神無月の巫女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
神無月の巫女
ジャンル 伝奇学園百合ロボット
漫画
作者 介錯
出版社 角川書店
掲載誌 月刊少年エース
発表期間 2004年 - 2005年
巻数 全2巻
アニメ
原作 介錯
監督 柳沢テツヤ
シリーズ構成 植竹須美男
キャラクターデザイン 藤井まき
メカニックデザイン 村田護郎
音楽 窪田ミナ
アニメーション制作 ティー・エヌ・ケー
製作 神無月の巫女製作委員会
放送局 放送局参照
放送期間 2004年10月 - 12月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

神無月の巫女』(かんなづきのみこ)は、介錯による日本漫画作品。月刊少年エース2004年から2005年まで連載されていた。2004年10月から同年12月にテレビアニメが放送された。

概要[編集]

萌えアニメとしての色彩が濃いものの、少女2人の百合的感情や残酷な宿命を軸に少年1人を交えた、三角関係の愛憎劇。更には巨大ロボット輪廻転生なども含んだ、性別を超えた純愛作品でもある。

オロチ衆に苗字が存在せず、名前にも漢字が使われていないのは、原作者曰く「姫子と千歌音の関係に主軸を置いている」からとのこと。

あらすじ[編集]

剣神天群雲(ケンシンアメノムラクモ)が眠る、今は朽ちて誰もその存在を知らない月の社から物語は始まる。

まほろばの村にある私立「乙橘学園」に通っている普通の女子高生来栖川姫子と、学園のアイドル姫宮千歌音、姫子に恋心を寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染大神ソウマの3人は、平穏な毎日を享受していた。

ある日、日食の黒い太陽が照らす中で16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音は、遠い過去に邪神オロチを封印した陽の巫女と月の巫女ということが判明し、オロチの眷属たるオロチ衆に命を狙われる。実はオロチ衆であったソウマ自身も覚醒するが、大事な人である姫子を守るため、オロチ衆に叛旗を翻すのだった。

登場人物[編集]

