トガリネズミ
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| ?トガリネズミ科 | ||||||||||||||||||
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スペインミズトガリネズミ (Neomys anomalus) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 亜科 | ||||||||||||||||||
トガリネズミ(尖鼠)は、トガリネズミ目トガリネズミ科 Soricidae に属する小型哺乳類の総称。
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[編集] 概要
「~ネズミ」という名前から誤解されやすいが、齧歯類(ネズミ目)ではなく、系統的にはモグラやハリネズミと近縁のグループである。狭義には、ジネズミ類(ジネズミ亜科)をのぞいたトガリネズミ亜科の動物、あるいはさらにカワネズミ属やジャコウネズミ属を除いたトガリネズミ属 の動物をトガリネズミ類と呼ぶ。
トガリネズミ属のうち、コビトトガリネズミやトウキョウトガリネズミなどいくつかのものは、哺乳類の中で最も小型の種の1つである(トウキョウトガリネズミは日本にも生息する)。
なお、日本に生息するトガリネズミ属の動物に、和名を単に「トガリネズミ(またはバイカルトガリネズミ)」というもの(Sorex caecutiens)がある。
[編集] 形態
ハツカネズミに似ているが、鼻先が細長くとがっており、耳や目は小さく、体はやわらかい灰茶色のビロードのような毛で覆われている。
[編集] 生態
夜行性で、主に昆虫類やミミズ、節足動物等の小型無脊椎動物を捕食する。この他に水棲のトガリネズミ類では魚類やは虫類を、後述するブラリナトガリネズミではネズミ類も捕食する。体が小さい上にエネルギーを蓄えることができず、ひたすら餌を食い続けねばならず、餌がなくなれば数時間で餓死してしまう。 北米に生息するブラリナトガリネズミ(Blarina brevicauda)は、毒性のある唾液を持つことで知られている。毒を持つ事が確実な哺乳類(ブラリナトガリネズミ、ソレノドン、カモノハシ)のうち、この種でのみ毒の化学構造が分かっている。この毒が、トガリネズミの捕食者に対する防御に使われるのか、あるいはトガリネズミが大型の得物を捕食するために使われるのかは不明である。また、 腹部から強烈な臭いを発するため、キツネや猫などは死骸さえあまり食べないと言われている。ただし、キツネは頻繁にトガリネズミを捕獲して路上に放置するので、捕食者回避としてこの臭いが進化的にどういう意味を持つのかは疑問である。また、イタチ科動物は冬期にはトガリネズミをかなり食べることが分かっている。この他に、フクロウ類はトガリネズミ類を頻繁に捕食する。
[編集] 日本のトガリネズミ類
日本には2亜科4属12種が分布する(このうちジャコウネズミ Suncus murinus は移入種と考えられている)。
- トガリネズミ亜科
- トガリネズミ属 Sorex
- (チビトガリネズミ S. minutissimus )
- トウキョウトガリネズミ(亜種) S. m. hawkeri 【北海道/絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)】 世界最小の哺乳類の1つ。
- (アズミトガリネズミ S. hosonoi 【本州/固有種】)
- ヒメトガリネズミ(カラフトヒメトガリネズミ) S. gracillimus 【北海道】
- (シントウトガリネズミ S. shinto) 【固有種】 バイカルトガリネズミ S. caecutiens の亜種とする説もある。
- (バイカルトガリネズミ(トガリネズミ) S. caecutiens )
- エゾトガリネズミ(亜種) S. c. saevus 【北海道】
- オオアシトガリネズミ S. unguiculatus 【北】
- (チビトガリネズミ S. minutissimus )
- トガリネズミ属 Sorex
- ジネズミ亜科
- ジネズミ属 Crocidura
- コジネズミ C. shantungensis 【対馬/絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)】 かつてはチョウセンコジネズミ C. suaveolens shantungensis とされた。
- ワタセジネズミ C. watasei 【南西諸島/準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)/固有種】 かつてはオナガジネズミ C. horsfieldii の亜種とされていた(環境省の哺乳類レッドリストでは1998年版まではC. h. wataseiで掲載された)。
- (ニホンジネズミ(ジネズミ) C. dsinezumi 【固有種】)
- オリイジネズミ C. orii 【南西諸島/絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)/固有種】 奄美諸島(奄美大島と徳之島)の固有種。
- ジネズミ属 Crocidura
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 阿部永監修、阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎吾・米田政明著、財団法人自然環境研究センター編 『日本の哺乳類【改訂2版】』 東海大学出版会、2008年、5-16頁、ISBN 4-486-01802-8。

