トヨタ・プレミオ

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プレミオ (Premio) は、トヨタ自動車が製造する、5ナンバーサイズノッチバックセダン乗用車である。

目次

[編集] 概要

ファミリーセダンであるプレミオは、コロナの後継車にあたり、最終型コロナではサブネームのついたコロナプレミオだったが、T240型からコロナの冠が取れ、単独名でプレミオとなった。初代モデルの販売に際し「コロナの新しい成熟」とコロナをキャッチコピーに入れたことや、前述のように段階的に名称を変更したことなど、姉妹車であるアリオンカリーナの場合と異なり、プレミオは新型コロナとしての色を強く持っている傾向にある。

[編集] 歴史

[編集] 初代 T24#型(2001年 - 2007年)

トヨタ・プレミオ
NZT/ZZT/AZT24#型
後期型(2004年12月 - 2007年6月)
フロント
2004-2007 Toyota Premio.jpg
リア
2004-2007 Toyota Premio rear.jpg
販売期間 2001年12月 - 2007年6月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
1ZZ-FE型 1.8L 直4 DOHC
1AZ-FSE型 2L 直4 DOHC
変速機 CVT / 4速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム(FF) /
ダブルウィッシュボーン(4WD)
全長 4,600mm
全幅 1,695mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,140 - 1,280kg
先代 トヨタ・コロナプレミオ
プラットフォーム トヨタ・MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-
  • 2001年12月25日 - 販売開始。アリオンとの姉妹車であり、基本部分は共通となっているが、エクステリアは差別化され、スポーティで若々しいキャラクターのアリオンに対し、プレミオは年輩ユーザーの嗜好に合わせた上級感のある落ち着いたキャラクターを与えられている。価格はアリオンとほぼ共通であるが、外観にサイドモールやメッキパーツ、リアフォグランプを使用しているため、アリオンよりも数万円高い。その車の性格故に姉妹車のアリオンと違い、ディーラーオプションなどでエアロパーツやローダウンスプリングなどのドレスアップ用アイテムが用意されないのがプレミオの大きな特徴となっている。姉妹車のアリオン同様、MT車の設定は無い。プレミオのセールスポイントは、5ナンバーサイズでありながら、2001年当時としてはクラス最長の2,700mmのホイールベースを活かした広い室内である。また、リヤシートはハッチバックやワゴンのように、ダブルフォールドで倒すことができ、トランクルームと後席をつなげて、フラットな荷室として使用できる。また、この機構を採用したことにより、このクラスのセダンでは珍しく、リヤシートのリクライニング機構を装備していた。ベースとなったのは、V50型ビスタから採用されたトヨタ・MCプラットフォームを改良したものであった。なお、この初代プレミオは2002年度のグッドデザイン賞を受賞している。
  • 2002年10月22日 - 「1.5F/1.8X」に一部装備を簡素化・省略化したことで価格を低く設定した「スタンダードパッケージ」を追加発売。
  • 2003年4月2日 - 「1.5F/1.8X」をベースに「Lパッケージ」の装備と本革巻き&木目調3本スポークステアリングホイール、ディスチャージヘッドランプなどを装備した特別仕様車「Lパッケージ・リミテッド」を発売。
  • 2004年4月19日 - 「1.5F/1.8X」をベースに「Lパッケージ」の装備とディスチャージヘッドランプ等を装備し、高級感を向上した特別仕様車「Lパッケージ・プレミアムエディション」を発売。
  • 2004年12月20日 - マイナーチェンジ。フロントデザインをよりエレガントさと力強さを融合したスタイルに変更。15インチアルミホイールを新デザインに変更し、4色のボディカラーを追加。内装ではアイボリーの配色を明るめの色調に変更。装備では車速感応式ドアロック、ガラスプリントアンテナ、花粉除去タイプのクリーンエアフィルター、天井照明付バニティミラーなどを標準装備するほか、一部グレードにはマルチインフォメーションディスプレイ、ゲート式シフトレバーノブ、雨滴感知機能付フロントワイパーなども装備され、オプション装備のDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションをG-BOOK対応モデルに変更した。また、排出ガスのクリーン化により1.8L・2WD車は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を、2.0L車は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」をそれぞれ取得。また、シートベルトの非着用時にランプとブザーで警告するシートベルトリマインダーも全車標準装備された。
  • 2005年10月11日 - 特別仕様車「1.5F/1.8X Lパッケージ・リミテッド」を再発売。前回モデル(2003年4月発売)の特別装備に加え、ウォッシャー連動間欠フロントワイパー(雨滴感知式)などを追加。
  • 2006年8月1日 - トヨペット店チャネル創立50周年を記念し、「1.5F/1.8X」をベースに、「Lパッケージ」の装備並びに専用木目調インストルメントパネル&センタークラスター、ディスチャージヘッドランプ、専用フロントグリルなどを装備した特別仕様車「Lパッケージ・Prime Selection」を発売。

