クワイ
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クワイ(慈姑、英:arrowhead、学名:Sagittaria trifolia)は、オモダカ科の水生多年草で、別名(田草、燕尾草、クワエ)とも言う。 クワイの語源は河芋(かわいも)が変化したという説やクワイグリから転じた等の伝承がある。 日本へは平安初期に中国から伝来したという説、16世紀に朝鮮半島より伝わったという説がある。 葉は矢尻形をしている。水田で栽培され、青クワイや白クワイなど数種の品種がある。 アジアをはじめ、ヨーロッパ、アメリカの温帯から熱帯に広く分布する。 欧米では観賞用が主である。
[編集] 食用
日本と中国では塊茎を食用とし、特に日本では「芽が出る」縁起の良い食物として、煮物にしておせち料理で食べられる習慣がある。 塊茎は皮をむいて水にさらし、アクを抜いてから調理する。ユリ根に似たほろ苦さがあり、煮物ではほっくりとした食感が楽しめる。 中国料理に使用される黒クワイ(烏芋)はカヤツリグサ科のオオクログワイという日本のクワイとは別種の植物で、水煮の缶詰でも出回るが、日本でも古くから食用としていた形跡があり、青森県亀岡の縄文遺跡から出土している。
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クワイの塊茎。「芽が出る」ということでおせち料理などにおいて縁起物とされる |
[編集] 産地
吹田市では、小さめな品種の吹田クワイを産する(なにわ野菜の一つ)。 明治維新までは宮中に献上されるなどされており、また、蜀山人は、「思いでる鱧の骨切りすりながし吹田くわいに天王寺蕪」と歌っているなど、内外にその名を轟かせていた。しかし、その現在は、保存会によって守られている程度なので、他市に流通するほどの生産量はない。一時は絶滅の危機すらも叫ばれていたこともあった。
埼玉県は広島県に次ぐ全国2位の生産量を誇っているが、宅地開発などが進み近年は減少方向にある。県内最大の生産地である越谷市では地元の研究会がクワイを使った地ビールを世界で初めて作るなどクワイの普及活動に努めている。
広島県福山市では、期間限定品と銘打って、くわい焼酎「福山そだち」が売られている。

