特命戦隊ゴーバスターズ
雑誌や他のサイト等で公表されている情報を、そのままコピー・アンド・ペーストすると著作権侵害に問われ、削除される場合があります。投稿の際は脚注などを用いて、根拠となる情報源を明記し、自分の言葉で再構成して加筆してください。 |
このページのノートに、このページに関する質問があります。 質問の要約:キャストについて |
プロジェクト‐ノート:テレビドラマに、このページに関する議論があります。 議論の要約: テレビドラマの個別の記事における、速報的な視聴率の記載および平均視聴率の記載について テレビドラマの記事における視聴率の記載について(2012年2月提案) |
スーパー戦隊シリーズ | ||
第35作 | 海賊戦隊 ゴーカイジャー |
2011年2月 - 2012年2月 |
第36作 | 特命戦隊 ゴーバスターズ |
2012年2月 - |
特命戦隊ゴーバスターズ | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 小林靖子 他 |
監督 | 柴崎貴行 他 |
出演者 |
鈴木勝大 馬場良馬 小宮有紗 松本寛也 榊英雄 陳内将 |
オープニング |
「バスターズ レディーゴー!」 歌:高橋秀幸 (Project.R) |
エンディング |
「キズナ〜ゴーバスターズ!」 歌:謎の新ユニットSTA☆MEN |
製作 | |
プロデュース |
佐々木基(テレビ朝日) 武部直美(東映) 矢田晃一・深田明宏(東映エージェンシー) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2012年2月26日 - (放送中) |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00 |
放送分 | 30分 |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」第36作 |
『特命戦隊ゴーバスターズ』(とくめいせんたいゴーバスターズ)は、2012年(平成24年)2月26日よりテレビ朝日系列で毎週日曜7時30分から8時00分 (JST) に放送されている東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第36作に当たる。
キャッチコピーは「バスターズ レディーゴー![1]」。
あらすじ
日本によく似た別世界。新西暦1999年のクリスマス、転送研究センターのスーパーコンピューター内に侵入した謎のコンピューターウイルスがメインプログラム「メサイア」に感染した。ウイルスの影響で意思を手に入れたメサイアは暴走、世界の支配を提唱し、瞬く間に転送研究センターのコンピュータを乗っ取っていく。センターの研究員たちは暴走の拡大を抑えるため、施設ごと亜空間に転送する道を選んだ。施設が亜空間へ飛ばされた直後、跡地に3人の子供と3体の作業用ロボットが転送されてきた。彼らは事件のとき施設にいた者たちで、その身にはワクチンプログラムが宿っていた。
メサイアの暴走は収まったものの、それは一時的なものにしか過ぎず、時を経てまた現世に戻ってくるかもしれない。事実を知った男・黒木タケシは子供たちを引き取った上でいずれ訪れるメサイアたちの襲来に備え、彼らを戦士に育て上げることとなる。
13年後の新西暦2012年。エネトロンというクリーンエネルギーが人類にとって必要不可欠な存在となっていた。その現世にメサイアが率いる組織・ヴァグラスが襲来。メサイアを現世に呼び戻すため、大量のエネトロンに狙いを定めた。ヴァグラスの襲来に対抗するのは、ブルーバスター=岩崎リュウジ、イエローバスター=宇佐見ヨーコの2人で結成された、エネルギー管理局特命部所属の特殊部隊・特命戦隊ゴーバスターズ。2人は13年前の事件で難を逃れたあの子供たちだった。
エネトロンを巡ってヴァグラスに立ち向かうゴーバスターズ。やがて、2人の前に同じく13年前の事件で難を逃れた男・桜田ヒロムが現れた。彼は幼い頃の約束を果たすべく、レッドバスターとなる。
特色
本作品の舞台は日本のパラレルワールドで、当初の設定としてはクリーンエネルギーを巡って亜空間からやって来た悪と特別な戦闘のプロフェッショナルが戦う内容となっており、随所にコンピューター関連の演出が取り入られている。
ゴーバスターズはヘルメットに備わったサングラス、武器になる一眼レフカメラや双眼鏡、と「スパイ」をモチーフとしており、アクションもそれを意識している。初期メンバーは3人で、それぞれのメンバーに相棒のロボットが1体ずつ付く[2]ほか、スーツは常時ヘルメットを着脱できる設定で主役の俳優はスーツやヘルメットをかなりの頻度で着用している。味方側には相棒のロボットのほかに司令官やオペレーターが支援に就いている。
史上最大級のクロスオーバー作品という「お祭り」であった前作『海賊戦隊ゴーカイジャー』の次の作品であるため、本作品は「変革」を目指している。まず、戦隊名が『救急戦隊ゴーゴーファイブ』から13作品ぶりに「ジャー」ではなくなり、名称の最後に「ズ」と付く初の作品となった[3]。 また、ロボットとメカが物語の中心に置かれており[3]、従来のシリーズで続いていた「人間サイズの怪人が倒される→物語後半で巨大化戦に移行」というオーソドックスなシナリオの流れを廃し、等身大戦と巨大戦の戦闘を平行して進める方針である。従来の方式ではドラマの頂点が等身大戦に来た場合、その後の巨大戦をとってつけたような感がぬぐえなかったため、本作品では巨大戦自体にドラマを持たせるようにしている[4]。
