伊藤かずえ

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いとう かずえ
伊藤 かずえ
伊藤 かずえ
2011年の大船観音寺節分豆まきにて
本名 伊藤 和枝
生年月日 (1966-12-07) 1966年12月7日(57歳)
出生地 日本の旗 日本神奈川県横浜市
身長 168 cm
血液型 A型
職業 女優タレント歌手
ジャンル 映画テレビドラマバラエティ
活動期間 1978年 -
配偶者 NATCHIN1999年 - 2013年
著名な家族 1女
事務所 ホリプロ
主な作品
映画
燃える勇者

テレビドラマ

高校聖夫婦
不良少女とよばれて
乳姉妹
ポニーテールはふり向かない
花嫁衣裳は誰が着る
ナースのお仕事
獣拳戦隊ゲキレンジャー
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伊藤 かずえ(いとう かずえ、1966年12月7日 - )は、日本女優タレント歌手である。本名、伊藤 和枝(いとう かずえ)。

神奈川県横浜市出身、ホリプロ所属。

略歴

横浜市立瀬谷中学校卒業、神奈川県立希望ヶ丘高等学校定時制中退。

東映児童部研修所時代からデビューまで

小学生の頃、内気な性格を変えるために母親に勧められ、東映児童部研修所に入る。

1978年7月、神奈かずえの芸名でクラウンレコードよりレコードを発売。

1979年、伊藤かずえに改名し、映画『花街の母』(東宝)で再デビュー。1980年、『水戸黄門』(第12部)でドラマ初出演。

1981年、映画『燃える勇者』のオーデションで応募者約2万人の中から選ばれ、主演女優。[1]

1982年4月には「哀愁プロフィール」でアイドル歌手としてもデビュー。 10月より放送されたフジテレビ系ドラマ『ねらわれた学園』に出演し、原田知世本田恭章らと共に注目を集めた。

大映ドラマへの出演

1984年4月 - 9月放送の大映ドラマ不良少女とよばれて』で演じたツッパリ少女・「モナリザ」「剃刀マコ」こと長沢真琴役が大当たり。その後も『スクール☆ウォーズ』や『乳姉妹』などに出演し、大映ドラマに欠かせない存在になった。1985年10月 - 1986年3月放送の大映ドラマ『ポニーテールはふり向かない』では、主人公の少女ドラマー・麻生未記を演じ、念願の初主演を果たした。一連の大映ドラマでも、松村雄基鶴見辰吾と共演した作品が多かった。

1990年代以後

1997年より出演した『ナースのお仕事』シリーズで、黒縁眼鏡の大島冴子役を演じ、幅広い世代に名前が知られるようになった。

1999年、ロックバンドSIAM SHADEベーシストNATIN(現在はNATCHIN名で活動中)と結婚、2001年に長女を出産[2]

出産以降は主婦タレントとしても活躍。『はなまるマーケット』では幅広い趣味を生かし半年間レギュラーを務め、『ニャンちゅうといっしょ』では母親らしい一面を見せ、“かずちゃん”と慕われた[注 1]しんぶん赤旗日曜版にて、年4回シリーズで布雑貨の連載がスタート[3]

2007年スーパー戦隊シリーズ獣拳戦隊ゲキレンジャー』に出演[注 2]、生身でのカンフーアクションを披露した。東映児童部時代、『秘密戦隊ゴレンジャー』や『仮面ライダーストロンガー』にエキストラ出演した際、いつか特撮ヒーロー番組に出演したいと願っていた彼女にとっては「30年越しの夢が叶った」[4]番組となった。その後『炎神戦隊ゴーオンジャー VS ゲキレンジャー』にゲキレンジャー側のレギュラーキャラとして再登場、更に『侍戦隊シンケンジャー』にもゲスト出演し、スーパー戦隊シリーズに3作連続で関わる事となった。

2011年8月、ラジオドラマNISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』にゲスト出演。大映ドラマスペシャルと題して、同ドラマシリーズのナレーションを担当していた来宮良子と共にパロディを演じた。

2013年8月上旬、離婚届を提出、約13年半の結婚生活にピリオドを打った[2]

