ゴマフアザラシ
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| ?ゴマフアザラシ | |||||||||||||||||||||||||||
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メスのゴマフアザラシ |
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| 保全状態評価 | |||||||||||||||||||||||||||
| DATA DEFICIENT(IUCN Red List Ver.3.1(2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Phoca largha (Pallas, 1811) |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ゴマフアザラシ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Spotted Seal |
ゴマフアザラシ(胡麻斑海豹、Phoca largha )はアザラシ科ゴマフアザラシ属に属する海棲哺乳類。アザラシとしては中型。日本の水族館や動物園でもっとも多く飼育されているアザラシである。
目次 |
[編集] 分布
ベーリング海、オホーツク海を中心にチュクチ海、日本海、太平洋北部、ピョートル大帝湾、渤海・黄海に分布する。
個体数は全体で40万頭、うちオホーツク海に20万頭が分布するといわれている。
[編集] 形態
体長はオスで170cm前後、メスで160cm前後。体重は70~130kgほどになる。
ゴマフアザラシを漢字で表わすと「胡麻斑海豹」となる。この名からもわかるとおり背面は灰色の地に黒いまだら模様が散らばっている。一方、腹面は薄灰色でまだら模様は少ない。体表の模様は個体差が著しく大きい。
[編集] 成熟と繁殖
性成熟年齢はメスで3~5歳、オスで3~5歳。繁殖は一夫一妻形式で4月に交尾する。約一年後の3~4月に流氷上で一子を出産。授乳期間は2-3週間。新生児は白色からややクリーム色をした産毛に包まれて生まれてくる。この白色の産毛は流氷上で出産するゴマフアザラシにとって保護色となる。なおこの産毛は出産後2~3週間で抜け落ち、新生児も親と同じ胡麻斑模様になる。
[編集] 生態
冬から春にかけては流氷とともに移動・回遊するアザラシであるため、冬のオホーツク海沿岸でよく見られる。流氷上で出産や育児を行う。流氷が消滅し後退すると北上する個体が圧倒的に多いが、北海道東部の風蓮湖や野付半島などにとどまる個体もいる。
寿命は30年前後。国内の水族館でも30歳を越えた個体が出産した例がある。
国内の水族館で同じゴマフアザラシ属のゼニガタアザラシと交雑した記録がある。
[編集] 食物
広食性で口に入る魚なら何でも食べる。小型のタラ類、カレイ類、サンマ、チカ、ミズダコなどを食べているようである。飼育している個体にキビナゴやイカナゴ、ホッケなどを与える施設もある。
[編集] 保全状態評価
- DATA DEFICIENT(IUCN Red List Ver.3.1(2001))
[編集] 人間との関わり
20世紀初頭のオホーツク海には20万頭ほどいたとされている。その後、日本や旧ソ連が狩猟を行っていたため減少し、後に、日本のアザラシ猟は衰退、ソ連は捕獲頭数制限を設けたために現在では20万頭程度にまで個体数が回復した。日本では、年1000頭ほど捕獲されていたが毛皮の価値が低下したために商業的捕獲は衰退し、現在では、有害獣駆除の目的で北海道にてわずかの頭数が捕獲されているのみであるが、近年、北海道沿岸で越冬する個体群や定住している群を観光資源として利用する動きもある。
北海道東部で行われている秋サケ定置網に入ってしまい溺死するゴマフアザラシもかなり多い。しかし日本ではゴマフアザラシは保護動物でも資源として利用されているわけでも無いので溺死しているゴマフアザラシの統計は取られていない。
