イカナゴ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Ammodytes personatus Girard, 1856 |
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| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Japanese sand lance |
イカナゴ(玉筋魚、鮊子 Ammodytes personatus)は、スズキ目 イカナゴ科の魚類。呼び名は地方によって様々で、稚魚は東日本で「コオナゴ(小女子)」、西日本で「シンコ(新子)」。成長したものは北海道で「オオナゴ(大女子)」、東北で「メロウド(女郎人)」、西日本では「フルセ (古背)」、「カマスゴ(加末須古)」、「カナギ(金釘)」などと呼ばれる。
北方系の魚であるため夏には砂に潜って夏眠を行う。 しかし、瀬戸内海では夏眠に適した粒度分布の海砂がコンクリートの骨材にも適していたため夏眠水域の海砂が建設資材として大量に採取され、多くの漁場は壊滅的被害を受けた[1][2]。
目次 |
[編集] 調理方法
[編集] いかなごの釘煮
兵庫県淡路島や播磨地区から神戸市にかけての瀬戸内海東部沿岸部 (播磨灘・大阪湾) ではイカナゴはいかなごの釘煮という郷土料理で親しまれている。佃煮の一種で、水揚げされたイカナゴを平釜で醤油やみりん、砂糖、生姜などで水分がなくなるまで煮込む。この際、箸などでかき混ぜるとイカナゴが崩れ、団子状に固まってしまうため一切かき混ぜない。炊き上がったイカナゴは茶色く曲がっており、その姿が錆びた釘に見えることから「釘煮」と呼ばれるようになった。「くぎ煮」は神戸市長田区の珍味メーカーである株式会社伍魚福(ごぎょふく)の登録商標である。
解禁と同時に水揚げされた2cmほどのいかなごの幼魚は、鮮度が落ちないように収穫後ただちに釜揚げにされ、店頭に並ぶ。これを新子または新子ちりめんと呼ぶ。釜茹でした後に乾燥させたものはカナギ(小女子)ちりめんと呼ばれる。これより大きいもの、およそ4〜5cmの大きさのものを釜茹でしたものはカマスゴと呼ばれ、そのまま酢醤油やからし酢味噌で食べる。この際、一度炙ると香ばしさが出ておいしくなる。
阪神地区、東播磨地区では春先になると各家庭でイカナゴを炊く光景が見られる。また毎年3月末頃、出荷された釘煮が阪神地区、東播磨地区のスーパーに山積みされるようになると、春の訪れとして消費が盛り上がる。明石海峡大橋のたもとにある淡路サービスエリアやJR新神戸駅・新大阪駅、神戸空港、大阪国際空港、関西国際空港などの土産物店でもイカナゴの釘煮は販売されており、生姜味のほか山椒味、唐辛子味のものもみられる。
なお関西でも、阪神地区、播磨地区、淡路地区以外ではイカナゴの釘煮はあまり食されない。例えば京都市ではいかなごの釘煮よりもちりめん山椒が主流である。年配者の中にはイカナゴ自体を下魚として嫌う傾向も散見される。
神戸市の垂水区はイカナゴの釘煮発祥の地と呼ばれており、それを示す石碑がジェームス山異人館街に建てられている。ただし、これには異説[3]もある。
[編集] いかなご醤油
香川県では、イカナゴを原材料とした魚醤、いかなご醤油がある。かつては「しょっつる」および「いしる」とともに日本三大魚醤と呼ばれた。1950年代に途絶えたが、近年になって少量ではあるが復活生産されるようになった。香川県以外では兵庫県明石市の西海酒造でもイカナゴ魚醬を製造している。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- ^ 大西正明; 古田忠弘; 山田明広; 泉川誉夫; 山下淳二 (1999年12月6日). “海砂報告書まとまる”. 四国新聞社 (香川県高松市) 2011年5月7日閲覧。
- ^ “収奪の記憶 砂と礫、まだらの海底”. 中国新聞社 (広島市). (2011年4月14日) 2011年5月7日閲覧。
- ^ 兵庫県珍味商工協同組合「くぎ煮のルーツ」
[編集] 外部リンク
- 落合明・多田鉄之助『イカナゴ』 - Yahoo!百科事典
- いかなごGO!GO! - NPO法人 輝たかまる (制作)
- くぎ煮.JP - いかなごのくぎ煮振興協会・くぎ煮検定ほか
- 日本料理 菊水 (いかなご醤油) - 香川県さぬき市長尾昭和