本作品では従来にあった変身シーンのバンク映像が存在せず、仮面ライダーシリーズ同様に変身シーンはほとんど新撮のものが使われている(ただし、途中から3人同時変身の際は変身バンクが使用される)。佐々木基プロデューサーは「従来の戦隊に物足りないのはここであり、毎回違うシチュエーションで変身するところに子どもたちはワクワクする」としている[3]。
番組フォーマットについても、『大戦隊ゴーグルファイブ』から恒例となっていたタイトルコールが『太陽戦隊サンバルカン』以来30年ぶりに廃止[注 1]され、前作『ゴーカイジャー』同様アイキャッチ映像及びアイキャッチ用BGMがなく、次回予告では番組タイトルのみが表示されサブタイトルが表示されない(第3話まで)など、従来と異なる点が多い。
また、スーパー戦隊シリーズを海外向けにリメイクした「パワーレンジャーシリーズ」で使用されている用語「モーフィン」と「メガゾード」が逆輸入されている。ただし、用語の意味に関しては本作品では若干設定が異なる。
本作品は従来より2週遅い、2月4週目からの放送となる[注 2]。
登場人物
エネルギー管理局特命部
組織の中でも特に危険とされるヴァグラス対策を専門とする部署。
特命戦隊ゴーバスターズ
エネトロンに関わるミッションに挑む若者たち。マサト以外のメンバーには13年前の事件の際に対抗手段としてワクチンプログラムが移植されており、各々パソコンのような長所と短所(ウイークポイント)を持っている[注 3]。メンバーは変身前・変身後とも基本的に名前(ファーストネーム)で呼び合っている。
ヴァグラスと対峙した際にはそれぞれのコードネームを名乗った後、「バスターズ レディーゴー!」の台詞と共に戦闘を開始する[注 4]。また、メタロイドを倒した際は「削除完了」、メガゾードを倒した際は「シャットダウン完了」と述べる。
- 桜田ヒロム(さくらだ ヒロム) / レッドバスター
- 演:鈴木勝大(13年前:橋爪龍[5]) / スーツアクター:押川善文[6]
- 新西暦1992年11月29日生まれ。AB型、20歳、[7]ID=555・913・315。[8]。ゴーバスターズのリーダー格。一人称は「俺」。静かさの中に情熱を秘めているが思ったことをすぐ口にする癖があり、その自覚が全く無い。また「天才パイロット」と言う評価に相応しく自信家で、相当負けず嫌いな一面も持つ。任務に対しては自分にも他人にも非常に厳しく、そのために言いすぎてしまうこともある。年上のリュウジには「さん」付けで呼び、敬語を使っている。一方、ヨーコに対しては呼び捨てで「ヨーコ」と呼んでいる[注 5]。13年前の事件で研究員だった両親を失い、以来、7歳上の姉・リカと二人暮らしだったが、事件の際にヨーコに宣言した「きっと元に戻す」という約束を果たすべく、姉のもとを離れ戦闘に加わった。
- ワクチンプログラムの影響でスピードに優れているが、ニワトリが苦手でそれを見ると現物・写真を問わず5分間フリーズしてしまう。また、「ニワトリ」という単語を聞いたり、ニワトリのイラストや風見鶏を見た場合でも半フリーズ状態(動きが極端に鈍くなる。いわゆる「動作不良」)になってしまうこともある。
- 岩崎リュウジ(いわさき リュウジ) / ブルーバスター
- 演:馬場良馬(13年前:松岡広大[9]) / スーツアクター:竹内康博[6]
- 新西暦1984年1月15日生まれ。O型、28歳、[7]ID=222・458・804。メンバーの中では最年長で、年下のヒロムやヨーコを見守る立場であることを自任している。一人称は「俺」。気さくな兄貴分で、表には出さないが鍛錬は欠かさない努力家。博学でもあり、エンターが口にするフランス語の単語の意味をヨーコに教えることが多い。
- ヒロムが正式に加入する前から一緒に戦っていたヨーコのことを「ヨーコちゃん」と呼び、父親代わりとして接しており[注 6]ヒロムに反発する彼女を良く宥めている。その勝気な一方で、繊細で脆い部分も持つ彼女の内面も知っているため、長い間後述の自分の熱暴走した姿を見せないよう、気遣いを重ねて隠し通していた。一方、ヒロムに対しては呼び捨てで「ヒロム」と呼んでいる。
- 13年前の事件に遭うまではメガゾードへの憧れからマシンエンジニアを目指していた。高校は風見地区総合技術高等学校に通っていた。マサトが審査員を務めたロボットコンテストに出場したときは準優勝だった。
- ワクチンプログラムの影響で凄まじいパワーを誇るが、常に両腕から熱を発しており、動き続けると熱暴走を起こしてしまうため、マメに腕を湿布や保冷剤などで冷やしておかなければならない。熱暴走を起こすと、敵味方関係なしに襲い掛かる凶暴で好戦的な性格に豹変し、力を使い果たし倒れるまで止まらなくなる。
- 宇佐見ヨーコ(うさみ ヨーコ) / イエローバスター
- 演:小宮有紗 (13年前:平澤宏々路引用エラー:
<ref>
タグに対応する</ref>
タグが不足しています。 - ヒロムの13年間はウサダを通して知っていたが、姉に甘えて戦いから逃げているだけと認識し、本編開始時になってようやく現れたヒロムを「特別扱いされるだけのシスコン」と反発。「アイツ」呼ばわりし、ゴーバスターズに加入することには否定的だった。だが、13年前の事件の際、泣いていた自分に対し「きっと元に戻す」と幼き日のヒロムから約束されたことを思い出し、またヒロムもその「約束」を守るためゴーバスターズに加わったことを知り、徐々に態度を改め「ヒロム」と呼ぶようになる。一方でヒロムが加入する前から一緒に戦って来たリュウジに対しては「リュウさん」と呼び、全面的に信頼し慕っている。それだけに、初めてリュウジの熱暴走した姿を見た際はショックのあまり号泣してしまった。
- ワクチンプログラムの影響で跳躍力が優れているが、常に菓子類(チョコレート、ラムネ、ビスケットなど)を食べてカロリー摂取をしていないとエネルギー切れを起こして動けなくなってしまう。
- 陣マサト(じん マサト) / ビートバスター
