「日本の地震年表」の版間の差分

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m 1590年の地震を安房国に訂正。
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m 887年と1614年の直江津の地震を追加。1614年の震源地を追加。
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*[[880年]][[11月19日]]([[11月23日]])(元慶4年[[10月14日 (旧暦)|10月14日]]) [[出雲国|出雲]]で地震 - M 7。
*[[880年]][[11月19日]]([[11月23日]])(元慶4年[[10月14日 (旧暦)|10月14日]]) [[出雲国|出雲]]で地震 - M 7。
*[[886年]][[6月29日]]([[7月3日]])([[仁和]]2年[[5月24日 (旧暦)|5月24日]]) - [[伊豆諸島]]噴火。[[安房国|安房]]の国で降灰と地震。
*[[886年]][[6月29日]]([[7月3日]])([[仁和]]2年[[5月24日 (旧暦)|5月24日]]) - [[伊豆諸島]]噴火。[[安房国|安房]]の国で降灰と地震。
*[[887年]]
*[[887年]][[8月22日]]([[8月26日]])(仁和3年[[7月30日 (旧暦)|7月30日]]) [[仁和地震]](東海・東南海・南海地震連動説有) - '''M 8〜8.5'''、[[五畿七道]]諸国大震、[[京都]]・[[摂津国|摂津]]を中心に死者多数。津波あり。南海地震の記録だが地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。
**(仁和3年)[[7月6日]] 越後西部を震源、M6.5。津波による溺死者は1000人にのぼったとされる。[[8月22日]]([[8月26日]])(仁和3年[[7月30日 (旧暦)|7月30日]]) [[仁和地震]](東海・東南海・南海地震連動説有) - '''M 8〜8.5'''、[[五畿七道]]諸国大震、[[京都]]・[[摂津国|摂津]]を中心に死者多数。津波あり。南海地震の記録だが地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。


;[[10世紀]]
;[[10世紀]]
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**[[9月27日]](慶長16年[[8月21日 (旧暦)|8月21日]]) [[会津地震]] - M 6.9、死者3,700人。
**[[9月27日]](慶長16年[[8月21日 (旧暦)|8月21日]]) [[会津地震]] - M 6.9、死者3,700人。
**[[12月2日]](慶長16年[[10月28日 (旧暦)|10月28日]]) [[慶長三陸地震]] - '''M 8.1'''。東北地方太平洋側で繰り返し発生していると推定されるM9クラスの地震の候補とされる<ref name="Koketsu" />。死者約2,000〜5,000人。
**[[12月2日]](慶長16年[[10月28日 (旧暦)|10月28日]]) [[慶長三陸地震]] - '''M 8.1'''。東北地方太平洋側で繰り返し発生していると推定されるM9クラスの地震の候補とされる<ref name="Koketsu" />。死者約2,000〜5,000人。
*[[1614年]]
*[[1614年]]津波が千葉県銚子市の飯沼観音の境内まで到達したとの記録あり
**(慶長19年)[[10月25日]] [[高田領大地震]]- M 7.7。震源は直江津沖。震域は会津、伊豆、紀伊、山城、松山諸国まで及んだ。越後高田藩では地震と津波により死者多数。同日にM7.7 震源伊豆。伊豆と小田原で被害大。津波被害甚大で多くの死者発生。千葉県銚子市の飯沼観音の境内まで到達したとの記録あり。
*[[1615年]][[6月26日]](慶長20年[[6月1日 (旧暦)|6月1日]]) [[江戸地震]] - M 6、死者多数。
*[[1615年]][[6月26日]](慶長20年[[6月1日 (旧暦)|6月1日]]) [[江戸地震]] - M 6、死者多数。
*[[1616年]][[9月9日]]([[元和 (日本)|元和]]2年[[7月28日 (旧暦)|7月28日]]) [[宮城県沖地震#1616年宮城県沖地震|宮城県沖地震]] - M 7.0、仙台城が破損。
*[[1616年]][[9月9日]]([[元和 (日本)|元和]]2年[[7月28日 (旧暦)|7月28日]]) [[宮城県沖地震#1616年宮城県沖地震|宮城県沖地震]] - M 7.0、仙台城が破損。
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**[[3月17日]]([[慶安]]2年[[2月5日 (旧暦)|2月5日]]) 安芸・伊予で地震 - M 7.0。松山城、宇和島城の石垣や塀が崩れる。
**[[3月17日]]([[慶安]]2年[[2月5日 (旧暦)|2月5日]]) 安芸・伊予で地震 - M 7.0。松山城、宇和島城の石垣や塀が崩れる。
**[[7月30日]](慶安2年[[6月21日 (旧暦)|6月21日]]) [[武蔵・下野地震]] - M 7.1、死者多数。
**[[7月30日]](慶安2年[[6月21日 (旧暦)|6月21日]]) [[武蔵・下野地震]] - M 7.1、死者多数。
*[[1655年]] [[房総沖地震]]津波の記録あり
*[[1655年]] [[房総沖地震]] 千葉県で津波の記録あり
*[[1659年]][[4月21日]](万治2年[[2月30日 (旧暦)|2月30日]]) 会津で地震 - M 6.8〜7.0、死者多数。
*[[1659年]][[4月21日]](万治2年[[2月30日 (旧暦)|2月30日]]) 会津で地震 - M 6.8〜7.0、死者多数。
*[[1662年]]
*[[1662年]]

