タイムマシン (2002年の映画)
| タイムマシン | |
|---|---|
| The Time Machine | |
| 監督 | サイモン・ウェルズ ゴア・ヴァービンスキー |
| 脚本 | ジョン・ローガン |
| 製作 | ウォルター・F・パーク デヴィッド・バルデス |
| 製作総指揮 | アーノルド・レイボヴィット ローリー・マクドナルド ジョーグ・サラレグイ |
| 出演者 | ガイ・ピアース ジェレミー・アイアンズ |
| 音楽 | クラウス・バデルト |
| 撮影 | ドナルド・マカルパイン |
| 編集 | ウェイン・ウォーマン |
| 配給 | |
| 公開 | 2002年3月4日 2002年7月20日 |
| 上映時間 | 96分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $80,000,000[1] |
| 興行収入 | $56,832,494[1] 18億5000万円[2] $123,729,176[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『タイムマシン』(The Time Machine)は、2002年のアメリカ映画で、SF映画。ワーナー・ブラザーズ製作。H.G.ウェルズの小説『タイム・マシン』を原作とした映画であるが、物語には大幅な脚色がされている。また、本作は1959年にアメリカで製作されたSF映画『タイム・マシン 80万年後の世界へ』のリメイク作品である。
目次 |
[編集] 概要
監督のサイモン・ウェルズは原作者H.G.ウェルズの曾孫。撮影中に体調を崩したため、一部ゴア・ヴァービンスキーが代わり、共同監督を務めた。2002年のアカデミー賞においてはメイクアップ賞にノミネートされた。日本ではDVD「タイムマシン 特別版」が12月20日にワーナー・ホーム・ビデオから発売された。話題になったのは『タイタニック』を手がけたデジタル・ドメイン社によるVFXである。タイムトラベルのシーンは原作小説に忠実に描かれ、あたりの景色が時間とともに移り変わっていく様子がCGを駆使して描かれた。
[編集] キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
|---|---|---|---|
| DVD版 | TV版 | ||
| アレクサンダー・ハーデゲン | ガイ・ピアース、レックス・ラング(一部の声) | 子安武人 | 東地宏樹 |
| エマ | シエンナ・ギロリー | 加藤優子 | 小林さやか |
| ウォチット夫人 | フィリーダ・ロウ | 麻生美代子 | 瀬畑奈津子 |
| デイビッド・フィルビー博士 | マーク・アディ | 大滝進矢 | 仲野裕 |
| ボックス | オーランド・ジョーンズ | 置鮎龍太郎 | 高宮俊介 |
| マーラ | サマンサ・マンバ | 朴璐美 | 高橋理恵子 |
| ケイレン | オメーロ・マンバ | 瀧本富士子 | 近藤玲子 |
| ウーバー・モーロック | ジェレミー・アイアンズ | 小川真司 | 西本裕行 |
| モーロック(声) | ディー・ブラッドリー・ベイカー | ||
[編集] ストーリー
1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは、最愛の恋人を強盗に襲われ失ってしまう。恋人を取り戻したいと願ったアレクサンダーはタイムマシンを完成させ、過去に遡り、恋人を危険から救おうとする。しかし、彼女は別の事故に巻き込まれ、どうしても死を防ぐことが出来ない。なぜ過去を変えることができないのか・・・その答えを求め、アレクサンダーはタイムマシンに乗り未来へ向かう。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] 原作との相違点
主人公は原作ではロンドンに住むイギリス人であったが映画ではニューヨークに住むアメリカ人になっている。原作では主人公は気の赴くままに行き先を決めている。主人公の内面はほとんど語られないが、切実さは感じられず、知的好奇心や冒険心などが動機のようである。対して映画では、主人公は恋人を失う過去を変える目的でタイムマシンを完成させる。最初に恋人の死を回避するための4年前への時間旅行、過去を変える方法を未来人に聞くためという未来への時間旅行の目的、2度の途中下車、事故によって予定外の未来へ行ってしまうという展開は映画のオリジナル設定である。また、原作では主人公は未来に着いたとたん、野蛮なモーロックにタイムマシンを奪われて、意思に反して未来に留まる。対して映画ではタイムマシンはすぐには奪われず、主人公はタイムマシンを返されたにもかかわらず、自分の意思で未来に留まる。エロイ(Eloi)とモーロックの分化については、原作では階級対立が原因だと主人公は推測するが、映画にはそのくだりは無く、第3の種族ウーバー(ジェレミー・アイアンズが演じたモーロックの頭脳をつかさどるボス。原作には登場しない)が映画オリジナルの設定を説明する。原作では具体的に描かれているモーロックがエロイを養っている様子も映画には無い。なお、この映画でのエロイは肉体的な面も知能面も現代人と変わらないように描写されている(黒人及びアジア系の俳優が普通に演じている)。またエロイは、過去に意味のあった物だろうから子孫に伝えるという理由で、遺跡のように残る看板等を教材にするなどして子供の頃に大人から英語を教えられるため、一部の者は成人後も英語を理解でき、英語しか話せない主人公と意思疎通ができる。
最も大きな相違点は結末である。原作では主人公はモーロックから無事タイムマシンを取り戻して自分の時代に帰り、その後でタイムマシンと共に行方不明となる(直接の描写はされず詳細は不明)。映画では「未来を変える」と自らタイムマシンを破壊し、モーロックを異次元へ葬り去って全滅させるという行動に出て、最後は過去を捨て未来世界での新たな人生を選ぶという全く異なるエンディングとなっている。
図書館のフォトニックで構成されたA.I.の存在や、月が(爆弾による)開発の失敗により崩壊し、地球へ墜落し文明を滅ぼすなどもこの映画のオリジナル設定である。また、この映画ではタイムパラドックスは示唆されない。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 出典
- ^ a b c “The Time Machine (2002)” (英語). Box Office Mojo. 2010年11月15日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2002年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年11月15日閲覧。
[編集] 関連項目
- 宇宙戦争 (2005年の映画) - H.G.ウェルズ原作の映画。スティーブン・スピルバーグ監督。
[編集] 外部リンク
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