- 演:松本寛也 / スーツアクター:清家利一
- 新西暦1972年生まれのエンジニアで、リュウジの先輩。13年前に亜空間に閉じ込められていたが、いかなる手段によってか脱出して現実世界に帰還し、黒木にコンタクトしていた。年齢は当時と同じ27歳のまま年をとっていない。一人称は「俺」。
- 天才ではあるが軽い性格で、「完璧でない方が面白い」が信条の変わり者。ヴァグラスとの対決姿勢は示しているもののエネトロンを守る気はなく、ヴァグラスが強奪したエネトロンを持ち去っている。
- 彼が変身するビートバスターはビート・J・スタッグのものに似た装甲が装着されている。
バディロイド
ゴーバスターズを支えるロボット達で元は動物型作業ロボット。13年前の事件でメタウィルスに感染したがワクチンプログラムをインストールされることで命と意思を持った。4体とも人格は♂である。黒木曰く、バスターマシンの要でありむやみやたらに出撃はさせない。
- チダ・ニック
- 声:藤原啓治 / スーツアクター:浅井宏輔[10]
- チーター型バディロイド。ヒロムの兄貴分であり、前向きでポジティブな性格。ヒロムが歯に衣着せず、ずけずけと物を言うため、そのフォロー役に回ることもしばしば。ヒロムの姉であるリカのことも案じており、彼女から「ヒロムの日常を奪った」という怒りの矛先を向けられた際は後ろめたさを感じていたが、10話による一件で彼女に認められたようである。一人称は「俺」。
- バイクモードへ変形してヒロムを乗せて現地へ向かうが[注 7]、最新式のカーナビを搭載しているにも関わらず方向音痴という弱点がある。後輪部分を武器としている。また状況に応じては戦闘も行いバグラー数体を蹴散らす戦闘能力を見せる。
- スーパー戦隊シリーズにバイクが登場するのは『特捜戦隊デカレンジャー』以来8年ぶり。
- ゴリサキ・バナナ
- 声:玄田哲章 / スーツアクター:岡元次郎[10]
- ゴリラ型バディロイド。リュウジのサポーター。怪力の持ち主だが落ち込みやすく、直ぐに謝るという気弱な性格。その上、極度の心配性でリュウジをいつも心配しており、パートナーと幼い頃から接してきたニックやウサダとは違い、既に自我を持った大人だったリュウジとの関係に悩む事も。感情が昂ぶると顔が回転する。一人称は「俺」。
- 基本的には基地内でメカニックを担当しているが、状況に応じては前述の通り反対する黒木を押し切り戦闘にも参加し高い防御力を活かしてリュウジをサポートする。
- ウサダ・レタス
- 声:鈴木達央
- ウサギ型バディロイド。ヨーコのサポーター。ヨーコ同様気の強いワガママな性格で、言葉の端々に皮肉と毒の入った話し方をするため、ヨーコとは喧嘩ばかりしているが、内心ではお互いを強く信頼しあっている。ヒロムのことをシスコン呼ばわりした張本人。一人称は「ウサダ」(たまに「僕」という時もある)。返事する際には「ラジャーラビット!」と言う。3体の中で唯一人型ベースでなく、円筒体に車輪と腕がついたというシンプルなボディだが、意外と動きは俊敏。
- 普段は司令室でデータ管理を担当している。またニックやゴリサキと比べ戦闘能力は高くないのかバグラーに襲われそうになった際には戦闘をニックに任せていた。
- ビート・J・スタッグ / スタッグバスター
- 声:中村悠一 / スーツアクター:佐藤太輔
- 昆虫型のバディロイド。頭部はカブトムシとクワガタムシの両面を意識したデザインとなっている。
- マサトの相棒だがバディロイドで唯一、バスタースーツを纏った姿に変身する。冷静な人格だが、妙に自己主張が強く、しかもマサトが何かしようとすると、タイミング悪く前に立ったり決めゼリフを先に言ったりすることが多いので、その都度「俺にかぶるな!」「先しゃべんな!」などとマサトに怒られている。通称「J」。一人称は「俺」。名前の「J」は樹液を意味している。
司令室
- 黒木タケシ(くろき タケシ)
- 演:榊英雄
- 数百名から構成される特命部の司令官。新西暦1972年生まれの40歳。一人称は「私」。ヒロム達からは「司令官」、マサトからは「黒リン」と呼ばれている。一方、自身はゴーバスターズの3人に対してはファーストネーム、森下・仲村の両オペレーターに対しては苗字で呼んでいる。13年前の事件当時、外勤からの帰宅中で転送研究センターを離れていたために難を逃れ、上司であるヒロムの父に3人と後のバディロイド達を託されていた。リュウジとヨーコの親達とも共に仕事をしていたため、ゴーバスターズの3人を幼い頃から知っており、我が子のように思っている。しかし同時に、メサイアをシャットダウンすることこそが最優先事項であると責務を強く感じており、そのためならばゴーバスターズすら囮にするような非情な判断を下すことも躊躇わないが、民間人に対しては犠牲者を出さない様に心掛けている。亜空間で生存しているかもしれない人々の救出を望むヒロムたちとは意見が相違するも、心を鬼にしてその要望は撥ね付けている。
- 仲村ミホ(なかむら ミホ)
- 演:西平風香
- 特命部にきたばかりの新人オペレーター。主に亜空間の分析とメガゾードの転送完了時間の予測を担当するが、状況によっては現場にも参戦する。16歳にして危険な戦いに挑むヨーコを同じ女性として気にかけている節がある。
- 森下トオル(もりした トオル)
- 演:高橋直人
- オペレーター。システム操作を主に担当。主にヴァグラスの情報やデータを最前線のゴーバスターズに伝達するが、仲村同様、状況によっては現場にも参戦する。
ヴァグラス
エネルギー体のメサイアを首領とした、悪意を持ったコンピューターによる組織。機械が支配する世界を創るため、エネトロンを狙い地球を征服しようとする。なお「ヴァグラス」とは、あくまで人間側によってつけられた通称である。
- メサイア
- 声:佐々木誠二