2011年12月25日 (日) 10:59時点における版

日本における地震の年表(じしんのねんぴょう)は、日本で発生した主な地震の記録である。

凡例

基本的に地震の名称と共に被災した地域や被害の規模を列挙しているが、特に名称がない地震や名称が分からない地震については代わりに震源地を記載している。地名は現在のものを用いるか、当時の地名とともに現在の地名を併記する。年月日や時間は全て日本時間で表記している。なお、西暦表記は1582年10月4日以前はユリウス暦(括弧内にグレゴリオ暦を併記)、1582年10月15日以降はグレゴリオ暦で表記している。また、地震発生当時に旧暦を用いていた場合、太陽暦に換算している。

この年表では以下の基準を満たす地震を記載している。

  • 日本を震源とする地震で、マグニチュード7.0以上、または最大震度6弱以上、または死者・行方不明者1人以上のいずれか1つ以上に該当するもの。
  • 群発地震無震帯で起こった地震など、特記すべき地震。

マグニチュードの値は、1924年以降は気象庁マグニチュード、あるいはUSGS、気象庁または金森(1977)[1]などの推定によるモーメントマグニチュードである。1923年以前は多くが、河角(1951)[2]または、宇佐美(1970)[3]あるいは宇津(1999)[4]による推定値である。

近代以前

1世紀
  • M9級の超巨大地震の発生の可能性。高知県土佐市蟹ヶ池(海岸から400m内陸)で、約2,000年前の地層から津波による厚さ50cmの堆積物が発見されたため[5]
5世紀
6世紀
7世紀
8世紀
9世紀
10世紀
11世紀
12世紀
13世紀
14世紀
15世紀
16世紀
17世紀
18世紀
19世紀

20世紀

注: 2003年9月17日気象庁マグニチュードの算出方法が改訂され、これに伴い1924年以降に発生したほとんどの地震のマグニチュードも改訂された。一部は先行して2001年4月23日に改訂されている。このため、マグニチュードが改訂された地震については改訂前の値を括弧書きで併記している。例: 2001年3月24日芸予地震。M6.7(旧M6.4)。

気象庁震度階級については1995年兵庫県南部地震において従来の震度測量法の問題点が示されたため、それまで体感震度と計測震度を併用していたものを、1996年4月からは全て計測震度計による機械観測で判定することになった。また、1996年10月からは震度6、震度5がそれぞれ強、弱の2段階に分けられた。

