宇宙戦争 (ラジオ)

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宇宙戦争』(うちゅうせんそう、The War of the Worlds)は、オーソン・ウェルズが、H.・G・ ウェルズ作『宇宙戦争』をラジオ番組化したものである。

番組概要[編集]

1938年10月30日ハロウィン特別番組として、アメリカのラジオ番組Mercury Theatre on the Airで放送された。この生放送は多くの聴取者を恐怖させ、実際の火星人侵略が進行中であると信じさせた。

侵略がフィクションである旨を告げる「お断り」が何度もあったと言われるが、そのうちの1度は放送開始直後、残り2度は終了間際であったため、その間、聴取者側から見れば、混乱と恐怖のための時間が充分残っていた。

オーソン・ウェルズの翻案は、おそらく歴史上最も成功したラジオドラマ作品であろう。それは、Radio Projectの最初の研究課題のひとつとなった。

ただし、このパニックについては、疑いも持たれている。全国の警察に膨大な量の問い合わせの電話があったことは事実であるが、それ以上の行動が起こったという証拠はほとんどない。当時新興メディアであったラジオに対して警戒心をあらわにしていた新聞がことさらにバッシングを行ったことが都市伝説化したものだとする説も有力である。

放送[編集]

火星人がVan Ness Parkに「着陸した」ところを祝っている記念碑。

H. G. ウェルズの小説は、19世紀末の地球に対する火星人の侵略についての物語で、イギリスで繰り広げられる出来事に遭遇する人物を語り手としている。

ラジオドラマのストーリーは、当初Howard Kochが翻案、執筆したものに、オーソン・ウェルズやCBSMercury Theatre On The Airのスタッフからのアイディアが取り入れられたものであった。

舞台は、後にニュージャージー州West Windsor Townshipに編入される、放送当時実在のコミュニティ、Grover's Millへと移され、ラジオ番組の形式は、発生中の事件の生中継を模することになっていた。このためにウェルズは、Herbert Morrisonによるヒンデンブルク号爆発事故のラジオレポートの録音を、俳優Frank Readick他のキャストに再生してみせてまで、彼が求める雰囲気を示そうとした。

参考資料[編集]

  • 『H・Gウェルズの宇宙戦争』 ユニコム〈CD+BOOK 全米ラジオドラマ傑作選 ミステリー劇場〉、ISBN 978-4896893892

関連項目[編集]