(飯能市、加須市、本庄市、東松山市、狭山市、春日部市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、入間市、朝霞市、さいたま市)と共に競艇主催など事務を行っている)
  • 越谷松伏水道企業団(松伏町と共に上水道、下水道(使用料徴収のみ)事業を行っている)
  • 埼玉県東南部都市連絡調整会議(草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町で構成されている)

公営企業

経済

金融機関

せんげん台支店
越谷支店
越谷駅前支店
越谷支店
南越谷支店
せんげん台支店
越谷支店
北越谷支店
越谷支店
大袋支店
越谷支店
大袋支店
蒲生支店
越谷西支店
東越谷支店
弥十郎支店
せんげん台支店
蒲生西支店
越谷支店
大袋支店
越谷平方支店
蒲生支店
蒲生西口支店
南越谷支店
せんげん台支店
越谷支店
東越谷支店
大袋支店
北越谷出張所
越谷支店
東越谷支店
蒲生支店
本店
西支店
中央支店
南支店
東支店
北支店

主な企業

特産物

姉妹都市

地域

健康

  • 平均年齢:41.0歳(男40.3歳、女41.7歳) [平成18年1月1日現在]
  • 越谷市保健センター
  • 越谷市小児夜間急患診療所
越谷市立病院
主な病院

教育

小学校
中学校
高等学校
専門学校
  • 越谷市立看護専門学校(廃止)
  • 私立CAD製図専門学校
  • 私立小池学園越谷家政専門学校(改組転換にともない校名変更)
  • 私立小池学園東萌専門学校(改組転換にともない校名変更)
  • 私立小池学園東萌保育専門学校(埼玉東萌短期大学への改組により生徒の募集を停止中。)
  • 私立小池学園専門学校東萌ビューテイーカレッジ
  • 私立越谷保育専門学校
  • 学校法人松山学園桐蔭コンピュータ専門学校(現在、系列の松栄学園高等学校(春日部市)のスクーリング会場になっている)
  • 私立平和学院衛生福祉専門学校
  • 私立平和学院看護専門学院
  • 私立ワタナベ学園調理師専門学校
養護学校
短期大学
大学

消防

越谷市消防本部・消防署

  • 谷中分署
  • 蒲生分署
  • 間久里分署
  • 大相模分署
  • 大袋分署

警察

  • 越谷警察署
    • 越谷駅前交番
    • 南越谷駅前交番
    • 蒲生交番
    • 北越谷駅前交番
    • 大袋交番
    • せんげん台駅前交番
    • 千間台西交番
    • 赤山交番
    • 大相模交番
    • 荻島交番
    • 弥十郎交番
    • 出羽駐在所
    • 増林駐在所
    • 新方駐在所
  • 自動車警ら隊越谷方面隊
  • 少年サポートセンター東分室越谷相談室

隣接している自治体・行政区

隣接していないが近接している自治体・行政区

交通

鉄道路線

バス

タクシー

タクシーの営業区域県南東部交通圏で、春日部市草加市久喜市八潮市などと同じエリアとなっている。

かつて通っていた鉄道

道路

観光

国内最大規模のイオンレイクタウン

越谷(市)の地名・名称を使っている作品

出身有名人

政治

学者

スポーツ

芸能

報道

その他

ゆかりのある人物

関連項目

脚注

外部リンク