金華山 (宮城県)

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金華山
20091011金華山.jpg
手前から網地島牡鹿半島、金華山
座標 北緯38度17分43秒 東経141度34分00秒 / 北緯38.29528度 東経141.56667度 / 38.29528; 141.56667座標: 北緯38度17分43秒 東経141度34分00秒 / 北緯38.29528度 東経141.56667度 / 38.29528; 141.56667
面積 10.28 km²
海岸線長 約25 km
最高標高 445 m
所在海域 太平洋
所属諸島 牡鹿諸島
所属国・地域 日本の旗 日本宮城県石巻市
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牡鹿半島より望む金華山
金華山445mから北側沿岸と潮流5月16日
金華山登山道5月16日

金華山(きんかさん)は、宮城県石巻市太平洋上に浮かぶのことである。人口は6人。対岸の牡鹿半島との間に内海「金華山瀬戸」がある。

地理[編集]

黄金山神社[編集]

金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名である。恐山出羽三山と並ぶ「奥州霊場」に数えられている。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めている。また、神の使いとして保護されている多数の鹿が生息している。毎年10月第一、第二日曜には鹿の角切りの神事が行われる。

鮑荒崎[編集]

金華山の南東には鮑荒崎(あわびあらさき、蛇穴崎とも)と呼ばれるがある[1]。岬には海上保安庁の金華山ヘリポートがあり[2]、南西には金華山灯台が置かれている。

環境[編集]

島全域が山であり、最高点は445m。平地はほとんどない。神社付近を除く大部分が国有地である。古くから信仰の島であり、1979年には南三陸金華山国定公園として指定がなされたため、手つかずの自然が多く残されている。

植生は、ブナモミマツなどが多い。1980年代ごろからマツクイムシの被害が目立ち始め、島の南部では壊滅的な状態となっている。抜本的な対策が求められているが、シカやサルの保護のため薬剤散布が難しいというジレンマを抱えている。また、増えすぎたシカの食害によって若い木が育たず、世代交代が出来ず巨木は多いが、その巨木でさえ枯れたり倒木しているものも見受けられる一方、草原化しつつあり、森林崩壊の危機が指摘されており、森林を回復させる目的で、後継樹育成のための防鹿柵(ぼうろくさく)設置や、マツクイムシに対する抵抗性を持ったマツの植樹が行われている。

事故・事件[編集]

2000年航空自衛隊松島基地所属の航空機(ブルーインパルス)2機が金華山にほど近い牡鹿半島の光山[3]に墜落、パイロット3名が死亡する事故があった。

アクセス[編集]

女川桟橋女川町)発の女川-金華山航路鮎川港石巻市)発の鮎川-金華山航路で渡航する。以下の3社が運航する定期観光船のほか、不定期観光クルーザー・海上タクシー等での渡航も可能である。

女川桟橋まではJR石巻線女川駅より徒歩5分、もしくは石巻駅前から渡波駅前経由女川・指ヶ浜方面行きミヤコーバスで女川海岸下車。女川-金華山航路所要時間35分。 一方、鮎川港までは石巻駅前から渡波経由でミヤコーバスによる鮎川行き路線バスが運行しており、所要時間1時間15分。鮎川-金華山航路所要時間25分。

位置情報[編集]

金華山

追補[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 角川日本地名大辞典、pp.63
  2. ^ 防災ヘリコプター場外離着陸場の一覧表”. 宮城県 (2012年9月10日). 2013年3月9日閲覧。
  3. ^ 蒼き空の彼方に挽歌を(ブルーインパルスT-4墜落事故)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]