トヨタ・アルテッツァ
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アルテッツァ (ALTEZZA) /アルテッツァジータ (ALTEZZA GITA) は、トヨタ自動車が生産していた自動車である。
プログレ/ブレビスと共通のプラットフォームを用いたスポーツセダン/スポーツワゴン(実質的には5ドアハッチバック)。取扱店はネッツ店であった。
海外では6気筒専用モデル、レクサス・ISの名称で販売されていた。製造は岩手県胆沢郡金ケ崎町にある関東自動車工業岩手工場で行われていた。
目次 |
[編集] 概要
[編集] パッケージング
もともとはコンパクトなボディーにFRレイアウトという走りのコンパクトセダンとして開発がスタートした。その開発途上で、同時期に開発途中であった他のスポーツセダンと統合され、さらにレクサスの販売戦略におけるCセグメント車BMW・3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスの対抗車種としての役割も担うことになったため、スポーツセダンとプレミアムセダン両方の融合が求められることとなった。
「ショートオーバーハング、大径ホイール、ロングホイールベース」と走りを意識したプロポーションとなっており、当時の国内セダンとしては例のないスタイルであった。これは、その後のトヨタのセダンに受け継がれている。外装にトヨタのエンブレムを装着しておらず、フロントグリルに「A」をあしらったものが装着されている。
国内モデル(アルテッツァセダン)への3リッターエンジンの設定は見送られ、上級市場はラグジュアリーなアリストとプログレが担った。当初は、セダンはRS200のみに6速MTが設定されていたが、後にAS200にも追加された。逆にジータは当初AS200のみに6速MTが設定されていたが、マイナーチェンジで消滅しATのみの設定となった。従来のトヨタ車になかった外観での特徴として、大小二つのリアコンビネーションランプと、切り詰められたオーバーハングがある。ライト類もフロントは4灯マルチリフレクター、リアはコンビネーションランプを装備し、メーターは時計のクロノグラフをモチーフとしたデザインを採用した。
2005年、日本国内でのレクサスブランドの展開とともに後継車種の2代目レクサス・ISの販売が開始となったため、生産を終了した。
[編集] エンジン・ドライブトレイン
エンジンは1G-FE型 2.0L 直列6気筒エンジンと3S-GE型 2.0L 直列4気筒エンジンを搭載。 特に縦置き3S-GEエンジンはデュアルVVT、チタンバルブ(MTの210PS仕様のみ)を採用し、様々なチューニングが行われた。当時まで存在した横置き仕様の3S型エンジンとはエンジンブロック自体も違うなど、共通点はほとんど無かった。
アルテッツァが発売された当初、この3S-GEエンジンは2000cc・自然吸気エンジンの中では最高出力を誇っていた。また、日欧米衝突基準をクリアする衝突安全ボディの採用により高剛性を誇った。
また、RS200の6速MTはトルセンLSDが標準となっている。
[編集] サスペンション
プラットフォームは、2代目アリストから採用された当時最新のFRマルチプラットフォームを採用し運動性能・乗り心地ともに優れていた。
フロント、リア共にダブルウィッシュボーン式サスペンションで、サブフレームを介してボディにマウントすることで運動性能の向上と乗り心地を両立させていた。この方式は現在では多くの上級車種で採用されている。前後重量配分が適正化され車重も軽く仕上がっていた。
MT車では、フロントはアリスト用、リアにはアリストより1サイズピストン径が大きいブレーキキャリパーとローターが使われ、ホイールサイズも17インチのものが搭載された。実際、当時の日本のブレーキアセスメント試験で最短制動距離を記録していた[1]。
最初のランニングチェンジではリアボディの剛性が引き上げられ、リアサスペンションの路面追従性が向上し、マイナーチェンジ後にはスポーツABSがGセンサー付スポーツABSへと進化するなど、さらなる運動性能・制動力の向上が図られている。
[編集] 内装
インテリアでは、スピードメーター(マイナーチェンジ後のRS200の6速マニュアルはタコメーター)の内側に水温計・油圧計(AS系は瞬間燃費計)・電圧計3つの計器を配したクロノグラフメーターを採用。
ただし、スポーツセダンの要であるシートやステアリングホイールの仕上がりは、それほど優れているとは言えなかった。内装に使用されている革は、レクサスISのものよりグレードが落とされており、シフトレバーやパーキングブレーキレバーのブーツは合成皮革が使われていた。
[編集] 販売
アルテッツァが発売された当初、トヨタ自動車は取り扱いディーラーであるネッツ店に対し「ワンプライス」「値引き無し」を半ば強制していた。
だが、初期型のアルテッツァは、室内装備品が少なく、本革パーキングブレーキレバー&シフトレバーブーツ、リアセンターヘッドレスト、ドアカーテシーランプ、コンライト、ドアミラーヒーター、アルミニウム製スカッフプレート、鍵付き起毛グローブボックス等は、後に追加されたレクサスISに準じた高級仕様のLエディションにのみ設定されていた。また、ディスチャージヘッドランプはオプション設定にも存在しなかった。