来栖川姫子(くるすがわ ひめこ)
声 - 下屋則子
メインヒロインであり、乙橘学園高校1年生[注 1]にして剣神天群雲に選ばれた陽の巫女。後頭部に大きな赤いリボンを結んでいる。おとなしく引っ込み思案な性格だが、いざという時は危険も顧みない行動を見せる。
中盤まではソウマと良い仲になるものの、敵となった千歌音との戦いを通じて、自分が本当に愛しているのは千歌音だけであることを自覚する。そして千歌音と結ばれ、共に月の社に封印され、永遠に暮らす事を選ぶ。その後は双子の姉妹として転生した模様。
アニメ版では幼少時に両親を亡くした後、とある夫婦の養女となるが、養父からは虐待気味に扱われていた。その時の経験が元で髪に触られることに抵抗があったが、ソウマからの誕生日プレゼントである髪留めを彼に付けてもらったことで克服する。椎茸が苦手。「あたしのブレーメンラブ」の大ファン。最終的には千歌音の心を包み込めるほどの成長を遂げ、月の社に千歌音が封印されるときに再会を約束。再生された世界では、千歌音の記憶を失いながらも、想いだけは失わず、ソウマからの告白にも断っている。エピローグにおいて、とある交差点で千歌音らしき女性と出会った。
姫宮千歌音(ひめみや ちかね)
声 - 川澄綾子
もう1人のヒロインで月の巫女。乙橘学園高校1年生。才色兼備なお嬢様で、学園内では男女問わず非常に人気があり、ファンクラブまで存在する(構成員は全て女生徒)愛称は宮様(みやさま)[注 2]。生徒会副会長にして、弓道部など複数のクラブに所属している模様で、テニスではソウマ以上の実力者。馬術も嗜んでおり、愛馬の名はサンジュスト。
巫女として選ばれる以前から姫子を心から愛し、親友として振舞いつつ彼女を傷つけようとするものには容赦ない。姫子の幸せを願う一方で、ソウマには嫉妬していた。後に自分たちの未来を悟ると、姫子のために真意を伏せたまま、オロチとなった。姫子の純潔を奪い、ソウマからは武夜御鳴神を奪い、オロチ衆も壊滅させた。敵として姫子を苦しめ挑発し続けるが、自分の真意は姫子に看破されていた。その後、姫子と共に世界再生のために月の社に封印された。
アニメ版ではオロチになったことで弓矢を爆発式としたり、地球を死の星に変える威力を持つようになった。前世において世界を再生させるためとはいえ、姫子を手にかけたことへの償いのためにオロチとなり、ツバサ以外のオロチ衆を石化させて壊滅させた後、地球を破壊した末に姫子に殺されるが、姫子に許されたことで、1人の少女に戻ることができた。自分たちを阻む世界そのものを疎ましくも思っていたが、それでも姫子と一緒にいられる世界の平穏を願っていた。オロチとの戦いの後、姫子と2人だけの平穏な時間を過ごした後、来世での再会を姫子と約束し、月の社に封印される。再生された世界では自身の存在は消えていたが、エピローグでは彼女らしき女性が、姫子と会っている。
大神ソウマ(おおがみ ソウマ)
声 - 間島淳司
姫子の幼馴染であり、オロチ七の首でもある16歳の少年。乙橘学園高校1年生。真面目で優しい熱血漢だが、少々子供っぽく、姫子のことになると熱意が空回りすることも。学校にはバイク通学している。姫子と千歌音の16歳の誕生日の日にオロチにされて操られるが、姫子の巫女の力で自我を取り戻した後、幼い頃から好意を抱いている姫子を守るために、オロチの意思に逆らって、愛機の武夜御鳴神と共に反旗を翻し、実兄のツバサも属するオロチ衆と戦う。
文武両道にしてルックスや性格も良いことから学園の女子からの人気は高く、ジン様の愛称で呼ばれてもいる。学園内では千歌音とは「ゴールデンカップル」と噂されているが、互いに恋愛感情はなく、自身は千歌音に対しては敬意を抱いているが、アニメ版第5話では、姫子を守れなかったことで、千歌音に責め立てられて口論になった(最終的には両者とも謝罪)
幼少時、実の父親に虐待されており、その父親をツバサが殺害した後、施設に引き取られた末に大神家の養子になった。ツバサが目の前で父親を殺したショックから記憶を失い、その影響で塞ぎこんでいたが、施設で出会った姫子との交流で笑うようになった[注 3]。オロチ因子に逆らう代償として、ロボットに乗る度にオロチの呪い[注 4]を受ける。姫子の巫女の力の加護もあり、オロチ衆を打ち破っていき、ツバサと対峙した際には記憶を取り戻し、最終的にはツバサにも勝利するが、オロチとなった千歌音に武夜御鳴神を奪われてしまう。最終決戦では姫子と共に剣神天群雲に搭乗して戦うが、ムラクモを操縦した影響で呪いが一気に加速し、ムラクモと共にオロチとの戦いで相討ちとなる。作中一貫して姫子のために尽くし、努力した甲斐もあってある程度親密な仲になるが、再生前と再生後、どちらの世界でも姫子への恋心は報われず、再生後の世界は姫子と千歌音が存在しない世界だった為、姫子と出会わなかった。
アニメ版では第7話で姫子とキスをした際に姫子が悲しんで泣いてしまったことや、次の第8話での姫子の態度から、姫子の本当の想い人が自分以外(千歌音)であることに気づきはじめた様子。オロチの呪いで朽ちるも、ツバサに助けられて復活し、姫子と千歌音に時間を与えるために、オロチ退治を引き受けて、復活した武夜御鳴神を駆り、オロチを倒す。再生後の世界では以前の世界では出来なかった姫子の誕生日に告白。断られるが、幻の想い人を待ち続ける姫子にエールを送った。
5話と6話の間[1]に位置する出来事を描いたドラマCD[2]では、コロナが作り出した無数のドールの中から本物の姫子を見つけ出せなかった(逆に千歌音は即座に見つけ出している)。
オロチとしての心の闇は最後まで不明[注 5]

オロチ衆[編集]