[編集] 販売台数

  • 2001年 1,563台
  • 2002年 5万8,800台
  • 2003年 4万3,987台
  • 2004年 3万5,766台
  • 2005年 3万3,729台
  • 2006年 3万2,015台

[編集] 型式

  • NZT240 1500cc/2WDモデル
  • ZZT240 1800cc/2WDモデル
  • ZZT245 1800cc/4WDモデル
  • AZT240 2000cc/2WDモデル


[編集] 2代目 T26#型(2007年 - )

トヨタ・プレミオ(2代目)
NZT/ZRT26#型
後期型フロント
2010 Toyota Premio 01.jpg
後期型リア
2010 Toyota Premio 02.jpg
販売期間 2007年6月 -
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
2ZR-FE型 1.8L 直4 DOHC(前期型)
2ZR-FAE型 1.8L 直4 DOHC VALVE MATIC(後期型)
3ZR-FAE型 2.0L 直4 DOHC VALVE MATIC
変速機 CVT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム(FF) /
ダブルウィッシュボーン(4WD)
全長 4,600mm
全幅 1,695mm
全高 1,475 - 1,485mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,200 - 1,330kg
プラットフォーム トヨタ・MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-
  • 2007年6月4日 - フルモデルチェンジ。目標月間販売台数は3000台と発表されている。残りの先代モデル同様、5ナンバーサイズをキープ。基本的に、スタイリングはキープコンセプトでこれまで通りエアロパーツは用意されないものの、今回のモデルではローダウンスプリングや17インチアルミホイールがディーラーオプションで用意される。また、全車にスマートエントリー&スタートシステムを全車標準装備されたほか、オプションメニューには「G-BOOK mX」対応のHDDナビゲーションシステムを設定。環境性能も向上され、全車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。
  • 2008年1月8日 - バルブマチック対応の2000ccエンジン「3ZR-FAE型」を搭載する新グレード「2.0G」を追加。「平成22年度燃費基準+20%」を達成する低燃費を実現し、2009年4月に施行された「環境対応車普及促進税制」にも適合。高遮音性のあるフロントウィンドシールドガラス、クルーズコントロール、シャープ製のプラズマクラスターを標準装備し機能を充実させた。また、「1.5F」と「1.8X」には初代同様、装備を厳選し法人向けに特化した「スタンダードパッケージ」を追加した。
  • 2008年9月2日 - 最上級グレード「2.0G・EXパッケージ」をベースに本革シート表皮、快適温熱シート(運転席・助手席)、専用木目調パネル、HDDナビゲーションシステム等を装備し、さらに吸音材の材質を変更し静粛性を向上させた特別仕様車「2.0G・SUPERIOR(スペリア)」を発売。税込み294万円は当時の5ナンバーサイズセダンとしては破格値であった。
  • 2009年6月1日 - 特別仕様車「Lパッケージ・Prime Selection」を再発売。今回は「1.8X」のみの設定で、木目調パネルをミディアムブラウンに、本革巻き&木目調ステアリングホイールを3本スポークから4本スポークに変更するなどいくつかの改良が加えられた。
  • 2009年10月2日 - 一部改良。1.5L車全グレードにおいてタイヤおよびホイールがそれぞれ14インチから15インチに変更、更にエンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御を改良し、燃費を向上(0.6km/L向上)。これにより、「平成22年度燃費基準+15%」を達成した為、「環境対応車普及促進税制」に適合。同時に「1.5F」をベースに「Lパッケージ」の装備に加え、ディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機能付)、UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア・バックウィンドウ)を特別装備し、ミディアムブラウンの木目調パネル、本革巻きシフトノブ、本革巻き&木目調4本スポークステアリングホイールを採用し、上質な内装とした「1.5F"Lパッケージ・Prime Selection"」並びに、「1.5F」「1.8X」をベースに、エアコンをマニュアル仕様にするなど、装備を見直し求め易い価格設定にした「1.5F/1.8X "Version C"」の3タイプの特別仕様車を発売。