人物

  • 出演作は、身体能力を生かしたアクションシーンが多い。これは、幼い頃に山下公園でアクションシーンに挑んでいた志穂美悦子に憧れ、鍛錬を重ねた成果で、現在もアクション関係の道場に通う。大映ドラマでは、『スクール☆ウォーズ』で、伊藤かずえが演じる富田圭子が馬に乗って不良たちを蹴散らしたり、『ポニーテールはふり向かない』で、伊藤かずえが演じる麻生未記がドラムスティックを武器にしてヤクザと格闘するシーンが、それぞれ話題になった。ただし、本人は運動神経は「良くない」と語っている[どこ?]
  • 資格:書道三段、剣道。免許:普通自動車免許普通二輪免許
  • 趣味は、洋裁、お料理、インラインスケート、スキューバーダイビング、乗馬。彼女の着用する服の多くは、特技の洋裁を生かした自作品で、森田一義アワー 笑っていいとも!』に出演時[いつ?]も自作の服で登場、話題となった。また、シュシュ作りにはまっており2014年2月23日に放送された有吉反省会の禊では24時間シュシュつくりを命じられた[5]
  • 楠瀬誠志郎の楽曲の大ファンであり、楠瀬のラジオ番組に自らFAXを送ったこともある。
  • 愛車は初代シーマ。1990年購入のパールホワイト。多くの車に乗ってきたが、これが一番自分に合っているとし、10万キロメートル走った際にエンジンと足回りのパーツを全て新品に交換し、20万キロメートルを超えた現在も乗り続けている[6][7][注 3]。2007年3月の読売新聞の記事において「シーマは体の一部。40万キロまで一緒に走る」とも語った[10][11]
  • 極度の近眼。「出産時、コンタクトレンズを外していたので、子供の顔が見えなかった」と『ごきげんよう』でコメントしたことも[いつ?]

出演作品

映画

連続テレビドラマ

NHK総合

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

Dlife

単発ドラマ

アニメ

ラジオ

ラジオドラマ

バラエティー/情報番組

CM

インターネット動画

ゲーム

ディスコグラフィ

シングル

神奈かずえ名義

  1. ひとりぽっちの村祭り (1978年7月、クラウン CW-1755)

伊藤かずえ名義

  1. 哀愁プロフィール (1982年4月21日、日本コロムビア AH-202)
  2. 風と光のスニーカー (1982年8月21日、同 AH-247)
    • 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:矢野立美
    • (c/w) エンドレス・サマー
    • 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:矢野立美
  3. Air-mailの最後に (1983年3月21日、同 AH-317)
    • 作詞:荒木とよひさ 作曲:上田知華 編曲:上田知華
    • (c/w) 亜麻色の風の中を
    • 作詞:荒木とよひさ作曲:榊原政敏 編曲:信田かずお
  4. 悪魔(デイモス)の花嫁プリンセス連載「悪魔の花嫁」より)(1983年4月21日、同 AH-323)
    • 作詞:佐藤ありす作曲:和泉常寛 編曲:和泉宏隆
    • (c/w) 目隠し鬼(プリンセス連載「悪魔の花嫁」より)
    • 作詞:佐藤ありす 作曲:和泉常寛 編曲:和泉宏隆
  5. ファースト・ベルを聴かせて (1983年7月21日、同 AH-351)
    • 作詞:荒木とよひさ 作曲:上田知華 編曲:上田知華
    • (c/w) 黄昏はあの日のように
    • 作詞:荒木とよひさ 作曲:熊谷安廣 編曲:若草恵
  6. ヨコハマ LONELY CAT (1984年2月21日、同 AH-421)
  7. 17歳のテロル (1985年1月21日、同 AH-544)
  8. Runaway (1985年9月21日、同 AH-651)
    • 作詞:松井五郎作曲:J Bon jovi-George Karok 編曲:戸塚修
    • (c/w) No!
    • 作詞:売野雅勇 作曲:後藤次利 編曲:後藤次利
  9. ぼっくん!キミがいなきゃ(テレビ映画「もりもりぼっくん」オープニングテーマ)(1986年5月1日、同 CK-772)
    • 作詞:冬社花代子作曲:加藤和彦 編曲:矢野立美
    • (c/w) ジュリエットにさせて(テレビ映画「もりもりぼっくん」エンディングテーマ)
    • 作詞:冬社花代子 作曲:加藤和彦 編曲:矢野立美
  10. あ・な・た・にアムール(オリジナルビデオアニメ「愛しのベティ魔物語」主題歌)(1986年7月1日同 CH-131)
    • 作詞:湯川れい子作曲:奥慶一 編曲:奥慶一
    • (c/w) 愛に来て(オリジナル・ビデオアニメ「愛しのベティ魔物語」から)
    • 作詞:湯川れい子 作曲:奥慶一 編曲:奥慶一
  11. 彼女の彼 (1986年10月21日、同 AH-782)
    • 作詞:佐藤ありす 作曲:いけたけし 編曲:信田かずお
    • (c/w) プラス&プラス
    • 作詞:佐藤ありす 作曲:和泉常寛 編曲:信田かずお
  12. BURNIN’– West side (1986年11月5日、フォーライフ 7K-241)
    • 作詞:鹿紋太郎 作曲:鹿紋太郎 編曲:瀬尾一三
    • (c/w) BURNIN’-East side
    • 作詞:鹿紋太郎 作曲:鹿紋太郎 編曲:瀬尾一三
  13. Another Face (1987年8月21日、同 7K-265)
  14. 星屑のイノセンス(NHK「アニメ三銃士)イメージソング (1988年2月16日、同 7K-287・1988年2月21日、同 10KD-1)
    • 作詞:麻生圭子 作曲:小室哲哉 編曲:清水信之
    • (c/w) 永遠のワインディングロード
    • 作詞:麻生圭子 作曲:和泉常寛 編曲:清水信之

