仁右衛門島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

仁右衛門島
仁右衛門島全景
座標 北緯35度東経140度
面積 約0.03km²
海岸線長 約4km
所在海域 太平洋
所属国・地域  日本
  
仁右衛門島南西側の海岸
亀岩展望所
平野仁右衛門家
渡船

仁右衛門島(にえもんじま)は、太平洋にある千葉県鴨川市太海の沖合約200mにあり、周囲約4kmの千葉県でもっとも大きなで個人所有。源頼朝日蓮聖人伝説で知られる。千葉県指定名勝新日本百景にも選ばれている。

島主である平野仁右衛門の名に因み、この名前になったといわれている。夏涼しく冬暖かい風光明媚な自然の楽園金銀針茄子キンギンナスビ)という珍しい植物もみられる。島の南側は荒々しい海岸線がみられ、自然の防波堤の役割も果たしている。

目次

[編集] 歴史

代々島主は平野仁右衛門を名乗り、現在の島主が推定で38代目。治承4年(1180年)、伊豆石橋山の戦いに敗れた源頼朝安房に逃れた際、平野仁右衛門に助けられ、この島で平家軍から一時身を隠し、巻き返しを図ったと言い伝えられる。この時、頼朝よりこの島一帯の漁業権を与えられて以来、現在に至るまで平野仁右衛門一族がこの島を守り伝えている。

数々の伝説があるが、元禄16年(1703年)に、鴨川を襲った大津波により、系図、古文書等のほとんどが流失したという。また近年の千葉県史研究財団の調査により、わずかに残っている島の資料から、日蓮上人が名を成した後にも、仁右衛門島を訪れた形跡があることを突き止めた。平野家は元来天台宗であったが、以降、日蓮宗に改宗したという。

現在の平野家家屋は、宝永元年(1704年)に建て直されたもので、観光客にも公開されている。

[編集] 地理

  • 鴨川市太海浜445 
  • 面積約0.03km²

[編集] 観光名所

  • 神楽岩
  • 島主(平野家)住居
  • 芭蕉塚
  • 亀岩
  • 源頼朝のかくれ穴

[編集] 交通

JR内房線太海駅より徒歩12分、手漕ぎの渡し舟で約5分。1350円、中学生1050円、5歳~小学生950円(往復乗船料、島の観覧料)。午前8時半から午後5時まで随時運行。

なお浅瀬で距離も近いので泳いで上陸もできるが、保安の監視がいて入島には同様の料金がかかる。観光バスの観光客の場合は、太海フラワーセンターの駐車場に駐車し徒歩で渡船場へ。

[編集] その他

  • 太海はつげ義春の漫画「ねじ式」の舞台となった場所としても有名。漫画の一シーンに描かれた場所が残されており、つげファンの訪問がひきも切らない。
  • 周辺には観光施設として太海フラワーセンターがある。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

世界測地系35°4′36.39″N, 140°6′15.84″E