トヨタ・ピクシススペース

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トヨタ・ピクシススペース
L575A/585A型
標準車(最初期型)
2011年9月 - 2012年4月)
Toyota Pixis 2.jpg
カスタムX(最初期型)
Toyota Pixis Space Custom X.jpg
販売期間 2011年9月26日 -
乗車定員 4人
エンジン KF-VE型 0.658L 直3 DOHC DVVT
KF-DET型 0.658L 直3 DOHC ターボ
変速機 CVT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:3リンク式コイルスプリング(4WD
後:トーションビーム式コイルスプリング(FF
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,640 - 1,655mm
ホイールベース 2,490mm
車両重量 820 - 930kg
製造事業者 ダイハツ工業
姉妹車 ダイハツ・ムーヴコンテ
-自動車のスペック表-

ピクシス スペースPIXIS SPACE)は、ダイハツ工業が製造し、トヨタ自動車で販売される軽トールワゴンである。ダイハツ・ムーヴコンテ(ムーヴコンテカスタム含む、以下「コンテ」)のOEM版である。

概要[編集]

2011年頃の日本国内全体の自動車販売は、若者の車離れなどで伸び悩んでいるが、軽自動車については需要が堅調で日本国内市場の底上げに貢献している。特に地方においては2台目の車として購入されるケースも多く、普及台数が伸びている。また、トヨタの各販売店においても以前から低燃費、低価格が売りの軽自動車をラインナップに加えたいという要望も多かった。

それらの事実を鑑みたトヨタは2010年9月28日に子会社のダイハツから軽自動車をOEMで調達することに合意[1]。そして2011年には、軽自動車のシリーズ「ピクシス」がスタート、スペースはその第一弾として2011年9月26日に発売された[2]。ベースとなっているのはコンテである。

取扱販売店はトヨタカローラ店ネッツ店が基本だが、軽自動車市場比率が高い地域のうち、取扱希望のあった青森県秋田県鳥取県島根県四国地区福岡県を除く九州沖縄地区についてはトヨタ店トヨペット店を含めたすべてのトヨタの販売店での取扱となっている。なお、新車の展示は、そのうちでさらに選定された「ピクシス・ステーション」という一部の店舗のみで行われる。

ちなみにピクシスシリーズでは、唯一、スバル富士重工業)に関連車種が存在しない[3]

キャッチコピーは「マイスペース PIXIS SPACE」。

装備・機構[編集]

エンブレム類以外はコンテと同一で、装備内容・保証内容も同一。グレード体系はコンテのナビ付最上級グレード「G NAVI」を除く5グレードが用意され、グレード名称も同一であるが、コンテでは「G NAVI」で標準装備のマルチリフレクターハロゲンフォグランプが、スペース「X」ではメーカーオプション設定、コンテ「X」ではディーラーオプションとして設定される、カクカクシカジカ関連のアクセサリーが用意されない[4]など、装備面での選択パターンがコンテと異なる。

エンジンはNA車全グレードにKF型(KF-VE型)を搭載し、「X」と「カスタムG」にはコンテにも採用されているアイドリングストップ機構「eco IDLE(エコアイドル)」[5]も採用。NA車は「eco IDLE」の有無を問わず、全グレード「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+25%」を同時に達成している。

2012年4月10日に前日のコンテの改良を受け、一部改良。燃焼効率の向上やエネルギーロスの低減を図った新型エンジンを採用するとともに、アイドリングストップ機構「eco IDLE」には停車直前(車速約7km/h)からエンジンを停止する機能を追加し、対象グレードを全グレードに拡大。これらにより燃費が大幅に向上され、NA・2WD車が「平成27年度燃費基準+20%」、NA・4WD車が「平成27年度燃費基準+10%」、ターボ車の「カスタムRS」が「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成するとともに、「カスタムRS」は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」も同時に取得。装備面ではリアコンビネーションランプのストップランプがLED化され、「カスタムRS」「カスタムG」には6スピーカーパック(16cm 4ドアスピーカー&ツィーター)が標準装備になった。

また、「カスタムRS」除くグレードのホイールキャップおよびアルミホイールのデザインがミラ イース(同年5月ピクシス エポックとして供給開始)と共通化、「カスタムRS」に装着されていたMOMO製革巻きステアリングホイールなどが早くも廃止。

2013年7月1日に同日のコンテの改良を受け、一部改良。NA車にCVTサーモコントローラーを新たに採用[6]するとともに、NA・2WD車は「エコアイドル」の停車前アイドリングストップの車速を9km/h以下に早めたことで燃費を向上。これにより、NA・2WD車に加え、NA・4WD車も「平成27年度燃費基準+20%」を達成。ターボ車の「カスタムRS」も燃費を向上し「平成27年度燃費基準+10%」を達成した。さらに、サスペンションの特性変更で乗り心地を、ブレーキのサイズアップにより制動力を、防音材の性能向上や配置変更により静粛性をそれぞれ向上させた。ボディカラーは「ライトローズメタリック(「L」・「X」専用色)」と「ブライトシルバーメタリック」を廃止する代わりに、「L」と「X」には「マスカットグリーンメタリック」と「ムースピンクパール(オプションカラー)」を追加。併せて、カスタム系グレード専用色だった「アーバンナイトブルークリスタルメタリック(オプションカラー)」が「L」・「X」にも、「L」・「X」専用色だった「ミストブルーマイカメタリック」がカスタム系グレードにもそれぞれ設定できるようになった。さらに、「L」・「X」にはルーフ、リアピラー、ドアミラー、ホイールキャップを白(ボディはパールホワイトIII)で統一した「2トーンセレクション」3タイプをオプション設定した。「X」はホイールキャップデザインを変更[7]した。装備面ではアジャスタブルパックを全車標準装備し、「L」を除く全車にはキーフリー連動オート格納式カラードドアミラーやキーフリー電池残量警告灯も装備された。

脚注[編集]

  1. ^ トヨタとダイハツ 軽自動車のOEM供給に合意 - トヨタ自動車・ダイハツ工業 2010年9月28日
  2. ^ “トヨタ、軽自動車発売 ダイハツ「ムーヴコンテ」をOEM調達”. 産経新聞. (2011年9月26日). http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110926/biz11092614140006-n1.htm 2011年9月27日閲覧。 
  3. ^ エポック(←ミライース)はプレオ+、トラック/バン(←ハイゼットトラック/カーゴ)はサンバートラック/バン。ちなみにスバルにはムーヴOEMのステラタントエグゼOEMのルクラが存在する。
  4. ^ コンテ自体も2013年7月1日の一部改良でカクカクシカジカ関連のアクセサリーが廃止された。
  5. ^ 本来トヨタでは「Toyota Stop & Start System」と呼び、「SMART STOP」の通称がある。
  6. ^ 元々は5代目・後期型ムーヴ並びに2代目・後期型ステラに採用されているが、トヨタブランドの軽自動車への採用は初。
  7. ^ 2010年5月発売のコンテの特別仕様車「X +S」用、および「L」を除くココア用と同様のデザイン。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]