1900年代
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代

21世紀

2000年代
2010年代

脚注

  1. ^ Kanamori(1977) (PDF) Kanamori, H., 1977, The energy release of great earthquakes, J. Geophys. Res. 82, 2981-2987.
  2. ^ Kawasumi, H., 1951, Measures of earthquakes danger and expectancy of maximum intensity throughout Japan as inferred from the seismic activity in historical times, Bull. Earthq. Res. Inst., Univ. Tokyo, 29, pp.469-482.
  3. ^ 宇佐美龍夫(1970) (PDF) 宇佐美龍夫、茅野一郎 「河角の規模と気象庁の規模との関係」東京大学地震研究所彙報、第48冊第5号、1970年
  4. ^ 宇津徳治 『地震活動総説』 東京大学出版会、1999年
  5. ^ 『読売新聞2011年4月25日夕刊3版2面』『M9級・超巨大地震!2000年前、巨大津波か・2011年5月1日付読売新聞』 高知大学・岡村真(地震地質学)が発見した。宝永地震(1707年、M8.4 - Mw8.7)の津波堆積物の約3倍にあたる。東京大学・古村孝志がM9クラスの超巨大地震による津波の可能性を指摘している。同池における宝永地震での堆積物は厚さ15cm程度、近傍の寺での津波高さは25mとなっている。また、日本観測史上最大の東北地方太平洋沖地震の堆積物厚さは5〜7cm程度で、津波高さは10m超となっている。
  6. ^ 糸魚川-静岡構造線活断層系の調査結果と評価について
  7. ^ 大阪市立大学の原口強・准教授(地質工学)による
  8. ^ a b 纐纈一起(2011) M9級の大地震は440年間隔で発生か
  9. ^ 富士川断層連日監視と東海地震発生の予測 (PDF) 京大学地震研究所 地質移動班
  10. ^ a b c d e f 三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価 地震調査研究推進本部
  11. ^ 羽鳥徳太郎 九州北部近海の歴史地震と仮定津波の伝播図
  12. ^ msn.産経ニュース 宝永地震はM9!? 静岡大教授が発表、2011年10月12日
  13. ^ 黒松内低地断層帯の長期評価について
  14. ^ a b c d e 三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価(第二版)、地震調査研究推進本部
  15. ^ 理科年表が関東大震災の被害数を80年ぶりに改訂 - 鹿島
  16. ^ 8月6日 千葉県北西部の地震
  17. ^ 3-5 1980年9月25日の千葉県中部の地震
  18. ^ (最大)加速度・(最大)速度・計測震度について 防災科学技術研究所 青井真
  19. ^ 2006年 伊豆半島東方沖の地震-強震動- 東京大学地震研究所 強震動グループ、2006年4月21日。
  20. ^ 12月24日付読売新聞「中越沖地震 柏崎原発では『震度7』」について 東京電力、2007年12月24日。
  21. ^ 3号機タービン建屋1階で2,058ガルを記録した
  22. ^ 地震時の観測最大加速度のギネス認定
  23. ^ 2010年11月30日 小笠原諸島西方沖の地震独立行政法人防災科学技術研究所
  24. ^ 静岡の地震、大震災が誘発か 周囲にひずみ蓄積
  25. ^ 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第28報)
  26. ^ 震度6強地震の長野・栄村、3人を災害関連死に 読売新聞、2011年8月11日。
  27. ^ a b c 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の余震活動 地震調査研究推進本部
  28. ^ 地震:松本で震度5強 災害死者1人を松本市が初認定 /長野 毎日新聞、2011年7月26日。
  29. ^ 7月10日 三陸沖の地震による津波 地震調査研究推進本部
  30. ^ 長野県小川で震度4 富山県立山で震度3
  31. ^ 北アルプス:東日本大震災後、地震激増 落石で死傷も--富山県警、警戒呼び掛け
  32. ^ 週間地震概況(平成23年11月4 日~11月10日)

参考文献

関連項目

外部リンク