男木島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
男木島
Ogi-jima Island.jpg
座標 北緯34度25分42.2566秒 東経134度3分39.6547秒 / 北緯34.428404611度 東経134.061015194度 / 34.428404611; 134.061015194座標: 北緯34度25分42.2566秒 東経134度3分39.6547秒 / 北緯34.428404611度 東経134.061015194度 / 34.428404611; 134.061015194
面積 1.37 km²
海岸線長 4.7 km
最高標高 212.85 m
最高峰 コミ山
所在海域 瀬戸内海備讃瀬戸
所属国・地域 日本の旗 日本香川県高松市
テンプレートを表示
男木町
おぎちょう
日章旗 日本
地方 四国地方
中国・四国地方
都道府県 香川県
自治体 高松市
郵便番号 760-0091
面積
1.34km²
世帯数
124世帯
総人口
195
登録人口、2011年10月1日現在)
人口密度
145.52人/km²
高松市役所男木出張所
所在地 〒760-0091
香川県高松市男木町字大井134番地
テンプレートを表示

男木島(おぎじま)は瀬戸内海にある香川県高松市男木町に属し、女木島と合わせて雌雄島(しゆうじま)を成す。

江戸時代直島諸島女木島と合わせて「直島3島」と総称され、郡に相当する広域単位としての「小豆島」に属していたが、明治5年1872年)に分離されて香川郡へ編入された[1]

概要[編集]

高松港から北沖約7.5km、女木島から北に約1kmに位置し、雌雄島を構成する女木島と違ってほぼ円形をした島である。人口は2011年時点で195人(男95人/女100人)、世帯数は124世帯であり[2]、年々人口が減少する過疎の状態である。総面積は1.37km²[3]、人口密度は1平方キロメートルあたり145.52人であるが、可住地面積が島のごく一部であり非常に狭いため、集落内の人口密度はこれ以上に高い。

島はその大部分が山地であり平地はほとんど無い。そのため民家は島の南部、男木港周辺の斜面に密集して建ち並んでおり、その民家の間を縫うように細い坂道が複雑に入り組むといった男木島独特の景観を生んでいる。

地形上の制約から稲作農業はほとんど行われておらず、主要産業は漁業となっている。戦後までは、島外に牛を貸し出して得た対価で生計を立てる世帯も多かった。

野生の猫が多数生息している。

この島名の読みはもともと「おぎま」[4][5]と「おぎま」[6][7][8]の2通りがみられたが、国土地理院と海上保安庁海洋情報部のまとめた「地名集日本2007(GAZETTEER OF JAPAN 2007)」で「おぎま」に統一されている[9]

人口[編集]

2000年 299人
2001年 288人
2002年 282人
2003年 273人
2004年 262人
2005年 236人
2006年 228人
2007年 220人
2008年 209人
2009年 210人
2010年 202人
2011年 195人
2012年 190人
2013年 180人
2014年 187人
2015年 181人
高松市 / 登録人口10月1日時点)

年齢5歳階級別人口(2015年2月1日現在) 総計 [単位 人]

年齢 人口
0 - 4歳 G01.png 1
5 - 9 G03.pngG01.png 4
10 - 14 G03.pngG01.png 4
15 - 19 G01.pngG01.png 2
20 - 24 G01.png 1
25 - 29 G05.pngG01.pngG01.png7
30 - 34 G03.pngG01.png 4
35 - 39 G03.png 3
40 - 44 G03.png 3
45 - 49 G01.pngG01.png 2
50 - 54 G05.pngG03.png 8
55 - 59 G05.pngG03.png 8
60 - 64 G10.pngG10.pngG01.pngG01.png 22
65 - 69 G10.pngG03.png G01.png 14
70 - 74 G10.pngG10.pngG01.png 21
75 - 79 G10.pngG10.pngG05.pngG03.pngG01.png 29
80歳以上 G30.pngG10.pngG05.pngG03.png48

 世帯数 118世帯  総数 181人  男 84人  女 97人

歴史[編集]

当初は直島の旗本高原氏領であったが、寛文12年(1672年頃)から幕府領となり幕末を迎える。幕府領時代は、寛文12年(1672年頃)から備中松山藩預地延宝元年(1673年頃)から倉敷代官所支配、貞享2年(1685年頃)から大坂城代支配、宝永5年(1708年頃)から高松藩預地、正徳3年(1713年頃)から再び大坂城代支配、享保6年(1721年頃)から再び高松藩預地、元文5年(1740年頃)から三たび大坂城代支配、延享3年(1746年頃)から再び倉敷代官所支配(一時期笠岡代官所生野代官所支配)であった。