- エネルギー体であるヴァグラスの首領。ウイルス感染により自我を持ったスーパーコンピューターのメインプログラム。世界を支配すると言う野望を持つ。時には本来の目的であるエネトロンの強奪以外に、人々を苦しめ支配する、あるいは命を奪うことをエンターに命令することがある。13年前に亜空間に追放されたが、再び現実世界への侵略を開始した。一刻も早く現実世界に戻りたいという渇望が日に日に高まり、暴走しそうになることもしばしばで、その都度エンターに嗜められている。
- エンター
- 演:陳内将
- 人間の姿でスパイ活動を行う怪人。現実世界で暗躍するためのメサイアのアバター的存在で複数の個体がいる。キザな性格で時折「サバ?」「トトトトレビアーン」などフランス語混じりの気取った話し方をし、メサイアのことをマジェスティ(=陛下)と呼んでいる。約束事は人間相手であろうときっちりと守るという律儀な面もある。必要に応じて様々な服装に変化することが可能。指を鉄製の触手に変質させて自在に操ることで、相手を撹乱する。専用のノートパソコンとメタウイルスカードを所持し、それを介して無機物にウイルスプログラムをインストール、メタロイドの生成とメガゾード改造のデータの転送を行う。知略に長けており、ゴーバスターズを出し抜くことも何度かある。ゴーバスターズと交戦しているうちに彼らに歪んだ愛着を抱くようになり、ゴーバスターズ排除にも熱を出すようになる。Mission14のチューバロイド2によると心臓がない模様。
その他
- 桜田リカ(さくらだ リカ)
- 演:吉木りさ(13年前:水本凜[11])
- ヒロムの姉。新西暦1985年生まれの27歳。職業はイラストレーター。初登場時は体調不良で入院していた。昔から機械類が苦手な事もあり、13年前の現場には居合わせず事件には巻き込まれなかった。生き残った唯一の肉親である弟・ヒロムがゴーバスターズとして戦うことに反対し、特命部に弟を渡すまいと過保護なまでに庇い続け、ニックをボディガードにつける事にもかなりの説得が必要であり、付き合いが長いのにも関わらず、両親を奪った「科学」の象徴である事からニックの事を邪険にしていた。本編での最初の任務に赴くことをヒロム本人から知らされ激怒。ニックに対し「そそのかした」などと非難を浴びせるも、ヒロムに戦う決意を13年前から既にしていたことと13年間守ってくれたことへの感謝の意を伝えられ、任務に赴く彼を不服ながら見送ることになる。
- その後も「家族をバラバラにしたくない」とヒロムが戦うことを認めず、自身の絵の展覧会に招待するのを口実に、彼を連れ戻そうとしていた。しかし、ニックの説得とヒロムたちの戦いを目の当たりにしたことから、彼の戦いが「これ以上大切な人たちがバラバラにならないため」のものだと理解し、ヒロムとニックを認めるようになった。
- 桜田ヨウスケ(さくらだ ヨウスケ)、桜田ミチコ(さくらだ ミチコ)
- 演:山中聡、細越みちこ
- ヒロムの両親。転送研究センターのセンター長と所員の間柄でもあった。13年前に黒木に全てを託しメサイアをセンターごと亜空間に転送したが、その後の消息は不明。
ゴーバスターズの装備・戦力
初期メンバーの装備品
- モーフィンブレス
- ゴーバスターズが左手首に装備する変身ブレス。ディスプレイ部分のダイヤルを操作し、ボタンを押すことで「It's Morphin Time!」という音声と共にグラスが展開。バスタースーツが転送され、展開したグラスを目の位置に合わせて「レッツ、モーフィン!」の発声とともに再度ボタンを押すとヘルメットが転送され、最後にブレスのグラスがヘルメットに装着され、変身完了する。その他、通信、分析、ワイヤー射出、バスターマシンの呼び出しや敵メガゾードの転送完了時間の表示などの様々な機能を持つ。
- バスタースーツ
- ゴーバスターズの強化服。スーツを着用して発揮できる身体能力は常人の15倍に及ぶ。ヘルメットの着脱が可能だが、一度外してしまうとブレスを再度起動して、再装着しなければならない弱点がある。しかしMission7では、ヒロムがヘルメットを手で再装着していた。
- トランスポッド
- ゴーバスターズのジャケットに装備する装置。マークの部分を押すことで「Transport!」という音声と共にイチガンバスターやソウガンブレードを手元に転送できるほか、ボイスチェンジャー機能も備える。
- イチガンバスター
- 一眼レフカメラから変形するビームガン。コンクリートの壁もぶち抜くビームを発射する。カメラとして使用するとレンズを通した者をヴァグラスかどうか判別できる。姿が見えない敵を見つけ出す透視機能も備える。また、ホログラムを投影することも可能で、この機能を応用して敵を惑わすこともできる。
- ピント部分を合わせることで「It's Time for Buster!」の音声と共にエネトロンがチャージされ、メタロイドを破壊するほどの威力を持つ強力なビームを放つ。
- またソウガンブレードと合体することで「It's Time for Special Buster!」の音声と共にスペシャルバスターモードという必殺形態となり、より強力なビームを発射する。
- ソウガンブレード
- 双眼鏡から変形する剣。硬い鉄板を切り裂くほどの切れ味を誇る。双眼鏡として使うとエネトロンの流動を視認できる。
- スイッチを押すことで「It's Time for Buster!」の音声と共にエネトロンがチャージされ、メタロイドを破壊するほどの威力を持つ強力な斬撃を放つ。
- 監視カメラ
- 掌大の球体型カメラで、ゴーバスターズの戦闘状況を司令室のモニターへ中継する。
ビートバスター・スタッグバスターの装備品
- モーフィンブラスター
- 通常の携帯モードではビート・スタッグバスターへの変身に用いられる他、通信やバスターマシンの発進を行う。
