岩浪美和

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岩浪 美和(いわなみ よしかず)は、日本音響監督神奈川県横浜市出身。

概要・経歴・人物

学生時代に自主映画の制作などを通じて映画や演劇に興味を持ち、専門学校の音響芸術科を出てミキシング・エンジニアを6年間勤めた後、映像演出を経て、山田悦司に師事しながら音響監督としてのキャリアを開始。ウィーヴ(旧:イオン)企画作品やディオメディア(旧:スタジオバルセロナ)元請作品の多くに参加。

参加作品(特に子供向けアニメ少年向けアニメ)に声優のアドリブやパロディBGMが多用されることでも知られる。特にトランスフォーマーシリーズのアニメ作品には『ビーストウォーズ』から『プライム』、『サイバーバース』まで国内・海外作品を問わず多くの作品に関わっており、海外作品の吹き替えでは原語版にはないアドリブを挿入するなど、コミカルな脚色を数多く加えた演出となっている。

2006年の『ワンワンセレプー それゆけ!徹之進』には岩浪を基にしたモブキャラクターが登場した(声はあてていない)。同作以降はいわゆる子供向けアニメには長らく参加していなかったが、2010年の『トランスフォーマー アニメイテッド』と『ジュエルペット てぃんくる☆』で復帰した。

自身が担当した作品を上映する映画館での音響効果調整や、突貫で臨時映画館として仕立て上げた上映会のプロデュースに自ら携わる事もある[1][2][3]

また、イマーシブサウンドでの制作に積極的であり、2017年公開の『BLAME!』で国内アニメとしては初めてドルビーアトモスを導入して以降、その後も劇場版アニメの一部でドルビーアトモスを採用している(『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話・第2話・第3話』、『ニンジャバットマン』、『スパイダーマン:スパイダーバース』(吹替版)、『HELLO WORLD』、『シドニアの騎士 あいつむぐほし』、『劇場版ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア』)。また、『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』では、実写を含めた邦画作品で初となるDTS:Xを採用した。

近年は効果技師の小山恭正、ミキサーの山口貴之のトリオで音響制作に携わることが多い。

参加作品(音響監督)

※ 特記のない限り全て音響監督としての参加

テレビアニメ

1989年

1996年

1997年

1998年

  • YAT安心!宇宙旅行2

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

OVA

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2017年

2018年

2019年

2021年

劇場アニメ

1998年

2000年

2007年

2009年

2011年

2012年

2013年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2021年


Webアニメ

2008年

2010年

2018年

2019年

映画

2001年

2005年

2010年

2011年

Vシネマ

1986年

1994年

  • バナナ白書 何でもありの僕と…彼女
  • バナナ白書2 ※第3話「夢であえたら」

吹き替え

※ 特記のない限り全てビデオ及びDVD版。特記のない限り全て演出としての参加。

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2008年

2009年

2012年

2013年

2014年

2015年

2019年

2020年

CDドラマ

1992年

2007年

ラジオドラマ

特記のない限り全て演出としての参加。

1993年

1995年

1997年

1998年

2008年

ゲーム

1999年

2010年

その他

2009年

2016年

参加作品(監督、脚本・脚色)

テレビアニメ(監督、脚本・脚色)

1993年

1994年

1996年

1997年

1999年

2004年

2010年

2012年

2019年

劇場アニメ(監督、脚本・脚色)

1998年

1999年

映画(監督、脚本・脚色)

1991年

2011年

Vシネマ(監督、脚本・脚色)

1988年

1991年

1994年

脚注

注釈

  1. ^ ただし、ポリグラム株式会社(現・ユニバーサル ミュージック合同会社)から全14巻としてビデオで発売された日本語吹き替え版における『X-MEN』では、吹替演出として担当している。

出典

  1. ^ 岩浪美和音響監督に聞く、劇場だからできたSAOの「迫力ある音」の秘密 週刊アスキー 2017年7月14日、同20日閲覧。
  2. ^ (日本語) 『ガールズ&パンツァー劇場版』大洗凱旋上映会 2017年4月29日 大洗文化センター, https://www.youtube.com/watch?v=51qsHUu4I2I 2022年1月6日閲覧。 
  3. ^ 「ガールズ&パンツァー 劇場版」星空上映会|ガールズ&パンツァー最終章 公式サイト”. ガールズ&パンツァー最終章 公式サイト. 2022年1月6日閲覧。
  4. ^ TVアニメ「プラネット・ウィズ」公式サイト”. 2018年3月23日閲覧。
  5. ^ STAFF&CAST”. TVアニメ「薔薇王の葬列」公式サイト. 2021年10月4日閲覧。

外部リンク