ツバサ
声 - 松本保典
オロチ衆の首領格で一の首。ソウマの実兄。その実力は随一で、他のオロチ衆にも認められる程。武器は剣。
過去、ソウマに虐待を行う父親を刺殺し、少年院に入れられていたが脱走。その後、かなり荒んだ生活を送り、オロチとなった。この世の滅亡以上にソウマと兄弟に戻ることを望んでいたが、考えの違いから対立し、最終的には剣神天群雲に搭乗したソウマに倒される。再生後の世界では父殺しがなかったことになっているのか、カズキとユキヒトと一緒に酒を飲んでいた(ソウマと一緒にいるシーンはない)。
アニメ版では、性格がかなり歪んでおり、かつてはソウマの平穏な人生を願っていたが、ソウマの自我を消し去ってでもオロチにしようとしていた。姫子に対しても宿敵の巫女であること以上に、ソウマをオロチの道から外した元凶として憎悪を燃やすが、彼女の助力を得たソウマに敗北する。その戦いでソウマへの見方が変わり、千歌音との戦いの末、生きたまま消えていき、ソウマの覚悟を試すかのように自身の剣を与えた。ソウマがオロチの呪縛で死亡した際には、ソウマの前に現れ、好意が報われなくとも姫子の幸せを祝福したソウマの決意を認め、ソウマを復活させた。オロチ消滅後、ソウマに激励を送った。再生された世界では父殺しの件が残っているかどうかは不明だが、以前と同じようにソウマとは暮らしていない。また、前の世界の出来事を覚えているかのような笑みを浮かべていた。
ミヤコ
声 - 大谷育江
オロチ衆の副首領で二の首。ギロチの義姉。乙橘学園の関係者[注 6]であるシスター。鏡を用いて幻惑を行う。
物腰は柔らかいが、内面は陰湿。ツバサに恋愛感情を抱いており、オロチ衆では唯一、彼の過去を知っている。ツバサに対して危害を加える者は、誰であろうが許さない。しかし、ツバサこそが世界の支配者に相応しいと勝手に思い込んでいる為、本当の意味での理解者ではない。再生後の世界ではギロチと共に平穏な日々を過ごしているが、ツバサへの恋心がどうなったかは不明。
アニメ版では、戦争で人が死ぬのを見すぎたことで、神に裏切られたと思い込んだことからオロチになった。千歌音の姫子への好意を知ると、千歌音の心に揺さぶりをかけて、オロチ衆に引き込むことに成功するが、千歌音の手でオロチ衆を壊滅させられる。再生後の世界では義弟のギロチと共に布教活動を行っていた。
ギロチ
声 - 加瀬康之
オロチ衆・三の首。乙橘学園中学部番長[注 7]。常に鎖を武器として持ち歩いている。ミヤコの義弟。
粗暴な性格だが、ミヤコには頭が上がらない。スレンダーな女性が好みのタイプで、巨乳嫌い[注 8]。敵である2人の巫女に対し、姫子のことは「姫ちゃん」と呼ぶほど気にいり、恋心を抱くが、千歌音のことは巨乳ということもあってより敵視している。原作では、恋敵とはいえ姫子への恋心に嘘はないソウマを評価したり、普段は恐れているミヤコを千歌音の攻撃から庇うなど、粗暴だけではない一面も見せた。再生後の世界でもミヤコと暮らしている。
アニメ版では、戦争で元の家族が死亡したことでオロチになった。姫子への恋心は歪んで変態的なものとなっており[注 9]、千歌音への嫌悪も増し、彼女がオロチ衆に加わっても、相も変わらず挑発し、真っ先に石化された。再生後の世界ではミヤコと共に布教活動を行っていた。
