礼文島

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礼文島
利尻山山頂から見た礼文島
座標 北緯45度26分
東経141度2分
面積 81.97 km²
海岸線長 72.0 km
最高標高 490 m
所在海域 日本海
所属国・地域 日本の旗日本北海道
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桃岩荘辺りから見る元地漁港

礼文島(れぶんとう)は、日本の島である。

目次

[編集] 概要

北海道の北部、稚内市の西方60kmの日本海上に位置する。日本の施政権が及ぶ範囲において人の住んでいる最北の離島。地名語源はアイヌ語のレプン・シリ(沖の島)。礼文水道を挟んで利尻島の北西に位置する。0メートル地帯から高山植物が咲き乱れていることから別名花の浮島と呼ばれている。人口は2011年平成23年)1月31日現在、2,992人。一島一郡一町で礼文郡礼文町をなす。

[編集] 地理

東西約7.9km、南北約25.8km、周囲約72km。スコトン岬と金田ノ岬の間に直径5㎞の半円形の船泊湾がある。最高地点は礼文岳(標高490m)。

海蝕崖、低標高の寒地であり、高山性植物群落が見られ、地形は周氷河地形である。気候亜寒帯気候に属し、丘陵性地形の離島である。島の北部と南部に標高100m前後の第四紀更新世の海岸段丘が見られる。集落は東海岸と北部・南部にまとまっており、西海岸には元地・宇遠内・西上泊・鉄府の各集落がある。中心集落である香深(かふか)・船泊(ふなどまり)をはじめ島の東海岸・北部は比較的開けている。島を縦断する車道は東海岸にあり北部 - 東部 - 南部に通じているが、西海岸を縦断する道は車両の通行が不可能な林道のみとなっている。

[編集] 地形

白亜紀 - 新第三紀中新世に海底で堆積した砂岩や泥岩、火山岩の地層が見られる。また地蔵岩の周辺から1億1150万年前のアンモナイト化石が見つかっており、新第三紀中新世の地層は、主に海底火山の残骸からで、スコトン岬や知床に露出が見られる。白亜紀の地層は、礼文岳を中心とした島のほぼ中心に露出し、また桃岩は、約1300万年前のマグマが海底下で個結したものである。以上のことから、礼文島の形成場所は海底と考えられている。 礼文島が南北に伸びているのは島の骨格をなす白亜紀の地層が南北に槢曲したためである[1]

[編集] 自然

西海岸は地形が険しく、また西からの強い季節風が年中吹き付けて気候が厳しいため、高い木の生えない荒涼とした笹地が多い。

至る所に安山岩玄武岩の柱状節理が岩脈として現れている。また化石やケイ岩、火打石(レブンメノウ)を数多く産出している。

  • 過去最高気温:26.8℃(2006年8月12日)
  • 過去最低気温:-12.7℃(2006年2月3日)
  • 年間降水量:最多1,137ミリメートル(2004年)、最少917ミリメートル(2007年)

[編集] 動植物

鳥類はコマドリノゴマウグイスエゾセンニュウシマセンニュウがおり、久種湖周辺にはアマサギオオジシギタゲリヤツガシラなどが見られるときもある。海岸ではウミウウミネコオオセグロカモメが生息している。

哺乳類では、ヒグマエゾシカキツネは生息しておらず、ニホンイタチ(移入種)、シマリスヤチネズミトガリネズミコウモリが島内にはいる。以前は、エゾリスエゾモモンガニホンイイズナカワウソも生息していたが現在では絶滅した。エゾアカガエルニホンザリガニも少数ながら観測できる。

針葉樹のほとんどはトドマツ。落葉広葉樹はダケカンバオノエヤナギ、低標高でもハイマツが見られる。草原にはチシマザサが主としており、樹林下のササはネマガリダケとよばれるほど大きくなり、ツルウタシに覆われていることも多い[2]

[編集] 歴史

  • 島の形成は新生代第三紀或いはそれ以前とされている。
  • 先史時代のオホーツク文化期の遺跡が香深井や船泊で発見されている。
  • アイヌ時代のチャシ跡が確認されている。
  • 1685年貞享2年)、松前藩直轄のソウヤ場所の付属場所となる。
  • 1765年明和2年)、礼文、利尻、宗谷が独立場所となる。
  • 1846年弘化3年)、青森県人が初めて漁場を開く。
  • 1885年(明治18年)、小樽-利尻-礼文間に航路が開かれる。以後の詳細は香深港を参照。
  • 1919年(大正8年)ごろ、石炭を採取。
  • 1924年-1926年千島列島の新知島から野ネズミ駆除と毛皮養殖目的で移入したベニギツネが感染源となり、1963年頃までに約200人の島民がエキノコックス症で死亡した。現在では、密猟者によるキツネ狩りがキツネを根絶した結果、エキノコックス症も根絶され非汚染地域となっている[3]

絶滅したニホンアシカの生息地のひとつで、縄文時代からニホンアシカの狩りが行なわれていたが竹島以外での最後の記録はこの島での1974年の記録である[4]

[編集] 観光

最北部スコトン岬(須古頓岬)から西岸沿いを縦断するトレッキングコース(愛とロマンの8時間コース)が整備されている。冷涼な気候のため、最高峰の礼文岳(490m)から島の西半分にかけてはレブンアツモリソウなど約300種類の高山植物が分布し、利尻礼文サロベツ国立公園にも指定されている。

島内の各漁港のテトラポッドの穴釣りでは、30cmから40cm超の黒ソイガヤカジカアブラコ等がよく釣れる。ソイ・ガヤなどは夜行性のため、日中より夕方以降の方がよく釣れる。

2007年に温泉(礼文島温泉)掘削に成功した。近年は島の北端を中心に野生のアザラシが生息しており一年中観察することが出来る。

桃岩  
桃岩  
桃岩荘から見た夕暮れの猫岩と日本海  
澄海岬  
澄海岬  
スコトン岬  
スコトン岬とトド島  

[編集] アクセス

[編集] 航路

香深港

[編集] 空路

礼文空港2009年4月より運用休止中)
2003年(平成15年)4月以降定期便は未就航。

[編集] 登場作品

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 北海道大学大学院理学研究課石塚吉浩の研究による
  2. ^ 山と渓谷社「利尻・知床を歩く」より
  3. ^ 礼文島エキノコックス症の自然史国立感染症研究所感染症情報センターホームページ)
  4. ^ ニホンアシカ(生物多様性センターホームページ)

[編集] 外部リンク

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