中央から折り曲げた「ブラスターモード」では内蔵する高性能ジェネレーターで生成された破壊力抜群の光線を発射する。 画面のグラスを展開する事で「Boost up for buster!」の音声と共にエネトロンをチャージし、更に強力な光弾を発射する。 光弾の色はビートバスターが金色、スタッグバスターが水色となっている。
- ドライブレード
- 長剣形態の「ブレードモード」とハンドル形態の「ドライブモード」に変形し、ドライブモードではバスターマシンの操縦に用いる。ブレードモードでは内蔵する強力なエネトロン増幅機により鋼鉄も紙のように切り裂く程の切れ味を発揮する。
バスターマシン
ゴーバスターズが操縦する、エネトロンを動力源とした巨大マシン。各バディロイドがコクピットの一部となる形で同乗しており、戦闘中もリアルタイムでパートナーへのサポートを行うほか、バディロイドがマシンと一体化することで機体前部に機体名の動物を模した頭部が現れた〈バスタービークル〉形態、および〈バスターアニマル〉形態への変形が可能となる。 バディロイド単独でも操縦が可能だがバスタービークル、およびバスターアニマル形態への変形ができない。変形、合体時にはコクピット右側にあるマルチコンソールパネルからコードを入力する。 戦闘の他、救助活動や、大型作業にも使用される。 ちなみにアルファベット2文字は動物と乗り物を表している。
- CB-01チーター
-
- 重量:1282t(ニック一体化前)、1300t(ニック一体化後)
- 出力:493万hp/t(ニック一体化前)、500万hp/t(ニック一体化後)
- レッドバスターの専用バスターマシン。唯一単独でメガゾード形態に変形可能。劇中の描写から13年前には既に開発されていた模様。ビークル・アニマル間の変形コードは「GB1」、ゴーバスターエースへの変形コードは「GB4」。
- バスタービークルCB-01チーター
-
- 全長:38.7m(ニック一体化前)、45m(ニック一体化後)
- 全高:12.8m
- 全幅:19.2m
- 最高走行速度:330km/h(ニック一体化前)、350km/h(ニック一体化後)
- 高速移動に特化したスーパーカー型のビークル形態。武装は機体側面に内蔵された機関砲のほか、後述のゴーバスターエースのバスターソード[注 8]となるリアウイングを突き出し、敵を切り裂くこともできる。CBは「チーター」と「バギー」を意味している。
- バスターアニマルCB-01チーター
-
- 全長:61.3m
- 全高:23.3m
- 全幅:17.4m
- 最高走行速度:300km/h
- 瞬発力・運動性に優れるチーター型の動物形態。武装はビークル時のヘッドライトに搭載されたビーム砲のほか、鋭い爪と牙で敵に襲い掛かる。
- ゴーバスターエース
- スーツアクター:浅井宏輔[要出典]
- 全高:38m
- 全幅:30m
- 胸厚:14m
- 最高走行速度:330km/h
- 人型のメガゾード形態。武装はビークル時のリアウイング(アニマル時は尻尾)が分離変形した「バスターソード」と両肩のミサイル。なお、バスターソードは本部に予備が複数あり、必要に応じて手元に転送される。バーニアによって低空飛行および高速移動が可能。
- ブレスのスイッチを押すことで「It's Time for Buster!」の音声と共にエネトロンがヒロムの両腕から操縦桿を通してチャージされ、敵メガゾードを両断する必殺の斬撃を放つ(名称不明)。
- ゴーバスターエースは50人もの整備員の手で整備がされている。ヒロムや他の隊員からは「エース」と略して呼ばれる。
- GT-02ゴリラ
-
- 重量:1582t(ゴリサキ一体化前)、1600t(ゴリサキ一体化後)
- 出力:593万hp/t(ゴリサキ一体化前)、600万hp/t(ゴリサキ一体化後)
- ブルーバスターの専用バスターマシン。最大出力ではCB-01を上回る。変形コードは「GB2」。GTは「ゴリラ」と「トレーラー」である。
- バスタービークルGT-02ゴリラ
-
- 全長:36.3m(ゴリサキ一体化前)、40m(ゴリサキ一体化後)
- 全高:18.7m
- 全幅:16m
- 最高走行速度:250km/h(ゴリサキ一体化前)、280km/h(ゴリサキ一体化後)
- 4軸(8輪)トラック型のビークル形態。荷台に災害時に逃げ遅れた一般車両などを格納できる。また荷台からはビームを発射できるほか、荷台上にRH-03を載せることも可能。
- バスターアニマルGT-02ゴリラ
-
- 全長:27.1m
- 全高:25m
- 全幅:32m
- 最高走行速度:250km/h
- 怪力と器用さを兼ね備えたゴリラ型の動物形態。肩の多連装ランチャーから発射されるバナナ型ミサイルは、発射後に実(弾頭)と皮に分離し、地面に落ちた皮はメガゾードの足を滑らせることもできる。左右の肩の上に移動したビークル時のタイヤには様々な機能があり、サーチライト、ビーム照射、スピーカーに使用された。
- RH-03ラビット
-
- 重量:782t(ウサダ一体化前)、800t(ウサダ一体化後)
- 出力:293万hp/t(ウサダ一体化前)、300万hp/t(ウサダ一体化後)
- イエローバスターの専用バスターマシン。他2機と比べて格段に小さい分偵察に向く。変形コードは「GB3」。RHは「ラビット」と「ヘリコプター」である。
ゴーバスターオー
- 全高:53.5m
- 全幅:46.3m
- 胸厚:22.3m
- 重量:3700t
- 最高走行速度:300km/h
- 出力:1400万hp/t
