金華山 (宮城県)
| 金華山 | |
|---|---|
手前から網地島、牡鹿半島、金華山 |
|
| 座標 | 北緯38度17分43.0秒 東経141度34分00.0秒 |
| 面積 | 10.28 km² |
| 海岸線長 | 約25 km |
| 最高標高 | 445 m |
| 所在海域 | 太平洋 |
| 所属諸島 | 牡鹿諸島 |
| 所属国・地域 | |
金華山(きんかさん)は、宮城県石巻市の太平洋上に浮かぶ島のことである。人口は6人。対岸の牡鹿半島との間に内海「金華山瀬戸」がある。
目次 |
地理[編集]
黄金山神社[編集]
金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名である。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられている。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めている。また、神の使いとして保護されている多数の鹿が生息している。毎年10月第一、第二日曜には鹿の角切りの神事が行われる。
鮑荒崎[編集]
金華山の南東には鮑荒崎(あわびあらさき、蛇穴崎とも)と呼ばれる岬がある[1]。岬には海上保安庁の金華山ヘリポートがあり[2]、南西には金華山灯台が置かれている。
環境[編集]
島全域が山であり、最高点は445m。平地はほとんどない。神社付近を除く大部分が国有地である。古くから信仰の島であり、1979年には南三陸金華山国定公園として指定がなされたため、手つかずの自然が多く残されている。
植生は、ブナ・モミ・マツなどが多い。1980年代ごろからマツクイムシの被害が目立ち始め、島の南部では壊滅的な状態となっている。抜本的な対策が求められているが、シカやサルの保護のため薬剤散布が難しいというジレンマを抱えている。また、増えすぎたシカの食害によって若い木が育たず、世代交代が出来ず巨木は多いが、その巨木でさえ枯れたり倒木しているものも見受けられる一方、草原化しつつあり、森林崩壊の危機が指摘されており、森林を回復させる目的で、後継樹育成のための防鹿柵(ぼうろくさく)設置や、マツクイムシに対する抵抗性を持ったマツの植樹が行われている。
事故・事件[編集]
2000年に航空自衛隊松島基地所属の航空機(ブルーインパルス)2機が金華山にほど近い牡鹿半島の光山[3]に墜落、パイロット3名が死亡する事故があった。
アクセス[編集]
女川桟橋(女川町)発の女川-金華山航路と鮎川港(石巻市)発の鮎川-金華山航路で渡航する。以下の3社が運航する定期観光船のほか、不定期観光クルーザー・海上タクシー等での渡航も可能である。
- 潮プランニング(女川航路・2008年12月再開通)
- 金華山観光クルーズ(鮎川航路)
- シードリーム金華山汽船(鮎川航路)
女川桟橋まではJR石巻線女川駅より徒歩5分、もしくは石巻駅前から渡波駅前経由女川・指ヶ浜方面行きミヤコーバスで女川海岸下車。女川-金華山航路所要時間35分。 一方、鮎川港までは石巻駅前から渡波経由でミヤコーバスによる鮎川行き路線バスが運行しており、所要時間1時間15分。鮎川-金華山航路所要時間25分。
位置情報[編集]
金華山
追補[編集]
- 金華山桟橋では、国内で唯一汽船乗り場での、宝籤の窓口販売がある。
- 三陸海岸南部沖の漁場を表す場合に「金華山沖○○km」と表現される。
- 海洋水産資源開発促進法施行令における「仙台湾・金華山沖海域」は、以下の点を順次に結んだ線により囲まれた海域。すなわち、宮城県本吉郡南三陸町・鵜島から福島県双葉郡浪江町・請戸川河口までの沿岸海域。
- 北緯38度41分52秒東経141度35分39秒(日本測地系)、北緯38度42分3秒東経141度35分26秒(世界測地系)の点
- 北緯38度31分16秒東経141度33分20秒(日本測地系)、北緯38度31分27秒東経141度33分7秒(世界測地系)の点
- 北緯38度23分52秒東経141度36分16秒(日本測地系)、北緯38度24分3秒東経141度36分3秒(世界測地系)の点
- 北緯38度16分36秒東経141度35分44秒(日本測地系)、北緯38度16分47秒東経141度35分31秒(世界測地系)の点
- 北緯38度13分43秒東経141度30分02秒(日本測地系)、北緯38度13分54秒東経141度29分50秒(世界測地系)の点
- 北緯38度17分39秒東経141度10分33秒(日本測地系)、北緯38度17分50秒東経141度10分21秒(世界測地系)の点
- 北緯38度10分25秒東経141度04分41秒(日本測地系)、北緯38度10分36秒東経141度4分29秒(世界測地系)の点
- 北緯37度50分01秒東経141度00分37秒(日本測地系)、北緯37度50分12秒東経141度0分25秒(世界測地系)の点
- 北緯37度28分59秒東経141度03分53秒(日本測地系)、北緯37度29分10秒東経141度3分41秒(世界測地系)の点
- 北緯38度00分11秒東経141度59分47秒(日本測地系)、北緯38度0分22秒東経141度59分34秒(世界測地系)の点
- 北緯38度20分11秒東経141度59分47秒(日本測地系)、北緯38度20分22秒東経141度59分34秒(世界測地系)の点
- 北緯38度41分52秒東経141度35分39秒(日本測地系)、北緯38度42分3秒東経141度35分26秒(世界測地系)の点
- 海洋水産資源開発促進法施行令における「仙台湾・金華山沖海域」は、以下の点を順次に結んだ線により囲まれた海域。すなわち、宮城県本吉郡南三陸町・鵜島から福島県双葉郡浪江町・請戸川河口までの沿岸海域。
- 二等三角点(点名「金華山」)が設置されている。
関連項目[編集]
- 金華山沖に出現するという伝承が残る海の怪「ジンベイサマ」は、その正体がジンベエザメではないかと言われている。
外部リンク[編集]
脚注[編集]
- ^ 角川日本地名大辞典、pp.63
- ^ “防災ヘリコプター場外離着陸場の一覧表”. 宮城県 (2012年9月10日). 2013年3月9日閲覧。
- ^ 蒼き空の彼方に挽歌を(ブルーインパルスT-4墜落事故)
参考文献[編集]
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 4 宮城県』 角川書店、1979年、ISBN 404001040X