トヨタ・ヴェンザ

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ヴェンザVENZA)は、トヨタ自動車が主に北米地域で販売している中型クロスオーバーSUVである。

初代(2008年 - 2017年)[編集]

トヨタ・ヴェンザ(初代)
2009年型フロント
2009年型リア
コクピット
概要
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売期間 2008年11月 - 2017年12月 
デザイン CALTY
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ クロスオーバーSUV
駆動方式 FF/4WD
プラットフォーム トヨタ・Kプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 1AR-FE直列4気筒 2.7L
2GR-FEV型6気筒 3.5L
最高出力 180ps/6,000rpm(2.7L)
280ps/6,200rpm(3.5L)
変速機 6速オートマチックトランスミッション
前:マクファーソンストラット
後:ストラット
前:マクファーソンストラット
後:ストラット
車両寸法
ホイールベース 2,775mm
全長 4,801mm
全幅 1,905mm
全高 1,610mm
車両重量 1,835kg
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2008年北米国際オートショーで発表された。2005年の北米国際オートショーで公開されたFT-SXコンセプトの市販モデルに相当する。外観やコンセプトはマークXジオとよく似ているが、両者は全くの別物であり、ドアやガラスも異なるパーツで構成されている。また、ヴェンザは5人乗り仕様のみである。

ヴェンザの開発はミシガン州アナーバーにあるトヨタテクニカルセンター(TTC)が主体となって行われ、スタイリングは南カリフォルニアのCALTYによって手がけられた。製造はケンタッキー州ジョージタウンにあるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)にて行われる。

プラットフォームカムリをベースとする。エンジンは1AR-FE直列4気筒 2.7L2GR-FEV型6気筒 3.5Lの2種類がラインナップされる。なお、ヴェンザはARエンジンを搭載した最初の車種である。

2012年4月、ニューヨーク国際オートショーにてフェイスリフトを受けた2013年モデルが発表された。同年11月からは韓国向けに、また2013年4月からはロシアウクライナ向け輸出も開始している。

2015年6月、アメリカ合衆国向けの製造を終了。トヨタは、ハイランダーおよびRAV4ハイブリッドを後継車としている[1]カナダ等への輸出向け製造は継続。

2017年12月、カナダでの販売も終了し、9年の歴史に幕を閉じた。


2代目(北米仕様 : 2020年 - 、中国仕様 : 2021年 - )[編集]

トヨタ・ヴェンザ(2代目)
北米仕様フロント
中国仕様フロント
概要
別名 トヨタ・ハリアー(4代目)
製造国 日本の旗 日本愛知県豊田市
中華人民共和国の旗 中国広東省広州市
販売期間 2020年 -  
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ クロスオーバーSUV
駆動方式 AWD
プラットフォーム GA-Kプラットフォーム
パワートレイン
エンジン A25A-FXS直列4気筒 2.487L
変速機 電気式無段変速機
前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン
前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,690mm
全長 4,740mm
全幅 1,855mm
全高 1,660mm
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北米仕様[編集]

2020年に4代目ハリアー(8#型)のアメリカ向けモデルとして3年ぶりに復活。アメリカにおいてはRAV4とハイランダーの中間に位置付けられる。4代目ハリアー(AXUH85型)をベースとするため、全長と全幅が先代より若干コンパクトになった。パワートレインは全グレードにおいてガソリン車は設定されず、ハイブリッド+AWDのみである。

生産はトヨタ自動車高岡工場(愛知県)で行われている。

中国仕様(広汽豊田)[編集]

TNGAプラットフォームを採用し、トヨタマークを中心にフロントフェイスの中央部分が突き出すような、独自のフロントフェイスを採用[2]。内装には調光パノラマルーフなどの快適装備が採用されるほか、防音材の積極採用や厚みのある窓ガラスを装備したことで、静粛性にも優れている[2]。パワーユニットは2リッターガソリン仕様と2.5リッターガソリン+モーターのハイブリッド仕様を設定[3]。駆動方式は、ガソリン仕様とハイブリッド仕様にそれぞれ2WDと4WD(ハイブリッドはE-Four)が設定される[3]。グレード展開はガソリン仕様で3グレード、ハイブリッド仕様で3グレードの計6グレードを展開[3]。現地での価格は21万6800元から30万3800元[3]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]