- コンバインオペレーションを発動後、3機のバスターマシンが合体コード「GB5」で「特命合体」した巨大メガゾード形態。合体後の掛け声は「ゴーバスターオー、レディーゴー!」。ゴーバスターエースを中心にゴリラとラビットが複数の強化パーツに分離して装着され、チーターとラビットの頭部がそれぞれ両肩に合体しているのが特徴。合体時はエースを囲むように浮遊するゴリラとラビットのパーツがシールドを展開し、敵メガゾードの攻撃から無防備なエースを守る。
エースのバスターソードとラビットのブースター部分が合体した「ブーストバスターソード」を武器とし、左腕に装着したラビットの回転翼はハサミ状に変形し、2枚のブレードの間に電磁バリヤー式シールドを発生させる。圧倒的パワーを誇る一方、エネトロンを大量に消費するために戦闘可能時間が短く、あらかじめ基地で合体してから出動する余地もないとされる。合体の際にコクピットは全員頭部に移動するが、従来のスーパー戦隊ロボのように1つのコクピットへ集合することはなく、各コクピットは分離したままとなっている。
必殺技はゴリラのタイヤが変形したライトから発する疑似亜空間フィールドに敵を拘束し、ブレスのスイッチを押すことで「It's time for buster!」の音声と共にブーストバスターソードで敵を斬り裂く「ディメンションクラッシュ」。擬似亜空間フィールドの効果により、地中などのこちらが満足に攻撃できない場所にいる敵に対してもピンポイントでダメージを与えることができる。
ヴァグラスの戦力
- メタロイド
- エンターによって「メタウイルス」をインストールされた無機物が変化して誕生する等身大の凶悪ロボット怪人。それぞれベースとなった器物と送り込まれたウイルスに含まれる「齧る」、「燃やす」などの属性に合わせた能力を有している。各個体が誕生すると同時に、その素体となった器物の情報がヴァグラスの本拠地に転送され、メガゾードの改造が行われる。なお、メタロイドの生成には大量のエネトロンを使用するため、生成の際はエンターが普段持ち歩いている小型のエネトロンタンク、もしくは施設のエネトロンを使用する場合がある。
- バグラー
- エンターがバグラーカードを挿入することで、付近のコンセントから出現する戦闘員。人間に変身して活動することが可能。武器はクローとしても使えるハンドガン。
- メガゾード
- 素体メガゾードにメタロイドのデータを取り込み、ヴァグラスの本拠地の在る亜空間から現実空間へ転送されてくる巨大ロボット。メタロイドの誕生後、データの受信、分析、改造、メガゾードの転送という手順から出現には若干のタイムラグがあり、なおかつそのラグも数分程度で終わる時もあれば場合によっては何時間もかかる時もあるなど幅が激しい。特命部はその異常なエネルギー反応を感知してメガゾードの出現予測時間を特定することができ、作中では場合によって画面端に転送完了までの時間がリアルタイムでカウントダウンされる。元々は転送研究センターで使われていた作業用の巨大ロボットだった。主に以下の3タイプの素体メガゾードのいずれかをベースとしている。
- タイプα
- スピードに特化。後述のバグゾードを2体生成する能力を持ち、連携戦が可能。
- タイプβ
- パワーに特化。機動力は低いが、素体となったメタロイドのデータを大いに活用した強靭な技を繰り出す。
- タイプγ
- 強化バトルタイプ。ゴーバスターズも「もっとも厄介」と称する戦闘力を持ち、単独で物体を亜空間転送する能力を持つ。
- バグゾード
- αタイプのメガゾードから射出され[注 9]行動する、バグラーを模した量産型のメガゾード。背中に装着した二門のキャノン砲や右手のハンドガンを武器とするが、大型のメガゾードと違い特化した能力を持たないため、戦力的には劣っている。しかし、バディロイドのみでゴーバスターが搭乗していないバスタービークルのレベルでは互角に戦う程度の力は持つ。
設定・用語
- 新西暦
- 物語の舞台世界の年号。作中はテレビ放映時の西暦と同じ2012年となっている。
- エネトロン
- 新西暦において発見された新なる超エネルギー。微量でも爆発的なエネルギーを生み出す上に人体への悪影響も一切ないクリーンエネルギーで、電気・ガス・ガソリンなどの様々な資源にとって代わる新西暦の世界ではなくてはならないエネルギー源となっており、街中のあらゆる地区に高層ビル大サイズの「エネトロンタンク」が設置されている。ヴァグラスはメサイア復活のために大量のエネトロンを狙っている。数量の単位は「トロン」。
- エネルギー管理局
- エネトロンを中心とするエネルギーの管理や調査をする組織。
- ゴーバスターズ基地
- 都市の地下70mに設置されたエネルギー管理局特命部の基地で、頭脳となる司令室を中心に、各部署や居住区、各バスターマシンを収納する格納庫[注 10]が置かれている各エリアが東西3.5km、南北2.7kmに渡って点在する。司令室から都市の随所には『シューター』と呼ばれる通路で繋がっており、メンバーやバスターマシンの出入口が隠されている。複雑な通路で繋がる蟻の巣状の構造であるのは、敵が襲撃してきた時などの万が一に備えてのことである。具体的な人数は不明だが、多くの作業員や職員が勤務している。
- 転送研究センター
- 黒木やヒロムの両親、ヨーコの母が勤めていた研究施設。13年前にメサイアによって占拠された際に、センター長である桜田ヨウスケの手によって施設全体が亜空間に転送された。現在、ヴァグラスはこの施設を拠点とし、転送設備を利用して現世に襲来した。
- メタウイルス
- エンターが所持するカードから送り込まれるコンピューターウイルス。「齧る」・「燃やす」など動作が元になっており、これを無機物にインストールすることでその物体をメタロイドへと作り変える。
- メガゾード
- ゴーバスターズが使用するバスターマシンのロボット形態やヴァグラスが使用する巨大ロボの総称。
スタッフ
