トヨタ・アリオン

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アリオン (ALLION) は、トヨタ自動車乗用車で、5ナンバーサイズのノッチバックファミリーセダンである。

歴史[編集]

初代 T24#型(2001年 - 2007年)[編集]

トヨタ・アリオン(初代)
NZT24#/ZZT24#/AZT24#型
A18(前期型)
2001年12月 - 2004年12月
2001-2004 Toyota Allion.jpg
A18(前期型)リヤ
2001 Toyota Allion 20120325.jpg
販売期間 2001年12月 - 2007年6月
デザイン テクノアートリサーチ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
1ZZ-FE型 1.8L 直4 DOHC
1AZ-FSE型 2L 直4 DOHC
変速機 CVT / 4速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム(FF) /
ダブルウィッシュボーン(4WD)
全長 4,565mm
全幅 1,695mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,140kg-1,280kg
先代 トヨタ・カリーナ
プラットフォーム トヨタ・MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-
  • 2001年12月25日 - カリーナの後継として市場に投入された。同社のプレミオと基本部分は共通で、若干差別化されている。プレミオが年輩ユーザーの嗜好に合わせた落ち着いたキャラクターであるが、アリオンはスポーティーなキャラクターが与えられ、ディーラーオプションでエアロパーツやローダウンスプリングなどが設定されている。姉妹車のプレミオ同様、マニュアルトランスミッション車の設定は無い。2003年から現在にかけて毎年、A20が捜査車両として合計約2,500台以上が全国の警察に捜査用車として導入され[要出典]自動車教習所教習車としての導入実績もある。発売から1か月間で月販目標(約3,500台)の2倍を超える約9,000台(プレミオは約11,000台)の受注があった。
  • 2002年10月22日 - 「A15」と「A18」の装備を厳選し、ベースモデルより10万円引き下げた「スタンダードパッケージ」を追加設定する。
  • 2002年12月2日 - 発売開始1周年を記念してオプティトロンメーター、CD・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ&6スピーカー、ラグジュアリータイプのファブリックシート表皮などを装備して使用感・高級感を高めながらも割安な価格設定とした「A15"Gパッケージ"」を追加設定し、内装色のアイボリーを「A15"Gパッケージ"」、「A18"Gパッケージ"」、「A20」すべてのボディカラーに設定する。
  • 2003年4月1日 - 「A15」・「A18」をベースに、「Gパッケージ」の装備に加え、スエード調の専用シート表皮、本革巻き&木目調3本スポークステアリングホイール、本革巻きシフトレバーノブなどを装備して高級感を演出した特別仕様車「A15"Gパッケージ・リミテッド"」、「A18"Gパッケージ・リミテッド"」を発売する。
  • 2004年4月19日 - 特別仕様車「A15"Gパッケージ・リミテッド"」、「A18"Gパッケージ・リミテッド"」を再発売する。オーディオレス仕様、ティントグリーン処理の専用ヘッドランプエクステンション、UVカット機能付プライバシーガラス(リアドアガラス及びバックドアガラス)、ガラスプリントTVアンテナなどを特別装備し、機能を充実させた。
  • 2004年12月20日 - マイナーチェンジする。フロントまわりやリアコンビネーションランプのデザインを変更してよりスポーティなデザインとなった。新デザインの15インチアルミホイールの採用やボディカラーに新色を追加し、車速感応式ドアロック、ガラスプリントアンテナ、クリーンエアフィルター(花粉除去タイプ)、天井照明付バニティミラー、シートベルトの非着用をランプとブザーで警告するシートベルトリマインダーが全車に標準装備された。一部グレードではマルチインフォメーションディスプレイ、ゲート式シフトレバーノブ、雨滴感知機能を追加したフロントワイパーを採用する。オプションのDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションをG-BOOK対応モデルに変更した。排出ガスのクリーン化も行い、1.8Lの2WD車は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」、2.0L車は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」をそれぞれ取得した。
  • 2005年10月11日 - 「A15」と「A18」をベースに、「Gパッケージ」の装備と木目調+本革巻き3本スポークステアリングホイール、ディスチャージヘッドランプ(プロジェクターロービーム、オートレベリング機能付)、雨滴感知式ウォッシャー連動間欠フロントワイパーなどを装備して高級感を高めた特別仕様車「A15"Gパッケージ・プレミアム"」、「A18"Gパッケージ・プレミアム"」を発売する。
  • 2006年8月7日 - トヨタ店のチャネル創立60周年を記念し、トヨタ店の現在のチャネルカラーである「トヨタボルドー」をイメージした専用のボディカラー(ボルドーマイカ)、専用シート表皮、ヘッドランプエクステンション、オリジナルキーボックス、スモーク調フロントグリル、メッキを施したアウトサイドドアハンドルとドアベルトモール、木目調&本革巻3本スポークステアリングホイール、UVカットプライバシーガラス(リアドア)&ソフトプライバシーガラス(バックウィンドウ)等を装備した特別仕様車「A15"Gパッケージ・60thスペシャルエディション"」、「A18"Gパッケージ・60thスペシャルエディション"」を発売する。