オリジナル・アルバム

本節において●はLPを、○はCDを示すものとする。

  1. ハートストリングス 伊藤かずえ(1983年1月21日、日本コロムビア ●AF-7168)
    A-(1)冬の星座 (2)air-mailの最後に (3)亜麻色の風の中を (4)悲しみのシルバー・レイン (5)哀愁プロフィール B-(1)Spring Love Song For You (2)風と光のスニーカー (3)エンドレス・サマー (5)黄昏はあの日のように (5)恋にハートを瞳に☆を
  2. 悪魔(デイモス)の花嫁プリンセス連載イメージ・アルバム)(1983年3月21日、同 ●CX-7093)(再発:2005年9月21日、同 ○COCC-72226)
    A-(1)リーインカーネーション (2)BLACK FRIDAY (3)魔王のプレリュード (4)悪魔(デイモス)の花嫁 (5)久遠の愛 B-(1)目隠し鬼 (2)誘惑のダイス (3)哀しみの白い蝶 (4)ドラマはまだ終わらない (5)暗闇からのラブソング
  3. ミラーズ/伊藤かずえ(1983年8月、同 ●AF-7215)
    A-(1)孤独なランナー (2)アガサの栞(しおり) (3)幕ぎれの雨 (4)進化した伝説 (5)別れの場面 B-(1)ファースト・ベルを聴かせて (2)アスファルトの河に (3)ノアの箱舟 (4)微笑みの裏側 (5)あした・さよなら
  4. 月光淑女団 MOONLIGHT LADES 伊藤かずえ(1985年3月21日 同 ●AF-7345)(再発:1996年8月21日、同 ○COCA-13679)
    A-(1)17歳のテロル (2)片手のレジスタンス (3)BLEND YOU (4)絶対零度 (5)チャイナタウン・ローズ B-(1)奇跡に抱かれなさい (2)未来の記憶 (3)イマージェンシー (4)好奇心革命 (5)メタモルフォーゼ
  5. ライジング!-開幕- 伊藤かずえ小学館週刊少女コミック」連載より(1985年7月21日、同 ●CX-7233)
    A-(1)Overture〜ライジングのテーマ〜 (2)Rising Generetion (3)Fallin' (4)Do Your Best! (5)ガザーラのように B-(1)Tight & Loose (2)I`m a Lady (3)センチメンタルをかかえて (4)旅立ち (5)また出逢えたなら
  6. MY PORTRAIT ライヴ&スペシャル・コレクション 伊藤かずえ(1985年12月1日、●AF-7388・○33C31-7743)
    A-(1)オープニング〜17歳のテロル (2)ヨコハマLonely Cat (3)未来の記憶 (4)Blend You! (5)Never〜Hero〜Runaway (6)Runaway〜エンディング B-(1)Air-mailの最後に (2)幕ぎれの雨 (3)別れの場面 (4)Fallin' (5)NO! (6)片手のレジスタンス (7)チャイナタウン・ローズ
  7. 彼女の彼/伊藤かずえ(1986年10月21日、同 ●AF-7431・○32CC-1142)
    A-(1)風のキーワード (2)嘘つきのGOOD-BYE (3)彼女の彼 (4)ガラスティック・エイジ (5)風景 B-(1)プラス&プラス (2)FIRST LAST PRESENTS (3)エンジェルズ・グラフィティー (4)FLYING BIRD (5)IF-胸の中で
  8. アナザーフェイス KAZUE ITO(1987年9月21日、フォーライフ ●28K-137・○33KD-110)
    A-(1)GROWING UP (2)オーバーヒート (3)ラビリンス (4)時間白書Just a time away (5)Another Face B-(1)Get Down Tonight (2)時を駆けぬけて (3)Narcissist (4)Still Love You (5)Modern Boys、Modern Girls

