加計呂麻島

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加計呂麻島
座標 北緯28度07分29秒 東経129度14分41秒 / 北緯28.12472度 東経129.24472度 / 28.12472; 129.24472座標: 北緯28度07分29秒 東経129度14分41秒 / 北緯28.12472度 東経129.24472度 / 28.12472; 129.24472
面積 77.39 km²
海岸線長 147.5 km
最高標高 314 m
最高峰 弓師岳(ゆみしだけ)
所在海域 東シナ海太平洋
所属諸島 奄美群島
所属国・地域 日本の旗 日本鹿児島県
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奄美群島(薩南諸島南部)
奄美大島の高知山から見た古仁屋の町と大島海峡対岸の加計呂麻島
フェリーかけろま(古仁屋港にて)

加計呂麻島(かけろまじま)は、奄美群島内の島で、鹿児島県大島郡瀬戸内町に属する。

地理[編集]

面積77.39km2[1]で、大島海峡を挟んで奄美大島南岸と向かい合っている。また、地形は細長く、海岸線が複雑に入り組んでいるため、海岸線長は147.5km[2]と長くなっている。

島内には小さな集落が30ヶ所程存在し、2006年7月現在の世帯数は934世帯、人口は1,601人。

産業[編集]

サトウキビの栽培、漁業。キビ酢黒糖焼酎の製造。観光(民宿、ペンションなど)。島内に大規模な商店はなく、フェリーかけろまで行ける古仁屋港付近のスーパーマーケットでまとめ買いをする人が多い。

歴史[編集]

島の薩川湾太平洋戦争中、軍港として栄え、大和武蔵などの連合艦隊が停泊したことで有名。

交通[編集]

航路
  • 加計呂麻島東部の生間(いけんま)、中央部の瀬相(せそう)と奄美大島・古仁屋(こにや)との間に瀬戸内町営「フェリーかけろま」が定期便として就航している[3]。乗用車も利用できるが、積載台数に限りがあるので、予約が望ましい。奄美空港から道の島交通バス古仁屋港に来るには名瀬で乗り継ぎとなる。
  • 古仁屋港には「海上タクシー」が待機しており利用可能。加計呂麻島から利用する場合は、電話で古仁屋から呼ぶことになる[4]
定期バス
  • 加計呂麻バスが、フェリーの発着に接続する形で生間港および瀬相港から島内の各集落へと毎日1便-4便運行している[5]
    • 瀬相 - 実久線
    • 瀬相 - 西阿室線
    • 瀬相 - 阿多地線
    • 瀬相 - 佐知克線
    • 瀬相 - 押角 - 生間線
    • 瀬相 - 秋徳 - 生間線
    • 生間 - 徳浜線
レンタカー

生間港および瀬相港付近で業者が営業している。

架橋構想

奄美大島と加計呂麻島の間に橋を架ける構想が存在する。しかしながら、台風の常襲地帯であり橋のかなりの強化が必要であること、海峡の水深が深く橋脚関連の工事が難しいこと、台風時に大型船舶の避泊地になっていることから橋の水面上位置をかなり高くする必要があることなどから、建設に多額の費用を要すると見込まれ、経済効果の大きさに見合わないとして着工に至っていない[6]

観光地[編集]

  • 諸鈍(しょどん)のデイゴ並木
  • 呑之浦(のみのうら)の特攻艇震洋基地跡と島尾敏雄文学碑
  • 安脚場戦跡公園
  • 大屯神社(おおちょんじんじゃ) - 平資盛を祭る神社。秋に諸鈍シバヤが行われる。
  • むちゃ加那の碑 - 悲しい民話、むちゃ加那物語のむちゃ加那とウラトミを弔う碑。
  • 於斉のガジュマルの巨木 - 枝が民家を覆うほど大きなガジュマル。寅さんのロケ地にもなった。
  • 島内に多くの海水浴に適した海岸やダイビングスポットがある。

祭り[編集]

  • 諸鈍シバヤ - 踊り・村芝居。平家の落人・平資盛が土地の人を招いて. 上演したのが始まりと言い伝えられている。

ロケ地[編集]

加計呂麻島は寅さんシリーズ第48作目(最終話)であり、渥美清の遺作ともなった映画の舞台となった。島内には、ロケ地記念碑が6箇所(瀬相、諸鈍、於斉、スリ浜、徳浜、勢里)に設置されている。また加計呂麻島に渡る古仁屋港(奄美大島)にも設置されている。

加計呂麻島出身の人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 九州の島面積
  2. ^ 琉球新報 沖縄コンパクト事典
  3. ^ 交通アクセス” (日本語). 瀬戸内町. 2014年2月23日閲覧。
  4. ^ 蔵満逸司、「海上タクシー(加計呂麻島)」『奄美まるごと百科』、鹿児島、南方新社、2003年、pp194-197。ISBN 4-931376-98-3
  5. ^ 時刻表” (日本語). 加計呂麻バス有限会社. 2014年2月23日閲覧。
  6. ^ 日本財団図書館 奄美大島群島の海上交通ネットワークシステムの確立に関する調査研究ー報告書ー

外部リンク[編集]