レクサス・IS

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レクサス・IS(アイエス)は、トヨタ自動車が生産し、同社が展開しているプレミアムブランド「レクサス」から発売されているセダンコンバーチブルクーペ型の乗用車である。

従来、日本国内では「トヨタ」ブランドで「アルテッツァ」として販売されてきた車種であるが、2代目モデルからは、海外モデルと同様に「レクサス」ブランドの「IS」として名称を統一し販売されるようになった。

レクサスブランドのラインナップで、最も小柄なボディとそれに付随するハイレベルな走行性能を持つことからレクサスの“走りのフラッグシップ”として、またレクサスブランドのエントリーモデルとしての役割も担うべくブランド中で最も「身近」な値段設定を行なっていることから、レクサスにとって非常に重要な車種の一つである。

目次

[編集] 歴史

[編集] 初代(1999-2005年)

レクサス IS(初代)
GXE10L/JCE10L型
後期型
スポーツクロス
[[ファイル:|250px]]
メーカー トヨタ自動車
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1999年2005年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアハッチバック
ハイブリッド
エンジン 1G-FE型 2.0L 直6
2JZ-GE 3.0L 直6
モーター
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 4速AT / 6速MT
駆動方式 FR
サスペンション
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
全長 4,485 - 4,495mm
全幅 1,720 - 1,725mm
全高 1,410 - 1,440mm
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2,670mm
車両重量
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
生産工場 関東自動車工業 岩手工場
別名 日本名:トヨタ・アルテッツァ
先代
後継
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

日本で販売されていたモデルについてはトヨタ・アルテッツァを参照

日本でアルテッツァがデビューした翌年の1999年、同車のレクサスブランド版としてまずはヨーロッパで販売開始。後に北米においても同様に展開された。北米地域においては「一番リーズナブルなレクサス」として人気があり、欧州でも全長4.5m程の大きさで高級車とされるセダンはISが登場するまではドイツ車のみであった。それゆえドイツ車以外にもライバル車が多くいたことで“欧州至上主義”に打ちのめされた歴史のあるLSとは違い、歴史的心情による“反ドイツ”主義層から非常に高い人気を得た(AUTO CAR JAPAN 2005年5月号 VOL.024 28ページから引用)。

日本仕様(=アルテッツァ)との相違点は、まず直列4気筒の3S-GEエンジン搭載のスポーツモデルが存在しなかった(ISは全車直列6気筒)。そして内装の質感・品質がレクサスブランドの基準を満たすためISの方が造りが上質であったこと(後にアルテッツアにはISと同様の質感・装備を奢った最上級仕様である「Lエディション」がラインナップされる)などが相違点として挙げられる。

  • IS200:直列6気筒2000ccエンジン(1G-FE)ヨーロッパのみでの販売。日本国内におけるアルテッツァAS200に相当。
  • IS300:直列6気筒3000ccエンジン(2JZ-GE)を搭載。北米、ヨーロッパで展開。
  • IS sports cross:シューティングブレーク風のショートワゴンモデル(本来のステーションワゴンに比較すると実用性に乏しい為、実質的には5ドアハッチバック扱い)。日本国内におけるアルテッツァ・ジータ(Gita)に相当。


[編集] 2代目(2005年-)

レクサス IS(2代目)
GSE1#/型
フロント (IS350)
リア (IS250 AWD)
車内 (version I)
メーカー トヨタ自動車
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2005年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
ハイブリッド
エンジン 2AD-FHV型 2.2L 直4DIESEL
4GR-FSE型 2.5L V6
3GR-FSE型 3.0L V6
2GR-FSE型 3.5L V6
モーター
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速AT / 6速MT
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
全長 4,575mm
全幅 1,795mm
全高 1,430mm
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,600 - 1,620kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
生産工場 トヨタ自動車 田原工場
トヨタ自動車九州 宮田工場
別名 {{{別名}}}
先代
後継
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 トヨタ・クラウン
トヨタ・クラウンマジェスタ
トヨタ・マークX
レクサス・GS
レクサス・IS F
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2005年9月、同年8月より日本でもスタートした「レクサス」ブランドの“走り”のイメージリーダーとして登場。 だがブランドスタートと同時にラインナップしていた“ラグジュアリースポーツサルーン”こと「レクサス・GS」と、“ジュエル・オブ・レクサス”こと「レクサス・SC」とは1ヶ月遅れでラインナップされた。

当初は4ドアセダンのみとなり、日本では実質的な先代モデルとなる「トヨタ・アルテッツァ」よりも価格帯は大幅に上昇しターゲット層も代わる。初代ISに存在した「アルテッツァ・ジータ(gita)」に相当するステーションワゴンモデルは、国内向け・海外向けともラインナップされていない。

だが後に、レクサスのプレミアムスポーツブランドである“F”のネームを冠した専用開発のV型8気筒5リッターエンジン搭載の「IS F」と、シリーズ初の2ドアコンバーチブル・クーペである「IS-C」(日本仕様はIS250Cのみ)という、先代ISにはラインナップされることはなかった個性的な派生モデルをISのファミリーに加えたことから、2代目のISをメーカー自身が「ボディサイズや排気量で上下関係が決まるヒエラルキーに縛られることのない個性派のプレミアムカー」として位置づけたことをより明確にしたといえる。