『電磁戦隊メガレンジャー』でサブプロデューサーを努めた後、仮面ライダーシリーズを中心に活動していた武部直美が本作品で戦隊作品初のチーフプロデューサーを担当し、1クール目までは補佐として『天装戦隊ゴセイジャー』の若松豪が受け持っていた。
脚本には『侍戦隊シンケンジャー』の小林靖子のほかにライダーシリーズの常連の毛利亘宏が戦隊初参加、劇判音楽には『炎神戦隊ゴーオンジャー』の大橋恵を再起用。過去シリーズでレッド戦士などを演じてきた福沢博文がアクション監督に昇格。そして武部同様に仮面ライダーシリーズで活動し、『シンケンジャー』で戦隊作品の演出に経験を持つ柴崎貴行が初のパイロット監督を担当。第2クールからは『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』、『バトルフィーバーJ』と最初期のシリーズに関与していた金田治が本編監督としては初の戦隊に参加。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- プロデューサー:佐々木基(テレビ朝日)、武部直美・若松豪 ( - Mission14)(東映)、矢田晃一・深田明宏(東映エージエンシー)
- 脚本:小林靖子、毛利亘宏、下山健人
- 監督:柴崎貴行、中澤祥次郎、渡辺勝也、竹本昇、加藤弘之、金田治(JAE)
- 音楽プロデューサー:Project.R(日本コロムビア)
- 音楽:大橋恵(Project.R)
- ナレーション:宗方脩
- 撮影:松村文雄、大沢信吾
- 照明:柴田守
- 美術:大谷和正
- 録音:中前哲夫
- 編集:佐藤連、阿部嘉之
- スプリクター:渋谷康子、國米美子
- 助監督:須上和泰
- 計測:岩崎智之、相葉実
- MA・選曲:宮葉勝行
- MAオペレーター:原口崇正
- 音響効果:小川広美(大泉音映)
- ダンス振付:彩木エリ
- カースタント:西村信宏(武士レーシング)
- プロデューサー補:望月卓
- ラインプロデューサー:道木広志
- 制作担当:東正信
- 視覚効果:沖満
- 特撮コンテ:なかの★陽
- 絵コンテ:チュウチュウコンビナート
- キャラクターデザイン:出渕裕(バグラ―、バグゾード)、篠原保(エネトロンタンク)、原田吉朗(メガゾードα)、森木靖泰(メガゾードβ、メガゾードγ)、K-SuKe
- 企画協力:企画者104
- 資料担当:葛西おと、松井大
- イラスト:唐橋充
- デザイン協力:プレックス
- 造型:レインボー造型企画
- アクション監督:福沢博文(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)
- 特撮研究所
- 撮影:鈴木啓造、岡本純平
- 照明:安藤和也、関澤陽介
- 美術:松浦芳、長谷川俊介
- 操演:中山亨、和田宏之
- 特殊効果:船越幹雄(ライズ)
- 助監督:小串遼太郎
- 製作:三松貴
- 特撮監督:佛田洋
- オートバイ協力:本田技研工業、クリエイティブ・オフィス ヤップ
- 技術協力:東映ラボ・テック、アップサイド、ブル、M・SOFT、西華産業、五藤光学研究所
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージェンシー
音楽
主題歌
オープニングテーマ
- 「バスターズ レディーゴー! 」
- オープニング映像の使用は第2話からで、第1話は本編中に挿入された。タイトルロゴがオープニングの最後だけに出るのは本作品がシリーズ初で[注 11]、上記の通りタイトルコールもない。また「スーパー戦隊シリーズ」のロゴは従来のオープニング前ではなく番組開始時に表示されるようになった。
- 第5話ではアバンタイトルなしで番組開始後即オープニングが流れた。
- 第7・10話ではボーカル版が、第12話ではインストゥルメンタル版が挿入歌として使用された。
- 太鼓の達人シリーズにも収録されている[12]。
エンディングテーマ
- 「キズナ〜ゴーバスターズ!」
-
- 作詞:藤林聖子/ 作曲・編曲:大石憲一郎(Project.R)/ 歌:謎の新ユニットSTA☆MEN
- エンディング映像ではゴーバスターズを含むエネルギー管理特命部の職員がダンスをしており、Bパート終了前のテロップも「CMのあと、みんなでうたっておどろう!」となっている。
- 「One wish,One day」(第9・10話)
挿入歌
- 「バスターマシン、発進せよ!」(第9話)
- 「Boost Up! ビートバスター」(第15話)
放映リスト
本作品の話数の単位は「Mission(=任務)」となっている。尚、前年の東日本大震災で最も被災を受けた岩手県<岩手朝日テレビ>、宮城県<東日本放送>、福島県<福島放送>の東北三県は今春で地上アナログ放送が終了し、地上デジタル放送に移行した。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | ゲストキャラ | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
2012年 2月26日 |
Mission1 | 特命戦隊、集結せよ! |
|
小林靖子 | 柴崎貴行 | |
3月4日 | Mission2 | 13年前の約束 |
| |||
3月11日 | Mission3 | GT-02アニマル、出撃! | ― | |||
3月18日 | Mission4 | 特命と決意 | 中澤祥次郎 | |||
3月25日 | Mission5 | キケンな熱暴走! | ||||
4月1日 | Mission6 | 合体!ゴーバスターオー | 渡辺勝也 | |||
4月8日 | Mission7 | エース整備不良?! | 毛利亘宏 | |||
4月15日 | Mission8 | マシン設計図を守れ! |
|
小林靖子 | 柴崎貴行 | |