  • 2010年4月20日 - マイナーチェンジ。内外装の意匠変更と同時に、1.8L車にもエンジン動弁機構「バルブマチック」を採用した2ZR-FAE型に変更し燃費を改善(2WD車は1.6km/L、4WD車は1.2km/L)。さらには、1.8L・2WD車が「平成22年度燃費基準+15%」、1.8L・4WD車が「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成。既に認定取得している「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」と合わせ、全グレードで「環境対応車普及促進税制」に適合。また「2.0G"EXパッケージ"」に代わり、メーター・本革シート表皮・木目調パネルに専用デザインを施し、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを標準装備する「2.0G"SUPERIOR(スペリア)パッケージ"」を新設。装備内容の見直し[1]によりほとんどのグレードで価格が引き下げられた。
  • 2010年5月24日 - 一部改良(6月1日販売開始)。1.5L車においてエンジン・トランスミッション制御の改良を行い、燃費を向上。これにより、「平成22年度燃費基準+25%」を達成し、既に適用されている環境対応車普及促進税制における自動車取得税自動車重量税の減税額が50%から75%に引き上げられた。
  • 2010年12月6日 - 「1.5F」・「1.8X」をベースに、ディスチャージヘッドランプ、ブラックのドアサッシ、本革巻き4本スポークステアリングホイール&シフトノブ(「1.8X」のみ)」、ファブリックのセンターピラー&ルーフサイドインナーガーニッシュ、運転席・助手席シートバックポケット、リア読書灯、フロントフォグランプ(「1.5F」のみ)を装備し、グレージュの内装色・ダークブラウンの木目調パネル・ラグジュアリーファブリックのシート表皮を採用した特別仕様車「1.5F"Prime Selection"」・「1.8X"Prime Selection"」を発売。
  • 2011年10月3日 - 「1.5F」・「1.8X」をベースに、"Lパッケージ"の装備に加え、「2.0G"SUPERIORパッケージ"」に装備されているディスチャージヘッドランプ(ティントグリーンエクステンション、ロービーム、オートレベリング機能付)やメッキサイドプロテクションモール等を装備して格調高い外観としたほか、本革巻き+4本スポークステアリング、本革巻きシフトノブ(「1.5F」のみ、「1.8X」はベース車に標準装備)も装備し、室内の上質感も高めた特別仕様車「1.5F"Lパッケージ・Prime Green Selection"」、「1.8X"Lパッケージ・Prime Green Selection"」を発売。

[編集] 型式

  • NZT260 1500cc/2WDモデル
  • ZRT260 1800cc/2WDモデル
  • ZRT261 2000cc/2WDモデル
  • ZRT265 1800cc/4WDモデル


[編集] 関連事象

初代・2代目ともに日本国内専用車として開発されているが、日本国外の市場では自動車の資産価値が高いため、アリオン共々ロシアマレーシアインドネシアなどの東南アジアオーストラリアニュージーランドなどオセアニア地域などへ大量に輸出されている。

[編集] 取扱いディーラー

トヨペット店で取扱う。大阪地区のみトヨタ店で取扱っていたが、名称変更により2006年8月8日をもってトヨペット店の販売になった。

[編集] 脚注

  1. ^ このうち、「1.5F」はドアサッシュ部分の塗装がブラックアウトから車体同色に変更。これに伴い「1.5F"ビジネスパッケージ"」は廃止された

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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