車両デザインはレクサスブランド共通のデザインテーマである「L-フィネス」をモチーフにし、そこに「流鏑馬(やぶさめ)」のイメージを取り入れ“走りのIS”に相応しい躍動感あるデザインとなっている。

上級車種のレクサス・GSやトヨタブランドのクラウン(S180、200系)などとプラットフォームを共有している。こうすることでレクサスブランドならではの超高品質と製造コストの削減という相反する課題を克服した。だがISではホイールベースの短縮化(GS比-120mm)に伴って一部のサスペンションパーツをIS専用に新設計している。


日本国内においては、排気量3456ccの「IS350」と排気量2499ccの「IS250」の2グレードがラインナップされている。 各々にベーシックグレードとなる標準仕様車、走りの「Version S」、最上級仕様の「Version L」の3モデルをラインナップ。好みや使用目的に応じて幅広く選択可能である。なお、IS250のみAWDモデルも存在する(IS250AWD仕様には、Version Sのモデルは設定されていない)。

IS350・IS250ともに、エンブレム以外で外観から排気量の違いを察することはできないが、よりパワーの大きいIS350ではGSと同じアルミ製のモノブロック対向4ポッドキャリパーと大径ディスクブレーキが搭載されているので、足元での判別が可能である。

「Version S」は、専用チューンドサスペンションと18インチアルミホイール+前後異サイズタイヤやアルミフットベダルを装着して走りに重きをおいたモデルである。だが最上級仕様の「Version L」でも「Version S」に標準装備されている専用チューンドサスペンションと18インチアルミホイール+前後異サイズタイヤをメーカーオプションで装着することが可能となっているが、アルミフットペダルは「Version S」専用品となるため装着されない。

IS350に搭載されている3456ccの(2GR-FSE)は318psを発生。これは同型のエンジンが搭載されているGS350やクラウン・アスリートの315psより大きい数値である。その理由は、ISとそれらとは排気系統に若干違いがあること(車体の全長やホイールベースがそれらよりずっと短いためにマフラー自体の全長も短くなっている)と、エンジンにIS専用のチューニングが施された結果それらより若干のパワーアップを果たしている。

2006年11月、日本車としては珍しい「イヤーモデル制」を敷くレクサスブランドの戦略に従い最初の商品性改善のための年次改良が行われ、2007年モデルへと進化。まず主なところでは、「Version S」のサスペンション設定値の変更(以前は一部自動車誌で乗り心地が硬過ぎるという指摘があった)・トランク・フェールリッドオープナースイッチ形状の変更が行われている。と同時に、「Version I」がIS350・IS250に追加モデルとして設定され、計4モデルでの展開となった。

2007年9月、2度目の商品性改善のための年次改良が行われ2008年モデルへと進化した。主なところでは、標準装着アルミホイールの色変更(シルバー→クロームシルバー)・運転席コインホルダーの新規設置・運転席および助手席のシートバックの形状変更・薄型化(後席足下容量の増大目的)などである。

2007年12月には、初の特別仕様として"Elegant white Interior"を発表、700台限定で日本のみで販売される。これはIS350・IS250・IS250(AWD仕様)の「Version L」をベースとし、内装色とシート表皮にメローホワイト+ライトグレーのセミアニリン本革を使用し、木目パネルにボルドー色のバーズアイメイプル本木目を採用したモデルである。

同時に、「Version I」のパネルに標準設定されているバーズアイメイプル本木目に、「Version L」および“Elegant white Interior”の本木目色と同一であるボルドー色が追加選択(オプション)可能となった。

2008年9月、3度目の年次改良が行なわれ。2009年モデルへ進化。

すでに登場から3年を経過していることから、さらなる商品性向上のため一般的な“マイナーチェンジ”に相当する初の大掛かりな商品性改善が行なわれた。 主な追加・変更箇所は、IS250にVDIMが標準装備されたことに加え、外装はフロントグリル・バンパー、テールランプ及び標準装着アルミホイールの意匠変更、LEDウインカードアミラーの採用、カラーラインナップの差し替え、変更など外観にも手が加えられた。また、内装は室内中央のエアコン吹き出し口やナビゲーションモニター周囲を含むセンタークラスターにも意匠変更が施され、より上質で立体的なデザインへと進化。さらに日本語表記のみだったスイッチのレタリングは、外国人ユーザーの使用も考慮し英語表記も選べるようになった。

メカニズム面での大きな変更は無いが、IS350はラジエター等の補機類に改良が施されエンジンの冷却性能を向上させている。また、同時に「Version I」が廃止され、再び「Version S」「Version L」及び標準仕様の3モデル構成になっている。

当車種はトヨタ自動車・田原工場第3製造部のレクサス車両専用の製造ライン、およびトヨタ自動車九州・宮田工場で製造されている。 なお、IS220dについてはトヨタ自動車九州・宮田工場に生産が一本化されている。