コロナ
声 - 植田佳奈
オロチ衆・四の首。芸能界でアイドル歌手をしている少女。口紅を飛び道具として用いる。
最高順位は68位[注 10]と今一つ歌姫としてはパッとしないが[注 11]、仕事に向ける情熱はとても高く、アッパー系の性格。レーコとはケンカばかりしている。再生後の世界ではレーコと共に乙橘学園に居た。
アニメ版では、過去に枕営業に手を染めた経験があり[注 12]、それがトラウマかつオロチ化の原因になった。オロチ入りした千歌音に「いろいろ負けている」ことから嫉妬していた。再生後の世界でもアイドルを続けている。
ドラマCDでは単に姫子とソウマを消すつもりだったが、ソウマが好みだったので誘惑するも、結局は拒絶される。「ドール」という特殊能力を用いて姫子の精巧な分身を作り、場を混乱させた。
レーコ
声 - 能登麻美子
オロチ衆・五の首。売れっ子学生漫画家で、「あたしのブレーメンラブ」の作者。ペンは武器にもしている。
ダウナー系の性格。表には出さないもののオロチ衆に仲間意識を感じており、千歌音に倒される間際、コロナとネココに仲間意識を感じさせる台詞を告げた。再生後の世界ではコロナと共に乙橘学園に居た。
アニメ版では漫画家として成功したがために、漫画を自分の好きなように描けなくなったジレンマを抱え、それがオロチ化に繋がった。再生後の世界でも漫画家を続けているが、ジレンマは解消されたのか、楽しく描いていた。
ドラマCDではあくまで漫画家としての立場でサインをもらいに来た姫子と会うが、その際に姫子が褒めた箇所が自分の本位で無かったためか、姫子に対して突き放すようなことを言っている[注 13]。彼女自身は、本来もっと殺伐とした漫画を描きたい模様[注 14]
ネココ
声 - 野中藍
オロチ衆・六の首。猫耳と尻尾を生やしている少女。ネコナースであり、動物やオロチ衆の怪我を治す巨大な注射器は武器としても用いる。
天真爛漫な性格でいつもお菓子を食べており、語尾に「にゃーの」を付ける。再生後の世界ではミヤコ・ギロチ姉弟と一緒にいた。
アニメ版では、猫耳と尻尾があるのは、生体実験の被検体であったためで、それがオロチ化に繋がっている。再生後の世界では猫たちと仲良く遊んでいた。
ドラマCDでは姫子の焼いたクレープを一口食べて突っ返した[注 15]
七の首
オロチ衆・七の首。巫女側に付きオロチ衆と敵対する。大神ソウマを参照。
八の首
オロチ衆・八の首。存在を仄めかす会話がされていたが、本編では登場していない。初期設定では、如月乙羽だった。
ヤマタノオロチ
声 - 納谷六朗
オロチ衆の支配者である邪神。黒いボールのような姿をしている。部下たちのことは手駒としか思っておらず、千歌音の手でオロチ衆を壊滅させられても平然としていた。最終決戦ではオロチ魔神の集合体に宿ってムラクモと交戦。最終的にはソウマが操縦するムラクモと相討ちになった。
アニメ版では姫子と千歌音の手で真の力を発揮したムラクモによって魔神の体を破壊された後、ソウマと共に蘇った武夜御鳴神に倒された。

