トヨタ・WiLL サイファ

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トヨタ・WiLL サイファ
NCP7#型
WiLL サイファ
WiLL Cypha 003.JPG
Will-vc(WiLL サイファのショーモデル)
Will-vc.jpg
リアビュー
WiLL Cypha 004.JPG
製造国 日本の旗 日本
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン 2NZ-FE型 1,298cc 直4 DOHC (FF)
1NZ-FE型 1,496cc 直4 DOHC (4WD)
最高出力 87PS/6,000rpm(2NZ-FE)
105PS/6,000rpm(1NZ-FE)
最大トルク 12.3kgm/4,400rpm(2NZ-FE)
14.1kgm/4,200rpm(1NZ-FE)
変速機 4AT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:トーションビーム式(FF)
  トレーリング車軸式(4WD)
全長 3,695mm
全幅 1,675mm
全高 1,535mm(FF)1,550mm(4WD)
ホイールベース 2,370mm
車両重量 990kg(FF)1,090kg(4WD)
プラットフォーム トヨタ・NBCプラットフォーム
-自動車のスペック表-

WiLL サイファ(ウィル サイファ、WiLL Cypha )は、トヨタ自動車でかつて生産、販売されていたハッチバック型の乗用車である。

歴史[編集]

WiLLブランドの自動車第3弾として発売され、2000年2001年に登場したWiLL ViWiLL VSとは異なるコンセプトで2002年10月に発売された5人乗りのハッチバック型自動車である。デザインコンセプトは「ディスプレイ一体型ヘルメット」。

プラットフォームを初代ヴィッツと共有する。エンジンは前輪駆動(FF)が2NZ-FE型 1.3L 、四輪駆動(4WD)が1NZ-FE型 1.5L、共に直列4気筒エンジンを採用し、トランスミッションは4速ATである。

ネットワーク社会とクルマが融合する「サイバーカプセル」がテーマ。広告キャッチコピーは「育てるクルマ」(CMのナレーションでは「自分以上に育てるクルマ」と言っていた)。

この車種はトヨタで初めて車載情報通信サービスの「G-BOOK」に対応しており、対応車載機(カーナビゲーションシステム)を標準装備していた。そのためかトヨタのコンパクトカーとしては初となる2DIN+2DINのオーディオ別体ナビゲーションでもあった。しかしながら、IT機器と自動車の進化スピードの著しい差を理由とした否定的な意見もあった。[1]

また、この車種限定の斬新なカーリースプランが用意されていた。車の走行距離に応じてリース料金が課金されるという従量制プランであった。携帯電話のように、基本料金+走行距離従量制料金が月額リース料金として請求され、その走行距離は搭載されているG-BOOK端末から送信される走行距離情報で計算されるというものだった。しかし、利用客は予想より多かったものの利用客の走行距離が想定していたよりも短かったため、採算割れになることから2003年7月で取り扱い終了となった。

やがて2004年4月のビスタ店の統合、6月にはカローラ店に同じクラスのパッソの登場、さらには2005年2月にヴィッツがフルモデルチェンジしたことで、WiLLプロジェクト終了と同時にヴィッツに統合される形で生産・販売終了となった。

トヨタカローラ店とネッツ店(旧トヨタビスタ店)で取り扱われていた。

車名の由来[編集]

英語の Cyber (サイバー)と Phaeton (馬車)の造成語。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ CARトップ2002年4月号103ページにおいて、国沢光宏はこれを理由に「Willの第3弾に搭載されるような、クルマ専用の本格的なモバイル機器については否定的な意見をもつ。」(原文抜き出し)と名指しでこのシステムを否定している。