漫画家の森下裕美原作の、1980年代後半から連載のマンガ『少年アシベ』、後の1991年から1993年までTBS系列で放映されていた『少年アシベ』と『少年アシベ2』、2000年代前半に連載のマンガ『コマゴマ(COMAGOMA)』で、主人公の「芦屋アシベ」と共にゴマフアザラシの赤ちゃん「ゴマちゃん」が登場していた事で、一般にもゴマフアザラシを「ゴマちゃん」の愛称で親しまれるようになり、ゴマフアザラシの知名度が高まるきっかけにもなった。
上越市立水族博物館で飼育されている『ジョー』は「立つアザラシ」として脚光を浴びた。同水族館ホームページによると、野生のアザラシが立ち泳ぎすることは珍しくないという。ジョーの場合は、高齢のためと目が悪いため、一番楽な姿勢をとっていると推測される。
[編集] 日本で見られる施設
- 稚内市立ノシャップ寒流水族館:北海道稚内市
- 旭川市旭山動物園:北海道旭川市
- オホーツクとっかりセンター:北海道紋別市
- おびひろ動物園:北海道帯広市
- 登別マリンパークニクス:北海道登別市
- サンピアザ水族館:北海道札幌市
- 札幌市円山動物園:北海道札幌市
- ノースサファリサッポロ:北海道札幌市
- おたる水族館:北海道小樽市
- 市立室蘭水族館:北海道室蘭市
- 浅虫水族館:青森県青森市
- 秋田県立男鹿水族館:秋田県男鹿市
- 鶴岡市立加茂水族館:山形県鶴岡市
- アクアマリンふくしま:福島県いわき市
- 東北サファリパーク:福島県二本松市
- しながわ水族館:東京都品川区
- 横浜八景島シーパラダイス:神奈川県横浜市
- 新江ノ島水族館:神奈川県藤沢市
- 東武動物公園:埼玉県宮代町
- 鴨川シーワールド:千葉県鴨川市
- 犬吠埼マリンパーク:千葉県銚子市
- 市原ぞうの国:千葉県市原市
- アクアワールド・大洗:茨城県大洗町
- 日立市かみね動物園:茨城県日立市
- 甲府市遊亀公園付属動物園:山梨県甲府市
- 新潟市水族館 マリンピア日本海:新潟県新潟市
- 寺泊町立水族博物館:新潟県長岡市(旧寺泊町)
- 上越市立水族博物館:新潟県上越市
- 魚津水族館:富山県魚津市
- いしかわ動物園:石川県能美市
- のとじま臨海公園水族館:石川県七尾市
- 越前松島水族館:福井県坂井市
- 名古屋市東山動植物園:愛知県名古屋市
- 南知多ビーチランド:愛知県美浜町
- 下田海中水族館:静岡県下田市
- 伊豆・三津シーパラダイス:静岡県沼津市
- あわしまマリンパーク:静岡県沼津市
- 富士サファリパーク:静岡県裾野市
- 鳥羽水族館:三重県鳥羽市
- 二見シーパラダイス:三重県伊勢市(旧二見町)
- 海遊館::大阪府大阪市
- 姫路セントラルパーク:兵庫県姫路市
- 城崎マリンワールド:兵庫県豊岡市
- 宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館:京都府宮津市
- 太地町立くじらの博物館:和歌山県太地町
- アドベンチャーワールド:和歌山県白浜町
- 宮島水族館:広島県廿日市市
- 島根県立しまね海洋館アクアス:島根県浜田市
- 市立しものせき水族館 海響館::山口県下関市
- マリンワールド海の中道:福岡県福岡市
- 大牟田市動物園:福岡県大牟田市
- 長崎バイオパーク:長崎県西海市(旧西彼町)
- 大分マリーンパレス水族館:大分県大分市
- エビとカニの水族館:和歌山県西牟婁郡すさみ町
[編集] 参考文献
- Ronald M. Nowak " Walker's Mammals of the World (Walker's Mammals of the World)" Baltimore : Johns Hopkins University Press (1999). ISBN 0801857899
- 和田一雄・伊藤徹魯 『鰭脚類 : アシカ・アザラシの自然史』東京 : 東京大学出版会 、1999年、284頁。ISBN 4130601733
- 和田一雄編著 『海のけもの達の物語 : オットセイ・トド・アザラシ・ラッコ』東京 : 成山堂書店、2004年 172頁。 ISBN 4425981316
- 斜里町立知床博物館編 『知床のほ乳類』斜里町 : 斜里町教育委員会、 2000年。 ISBN 4894530813