その他[編集]

如月乙羽(きさらぎ おとは)
声 - 西村ちなみ
姫宮家のメイド長。千歌音が心許している数少ない人物であり、自身は千歌音に好意を抱いている。再生後の世界でも姫宮家でメイド長をしている。初期設定ではオロチ衆の一人。
アニメ版では、千歌音とは年が近く、幼少時に姫宮家のメイドとなったことが描かれた。姫子に千歌音を横取りされたような形になった為、姫子に対しては、あまり良い感情を持っておらず、嫌がらせもしていたが、憎からずも姫子のことは認めている。千歌音の命を受けて東京にいる叔父の下に行き、手紙を通じて千歌音を姫子に託した。原作同様、再生後の世界でも姫宮家のメイド長として日々を過ごしているが、アニメ版では千歌音のことを覚えているような笑みを浮かべていた。
早乙女マコト(さおとめ マコト)
声 - 大谷育江
姫子の親友にしてルームメイト。愛称マコちゃん。陸上部に所属。オロチ衆の最初の侵攻に遭って負傷するが、へこたれず、持ち前の明るさで乗り越える。住んでいた寮が壊された後、村にある農家に下宿することになり、畑仕事を手伝わされるようにもなった。村人たちが姫子を捕らえようとした際には、姫子を助ける。
アニメ版では、オロチ衆の侵攻でインターハイに出られなくなり入院。一時は姫子との仲が疎遠になるが、姫子がイズミたちに絡まれていたところを助けたことで和解する。ソウマのことは他の女生徒同様に「ジン様」と呼んではいるが「あやつ」とも呼んでいることから、そこまで入れ込んではいない模様。再生後の世界でも姫子とはルームメイト。
大神カズキ(おおがみ カズキ)
声 - 斉藤茂一
ソウマの義兄。民俗学者。厳しくも優しく姫子達を見守る。アニメ版では、学者兼代々巫女達に仕えてきた一族の末裔として、姫子と千歌音に巫女の衣装を渡した。
ユキヒト
声 - 南央美
カズキと一緒に古代の遺跡を巡っている大学生。作品内では数少ない良識人だが、他のオロチ同様に苗字不詳であることやアニメ版では時折、重要なシーンで彼一人がアップになる[注 16]など主要キャラである事を匂わせる演出もあるため、正体に関して諸説が入り乱れた。
アニメ版及びドラマCDでは、ソウマに纏わりつくなど奇怪な面もあったが、第3話ではオロチの呪いに苦しむソウマを気遣ったり、第5話でソウマの過去を知った際には同情するなど良心的な面も描かれた。
イズミ
声 - 浅井清己
千歌音の追っかけリーダー格。千歌音を強く敬愛している反面、姫子に嫉妬している。姫子に対して陰湿な行動をとり、千歌音がいなくなった時には責め立ててくるが、マコトに追い払われる。その後オロチの決戦最中の避難時に階段から足を踏み外すが、マコトに助けられ一緒に大神神社に避難する。
ミサキ、キョウコ
声 - 峯香織(ミサキ)、田上由希子 (キョウコ)
2人ともイズミの取り巻き。
姫宮翁
千歌音の祖父で、姫宮財閥の代表者。アニメ版では未登場だが、原作版ではオロチの後ろ盾として暗躍する。
アメノムラクモ
声 - 田中敦子
剣の姿をした神。この世をオロチから守る者ではあるが、そのために2人の巫女を犠牲にしている。

オロチ神と剣神天群雲剣[編集]