4月22日 | Mission9 | ウサダ奪還作戦! | ― | |||
4月29日 | Mission10 | 戦う理由 |
|
竹本昇 | ||
5月6日 | Mission11 | ねらわれたウイークポイント | ― | 下山健人 | ||
5月13日 | Mission12 | 変装はお好き? |
|
毛利亘宏 | 加藤弘之 | |
5月20日 | Mission13 | サプライズな休日 | ― | 小林靖子 | 中澤祥次郎 | |
5月27日 | Mission14 | サバ?救出作戦 |
| |||
6月3日 | Mission15 | 金の戦士と銀のバディ | 金田治 |
他媒体展開
映画
- 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』
- 2012年1月21日公開。前作『海賊戦隊ゴーカイジャー』と『宇宙刑事ギャバン』の共闘をメインにした作品だが、テレビ本編に先駆けてゴーバスターズの3人が登場している。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 2012年4月21日公開。本作までのスーパー戦隊シリーズは勿論のこと、仮面ライダーシリーズも加わって223人のヒーロー&ヒロインが登場する。
- テレビ本編(放映時)第7話のEDから第11話まで、この作品の映像が使用されている。
- 『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』
- 2012年8月4日公開予定。東京タワーの全面協力の下、撮影が行われた。
映像ソフト化
- 『特命戦隊ゴーバスターズ』
- 本作のTVシリーズのDVD及びBlu-ray Discは、2012年7月21日発売予定。
- TVシリーズの第1話と第2話の再編集版である「ヒーロークラブ」は2012年5月21日発売。第4話と第6話の再編集版は6月21日発売予定。全2巻。
脚注
注釈
- ^ 俳優陣によるタイトルコールとしては『忍者戦隊カクレンジャー』以来18年ぶりの廃止。ただし番組ロゴは歌詞の最後にある番組名の部分での表示となる。CMでは従来通りタイトルコールが使用されている。
- ^ 前作『ゴーカイジャー』が東日本大震災による延期などの特別体制になったため。2月下旬の開始も『救急戦隊ゴーゴーファイブ』以来13年ぶりとなる(2月第4週の開始はその前作『星獣戦隊ギンガマン』以来実に14年ぶり)。またその東日本大震災の被害が甚大となった岩手県の岩手朝日テレビ(IAT)、宮城県の東日本放送(KHB)、福島県の福島放送(KFB)ではアナログ放送最後の作品となる。
- ^ 素の状態の人間は転送には耐性が無く、無事だったのはプログラムを移植した者のみと確認されている。
- ^ 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』登場時を除き、「特命戦隊ゴーバスターズ」とは名乗らない。「○○戦隊」と名乗らない例は過去にも存在したものの、戦隊名を名乗らない戦隊は本作品が初となる。
- ^ Misson5「キケンな熱暴走!」では1度だけ「ヨーコちゃん」と呼んだシーンがあった。
- ^ ただし本人は「お兄さんにして欲しい」と言っている。また、ヨーコが誘拐されたときには彼女を呼び捨てにするほどメタロイドに怒りを表していた。
- ^ Mission14ではゴリサキとウサダを乗せている。
- ^ Misson12「変装はお好き?」で初めて呼称された。
- ^ Mission9では前の話において地下で倒されたドリルゾードに搭載されていた物がエンターの遠隔操作で地面から飛び出してきた。
- ^ CB-01の格納庫は司令室の後方に置かれている。
- ^ 最初と最後にタイトルが表示されることは過去にもあった。
出典
- ^ テレビ朝日公式サイトより。
- ^ 『HYPER HOBBY』徳間書店、2011年12月。ASIN B006JOY3PE。
- ^ a b c 『スーパー戦隊 36LEGENDS』日之出出版、2012年2月、16頁。ISBN 978-4-89198-862-3。
- ^ 『スーパー戦隊 36LEGENDS』p.19
- ^ “所属タレント情報”. テアトルアカデミー. 2012年3月30日20:06閲覧。
- ^ a b 『HYPER HOBBY』2012年3月号、徳間書店
- ^ a b 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。「nenrei
」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』公式パンフレットより。
- ^ 松岡 広大 - アミューズ オフィシャル ウェブサイト
- ^ a b 「小宮有紗インタビュー」、『東映ヒーローMAX』第40号、辰巳出版、2012年
- ^ 水本凜のブログ、水本凜オフィシャルブログ「リンリン♪こちら凜です!
- ^ 太鼓の達人 バージョンアップ内容発表!2011年5月6日観覧
外部リンク
- テレビ朝日内公式サイト
- 激写戦隊現場スターズ - ブログ
- 東映内公式サイト
- スーパーせんたいネット
- 日本コロムビア - 主題歌特設サイト
- DOGATCH「特命戦隊ゴーバスターズ」特集
テレビ朝日系 日曜7時台後半 (スーパーヒーロータイム1枠 / ニチアサキッズタイム2枠) |
||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
海賊戦隊ゴーカイジャー
(2011年2月13日 - 2012年2月19日) |
特命戦隊ゴーバスターズ
(2012年2月26日 - ) |
-
|