ベスト・アルバム

  1. アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 伊藤かずえ ベスト(2004年12月1日、日本コロムビア COCP-33031〜2)
    Disc1(1)哀愁プロフィール (2)ガラスのテンダリー (3)風と光のスニーカー (4)エンドレス・サマー (5)Air-mailの最後に (6)亜麻色の風の中を (7)悪魔(デイモス)の花嫁 (8)目隠し鬼 (9)ファースト・ベルを聴かせて (10)黄昏はあの日のように (11)ヨコハマLONELY CAT (12)別れの場面 (13)冬の星座 (14)悲しみのシルバー・レイン (15)Spring Love Song For You (16)恋に♥を瞳に☆を (17)久遠の愛 (18)哀しみの白い蝶 (19)アガサの栞(しおり) (20)進化した伝説 Disc2(1)17歳のテロル (2)ガラスの星座 (3)RUNAWAY (4)NO! (5)ぼっくん!キミがいなきゃ (6)ジュリエットにさせて (7)あ・な・たにアムール (8)愛に来て (9)彼女の彼 (10)プラス&プラス (11)Rising Generation (12)Tight&Loose (13)BURNIN'WEST SIDE (14)BURNIN'EAST SIDE (15)Another Face (16)GROWING UP (17)星屑のイノセンス (18)永遠のワインディングロード

著書

  • オレンジ日記 (1982年5月、ペップ出版)
  • ちょっと過激な19歳 今日を生きる (1985年12月、ワニブックスISBN 978-4847010347
  • 伊藤かずえの「ママ、これ作って!!」 おうちで作る スクールグッズ (2011年2月、マガジンランド) ISBN 978-4905054108

脚注

注釈

  1. ^ 番組に届いた似顔絵では「かずちゃん」「かずおねえさん」「かずえおねえさん」など一定していなかった
  2. ^ 同じ所属事務所の後輩、福井未菜と共演
  3. ^ 2009年3月にはエアサスペンションを交換[8]。2011年12月時点での走行距離は234,488キロを記録している[9]

出典

  1. ^ 燃える勇者”. 日本映画製作者連盟. 2013年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 「SIAM SHADE」NATCHINと伊藤かずえが離婚…価値観の違いと生活のズレ”. オリコンスタイル. オリコン (2013年9月2日). 2013年9月2日閲覧。
  3. ^ 新シリーズ 伊藤かずえのかんたん布雑貨 ジーンズリメイクバッグ[出典無効]2011年11月20日付しんぶん赤旗日曜版
  4. ^ 出演決定時の本人コメント[どこ?]
  5. ^ 禊の時間「シュシュ24時間」”. 有吉反省会公式サイト (2014年2月23日). 2014年4月15日閲覧。
  6. ^ #47 伊藤かずえ”. BS日テレおぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』公式サイト (2013年1月30日). 2014年4月15日閲覧。
  7. ^ 25年間、同じクルマに乗り続けて走行距離25万km超! 女優・伊藤かずえの覚悟とは…”. 週プレNEWS (2016年2月11日). 2016年2月11日閲覧。
  8. ^ シーマ”. オフィシャルブログ「Kazue Diary」 (2009年3月17日). 2013年9月4日閲覧。
  9. ^ 愛車 シーマ”. オフィシャルブログ「Kazue Diary」 (2011年12月18日). 2013年9月2日閲覧。
  10. ^ テレビ東京系『グッサンカフェ』で自述[いつ?]
  11. ^ 体の一部 40万キロまで走りたい”. 愛車物語. 読売新聞 (2007年3月1日). 2013年9月2日閲覧。
  12. ^ 秋元才加の力強い肉体と目力 「牙狼」10周年記念作品の「媚空」特報映像が完成”. シネマトゥデイ (2015年6月26日). 2015年7月6日閲覧。

関連項目

外部リンク