なお、マイナーチェンジ後はディスチャージヘッドランプやミラーヒーターの標準装備化、パワーステアリングギアの高精度化&ギア比アップによるフィーリング向上、内装パーツのブラッシュアップ等、質感が向上している。
発売開始直後は若者を中心としてRS200のMT仕様が売れ筋だったが、後に他セダンからの乗換えと見られる高齢ユーザーによるAS200のAT仕様の購入が中心となっていった。
[編集] 歴史
- 1998年10月 - 発売。1998~1999日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞。
- 1999年10月 - RS200がグッドデザイン賞を受賞。
- 2001年5月 - マイナーチェンジ。フロントグリルをレクサス・ISと共通化(エンブレムを除く)、RS200のMTのメーターレイアウト変更など。
- 2001年7月 - 5ドアワゴン(実質的には5ドアハッチバック)車である、アルテッツァジータ(レクサスISスポーツクロス)追加。
- 2005年3月 - RS200生産終了。
- 2005年7月 - レクサス国内展開を見越してトヨタブランドとしての販売終了。
[編集] モータースポーツ
スーパー耐久レースのグループN+で強さを発揮した。通常のグループNより改造範囲が広く、スリックタイヤの使用が認められるというグループN+のレギュレーションのもとで、参戦すると同時に強さを発揮した。
また、このグループN+仕様改のアルテッツァは、ル・マン24時間レースやマカオグランプリといった海外レースにも出場し[要出典]、成績を残している。
アルテッツァのワンメイクレースとしては、2000年-2006年に開催されていたネッツカップアルテッツァシリーズがあった。実績あるドライバーが参加したことに加え、より上のクラスへの登竜門としての役割も兼ねていたことから、レースとしてのレベルは高かった。
[編集] チューニング
発売当初はFRスポーツをアピールしていたこともあり、ライトチューンからヘビーチューンまで様々なチューニングベースとして使用された。ディーラー販売モデルとして、トムスによる後付ターボ仕様車280Tが存在している。これはトヨタ系のディーラーやメーカーによるカスタマイズ販売としては先駆けとなった車である。
[編集] グレード構成
- セダン
- AS200(GXE10) VVT-i仕様の2000cc直列6気筒DOHCエンジン1G-FE(160PS)搭載
- RS200(SXE10) DUAL VVT-i仕様2000cc直列4気筒DOHCエンジン3S-GE(MT:210PS,AT:200PS)を搭載(国内専用)
- ジータ(5ドア)
ISにはセダンにも3000ccDOHCエンジン2JZ-GE搭載車があったが、北米仕様に2000cc車は存在しない。
[編集] カラーラインアップ
前期型
- スーパーホワイトII(040)
- シルバーメタリック(1C0)
- ダークグレーマイカメタリック(1C6)
- ブラック(202)
- レッドマイカメタリック(3N3)
- スーパーブライトイエロー(576)
- ダークグリーンマイカ(6Q7)
- ブルーマイカ(8M6)
- スーパーホワイトパールマイカ(051) Lエディション専用。2000年5月、他グレードにも追加。
クオリタート(トヨタモデリスタ)
- ダークブルーマイカ(8J9)
- シルバーメタリック(1C0)
- スーパーホワイトパールマイカ(051)
- スーパーレッドV(3P0) 2000年1月 - 3月に限定発売。
後期型
- スーパーホワイトII(040)
- ホワイトパールクリスタルシャイン(062)
- シルバーメタリック(1CO)
- ダークグレーマイカメタリック(1C6)
- ブラック(202)
- スーパーレッドV(3P0)
- スーパーブライトイエロー(576) 後に消滅。
- ダークグリーンマイカ(6R4) 後に消滅。
- ダークブルーマイカ(8N8)
エヴォリュエ(トヨタモデリスタ)
- グレーメタリック(1D2)
- ダークブルーマイカ(8P8)
- ホワイトパールクリスタルシャイン(062)
[編集] 車名の由来
- アルテッツァ - イタリア語で「高貴」の意味。
- ジータ - イタリア語で「小旅行」の意味。
[編集] その他
- アルテッツァ・ジータが発売された直後、TOKYO FMのラジオ番組「TOYOTA SOUND IN MY LIFE」でお台場にある「MEGAWEB」から公開生放送を行ったことがある(通常はスペイン坂スタジオから放送)。番組にはアルテッツァ・ジータの開発担当者もゲスト出演していた。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- LEXUS IS(海外向けサイト)
- LEXUS IS(日本国内向けサイト)
- GAZOO.com トヨタ アルテッツァ RS200 Zエディション 1998年
- GAZOO.com トヨタ アルテッツァ ジータAS300 2001年