ロボットのような外観を持つ。日本神話に登場した神々がモチーフとなっている。

嶽鑓御太刀神(タケノヤスクナズチ)
一の首・ツバサが使用。外見は武夜御鳴神に似ているが、相違点としては背部にビームウイングが付いており高い機動力を持ち、武装やパワーも武夜御鳴神より強力なものとなっている。千歌音が乗り込んだ武夜御鳴神と戦った時は牙を剥き出しにした素顔を露わにしている。
ツバサの技量もあり他のオロチロボを寄せ付けない。武器は剣が主体となるが腕から怪光線・胸から熱線など豊富。
八雄炬御鎚神(ヤツノオノコシズチ)
二の首・ミヤコが使用。オールラウンドに戦えるものの零距離戦を苦手とする。武器は触手状のドリルや放電。更には隠し腕まで備える。
飛埜御脚神(ヒノアシナズチ)
三の首・ギロチが使用。ギロチ本人は「ギロチ専用ガンギャル」と呼んでいる。右手が異常に大きいが、そこに自分の体を入れて体当たりをする「メガトンナックル」が最大の武器。左手からは鎖を出して、相手を行動不能にする事ができる。
大宇邊御蟲神(オオウベノセナヅチ)
四の首・コロナが使用。コロナ本人は「ファイナルステージ」と呼んでいる。移動時は太陽をモチーフにした形態に変形する。人型時は、下半身が妖怪“磯女”のように長い尻尾が現れる。武器は怪光線や溶解液など。
火殊羅御雹神(ホノシュライズチ)
五の首・レーコが使用。土偶型の機体で裏表に顔があり、その顔から火炎や吹雪を出して攻撃する。人型にも変形できる。
鋳都祓御霊神(イズハラノタマズチ)
六の首・ネココが使用。ネココ本人は「にゃーにゃー」と呼んでいる。機体は鈍重ながら、オロチ一とも言える火力が売り。ほとんど移動要塞に近い形態をしている。
武夜御鳴神(タケノヤミカヅチ)
七の首・大神ソウマが使用。序盤戦から中盤戦までの主役メカ。格闘用の剣、腕部が変形した大小2種類のビーム砲「射魔破弾」と肩部分から円盤状のエネルギー弾を飛ばす「飛光斬盤」も装備しているが、基本的には肉弾戦を主体としている。必殺技は両肘から展開した端末からのエネルギー弾で相手の動きを止め、ダッシュと共に放つパンチでトドメを刺す「日輪光烈大撃破」。サッカーボールのように蹴って放つ「日輪烈光・飛天鳳凰脚」や同乗した姫子の巫女の力で強化された巨大エネルギー弾を放つ「日輪光烈絶撃破」といったバリエーションも存在する。第7話で姫子と共に乗り込んだ時は全身が金色に輝き、コロナ、レーコ、ネココのオロチロボをまとめて破壊する程のパワーを発揮した。
物語後半ではオロチとなった千歌音が使用するようになるが、アニメ版ではビームの矢を放つ弓を装備して、全身の配色が赤となり、フェイスマスクはキバの生えた口に変わった[注 17]。また、ヤマタノオロチに合体するときは他のオロチロボを統率する役割を果たす。最終話でソウマと共に復活した際は、見た目は最初の武夜御鳴神だが、嶽鑓御太刀神のビームウイングも装備した状態で復活。クリスタル色になった状態で「日輪光烈大撃破」を放ち、ヤマタノオロチの本体を撃破。オロチ本体を倒した影響か、武夜御鳴神も岩となって砕けた。
翼脊深御観神(ヨクセミノミズチ)
八の首用の鷹型ロボ。八の首が不在だった為、無人で動いていた。人型にも変形するが、下半身がドリル状になっていて攻撃戦法は飛埜御脚神と同じで相手に突進する。当初は各オロチロボに搭載された脱出メカであるような演出であった[注 18]。初期設定では八の首として如月乙羽が乗る予定だった。
邪神八岐大蛇(ジャシンヤマタノオロチ
全オロチロボが合体した邪神。怪光線や巨大な剣、噛み付きが武器。
剣神天群雲剣(ケンシンアメノムラクモノツルギ
本来は姫子と千歌音が召喚する剣神。全身に剣を装備した機体で、頭部から強力な光線も撃てる。このほか、回想シーンでは姫子と千歌音の前世たちが操縦していた頃は光で出来た剣を使っていた。また、巨大な剣の姿に変形する事も出来る。終盤戦の主役メカで当初は姫子とソウマが搭乗、最終決戦では姫子と千歌音が搭乗した。

テレビアニメ[編集]

2004年10月から同年12月まで放送された。全12話。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Re-sublimity
作詞・歌 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 高瀬一矢
エンディングテーマ「agony」
作詞・歌 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 中沢伴行
挿入歌「Suppuration -core-」
作詞・歌 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 高瀬一矢

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 メカ作画監督
1 常世の国 植竹須美男 柳沢テツヤ 川口理恵 塩川貴史
2 重なる日月 柳沢テツヤ 藏本穂高 北野幸広 福島秀機
3 秘恋貝 一分寸僚安 三宅雄一郎 森前和也 森田岳士
4 思い賜うや 花田十輝 鷹野大 江上潔 中島美子 塩川貴史
5 夜闇を越えて 植竹須美男 南康宏 西山明樹彦 石橋有希子 西井正典
6 日溜まりの君 花田十輝 福島一三 水野健太郎 赤尾良太郎 -
7 恋獄に降る雨 植竹須美男 鷹野大
柳沢テツヤ
長澤和宏 川口理恵 塩川貴史
8 銀月の嵐 中村憲由 長森佳容
9 黄泉比良坂へ 久保太郎 内田順久 T・T・B
10 愛と死の招待状 鷹野大 新田義方 櫻井正明 塩川貴史
11 剣の舞踏会 こでらかつゆき 福本潔 田中基樹
12 神無月の巫女 柳沢テツヤ 藤井まき 塩川貴史

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分 備考
千葉県 ちばテレビ 2004年10月1日 - 12月17日 金曜 24:30 - 25:00 独立UHF局
神奈川県 tvk 2004年10月2日 - 12月18日 土曜 25:00 - 25:30
日本全域 チャンネルNECO 2004年10月4日 - 12月20日 月曜 25:00 - 25:30 CS放送 リピート放送あり
京都府 KBS京都 月曜 25:25 - 25:55 独立UHF局 [注 19]
埼玉県 テレ玉 2004年10月7日 - 12月23日 木曜 25:00 - 25:30
中京広域圏 メ〜テレ 2004年10月13日 - 12月22日 水曜 27:08 - 27:38 テレビ朝日系列
日本全域 AT-X 2005年9月8日 - 11月24日 木曜 11:00 - 11:30 CS放送 リピート放送あり