型式[編集]

  • NZT240 1500cc/2WDモデル
  • ZZT240 1800cc/2WDモデル
  • ZZT245 1800cc/4WDモデル
  • AZT240 2000cc/2WDモデル

2代目 T26#型(2007年 - )[編集]

トヨタ・アリオン(2代目)
NZT26#/ZRT26#型
A15(前期型・2007年6月 - 2010年6月)
Toyota Allion T260.jpg
販売期間 2007年6月 -
デザイン 豊田自動織機
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
2ZR-FE型 1.8L 直4 DOHC(前期型)
2ZR-FAE型 1.8L 直4 DOHC VALVE MATIC(後期型)
3ZR-FAE型 2.0L 直4 DOHC VALVE MATIC
変速機 CVT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム(FF) /
ダブルウィッシュボーン(4WD)
全長 4,565mm
全幅 1,695mm
全高 1,475 - 1,485mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,200 - 1,330kg
プラットフォーム トヨタ・MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-
  • 2007年6月4日 - フルモデルチェンジして目標月間販売台数は3000台と発表される。先代モデルとボディサイズはそれほど変わらないが、室内長・室内幅を拡大し、ゆとりのある室内空間となった。ボディはプレミオと共通であるが、プレミオより若々しくスポーティな外観となっている。先代同様、ディーラーオプションで、エアロパーツやローダウンスプリングなどが引き続き用意される。メーカーオプションのナビゲーションはG-BOOK mX対応のHDDナビゲーションに変更し、全車にスマートエントリー&スタートシステムを装備した。高張力合板を採用した軽量・高剛性ボディやトランスミッションにSuper CVT-iを採用したことで静粛性を高めると共に、排出ガスのクリーン化により全車が「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得。さらに、1.5L・2WD車と1.8L・4WD車で「平成22年度燃費基準+10%」を達成した。
  • 2008年1月8日 - 2.0L車「A20」発売する。エンジンを「バルブマチック」搭載の3ZR-FAE型に変更し、「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+20%」を同時に達成する。高遮音性のあるフロントウィンドシールドガラスやクルーズコントロール、シャープ製のプラズマクラスターを標準装備し、先代同様「A15」と「A18」の一部装備を簡素化した「スタンダードパッケージ」を追加設定した。2007年度末から、初代「A20」同様に警察の捜査車両として2代目の「A20」が導入される。
  • 2008年9月2日 - 「A15"Gパッケージ"」、「A18"Gパッケージ"」をベースに、グレーメタリック加飾フロントグリル、本革巻き・木目調ステアリング、本革巻きシフトノブ等を装備した特別仕様車「A15"Gパッケージ スタイリッシュエディション"」、「A18"Gパッケージ スタイリッシュエディション"」を発売する。ボディカラーは専用色の「グレーメタリック」を含む4色を設定した。
  • 2009年10月2日 - 一部を改良する。1.5L車全グレードにおいて、タイヤおよびホイールをそれぞれ14インチから15インチに変更、エンジン・トランスミッション・オルタネーター等の制御改良、燃費向上(0.6km/L向上)により「平成22年度燃費基準+15%」を達成した。「A15」をベースに「Gパッケージ」装備とディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機能付)、グレーメタリック加飾専用フロントグリル、本革巻きシフトノブ、本革巻き&木目調4本スポークステアリングホイールなどを装備した特別仕様車「A15"Gパッケージ スペシャルエディション"」を発売する。
