1847年
表示
| 千年紀: | 2千年紀 |
|---|---|
| 世紀: | 18世紀 - 19世紀 - 20世紀 |
| 十年紀: | 1820年代 1830年代 1840年代 1850年代 1860年代 |
| 年: | 1844年 1845年 1846年 1847年 1848年 1849年 1850年 |
1847年(1847 ねん)は、西暦(グレゴリオ暦)による、金曜日から始まる平年。
他の紀年法
[編集]カレンダー
[編集]できごと
[編集]- 1月 - イギリスでサッカレーが小説『虚栄の市』の連載を開始(翌年完結)。ヴィクトリア朝の俗物社会を風刺した写実主義文学の代表作[1]。
- 1月13日 - 米墨戦争: カフエンガ条約が締結され、カリフォルニアにおける戦闘が終結。
- 2月22日-2月23日 - 米墨戦争: ブエナ・ビスタの戦い。ザカリー・テイラー率いる米軍がサンタ・アナ率いるメキシコ軍を撃破。
- 4月15日 - フランス軍艦がベトナムの沱㶞(ダナン)を砲撃(ダナンの戦い)。宣教師保護を名目としたフランスによるベトナム侵略・植民地化(インドシナ進出)の発端となる。
- 5月8日(弘化4年3月24日) - 善光寺地震(M7.4)。信濃国を中心に山崩れ(犀川の天然ダム決壊)や火災が発生し、死者約1万人を記録する大災害となる[2]。
- 6月8日 - イギリスで1847年工場法が成立。女性および18歳未満の年少労働者の労働時間を1日10時間に制限。
- 6月 - ロンドンで共産主義者同盟が結成。マルクスとエンゲルスが指導権を握り、翌年に綱領として『共産党宣言』を発表する契機となる[3]。
- 7月9日 - フランスのパリで「改革宴会」が初開催される。集会の自由を制限された中小ブルジョワや労働者が、選挙法改正(財産資格の緩和)を求めて全国展開し、翌年の二月革命を引き起こす導火線となる[4]。
- 7月23日 - ドイツの物理学者ヘルムホルツが論文『力の保存について』を発表。力学・熱・生体現象を統合してエネルギー保存の法則を定式化し、熱力学の基礎を確立[5]。
- 7月24日 - ブリガム・ヤング率いるモルモン教徒が開拓団を率いてソルトレイクバレーに到達、ソルトレイクシティの建設を開始[6]。
- 7月26日 - アメリカ植民地協会によって解放奴隷の入植地として建設されたリベリアが独立を宣言。エチオピアとともにアフリカで独立を維持した国家の先駆けとなる[7]。
- 7月29日-8月26日 - イギリスで総選挙。前年の穀物法廃止をめぐる保守党の分裂(ピール派の離脱)を背景に、ジョン・ラッセル首相率いるホイッグ党が政権を維持。
- 9月14日 - 米墨戦争: ウィンフィールド・スコット率いる米軍がメキシコシティを占領。実質的な戦闘が終結し、翌年のグアダルーペ・イダルゴ条約(カリフォルニアやニューメキシコの割譲)へつながる。
- 9月19日 - フランスでギゾーが首相に就任。大ブルジョワジーの利益を擁護して「富めよ、しからば選挙権を得られるであろう」と選挙法改正を拒絶し、7月王政崩壊を招く[8]。
- 10月19日 - イギリスでシャーロット・ブロンテが小説『ジェーン・エア』を刊行(12月には妹エミリー・ブロンテが『嵐が丘』を刊行)[9][10]。
- 11月4日 - イギリスの産科医ジェームズ・シンプソンがクロロホルムの麻酔作用を発見し、無痛分娩への臨床応用を開始[11]。
- 11月23日 - スイスで分離同盟戦争が終結。自由主義派の各州(連邦軍)がカトリック保守派の分離同盟を破り、翌年の連邦憲法制定(国家の中央集権化・近代連邦国家確立)の契機となる[12]。
- 12月23日 - アルジェリア侵略: アラブ人抵抗運動の指導者アブド・アルカーディルがフランス軍に降伏し、フランスのアルジェリア植民地支配が確立。
誕生
[編集]→「Category:1847年生」も参照