明治5年1872年)に男木島は、郡に相当する広域単位「小豆島」から分離されて香川郡へ編入された[1]

島名の由来[編集]

治承・寿永の乱(源平合戦)の屋島の戦い那須与一が射たが流れ着いたことから、それが転訛して男木になったという説がある。

年表[編集]

瀬戸内国際芸術祭[編集]

瀬戸内国際芸術祭2010年平成22年)7月19日から同年10月31日までの105日間、高松港周辺として男木島や直島豊島女木島小豆島大島犬島を舞台に行われた現代美術の国際芸術祭である。

105日間の会期中、人口約200人の男木島には9万6503人が訪れ、過疎の島は観光客でごった返した[10]

教育[編集]

島内には市立男木小学校と市立男木中学校が存在し、両者は併設されている。 小学校は2008年(平成20年)度から、中学校は2011年(平成23年)度から在籍する児童・生徒が居なくなったためそれぞれ休校中であったが[11]2014年2014年4月、Uターン移住3世帯によって小学校、中学校ともに再開。生徒数は6名。[12][13]。 (中学校は2006年(平成18年) - 2007年(平成19年)度も休校をしていた時期があり[14]、復活した2008年(平成20年) - 2010年(平成22年)の在校生は2010年(平成22年)度卒業生の3人のみであった。)

  • 高松市立男木小・中学校

主な施設[編集]

公共施設[15][16][17]
  • 高松市男木出張所
  • 男木コミュニティセンター(公民館
  • 男木島郵便局
  • 高松市男木診療所

交通[編集]

道路[編集]

島の道路はそのほぼ全てが狭く、自動車一台が通行できる道路は海岸沿いなど一部に限られる。加えて山に沿って集落が形成されているため、その中を通る道はほぼ全てが坂道や階段である。

船舶[編集]

名所・旧跡・観光・レジャー[編集]

全国的にも珍しい御影石造りの男木島灯台があり、現在は男木島灯台資料館が併設されている。島内には水仙郷が作られ、遊歩道や海水浴場も整備されている。また、2010年(平成22年)には瀬戸内国際芸術祭の会場の一つにもなり、期間中は国内はもとより海外からも多数の観光客が島に押し寄せた。

男木島が舞台となった作品[編集]

映画
ドラマ
小説
ドキュメンタリー

出身有名人[編集]

写真ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会 『角川日本地名大辞典37 香川県』 角川書店、1985年9月、189頁。ISBN 978-4-04-001370-1
  2. ^ 登録人口(平成23年10月1日現在)/第2表 町別・男女別人口 (EXCEL)”. 高松市 (2011年10月1日). 2011年12月21日閲覧。
  3. ^ 国土地理院・四国の島面積
  4. ^ 海上保安庁 しまっぷ
  5. ^ 男木島灯台,OGISHIMA LIGHTHOUSE 『燈台要覧』,著者:航路標識管理所 編,明治37年3月(近代デジタルライブラリーにて閲覧)
  6. ^ 「男木島 おぎじま」 - 『日本歴史地名大系第三八巻 香川県の地名』平凡社 1989年
  7. ^ 「男木島 おぎじま」 - 『日本の島事典』(財)日本離島センター 1995年
  8. ^ さぬき瀬戸しまネッ島
  9. ^ 地名集日本2007(GAZETTEER OF JAPAN 2007)
  10. ^ 93万8246人が来場/瀬戸内国際芸術祭”. 四国新聞 (2010年11月2日). 2010年11月17日閲覧。
  11. ^ 3人、学びやに感謝/男木中で卒業式と休校式”. 四国新聞 (2011年3月13日). 2011年6月19日閲覧。
  12. ^ 男木小中学校/来年4月からの再開を正式決定四国新聞2013年10月23日
  13. ^ 男木小中学校が再開 3世帯の家族Uターンきっかけ 高松”. 産経新聞 (2014年4月8日). 2015年4月16日閲覧。
  14. ^ 3年ぶりに再開-高松・男木中で入学式”. 四国新聞 (2008年4月9日). 2011年6月19日閲覧。
  15. ^ コミュニティセンター一覧”. 高松市. 2010年11月17日閲覧。
  16. ^ 郵便局一覧/香川県内”. 日本郵政. 2010年11月17日閲覧。
  17. ^ 病院情報/香川県高松市男木町”. Yahoo!Japan. 2010年11月17日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]