ラジオ[編集]

ラジオ神無月とは、2004年10月 - 2005年3月の間にTE-A roomで配信していたインターネットラジオ番組である、パーソナリティは間島淳司下屋則子

商品[編集]

コミック
介錯 『神無月の巫女』 全2巻(月刊少年エース / 角川書店
主題歌CD
KOTOKORe-sublimity』(ジェネオンエンタテインメント
ドラマCD
『神無月の巫女 5.5話 君の舞う舞台』(フィフスアベニュー)
DVD
『神無月の巫女』全6巻(東芝エンタテインメント
DVDボックス
『神無月の巫女』
発売元:(東芝エンタテインメント
販売元:(ジェネオンエンタテインメント
神無月の巫女 オリジナルサウンドトラック

他作品との関連[編集]

原作者・主要スタッフと製作会社が同じ作品『京四郎と永遠の空』に、この作品の登場人物をモチーフとした主要登場人物が複数存在する[3]。同番組のウェブラジオの司会はラジオ神無月の司会である下屋と間島の両人が引き続き担当。『超絶対美少女天使エンゼルハート』『十字架トライアングル』『絶対少女聖域アムネシアン』にも、本作の主要人物たちに類似した登場人物が度々登場している。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ テレビアニメ版公式ホームページでは高校2年生
  2. ^ おにいさまへ…のパロディ。
  3. ^ アニメ版では施設での出会いはない。
  4. ^ 体に紫の鱗が生え、それが体を覆いつくした時、身も心もオロチに侵される
  5. ^ 幼少時の肉親間の惨劇がオロチ化に繋がったと思われるが、真相は不明。
  6. ^ アニメ版では学園の関係者ではない。
  7. ^ アニメ版第1話では不良仲間と思われる学生たちと共にいた。
  8. ^ その原因は、ミヤコからたびたび折檻を喰らったトラウマ。
  9. ^ ドラマCDでは「鎖に繋いで散歩したい」と発言している。
  10. ^ レーコに最高69位と言われるのを68位と訂正するのが作中におけるお約束である。
  11. ^ しかもレーコのコミック作品『あたしのブレーメンラブ』のアニメ主題歌としての売れ筋であり、コロナ本人も声優としてジェニー役をやっているがコロナ本人より役のジェニーとしての方が有名になった。
  12. ^ 無理矢理そういうことになったのかどうかは不明。
  13. ^ 姫子もレーコの事情は知らないが何か自分が気に入らない事を言ったと感じ取った
  14. ^ レーコ本来の作風は姫子たちファン層が望む物とあまりにかけ離れており、編集はその路線はまずいと強引に予定調和の展開にしてもらっている模様。
  15. ^ 元々他の屋台で食い逃げをしたこともあるが、原因として姫子の作ったクレープ生地が甘過ぎたためネココは姫子に突っ返した。因みにその事でイズミらから嫌みを言われるが、千歌音がそのクレープを美味しいと平らげた。
  16. ^ 例えば、第1話で出現したオロチロボを見て驚いているカズキを横に、何か知っているかのように目を細める
  17. ^ 千歌音によると、その姿こそが武夜御鳴神の本来の姿らしい。
  18. ^ オロチロボの爆発シーンを背景にして上空に飛行するシーンが使いまわされていたため、本来の大きさが判りづらくなっていた。
  19. ^ 関西では当初、サンテレビで放送予定だったが、急遽、KBS京都へ変更された(放送開始直前のジェネオンのフリーペーパーに記載)

出典[編集]

  1. ^ GOODS - DVD&CD”. 神無月の巫女 公式サイト. 2010年9月2日閲覧。
  2. ^ 第5.5話「君の舞う舞台」。
  3. ^ 氷川竜介. “「京四郎と永遠の空」|【アニメ】はバンダイチャンネル”. バンダイチャンネル. 2013年4月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]