- 1月1日(弘化3年11月15日) - 三浦梧楼[13]、陸軍軍人・政治家、乙未事変当時の駐韓公使(+ 1926年)
- 1月5日(弘化3年11月19日) - 奥保鞏[14]、陸軍軍人、元帥陸軍大将(+ 1930年)
- 1月10日 - ジェイコブ・シフ[15]、アメリカの銀行家、日露戦争時に日本国債を引き受け(+ 1920年)
- 1月14日(弘化3年11月28日) - 権田雷斧[16]、仏教学者・真言宗僧侶(+ 1934年)
- 1月16日 - ジョン・カッティング・ベリー[17]、アメリカの宣教医、日本の監獄改良を建白(+ 1936年)
- 1月17日 - ニコライ・ジュコーフスキー[18]、ロシアの物理学者、航空力学の父(+ 1921年)
- 1月18日(弘化3年12月2日) - 松平定敬[19]、桑名藩主・京都所司代(+ 1908年)
- 1月26日 - ジョン・ベイツ・クラーク[20]、アメリカの経済学者、限界生産力説(+ 1938年)
- 2月11日 - トーマス・エジソン[21]、アメリカの発明家・実業家、蓄音機・白熱電球を実用化、キネトスコープを発明(+ 1931年)
- 2月21日(弘化4年1月7日) - 菊池貫平[22]、自由民権運動家、秩父事件の指導者の一人(+ 1914年)
- 2月27日 - エレン・テリー[23]、イギリスの舞台女優(+ 1928年)
- 3月3日 - アレクサンダー・グラハム・ベル[24]、アメリカの発明家、電話機の実用化(+ 1922年)
- 3月15日 - レイ・ランケスター[25]、イギリスの動物学者(+ 1929年)
- 3月19日 - アルバート・ピンカム・ライダー[26]、アメリカの象徴主義画家(+ 1917年)
- 3月27日 - オットー・ヴァラッハ[27]、ドイツの有機化学者、ノーベル化学賞受賞(+ 1931年)
- 4月1日(弘化4年2月16日) - 北白川宮能久親王[28]、皇族・陸軍軍人、台湾征討近衛師団長(+ 1895年)
- 4月7日 - イエンス・ペーター・ヤコブセン[29]、デンマークの小説家・詩人(+ 1885年)
- 4月10日 - ジョーゼフ・ピューリツァー[30]、アメリカの新聞経営者、ピューリッツァー賞創設(+ 1911年)
- 5月7日 - 第5代ローズベリー伯爵アーチボルド・プリムローズ[31]、イギリスの首相(+ 1929年)
- 5月29日(弘化4年4月15日) - 内藤鳴雪[32]、俳人(+ 1926年)
- 6月11日 - ミリセント・フォーセット[33]、イギリスの女性参政権運動家(+ 1929年)
- 6月29日 - シャルル・ジッド[34]、フランスの経済学者、協同組合運動指導者(+ 1932年)
- 7月10日(弘化4年5月28日) - 物集高見[35]、国文学者・国語学者(+ 1928年)
- 7月20日 - マックス・リーバーマン[36]、ドイツの画家(+ 1935年)
- 7月25日 - パウル・ランゲルハンス[37]、ドイツの医学者、ランゲルハンス島を発見(+ 1888年)
- 7月26日(弘化4年6月15日) - 濤川惣助[38]、七宝作家(+ 1910年)
- 8月20日 - ボレスワフ・プルス[39]、ポーランドの小説家(+ 1912年)
- 8月23日(弘化4年7月13日) - 森有礼[40]、外交官・政治家、初代文部大臣、明六社発起人(+ 1889年)
- 9月4日(弘化4年7月25日) - 西徳二郎[41]、外交官、西・ローゼン協定を締結(+ 1912年)
- 9月5日 - ジェシー・ジェイムズ[42]、アメリカ西部開拓時代のアウトロー(+ 1882年)
- 9月10日(弘化4年8月1日) - 小林清親[43]、浮世絵師・版画家(+ 1915年)
- 9月14日 - ウィリアム・エドワード・エアトン[44]、イギリスの物理学者・電気工学者、お雇い外国人(+ 1908年)