同時に発売されたGSと同様、メーカーの隅々に渡る品質管理でカスタマイズは困難を極めたが、トヨタのセミワークスであるトムスや大手アフターパーツメーカーであるBLITZをはじめとする社外品メーカーがカスタマイズに成功しており、何度かOptionスーパーチャージャー仕様車などの特集が組まれたこともあった。[要出典]

また、海外では「LEXUS F-Perfomance」と銘打ってレクサスとTRD-USAが共同開発したIS専用のハイパフォーマンスキット(19インチアルミホイール、エアインテーク、マフラー、サスペンション、6ポッドブレーキキャリパー、ボディ補強パーツなど)をレクサス初の公認チューニングパーツとしてディーラーで販売している。

[編集] グレード詳細(海外販売分も含む)

  • IS250:V型6気筒2499ccエンジン(4GR-FSE)を搭載。四輪駆動モデルもラインナップ。欧米向けは6速MTの設定もある。2008年9月のマイナーチェンジよりVDIMが標準装備された。

[編集] IS F(2007年-)

2007年、V型8気筒エンジンを搭載する高性能モデル「IS F」が発表・発売された。

詳細は「レクサス・IS F」を参照

[編集] IS C(2009年-)

レクサス・IS C
GSE20型
[[ファイル:|250px]]
メーカー トヨタ自動車
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2009年-
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドアクーペコンパーチブル
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4GR-FSE型 2.5L V6
2GR-FSE型 3.5L V6
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力
最大トルク
変速機 6AT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク
全長x全幅x全高 4,635mm×1,795mm×1,415mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,730kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
生産工場 トヨタ自動車九州 宮田工場
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-
2008年10月
パリ国際モーターショーにて、2ドアクーペのオープン仕様モデルである「IS250C」(Cはコンバーチブルの意味)が公開された。日本・欧州・北米市場ともに2009年の販売を予定していると発表。
2009年5月
7日発表、同日発売開始。日本では2500ccの「IS250C」のみが販売される。(海外仕様にのみIS350Cの設定がある。)
軽量なアルミ合金ルーフとオール電動システムの採用により、ルーフ開閉のスムーズな制御を可能とした電動開閉式メタルトップは、開・閉ともに20秒の短時間かつ静かな開閉を実現した。
コンバーチブルというクルマに相応しく、セダンよりもバリエージョン豊かなエクステリアカラーとインテリアカラーを用意しセダンとの差別化を図っている。またフロントバンパーのデザインもよりシャープなものに変更され(フォグランプが「IS F」風の丸型になっている)、そしてISシリーズとしては初めてフロントウインドウの上部にダークブルーのトップシェードが入れられており、前面からでもセダンとの判別が可能である。特に、リアコンビランプはセダンとは差別化となり、リア側も見分けやすくなっている。
なおエクステリアカラーには、それまでIS F専用カラーだった「エクシードブルー」も追加されている。また、セダンには設定されているスポーツサスペンションを搭載する「Version-S」は設定されていない(ただし、専用18インチアルミホイール〔17インチもIS C専用デザインとなる〕&タイヤ、アルミ製フットペダルはオプション設定あり)。
「IS C」は、レクサスブランド車としてはラグジュアリースポーツクーペのSCに次ぐコンバーチブル2ドアクーペとなった。


[編集] 車名の由来

  • 「IS」の車名はインテリジェント・スポーツ・セダンの「Intelligent Sport」の頭文字をとった略である

[編集] 受賞など

  • 市場調査会社JDパワーによる、初期品質調査にてクラス第1位(2006年)
  • IS350のV6エンジンである2GR-FSEが、業界紙・「ワーズオート」による「世界10大エンジン賞」に2年連続(2006年、2007年)に選出
  • 2006年、ドイツ・「ゴールデン・ステアリング賞(高級車部門)」受賞 (「サスペンション」、「ハンドリング」、「ブレーキ」、「ヴァリュー・フォー・マネー」の各部門賞も併せて受賞)
  • 2006年、英国・トップ・ギア誌「Executive Car of the Year」
  • 2006年、カナダ・「Car of the Year(テクノロジー賞)」(IS350)
  • 2006年、「世界カー・オブ・ザ・イヤー」最終候補 (最終受賞は、レクサスLS460)
  • 2007年、ドイツ・iFデザイン賞金賞を受賞(レクサスGS450hと同時受賞)
  • 市場調査会社JDパワーによる、英国の顧客満足度調査にてモデル別ランキング第1位(2007年)

[編集] モータースポーツ

2008年より、トヨタ・セリカの後継車種としてSUPER GTのGT300クラスにフォーミュラ・ニッポンのRV8Jエンジンをミッドシップ搭載したIS350が参戦する。

IS350で参戦するチームはTEAM TAKEUCHIRACING PROJECT BANDOH。前者は第2戦から参戦予定だったが、車両の完成の遅れで第3戦から参戦を開始、後者は第2戦までは前年度と同じFRのセリカで参戦し、第3戦から参戦を開始した。

また、かつてD1にIS220(初代)、IS250(2代目)が出場したことがある。

[編集] トリビア

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

レクサス ロードカータイムライン 1980年代-   
タイプ 1980年代 1990年代 2000年代
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