  • 2010年4月20日 - マイナーチェンジする。1.8L車にもバルブマチック付エンジン(2ZR-FAE型)を搭載し、燃費が向上(2WD車は1.6km/L、4WD車は1.2km/Lそれぞれ向上)した事で、2WD車は「平成22年度燃費基準+15%」、4WD車は「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成する。フロントはめっき処理を施した横バー基調のラジエーターグリルと丸形3連ヘッドランプ、フォグランプ一体型ロアグリルを採用したことで、精悍な表情と低重心でワイドな構えを表現し、15インチアルミホイールのデザインも変更した。"Sパッケージ"にはサイドマットガードの専用装備などより、スポーティ感を増した。ボディカラーには新たにベージュメタリックを追加し、内装ではシート表皮の色と柄、木目調パネルをダークブラウンにそれぞれ変更した。「A15/A15"Gパッケージ"」、「A18/A18"Gパッケージ"」、「A20」において装備内容の見直しを行い[1]、価格を引き下げた。
  • 2010年5月24日 - 一部を改良(6月1日販売開始)する。1.5L車においてエンジン・トランスミッション制御の改良を行い燃費が向上し、「平成22年度燃費基準+25%」を達成した。
  • 2010年12月6日 - 「A15」・「A18」をベースに、ディスチャージヘッドランプ、ブラックのドアサッシ、本革巻き4本スポークステアリングホイール&シフトノブを装備した特別仕様車「A15"HID Edition"」・「A18"HID Edition"」と、「A18」をベースに「Gパッケージ」の装備、ディスチャージヘッドランプ、本革巻き+本木目4本スポークステアリングホイール、本革巻きシフトノブ、グリップ式メッキアウトサイドドアハンドル、運転席8ウェイパワーシート(ランバーサポート付)、ハイラグジュアリーファブリックのシート表皮を装備した特別仕様車「A18"Gパッケージ・Luxury Edition"」を発売する。
  • 2011年10月3日 - 「A15」をベースに"Gパッケージ"の装備に加え、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機構付)、メッキドアベルトモールディング、グリップ式メッキアウトサイドドアハンドル、本革巻き+木目調4本スポークステアリングホイール、本革巻きシフトノブ、UVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・バックウインドゥ)を装備した特別仕様車「A15"Gパッケージ・Limited"」と、「A18」をベースに"Gパッケージ"の装備及び「A15"Gパッケージ・Limited"」の特別装備に加え、運転席8ウェイパワーシート(ランバーサポート付)と専用ファブリックシート表皮を装備した特別仕様車「A18"Gパッケージ・Limited Power-Seat Edition"」を発売する。
  • 2012年12月4日 - 一部を改良する。エンジンの燃焼効率向上やフリクション低減により燃費が向上し、JC08モード燃費に対応して1.5L車は平成27年度燃費基準を達成する。「A15」・「A18」を除く全グレードにステアリングスイッチを標準装備、インテリアでは木目調パネル、シート表皮、内装色の変更を行うなど高級感を演出、ボディカラーは新色のクリアーストリームメタリックを含む7色を設定する。グレード体系の見直しを行い、「A18」・「A20」に設定されていた"Sパッケージ"を廃止し、「A15」・「A18」には"G-plusパッケージ"を、「A20」には本革(パーフォレーション&ギャザー仕様)を採用した"LEATHERパッケージ"をそれぞれ追加する。"G-plusパッケージ"と「A20"LEATHERパッケージ"」ではナノイーやスーパーUVカットガラス(フロントドア)、ディスチャージヘッドランプ、本革巻き+木目調ステアリングホイール、スマートエントリー&スタートシステム+盗難防止システム等も標準装備している。また、今回の改良でドアミラーの形が変更され、それに伴いドアミラーウインカーがLEDから白熱球に変わった。

型式[編集]

  • NZT260 1500cc/2WDモデル
  • ZRT260 1800cc/2WDモデル
  • ZRT261 2000cc/2WDモデル
  • ZRT265 1800cc/4WDモデル

関連事象[編集]

初代・2代目ともに日本国内専用車として開発されているが、海外の市場では自動車の資産価値が高いため、プレミオやカローラアクシオ(特に先代・E140型)などとともにロシアモンゴルマレーシアインドネシアなどの各東南アジアオーストラリアニュージーランドなどオセアニア地域などへ大量に輸出されている。

取扱い販売店[編集]

車名の由来[編集]

  • All in One (オール・イン・ワン)を略したものである。

脚注[編集]

  1. ^ 「A15」はドアサッシュ部分の塗装がブラックアウトから車体同色に変更。これに伴い「A15"ビジネスパッケージ"」は廃止された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]