- 9月14日 - パーヴェル・ヤブロチコフ[45]、ロシアの電気技術者、ヤブロチコフの蝋燭を発明(+ 1894年)
- 9月19日 - ヘンリー・テイラー・テリー[46]、アメリカの法律家、お雇い外国人(+ 1936年)
- 10月1日 - アニー・ベサント[47]、イギリスの社会運動家・神智学者、インド国民会議議長(+ 1933年)
- 10月2日 - セルゲイ・ネチャーエフ[48]、ロシアの革命家(+ 1882年)
- 10月2日 - パウル・フォン・ヒンデンブルク[49]、ドイツの軍人・政治家、ヴァイマル共和政第2代大統領(+ 1934年)
- 10月18日 - アントン・マルティ[50]、スイスの哲学者・言語哲学者(+ 1914年)
- 10月21日 - ジュゼッペ・ジャコーザ[51]、イタリアの劇作家・オペラ台本作家(+ 1906年)
- 11月2日(弘化4年9月21日) - 大江卓[52]、政治家・実業家、マリア・ルス号事件を処理(+ 1921年)
- 11月2日 - ジョルジュ・ソレル[53]、フランスの社会思想家、サンディカリスム提唱者(+ 1922年)
- 11月8日(弘化4年10月1日) - 荘田平五郎[54]、実業家、三菱財閥の大番頭(+ 1922年)
- 11月8日 - ブラム・ストーカー[55]、アイルランド出身の小説家、『吸血鬼ドラキュラ』著者(+ 1912年)
- 11月21日(弘化4年10月14日) - 上條嘉門次[56]、登山案内人、ウォルター・ウェストンの山行を支える(+ 1918年)
- 12月7日(弘化4年10月30日) - 岡本則録[57]、数学者・教育者(+ 1931年)
- 12月8日(弘化4年11月1日) - 中江兆民[58]、思想家・政治家、ルソーの『社会契約論』を翻訳(+ 1901年)
- 12月18日(弘化4年11月11日) - 古沢滋[59]、官僚・政治家、民選議院設立建白書を起草(+ 1911年)
- 12月22日(弘化4年11月15日) - 大槻文彦[60]、国語学者、国語辞書『言海』編纂(+ 1928年)
死去
[編集]→「Category:1847年没」も参照
- 3月16日(弘化4年1月30日) - 古賀侗庵[61]、昌平黌儒学者(* 1788年)
- 3月17日 - J・J・グランヴィル[62]、フランスの風刺画家(* 1803年)
- 4月30日 - カール・フォン・エスターライヒ=テシェン[63]、オーストリアの皇族・陸軍元帥(* 1771年)
- 5月9日(弘化4年3月25日) - 小山田与清[64]、国学者(* 1783年)
- 5月14日 - ファニー・メンデルスゾーン[65]、ドイツの作曲家・ピアニスト(* 1805年)
- 5月15日 - ダニエル・オコンネル[66]、アイルランドの政治指導者、カトリック教徒解放令獲得に尽力(* 1775年)
- 5月20日(弘化4年4月6日) - 岩井半四郎 (5代目)[67]、歌舞伎俳優(* 1776年)
- 6月11日 - ジョン・フランクリン[68]、イギリスの海軍軍人・北極探検家(* 1786年)
- 8月14日(弘化4年7月4日) - 笹川繁蔵[69]、侠客(* 1810年)
- 10月24日(弘化4年9月16日) - 田中大秀[70]、国学者(* 1777年)
- 11月4日 - フェリックス・メンデルスゾーン[71]、ドイツの作曲家・指揮者(* 1809年)
- 11月17日(弘化4年10月10日) - 本因坊丈和[72]、囲碁棋士、十四世本因坊(* 1787年)
- 12月17日 - マリア・ルイーザ[73][74]、フランス皇后(ナポレオン1世の妻)、パルマ公国女公(* 1791年)
- 12月19日(弘化4年11月12日) - 菊岡検校[75]、地歌・箏曲家(* 1792年)
出典
[編集]- ↑ 『虚栄の市』 - コトバンク
- ↑ 『善光寺地震』 - コトバンク
- ↑ 『共産主義者同盟』 - コトバンク
- ↑ 『改革宴会』 - コトバンク
- ↑ 『ヘルムホルツ』 - コトバンク
- ↑ 『ソルトレークシティ』 - コトバンク
- ↑ 『リベリア』 - コトバンク
- ↑ 『ギゾー』 - コトバンク
- ↑ 『ジェーンエア』 - コトバンク
- ↑ 『嵐が丘』 - コトバンク
- ↑ チャロナー 2011, p. 338「クロロホルム麻酔 シンプソンが、出産の痛みを楽にする。」
- ↑ 『分離同盟戦争』 - コトバンク
- ↑ 『三浦梧楼』 - コトバンク
- ↑ 『奥保鞏』 - コトバンク
- ↑ 『シッフ』 - コトバンク
- ↑ 『権田雷斧』 - コトバンク
- ↑ 『ベリー』 - コトバンク
- ↑ 『ジュコーフスキー』 - コトバンク
- ↑ 『松平定敬』 - コトバンク
- ↑ 『クラーク』 - コトバンク
- ↑ 『エジソン』 - コトバンク
- ↑ 『菊池貫平』 - コトバンク
- ↑ 『テリー』 - コトバンク
- ↑ 『ベル』 - コトバンク
- ↑ Edwin-Ray-Lankester - ブリタニカ百科事典
- ↑ 『ライダー』 - コトバンク
- ↑ 『ワルラハ』 - コトバンク
- ↑ 『能久親王』 - コトバンク
- ↑ 『ヤコブセン』 - コトバンク
- ↑ 『ピュリッツァー』 - コトバンク
- ↑ Archibald-Philip-Primrose-5th-earl-of-Rosebery - ブリタニカ百科事典
- ↑ 『内藤鳴雪』 - コトバンク
- ↑ 『フォーセット』 - コトバンク
- ↑ 『ジード』 - コトバンク
- ↑ 『物集高見』 - コトバンク
- ↑ 『リーバーマン』 - コトバンク
- ↑ 『ランゲルハンス』 - コトバンク
- ↑ 『濤川惣助』 - コトバンク
- ↑ 『プルス』 - コトバンク
- ↑ 『森有礼』 - コトバンク
- ↑ 『西徳二郎』 - コトバンク
- ↑ 『ジェームズ』 - コトバンク
- ↑ 『小林清親』 - コトバンク
- ↑ 『エアトン』 - コトバンク
- ↑ 『ヤブロチコフ』 - コトバンク
- ↑ 『テリー』 - コトバンク
- ↑ 『ベザント』 - コトバンク
- ↑ 『ネチャーエフ』 - コトバンク
- ↑ 『ヒンデンブルク』 - コトバンク
- ↑ 『マルティ』 - コトバンク
- ↑ 『ジャコーザ』 - コトバンク
- ↑ 『大江卓』 - コトバンク
- ↑ 『ソレル』 - コトバンク
- ↑ 『荘田平五郎』 - コトバンク
- ↑ 『ストーカー』 - コトバンク
- ↑ 『上条嘉門次』 - コトバンク
- ↑ 『岡本則録』 - コトバンク
- ↑ 『中江兆民』 - コトバンク
- ↑ 『古沢滋』 - コトバンク
- ↑ 『大槻文彦』 - コトバンク
- ↑ 『古賀侗庵』 - コトバンク
- ↑ 『グランビル』 - コトバンク
- ↑ Archduke-Charles - ブリタニカ百科事典
- ↑ 『小山田与清』 - コトバンク
- ↑ Fanny-Mendelssohn - ブリタニカ百科事典
- ↑ 『オコンネル』 - コトバンク
- ↑ 『岩井半四郎』 - コトバンク
- ↑ 『フランクリン』 - コトバンク
- ↑ 『笹川繁蔵』 - コトバンク
- ↑ 『田中大秀』 - コトバンク
- ↑ 『メンデルスゾーン』 - コトバンク
- ↑ 『本因坊丈和』 - コトバンク
- ↑ Marie-Louise-Austrian-archduchess - ブリタニカ百科事典
- ↑ 『マリ・ルイーズ』 - コトバンク
- ↑ 『菊岡検校』 - コトバンク
参考文献
[編集]- ジャック・チャロナー(編集)、2011、『人類の歴史を変えた発明 1001』、ゆまに書房 ISBN 978-4-8433-3467-6